イスタンブールの表の顔と裏の顔

当ブログは『金丸文武オンザロードアゲイン』へ移転しました。

3秒後、自動的に転送いたします。

自動的に転送されない場合、
こちらをクリックしてください。




2016年5月19日(木曜日)
【トルコ】 イスタンブール





トルコ人って巨乳が多い。

基本Eスタートみたいな感じだ。



しかもみんな超絶可愛いし、欧米人みたいに大柄じゃないし、クリクリしててすごくアジア人ウケするルックスだと思う。



日本だったら聖域と言われる民族、ロリ巨乳たちがそこらじゅうを歩いている。







もはやみんな巨乳すぎて逆に貧乳がモテるんじゃないだろうか。


日本は巨乳がレアだから巨乳がありがたがられるけど、巨乳ベースの国では巨乳はそんなにモテないのかもしれない。巨乳って言いすぎですか?

















さて、パイのネタから始まって今日のお昼ごはんはパイですよタベルトラベルさん。


あ、いやパイじゃなくてトルキッシュピザですね。


こうやって細くのばした記事に具を乗せて焼くシンプルな料理なんだけど、これがすごく美味しい。



しかも宿の近くにめっちゃローカルなピザ屋さんがあって、ここは注文してから目の前で窯で焼いてくれる。












なので記事がモチモチしててすごく美味しい!!

値段はひとつ8リラ。300円。
1人だったらお腹いっぱいになれるサイズ。







これを買っていつもの食堂に行ってみんなに挨拶してオカズとコーラ。












ああああああああああ!!!!!!イスタンブール好きすぎる!!!

ご飯が美味しい国はそれだけで人生薔薇色だよなぁ。





































オッちゃんたちのたまり場になってるチャイ屋さんの前を歩いていたら、オッちゃんたちに呼び止められ、何言ってるかひとつもわからんけどチャイをおごってもらって快調な滑り出しで今日もいつものタクシムにやってきた。

目抜通りのイスティクラル通りはお昼ということでそんなに人通りも多くはない。


温かい日差しの下を人々がゆっくりと歩いていて、夕方のような大混雑はまだない。


路上をするならこれくらいがちょうどいい。


他にも何人かパフォーマーがいるけど、夕方組とは顔ぶれも違うようだ。



















というわけで早速路上スタート。























順調に人だかりを作りながら歌い、3時間やってあがりは、





150リラ。5500円。
1ユーロ。123円。
100パキスタンなんとか。104円。



パキスタンのお金どうしよう……………


誰かパキスタンに行く人がいたらお渡しします。



トルコ人の男前と写真を撮って17時のアザーンが鳴って今日の路上は終了。








美女も!!






















イスタンブールは日が沈むのがだいぶ遅くて完全に暗くなるのは21時くらいだ。






なので一旦宿に戻って荷物を置いたら買い物がてら散歩することに。


ちょっとスケッチブックが欲しい。


今俺が使っている路上看板はカナダで作った段ボールのものだ。

旅の前半は歌だけで稼いでやるという思いでヨーロッパではずっと看板は出していなかった。


でもやっぱり看板を出すことで自分が何をしてる人間なのかすぐに理解してもらえるし、旅してる外国人ということをアピールすることで色んなことから守られる。

友達もできやすくなるし。





トラベリングアラウンドザワールドのトラベリングのLがひとつ多いという誤字の看板だけど、それも味だ。

すでにボロボロになっているけど愛着があるのでこのまま使いたい。




でもここから先はヨーロッパ。

英語をほとんど理解しない人ばかりの国々だ。


なのでスケッチブックを買って、それぞれの国ごとのトラベリングアラウンドザワールドを書いていこうかなと思ってる。

理解してもらいやすいし、それぞれの言語のトラベリングアラウンドザワールドを記念に残すことができるし。














スケッチブックを探してガラタ塔の近くの裏路地をうろちょろしていたら、何やら雰囲気の悪いエリアに入ってきた。





イスタンブールはだいたいどこもオシャレなカフェがあって活気があってとても綺麗だ。


しかしここは通りの店舗が全てシャッターを閉めており、路上にゴミが散乱して、落書きが多い。


ひと気がなく、かなり不穏な空気に満ちていた。














「ここ怖いね………」



「うん、イスタンブールもこんなとこあるんだね…………」














どうやらスラムに迷い込んでいたらしく、そそくさとそのヤバそうなエリアから抜け出そうと歩く。


それにしても落書きの数が尋常じゃない。

ありとあらゆる壁やシャッターにスプレーの落書きがされている。


イスタンブールでもこんなところがあるんだな。

いつもなら1人でガンガンそんな裏路地に入っていってどローカルな食堂でご飯食べてるところだけど、今はカンちゃんがいるんだから安全第一でいないと。

















それから川沿いに出てのんびり岸壁を歩いた。





ここまで来ると観光客も多く、みんな楽しそうに焼きトウモロコシをかじっている。

この岸壁にはポスポラス海峡を挟んだアジアサイドとの渡し舟の発着場があり、たくさんの人で賑わっている。









レストランも多く、客引きもみんな声をかけてくる。


イスタンブールの客引きの声かけは本当に素敵だ。



みんな楽しいジョークを交えて軽やかに声をかけてきて、考えさせてねと断るとウィンクしてさっと身を引く。


客引きすらもオシャレで優雅だ。




















レストラン街を抜けてぶらぶらと歩いていると、ふと小さな細い通りに人がちらほら歩いているのが見えた。


ん?なんでこんな何もなさそうな通りを人が歩いているんだろう?


気になってそっちに入っていって驚いた。














別にこれといって大きな建物もない小さな路地裏。

そこに無数のカフェやバーがひしめいていた。


通りの頭上にブドウの木が茂った素敵な通りで人々が楽しそうに会話を楽しんでいる。



あまりにもオシャレ!!!


お店も、そしてここにいるお客さんたちもみんな尋常じゃないくらいセンスのいい人たちばかりだ!!



























うおおお、こりゃテンション上がる。

どうやらこの場所はイスタンブールの先進的な人々が集まるオシャレスポットのようだ。



古着屋さんやファスフード屋さん、個性的なカフェが迷路のような路地裏のあちこちにひしめいている。


おいおい、こりゃ明日ここで歌ったらめっちゃ楽しいことになるんじゃないのか!?



めっちゃいい場所見つけたぞ!!



























明日は金曜日。
きっと人もたくさんいるはずだ。


よーし、イスタンブールライフ楽しくなってきたぞー。


いやー、古い町、新しい町、アジアの熱気とヨーロッパの優雅さ、美味しいご飯とチャイの苦味と甘み。


なんて旅人を魅了してくれる町なんだイスタンブール。




明日も頑張るぞ。

そして晩ご飯がやっぱり死ぬほど美味い!!!!!












旅の動画、6000円の世界一周日記、コンタクトはこちら。

金丸文武 HP





ブログのランキングというやつをやっています。
ここをクリックしたら投票されます。
良かったら押してください。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村




ブラジリアンハップン

当ブログは『金丸文武オンザロードアゲイン』へ移転しました。

3秒後、自動的に転送いたします。

自動的に転送されない場合、
こちらをクリックしてください。




2016年5月18日(水曜日)
【トルコ】 イスタンブール






今日は夕方から路上を試す予定なので日中はまだほとんど回っていないイスタンブールの観光をすることに。



俺はもう前回ほとんど回っているけど、カンちゃんは今回が初トルコだ。

イスタンブールはそれなりに見所も多い。


というわけで2人とも手ぶらで出発。

あぁ、手ぶらで町歩きできるって嬉しいなぁ………………








お気に入りのカフェ。

めっちゃローカルで、大きい紅茶が2リラ。70円。

普通なら3リラくらいする。
















































オッちゃんたちの溜まり場になってる近所の食堂でビーフケバブのプレートとパンをムシャムシャ食べたら、旧市街方面に向かう。


今日もとてもいい天気で、ガラタ橋から見渡すイスタンブールの町並みがため息が出るほど美しい。




トルコ人釣りしすぎ。



















「ケバブケバブ!!ハマム!!」



写真を撮ってるだけでオッちゃんに呼ばれて釣りさせてもらえるというトルコ人の優しさ半端ない。

何言ってるかひとつもわからんけど笑顔だけで全て理解できる。













もう本当イスタンブール綺麗!!








ポストカードまでめっちゃオシャレ。







このポストカードなんて木の板でできてる!オシャレすぎる!!













それからお土産物ストリートを歩いて行くと、しばらくして巨大なモスクが見えてくる。

アヤソフィアだ。







もともとクリスチャンの教会だった建物をオスマン帝国がモスクに再利用した建物で、当時の文化や宗教が混ざり合った非常に貴重な文化財となっておりますが入場料40リラなので泣き崩れる。



1500円て……………どうしてだよ……………


隣のブルーモスクは無料なのに……………









今はマジでそんな余裕ないのでブルーモスクだけ中に入ることにした。







入り口で髪と体のラインを隠すための無料のカバーを借りてカンちゃんだけ装着。







ただのコソドロですか?

可愛いなぁ。















中はたくさんの観光客でひしめいていた。

天井に青いペイントがされていることからブルーモスクと呼ばれているこのモスクもまた、アヤソフィアに引けをとらない巨大なものだ。

礼拝者たちは観光客を気にすることなく、黙々と祈りを捧げている。


ぼんやりと光るライトの下、2人で静かにイスラムの世界を実感する。



ここもまたあの時1人で全部の荷物持って見に来たよなぁ。


























ハーバーで潮風に吹かれながらお決まりのサバサンドを食べ、これマヨネーズ入れたら絶対めっちゃ美味しいのにねって話しながら橋を渡り、宿に戻った。


よし、そろそろ仕事に行くぞ。


今日はタクシムは避けて他のエリアを探ってみることに。





夕方なのでレストラン街はどうだろう?

タクシム広場の反対側にのびる目立たないレストラン通りのほうに行ってみると、3ブロックほどの区域にたくさんのカフェやレストランが並んでいる場所がある。


ここかなぁ、と悩みながら歩き回ってみる。


でもどうにも人が少ない。

もうちょっと遅い時間になったら増えるのかもしれないけど、もしアテが外れたら今日のあがりゼロだ。


このレストラン街はなし。












夕方のタクシムは帰宅の人たちやご飯に出てくる人たちで日中よりもかなり賑わう。

この広い通りがまともに歩けないくらいに人波でごった返す。


そしてそれを狙ってストリートパフォーマーたちも日中の倍くらいに増えている。









広場のほうではトルコの民族楽器をバンド演奏してるグループもいるし、高校生くらいの子供たちが恥ずかしそうにギターを弾きながら歌っていたりする。


そんなパフォーマーたちがこのタクシム周辺のありとあらゆる場所で演奏しているので場所とりも難しい。


こうなってくると生音の弾き語りは結構厳しい。



キチンと目について、周りに誰もいないポジションを確保しないといけない。




















場所を探してだいぶ歩き回り、中心部からかなら離れたところにタクシムの地下鉄の地上入り口を見つけた。


ここは新市街から仕事終わりで流れてくる人もいれば、タクシムに遊びに行ってた人たちが帰ってくる場所でもあるようで、そこそこ人通りもあるようだ。



というわけで早速、歩道沿いでバスキングスタート。







うん、まぁまぁ入る。

目の前が車道だけど、インドみたいなクラクション地獄ではないので充分歌えるぞ。


しかしここは地下鉄の入り口。

しばらくやって感じたけど、地下鉄に向かう人はみんな足早で、一直線に通り過ぎて行ってなかなか足が止まらない。


うーん、微妙だなぁ。



1時間ほどやってみたけど、いつものタクシムの通りでやるのとほとんど変わらないのでやはりそっちで安定のポジションに移動することに。




















トルコは日が沈むのがかなり遅く、20時を過ぎてもまだ町は明るいままだ。

人通りは半端じゃないことになっており、通りが完全に埋め尽くされている。



さらに昨日やったポジションに他のバスカーが陣取っていて新たな場所を探さないといけなかった。


この時間になると通りはパフォーマーだらけになってほとんどやれそうな場所がない。


人通りはとにかく凄まじいので早くやりたいんだけど場所が見つけられなくてもどかしくてしょうがない。
















そんな中ようやく1ヶ所、シャッターの閉まってる店舗前を見つけて、すぐさま路上開始。


しかしあまりにも人通りが多すぎて雑踏に紛れてしまい声が響かない。

ちらほらとしかコインが入らず、げんなりしていると、今度はおじさんたちが声をかけてきた。




「ハロー、ここで路上をやってはいけないよ。」




どうやらおじさんたちは私服警官らしく、路上ストップの注意を受けてしまった。


もうこうなったらやめるしかない。






でもおかしいよな。

昨日警察署のど真ん前で歌っていてまったく何も言われなかったのに、今日は言われてしまった。


おそらく、夕方から夜にかけては解禁地区であるタクシムでも路上は禁止になるということなんだろう。




そうかー。ということはこのタクシムは日中が勝負時間になるということか。



今日はほとんど稼げなかったけど、このイスタンブールでの稼ぎかたがなんとなく、少しずつわかってきた。



その町のバスキング事情に頭の中をチェンジしていかないとな。


明日は日中に歌うぞ。

あがりは49リラ、1800円。残念。



















イスタンブールで最安のビールは多分5リラ、180円。近くのスーパーでそれをゲットしたらいつもの食堂でご飯を買って宿に帰った。






部屋のブラジル人の女の子、ビアちゃんが今日はいくら稼げた!?とニコニコしながら聞いてくる。

本当こんなフレンドリーで、でも距離感をうまく保ってくれる人がドミのメンバーだとすごく居心地がいい。


キャッキャとよく笑って、すごくいい子。









「もうトルコって本当にストレンジなの!!カウチサーフィンって知ってる?あれにイスタンブールに行きますって投稿したんだけど、そしたらどうなったと思う!?1日よ!1日で100件のメールが来たの!ストレンジよ!!だいたいブラジル人の女っていうだけで外国人に軽いって思われちゃうのよねー。」




んー、別に軽いとは思わないけど、確かに情熱的で性におおらかな国ってイメージはあるよなぁ。

ブラジル人の女の子1人旅ってそういう意味で男たちからのアプローチがすごそうだ。



メールを送ったトルコの男たちも、おお!ブラジリアンガールの1人旅だと!!チャンスでしかねぇ!!ってめっちゃ興奮したんだろうな。





「このビアちゃんのフェイスブックの写真に写ってる子ってビアちゃんの妹?」



「違うわよ。娘。」



「えええ!?めっちゃ大きい娘さんやん!!ビアちゃんいくつなの!?」



「16歳の時の子供なのよー。ブラジリアンハップンよ。ブラジルでは普通!」





ブラジリアンハップンて。

やっぱりブラジルは性におおらかな国だなぁ…………




ああ、明日は稼がないとな!








旅の動画、6000円の世界一周日記、コンタクトはこちら。

金丸文武 HP





ブログのランキングというやつをやっています。
ここをクリックしたら投票されます。
良かったら押してください。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村





イスタンブール久しぶりの路上!

当ブログは『金丸文武オンザロードアゲイン』へ移転しました。

3秒後、自動的に転送いたします。

自動的に転送されない場合、
こちらをクリックしてください。




2016年5月17日(火曜日)
【トルコ】 イスタンブール






ドミトリーにいるブラジル人のバッグパッカーたちにどんな旅をしてるの?と聞かれ、これまでの世界旅の話をすると、ウワォ!!すげぇ!!と、そこそこ尊敬の眼差しを受ける。


ブラジル人の彼らは数ヶ月くらいで各地を転々とする旅をしてるところだったので、歌で稼ぎながら世界一周をしたという話にめっちゃ食いついてきた。




「でもブラジルには行ってないんだけどね。ごめん。」



「なんだってぇ!!南米に行っといてブラジル行ってないなんて犯罪だぞ!!シュラスコは世界一の食べ物なのに!!」





野宿やヒッチハイク、バスキング。



そんな各地でのエピソードに大笑いしてくれる彼ら。

話も上手だし、明るくて人懐こくて、やっぱり南米の人たちって好きだなぁ。


また夜にねーと挨拶して宿を出発した。



























近所のオッちゃんたちが集まる食堂で食べるご飯が美味すぎてたまらなくて、一口ごとに足をバタバタさせてしまう。


はぁっ!!

おふぅっ!!


って悶絶レベルだ。


塩加減も、油の旨味も、そして野菜なんかの素材自体の味わいも、全てが美味すぎる。

毎食が楽しみで仕方ないよ。
















洗濯物がたまっていたので食堂でランドリーの場所を聞いてみたんだけど、英語がまったく通じない。

でもオッちゃんたちはみんな普通にトルコ語で話してくる。


外国人に対して英語を使おうという気がまったくないところがたまらなく嬉しい。

これだったよなぁ。ヨーロッパはずっとこんなだった。日本人よりも英語が喋れない国ばっかり。


そう考えるとインドって本当に充実した英語圏だったなって思う。










オッちゃんたちは英語は喋れないけどそれでもそこはトルコ人。

食堂でチャイを飲んでいた爺ちゃんが立ち上がり、着いてきなと店を出て行った。


爺ちゃんの後ろを歩いて行くと、地元の人が歩いてる生活路地のドアのひとつに入っていった。






半地下になってるその室内にはたくさんの洗濯機が置いてあって、山盛りの洗濯物で溢れていた。


おお、こりゃローカルだな。




値段を聞くと、1キロで4リラだった。150円。

ネットで調べた限りでは、イスタンブールの洗濯物屋さんはだいたい1キロ12リラとかだったので、それに比べるとかなり安い。

さすがローカル地域はなんでも安い。




明日のお昼頃に取りにきなーと笑顔で言ってくれたおじちゃんたち。

連れてきてくれた爺ちゃんも、外国人に親切にしたことを手柄のように誇るのではなく、何事もなかったかのように石畳の町に歩いて行った。


あぁ………もうトルコなんなの…………












道沿いにはいくつものカフェがテーブルを外に出しており、そのどれもがオシャレで可愛らしい。

テーブルクロス、木の椅子、チョコンと置かれた小さな植木、人形の置物。


全てが可愛らしくて嬉しくなる。


猫がそこらへんの路駐された車のボンネットで日向ぼっこをしているし、その車の陰には誰が置いているのか猫たちのための餌箱がある。



町の人たちが猫や犬をみんなで可愛がっているし、それらの路上の動物たちの耳にはだいたいタグがつけられている。

キチンと町で管理されているんだろう。


動物たちはみんな無防備にお腹を出して寝転がっており、その横を爺ちゃんが杖をつきながら歩いていく。



ソッコーで保健所送りにする日本、ほったらかしで狂犬病の野犬まみれのインド、タグをつけて町で放し飼いをするトルコ。



どれがいいんだろうな。インドのはダメだと思うけど。



























イスタンブールはポスポラス海峡沿岸に栄える港町で、坂の町でもある。

急な坂の斜面にびっしりと建物が密集しており、歩くのは大変だけど、その分坂の隙間から見える港や海の風景は心に染み入る美しいものだ。

函館や長崎を思い出す。




そんな坂道をハァハァ息を吐きながら登って行くと、パッと大通りに出た。

ここはイスティクラル通り。イスタンブールのメイン通りだ。







広々とした市民の憩いの場であるタクシム広場からのびるこのイスティクラル通りは全長500メートルくらいあるのかな。


通りの両側にはブランド物の洋服屋さん、レストラン、化粧品屋さんなどなど、びっしりとオシャレなお店がどこまでも続いており、高い建物に囲まれた谷間に溢れそうなほどたくさんの人がひしめいている。


歩いているのはだいたい地元の人たちで、ブルーモスクとかがある旧市街側みたいに観光客はそんなに歩いていない。


あっちは中国人ツアー客とかがひしめいている。



老人も若者も、みんな楽しそうに歩いており、その華やかな賑わいに心が落ち着いていく。

あのころのヨーロッパの町だなぁ。












そんなあまりにも平和な光景を見ていると、トルコが現在テロに脅かされている国にはとても思えない。


アンカラ、イスタンブールを中心にたくさんの爆破テロが発生しており、そのニュースは日本にいるころによく聞いていた。



今年の3月、つい2ヶ月前に発生したイスタンブールでの自爆テロは、まさにこの人で溢れるイスティクラル通りで起きている。犠牲者は4人。





現在、トルコ全体で日本人観光客は激減してるとのこと。

そりゃそうだ。いつテロに巻き込まれるかわかったもんじゃない。


でもそれでもイスタンブールは毎日たくさんの外国人観光客で賑わっているし、ホテルを取るのも一苦労するくらいだ。





テロは交通事故みたいなもの。


確かに北海道ならテロは起きないだろうけど、イスタンブールにいたとしても巻き込まれる可能性はすごく低いと思う。

トルコの現地の人も、テロは確かに起きてるけど人々は変わらず暮らしてるんだよと笑っている。


だからと言ってオススメはしないけど。





本当、とても信じられない。

この美しい穏やかな通りでいきなり爆発が起きるなんて。




向こうの方から人ごみをかき分けて赤いチンチン電車がやってきた。


イスタンブール名物の赤いレトロな路面電車だ。


面白いことに歩行者天国の通りのど真ん中を走っていくというのに、線路に柵も何もない。

ゆっくりと、チンチンと音を鳴らしながら走る電車をみんながササっと避け、そして飛び乗っていく。




あまりにも微笑ましい光景に胸が締めつけられる。

よし、ここで路上やろう。






















イスティクラル通りは路上解禁地区だ。


前回イスタンブールで何も知らずにブルーモスクの近くで歌おうとして2秒で警察に捕まって警察署に監禁された素晴らしい思い出がある。大晦日に。1年最後の賑わう町で。


もうイスタンブール嫌い!!って思ったんだけど、そのときお巡りさんが言っていた言葉。




「タクシムに行け。そこならやっていい。でも今度見つけたらギター没収だからな。」




ど、どっち!?!?飴とムチがひどいの!?ってなって結局ギター取られるのはシャレにならないのでイスタンブールではそれ以上路上はしなかった。



しかしその後、たくさんの路上ミュージシャンたちがタクシムでやっているという情報を見るようになり、やはりタクシムはイスタンブールの中でも唯一路上が認められてる場所なんだと知った。


でいうか観光地ど真ん中のあのブルーモスク周辺が厳しいだけで、本当はあのあたり以外ならどこでもやれるのかもしれんけど。


















実際にイスティクラル通りを歩いてみると、通りにはたくさんの路上パフォーマーたちがシノギを削っていた。

でもバリバリのセミプロが超ハイレベルなパフォーマンスをかましているオーストラリアやアメリカとは違い、地元の人がテキトーに趣味レベルの演奏をしているような感じだ。


みんなコインがちょろちょろ入っているだけでほとんど稼いでいない。


しかし数が多いのでその一部に紛れてしまう可能性は高い。


とりあえず気合い入れてやってみることだ。














ヨーロッパの路上で気をつけなければいけないのは、周りのお店や住宅に対して迷惑にならないこと。


店舗の入り口でやるのはもってのほかで、ショーウィンドウの前で商品の邪魔になるのももちろんダメ。

空き店舗を探さないといけない。



いい感じのシャッターが閉まっている空き店舗があったとしても、その上がアパートになっているとNGの可能性が高い。

部屋の窓が開いていたらまず無理。

うるさいよーと怒られてしまう。




でも中には、最高だぜー!キープドゥーイン!!とギターケースめがけて窓からお金を投げ込んでくれる素敵な人も結構いるのでこれはやってみなきゃわからない。





そしてヨーロッパはアメリカやオーストラリアと違って歩行者天国の静かな通りがメインのスポットになるので、車道がなく、その分静かなのでアンプを使う必要がない。

むしろアンプ禁止のバスキングルールがある町がほとんどだ。



現在ドイツにいるゾロさんもそれで悩まされてるみたい。


でもあの頭脳派ゾロさんなら的確に分析してヨーロッパに合ったバスキングを習得していくんだろうな。




















それらを加味し、あと他のバスカーたちとバッティングしないだけの距離をとっていいポジションを探し、ひとまず通りの真ん中あたりにあるマクドナルド横の場所にギターを置いた。


ちょっと通りが広くて雑踏があるけど、インドのあのクラクション地獄に比べたら寝息みたいなもんだ。

ゆっくり、でも力強くギターを鳴らして路上開始。





そして2曲目で近所のおじさんからストップがかかった。


うん、何言ってるかわからないけど場所を変えてくれってことね。
おお、懐かしいなこの感じ。

まぁ最初からいい場所は見つからない。





















もう一度端から端まで歩いてみたけど、やっぱりいい場所ではすでに地元の人がパフォーマンスしているし、パフォーマー以外にもトルコでよく見かける宝クジ売りや物売りさんが陣取っているのでなかなか難しい。


そんな中、ここかなぁと思った場所は……………




警察署のど真ん前。




目の前に思いっきり警察が4~5人立ってる。





だ、大丈夫だよな…………?


ここは解禁地区だもんな…………?



いきなりギター没収とかなったらマジで鼻ひげ生やしてトルコアイス売りになって、アイス一丁あがりぃ!!とか言いつつ手からスポッてアイスを抜くあの鬱陶しいやつを観光客相手にウルトラしつこくやりまくってちょっと名物おじさんになってやろうか。




まぁ大丈夫だろう!

トルコで少しは貯蓄してシェンゲンに向かうぞ!!
























人だかりが出来てお金は入る。

うん、悪くはない。



インドの雑踏もないし、ドバイみたいにジェイルにぶち込まれる心配もなく、のびのひと歌える。


目の前の警察たちもニコってこっちに笑いかけてくれる。







でも単価が低い。


みんなだいたい入れてくれるのは平均して1リラコインだ。

5リラ紙幣も入るけど、0.5リラの人もいる。



1リラは現在37円なので、たくさん入ってもたいした金額にはならない。

お昼ご飯がだいたい7リラなので、そう考えると結構厳しい。



あと写真だけ撮ってお金を入れない人も多い。

別にいいんだけど、インドではそれがほとんどなかった。
インドでは写真を撮ったら必ずいくらか入れていくというパフォーマーに対する礼儀がある。






















久々のアザーン攻撃で演奏をストップしたり、休憩しながら4時間。

あがりは予想をはるかに下回って150リラ。5500円。




おおぉ…………イスタンブール結構きついな…………





「すごいよ!ご飯と宿代を抜いても貯蓄できるやん。お疲れ様、ありがとうね。」




優しいカンちゃんの言葉に情けなくなる。

まだこの旅の中でちゃんと稼いでるところを見せていない。

ちゃんとやっていけるのかどうかの不安を吹っ飛ばすくらい稼いでるところを見せてあげたいなぁ。

























とは言っても飲みたいものは飲みたい。






スーパーで1本5リラ、180円のビールを購入し、宿の近くのお気に入りの食堂でオカズをお持ち帰り。


昨夜も来てめちゃくちゃ美味しくてすっかりお気に入りになってるこの小さな食堂。

おじさんたちもみんなすごく優しくて、オカズもたくさん盛ってくれるし、安い。



オカズがひとつ7リラ、260円なんだけど、トルコの食堂ではパンが無料で食べ放題というのが一般的。


これマジでありがたい上にヨーロッパのパンなのでめっちゃ美味しい。








宿に戻ってキッチンでご飯を広げて乾杯すると、ドバイでしばらく飲めていなかったビールがめっちゃ美味かった。



「ウッマ!!!」



「美味すぎる!!なにこれウッマ!!!」





買ってきたご飯がもう死ぬほど美味い!!!


ナスとひき肉のミートソース。マジでさっきの食堂にダッシュしてスライディング土下座で弟子入りしてこの作り方教えてもらいたい!!

これをパンに乗せて食べたら、トルコ万歳という言葉しか出てこない。








飯がウルトラ美味い、人が超絶優しい、町がめっちゃ素敵。



あぁ、これで稼げたら言うことないんだけどなぁ。



いや、これでも十分すぎるほどもう完全にトルコの虜だ。

トルコの虜。





なんとかイスタンブールでの稼ぎを上げていかないとな。


今日は日中だったけど、明日は夕方から夜にかけてのタクシムを攻めてみよう。




ああああああ!!!!もう本当にご飯が美味しい!!!!!









ていうかストーブついてるし!!

インドなんだったの!?










旅の動画、6000円の世界一周日記、コンタクトはこちら。

金丸文武 HP





ブログのランキングというやつをやっています。
ここをクリックしたら投票されます。
良かったら押してください。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村





イスタンブールに戻ってきたぞ!

当ブログは『金丸文武オンザロードアゲイン』へ移転しました。

3秒後、自動的に転送いたします。

自動的に転送されない場合、
こちらをクリックしてください。




昨日の記事、豪華なモスクの写真を丸ごと貼り忘れていました。すみません!


貼り直しましたのでまたよかったら見てみてください!めっちゃすごいので!!





~~~~~~~~~~~~~~~~~~








2016年5月16日(月曜日)
【トルコ】 イスタンブール










飛行機を降りるとひんやりとした空気だった。

気温が一気に下がった。



これまでインド、ドバイと灼熱のエリアを回ってきたので、あまりの気温の変化に驚くとともに嬉しさがこみ上げてくる。





何も言われず素通りレベルでイミグレーションを越えたら、40ドルだけお金を換金。

そして空港ターミナルの外にあるバス乗り場から町に向かうバスに乗り込んだ。

14リラ、500円。


イスタンブールの空港はまちから20キロ以上離れたところにある。























久しぶりのトルコ。


今まで行った国でどこが良かった?という質問はよくされるけど、間違いなくトルコはトップ3に入るほど素敵な国だった。


遺跡、自然、食べ物、そしてなによりも人の素晴らしさ。


1発で虜になって1ヶ月くらい滞在した。









雪の降る真夜中の田舎町。

かなりヤバい状況になってて、すがる思いで閉店後のパン屋さんに入ったら、何も言わずに焼きたてのパンと温かい紅茶を出してくれたお兄さん。

あの笑顔は今も忘れられない。






田舎の学校で子供たちに授業をしたり、イケイケの若者たちの家に泊まってご飯作ったり、数え切れないほどの紅茶を飲んで、たくさんの友達ができた。




マジで信じられなかった。


この優しさは奇跡じゃないのか?って思った。

ヨーロッパから流れてきて、初めてここまで人種によって性格が違うのかと思い知ったものだった。


あのトルコにまた来られたことに胸が温かくなっていく。





窓の外に青い川が見えてきた。

いや、これは川ではなく海だ。


ポスポラス海峡にかかる橋を渡って、愛するヨーロッパに入った。

































バスは新市街を抜けてビルの前の脇道に止まった。

荷物を担ぐと石畳の地面がボコボコしてキャリーバッグが引きにくかった。

でもそれすらが嬉しい。





そしてこの街並み!!!!












美しい石造りの建物、オシャレなカフェとオープンテラス、街路樹、石畳、


全てがあの愛するヨーロッパ文化圏の風景。




街にゴミが落ちていない!!

誰もクラクションを鳴らさない!!

人々が俺たちのことを凝視してこない!!



なんてストレスがないんだ!!!







カフェ通りを抜けると、パッと視界が開けた。

そこは広大な広場になっており、中央に大きな銅像とモニュメントがある。


いつものヨーロッパの広場の光景だ。


あぁ、懐かしのタクシム広場だ。























先にとりあえず荷物を置こうと宿に向かうことにした。

通りにはいくつもの食堂があり、それぞれにあのお決まりの大きな肉の塊が見られる。




「ケバブですよ神田さん。どうしますか?ケバブですよ?ケバブですよ神田さん!!ああああああああ!!!」



「本当にこんなにいっぱいあるんやねー。国民食なんやねー。食べちゃう?」





ということで、地元のオッちゃんたちが来てる小さなケバブ屋さんでお昼をすることに。



食べるのはもちろん外。

だって外にテーブル置いてあるんだもん!!
気持ちよすぎるんだもん!!







そしてやってきたのは………












カンちゃんがチキンのポーション。サラダとかポテトとか乗っかってるやつ。

俺がチェパピのポーション。肉団子をジューシーに焼いたやつ。トルコではキョフテ。



これにパンが食べ放題でついているのがトルコスタイルの定食って感じだ。





「カンちゃん…………た、食べていいかな……………俺、これすごく好きなんだよ
…………」



「ねー、フミ君いつもユーゴスラビアのあたりの肉団子はものすごく美味しいって言ってるもんねー。」



「た、食べるね…………食べるよ………?食べていい?食べていいよね………………おふぅ!!!」





もうこの写真見て自分でびびった。

こんな幸せそうな自分の顔見るの初めてかもしれない。







美味すぎる。マジで絶叫したくなるほど美味い。


この肉文化。そう、トルコは世界三大料理のひとつ。


それだけじゃなく、あまりにもあの頃の思い出が詰まっている。





1人ぼっちで毎日全部の荷物をかつぎながら雪の中で野宿して、一歩一歩前に進んでいたあの日々。


毎回のご飯が楽しみで、その日の稼ぎで食べられる美味しいものを選ぶのは嬉しい悩みだった。

このケバブの、肉の油の匂いを嗅いだだけで記憶がものすごい勢いでフラッシュバックする。






あまりにも大喜びしてると、店のおじちゃんがトルコ語で何か言ってウィンクしてきた。


そう!これも!!

外国人には英語で話しかけるっていう習慣のないこの感じ!!


こっから先、マジで英語がほとんど通じなくなる。

みんな自国の言葉で俺たちに話しかけてくる。

ちんぷんかんぷんで、イングリッシュプリーズって言ってもお構い無しに自国の言葉で話し続ける人々の国だ。



それだけヨーロッパはヨーロッパの独立した歴史と揺るがないものがある。


ここに比べるとインドがいかに素晴らしい英語が話せる国なのかと改めて思い知った。




お会計をお願いすると、お店のおじちゃんは数字が英語で言えなくて、電卓で28という数字を見せてきた。1000円。ぬお、ちょっと高いな。

まぁこの美味しさに比べたら死ぬほど安い!!!







飲み物はもちろんアイラン!!








トルコ人紅茶飲み過ぎ。



















宿は旧市街のガラタ地区にあった。

地元の人たちの生活エリアの中に入っていき、そこからさらに、こんなとこにあるのか?っていう寂しげな路地裏に曲がると、廃墟のビルが並ぶ通りに宿、ゴールデンガラタはあった。







おいおい、ネットの評価ではかなり高評価だったけど本当か?

こんな怪しげな路地裏にポツンとあるけども。










半地下にあるレセプションに声をかけると、感じのいいお兄さんが笑顔で対応してくれた。
テキパキとパソコンを操って話が早い。






おお………これだよなぁ。インドみたいに横柄じゃないんだよなぁ、店のスタッフが。


いくら待たせてもワンミニッツって言ってほったらかし。

横柄なくせに効率が悪いから何度もイライラさせられていたし、それに慣れてしまっていた。



この宿の兄さんは、アッサリと受付を終わらせて部屋に案内してくれた。


しかも、俺たちの部屋は3階だったんだけど、大きな荷物を階段を往復してまで運び上げてくれるという神レベルの対応。

これが普通だよと言わんばかりの笑顔で、ゼーハーゼーハー言いながらまたレセプションに戻っていった。





お、お金払わなくていいの………?

ほらチップよこせよって言わないの…………?


お金なんていらないよって言いながら運び終わった後に早く金よこせや?って言うパターンのあれはなんだったのおおおおおおおおおおおお!!!!!!!









感動が止まらないまま部屋に入るとそこは6人ドミトリー。

2段ベッドが3個置いてあり、他のお客さんで埋まっていた。











みんな出かけているようで誰もいなかったけど、この感じ懐かしいな。

どんな人が泊まってるのかちょっと楽しみだ。







部屋はまぁとてつもなく綺麗だ。

真っ白ですべすべのシーツ、テーブル、衣装ラック、小さな洗面台があって備えつけの電気ポットの横にはコップとティーバッグが置いてある。


バスルームも全て新しくて気配りが行き届いていて完璧だ。掃除がキチンと行われている。


インドみたいに他の人の石鹸やらひげ剃りやらゴミやらが散乱してヌメヌメのネトネトで、パイプから出てくる1本の冷たい水で体を洗わないといけないっていうあれなんの試練だったの?




本当、こういうのがドミトリーってやつだよなぁ。

こういう国だけを回っていたら、どれほど快適に旅ができるかわからない。

インドってメジャーな国ではあるけど、やっぱりどう考えても旅レベルは半端なく高い。






そういえばカンちゃんとドミトリーって今回は初めてだな。

2段ベッドの下を荷物置き場にして、上の段で2人で一緒に寝ることにした。























やっとのことで荷物を降ろし、すぐにシャワーを浴びたんだけど、お湯のシャワーに2人とも感激して思う存分、熱めのお湯を楽しんだ。


ゆうべ飛行機の中でウトウトしただけなので本当は仮眠をとりたいところなんだけど、トルコにいる感激でテンションが上がりきってしまっているので、そのまま散歩に出かけることにした。


今日は路上はナシ!!

風邪も治りかけて痰がひどいし、ゆっくり町を回って思い出に浸ろう。




















子供が駆け回ってどこからか声が聞こえてくる下町の生活エリア。

少し歩けばあちこちに野良猫がいる。

みんな完全無防備で、眠そうに日向ぼっこしながらデローンとしている。






そんな猫たちをトルコ人たちは追っ払うのではなく、チュチュチューって口で音を出しながら構っている。

でも猫は知らんぷり。


それでもめげずにチュチュチューって手を出すトルコ人のオッさん。



へ、平和にもほどがある!!!















道端のあちこちではオッさんたちが椅子に座ってお喋りをしている。

手に持っているのは………もちろん紅茶!!


うおおお!!懐かしい!!紅茶だよ紅茶!!この変な形をした小さなグラス!!





あまりに嬉しくてオッさんの写真を撮ろうとすると、ニコリと笑って何事もないかのようにお喋りを続けている。



お店の人も、オッさんも、兄さんも、お姉ちゃんも、みんな、


マジでみんな、


目が合うとニコリと笑顔を向けてくれる。







そして別に俺たちに構わない。




インドみたいに凝視してめっちゃ集まってきて家族の名前とか親の職業とかを聞いてこない。


ちょうどいい。冷たすぎず、鬱陶しすぎず、人との距離のとり方がマジで上手い。


そんなことにまた叫びたくなるほど嬉しくなる。
















それにしてもトルコってこんなにオシャレだったか?


町を歩けば、通りごとにオシャレで個性的なカフェが点在しており、そのオープンテラスでヘソ出しの丸サングラスをかけた超絶オシャレな女の子がタバコを吸いながらiPhone6でインスタグラムかなんかをやってる。





黒板のメニュー、テーブルクロス、インテリアの小物、全てがセンスに溢れている。

うわぁオシャレー………と見とれていると、店員のお兄さんがニコリと笑顔。




うごおおおおおおおお!!!!!なんなんだトルコおおおおおおおお!!!!!






雑貨屋さん、アートギャラリー、古着屋さん、どの通りを歩いても面白くてオシャレなお店があって、しかもそれが旧市街の古い石造りの建物を利用しているからまた素晴らしい。

古いものと新しいものが超絶見事に融合しており、このイスタンブールの町の都会っぷりを演出している。


あまりのオシャレさにカンちゃんもメロメロになっている。



















潮風の香る岸壁に出ると、対岸に大きなモスクの姿が見える。


ビッシリと建物が密集する中にボコンと飛び出る巨大なモスクのミナレット、青い海と遠くに見える町並み。

イスタンブールらしい光景に胸が高鳴る。



久しぶりのガラタ橋では相変わらずの光景。



あー、久しぶりにこの言葉を言おう。








トルコ人、釣りしすぎ。



























ガラタ橋を渡り、グランドバザールの裏手の迷路のようなショッピングエリアを回った。


















観光客向けのお土産物屋さんはグランドバザールの中くらいで、後は地元の人たちのための小さなお店がグジャーっとひしめいている。

衣料品やアクセサリーが多く、その中から鼻をくすぐる匂いがしてきたらそれはもちろんケバブ。


あの大きな肉の塊が必ず視界のどこかに入ってくる。


誰もが笑顔を向けてくれるし、オッさんたち紅茶飲みすぎだし、トルコ人の女の子めっちゃウルトラ可愛いし、気候が穏やかだし!!!もうなんなのトルコ!!!住めとおっしゃるんですか!?

余裕で住めます!!!!住まわせていただきたいです!!!


















もう、本当、体の芯から喜びが溢れ出してくる。

2度目の旅ってこれがあるんだな。
大好きなところに戻ってこられた嬉しさは、最初に訪れた時の感動よりも大きいのかもしれない。


























歩くだけで楽しくて楽しくて、迷路なら思いっきり迷子になるのが礼儀くらいの感じで歩き回り、ようやく大通りに出てきた。


目についたトルコピザが美味しそうだったのでカンちゃんを見ると、何も言わずに意見は一致。

トルコは思わず休憩したくなるお店で溢れてる。


これまた懐かしいトルコビザを食べ、のんびり歩いて観光の中心エリアにやってきた。














アヤソフィアとブルーモスクがそびえる美しい公園を、カンちゃんと2人で抱き合って歩いた。

このあたりには日本語を喋るトルコ人の兄ちゃんが何人もうろついていて、みんなが流暢に、そしてさりげなく話しかけてくる。


彼らの本意が何かはわからないけど、まぁだいたいろくなもんではないだろう。
この辺には物売りが多いし、外国人の女の子を落とすことを楽しんでいて何百人も抱きまくってる地元のプレイボーイたちもたくさんいる。


それでもカンちゃんと2人なら何も考えずに会話できる心の余裕がある。









あの頃の日々が蘇る。


ようやく旅に慣れてきて、英語も少し喋れるようになってきて、ヨーロッパで貯めたお金を大事に抱えてこのイスタンブールにたどり着いた夜。


大きな荷物を抱えて、ポーランドで買ったボロボロの冬服を着て、よくやってたなぁ。



今こうして思い返すと、あの頃の自分が映画の中の登場人物のようにすら思える。

誇らしく思える。


過去の自分をいつでも誇らしく思えるようでありたいな。なかなか難しいけど。





日本語を喋る兄ちゃんは、相変わらずなんだかんだ喋りかけてくるけど、ほとんど耳に入ってなかった。























「カンちゃんホラ、ここで歌ってて警察に捕まったんだよー。」



「そうなんだー。ここにいたんだねー。」



「カンちゃん、ここで野宿してたんだよー。」



「えー、うん!これ寝袋とマットがあればイケると思う!!」






思い出の場所を歩き回り、レストラン街で呼び込みのおじさんたちとたわむれる。


みんなとても楽しそうに呼び込みをしてくる。


オーウ!ブラザー!マダム!もしよかったらメニューを見ていってくれませんか?あ、今はお腹いっぱいですか。わかりました!それでは素敵な夜をお過ごしくださいー!



ってな感じで引き際が超綺麗。



オラァ!!食えや!早くここに座れ!カレーだな!カレーとチャパティだな!はぁ?いらない?なめてんの?早くどっか行ってくれないバカなの?


っていう雑すぎるインドの客引き、ひどかったなぁ…………

腕つかんでくるし……………

カレー美味しいけど。




















やがて街灯がともるとイスタンブールの町は一層エキゾチックなムードに包まれる。


イスラミックでカラフルなランプがぼんやりと夜に浮かび、どこからともなく妖艶な民族楽器の音色が流れてくる。


とても静かで、光が綺麗で、その分暗さすら美しい。





公園のベンチに座ってカンちゃんと寄り添いながらライトアップされるモスクを眺めていた。

気温が15℃くらいしかなくて、2人とも冬服がないので寒くてプルプル震えてくる。




あんなに暑かったのはなんだったんだろう。

汗にまみれて、熱中症になりかけて。


ここはこんなに冷たいのに。























カンちゃんの肩が冷たくなってきたからゆっくりと歩いて宿に戻ることに。


途中、声をかけられた日本語の書かれたお土産物屋さんで足を止めると、なんとそこの奥さんが日本人だった。

しかもブログを読んでくださってたようですぐに俺のことをわかっていただいた。



「イメージと全然違う!もっとグイグイくる人かと思ってました!!」



っていつも言われるんだよなぁ。俺そんなにブログでアグレッシブなこと書いてるかなぁ。



紅茶をご馳走になり、お礼を言ってお店を出て、ガラタ橋までもどってきた。


まだたくさんの人が橋の周りを歩いていて、カップルたちもベンチに座ってゆっくりしている。


ここでちょっと面白い出来事があった。












人々の間をすり抜け歩いていると、目の前を歩いていた人が何かをポロリと地面に落とした。


エクスキューズミー、落としましたよ、と声をかけると、その兄さんはクルリと振り返って、おお!ありがとう!!と戻ってきて落とした物を拾った。


それはブラシだった。




兄さんは腕に椅子を抱えており、どうやら靴磨きをしている人のようだった。




「ありがとう!ブラシを拾ってくれたお礼に靴を磨くよ!!さ!ここに足を乗せて!」




兄さんはすぐに地面に台を置いてカンちゃんの足を乗せるように言った。

いや、別にいいよと言っても、俺からの気持ちだから!!と強引に急かしてくる。



まぁそういうことなら断るのも失礼だし、とカンちゃんは台に足を乗せた。



するとまた違う兄ちゃんがやってきて、今度は俺の前に座って足を乗せなと言ってきた。



今日は俺はサンダルだった。別に磨いてもらう必要はない。

それでも強引に俺の足からサンダルを引き抜いて鼻緒の部分を磨きだした。




「いやー!俺たちアンカラから出稼ぎに来ててさ!!子供が2人いるんだよね!こいつは1人!!なかなか厳しくてさー!!」



とか世間話風に言いながら靴を磨いている兄ちゃんたち。









なるほど、そういう手か。


ブラシを落としたことを教えてくれるような親切な人ならば色々とコントロールしやすいのは想像に容易い。


親切心につけこんだなかなか賢い手口だ。








「はい!出来上がり!!じゃあチップをいいかな。」



案の定、30秒前の、ブラシを拾ってくれたお礼という言葉を完全になかったことにしてお金を要求してくる兄ちゃんたち。


まんまと策略にハマっているのは癪に触るけど、実際カンちゃんの靴はそれなりに綺麗になっている。



財布の中の小銭が4リラしかなかったのでそれを渡した。


すると、おいおいー!2人分だから10リラだよー!!と言ってくる兄ちゃんたち。




トルコには金色の派手な装飾の足置き台を使ってる正規の靴磨き屋さんがおり、彼らはキチンと認められてやってる人たちだ。

他の人たちはモグリの靴磨き屋。

特にこんな手口でやってるこの兄ちゃんたちは警察に見つかったらヤバいような人たちだろう。


本当は払わなくてもいいんだけど、まぁ実際磨いてもらったことには変わりない。



4リラだけ渡してさっと歩くと、彼らはしつこく追いかけてはこなかった。






「イスタンブール楽しいね。」



「うん!トルコにハマって住む人の気持ちすごいわかる!!」




ガラタ橋の上からライトアップされたモスクがいくつも見える。


肌寒い風が吹いてカンちゃんの冷えた手を握って歩いた。









旅の動画、6000円の世界一周日記、コンタクトはこちら。

金丸文武 HP





ブログのランキングというやつをやっています。
ここをクリックしたら投票されます。
良かったら押してください。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村




今までで1番豪華なモスクだったかも

当ブログは『金丸文武オンザロードアゲイン』へ移転しました。

3秒後、自動的に転送いたします。

自動的に転送されない場合、
こちらをクリックしてください。




2016年5月15日(日曜日)
【アラブ首長国連邦】 アブダビ











アラブ首長国連邦って7つの国の集まりらしい。








国って言ってもよくわかんなくて、首長というボスを中心とした豪族国家みたいなことなのかな。



アブダビ
ドバイ
アジャマーン
ウンムアルカイワイン
シャールジャ
フジャイラ
ラアスアルハイマ


これらの小さな小さなイスラムの首長国が、このアラビア半島にはたくさんある。


それらはかつてイギリスに支配されていたそうだ。



1950年代に石油の採掘が始まり、しばらくしてイギリスがアラビア半島から撤退。


単独での独立は厳しいと判断したアブダビが他の首長国に呼びかけ、7つの連邦国家ができあがったという流れだそう。


1960年代には石油の産出が本格化し、現在も石油の埋蔵量は世界5位、天然ガスの埋蔵量も世界の3.5パーセントを占めるらしい。


1番の輸出先は日本だというからちょっと驚く。







ちなみに石油がとれるのはアブダビで、ドバイではほとんどとれないらしい。

ドバイは金融とかで急成長した国なんだそうだ。




ドバイのオリジナルの国民はわずかに人口の13パーセント。

そのすべてが国家に保護された超金持ちたち。
彼らは優先的に国の公務員になることができ、外国人労働者たちを管理する立場になる。





なんにしても、生まれたその土地に石油が埋まっていた、っていうだけでこの世の春を手に入れることができるなんてまぁ不平等だ。

UAEの人々はみんな神のような生活をしている。

ノルウェーもすさまじく裕福な国だけど、それもまたオイルマネーによるところが大きい。



東南アジアのズタボロの国では、今も原始時代みたいな生活をしている人たちがいる。

アフリカもきっとそうだろう。



しかし資源に頼らなくても経済政策で成功している国だってある。







この地球、色んな土地があって色んな人が住んでる。

どの土地にもそれぞれの物語があると思うと、不平等さも愛国も、すべてが運命のようにさえ思える。


まん丸の星のたくさんいる人間の中の、小さなひとつの人生だ。

















ネットで調べると、ドバイからアブダビまで1時間で行けるそうな。

バスの値段は25ディルハム。750円。

2人で往復3000円。



あんまりお金はないけど、それくらいなら大丈夫だ。








というわけで空港の隅っこの空き地に荷物を全部隠して手ぶらになりいざ出発。


ネットで調べた情報ではデイラシティセンターという駅のバスターミナルからアブダビ行きが出てるということだったので行ってみると、余裕でそんなもんないよと言われてしまう。




よし、もうアブダビ行きはやめよう。





うあああああ…………なんでネットの情報と違うのかなぁ。

アルグバイバっていう駅から出てるって教えてもらったんだけど、そこまで行くのにメトロ代が500円ですか。


500円無駄にしましたね。

地味に痛い……………








必殺のセリフ、「せっかくここまで来たんだし」を繰り出して自分に言い聞かせ、頑張ってアルグバイバの駅までやってきた。


そしてバスターミナルにやってくると、すぐにアブダビ行きのバスを発見。



値段は25ディルハムなんだけど、UAEってバスに乗るのに専用のバスカードってものを購入しないといけないパターンの国なので、それもあわせて購入。



1人40ディルハム、1200円。高い…………

明日UAE出るのに今さらバスカードいらんし…………





でも乗り込んだバスは、まぁインドみたいなズタボロで窓全開でドライバーの趣味の音楽爆音でリクライニングがだいたい崩壊してる系のものではなく、フカフカのピカピカのシートでエアコンばっちりという先進国のものだ。



いやぁ、これから先ずっと快適だなぁ。

インドに滞在していたら、そのあとどうしてもインドのあの強烈さと全てを比較してしまう。



















バスは快調に走り、町を抜けると周りには砂漠が広がりだした。

ここがアラビア半島のど真ん中だということを実感できる乾いた砂の大地。


その中を伸びる一本道をバスは駆け抜けていく。






そんな砂漠地帯を抜けていくと、しばらくして人工の湾が見えてきた。

乾いた土地に海の青さが鮮烈にきらめいている。



湾の対岸に大きな工場地帯がある。

地図で見るとどうやら石油プラントらしい。



あそこにこの国の富の根源があるんだと思うとなんだか不思議だった。

こんな何もない砂漠のど真ん中に金のなる木が湧き出続けているんだな。



























ネットの情報では1時間で着くということだったんだけどまったく話が違って、アブダビに入ったころには出発して2時間以上が経っていた。


すでに13時。



今夜は荷物を置かせてもらっているコトミさんのお宅で晩ご飯をご一緒する約束をしている。


ワイファイが捕まらなくてまだメールのやり取りができていないけど、多分19時くらいにドバイに戻ればいいはず。


UAE最後の夜にまたあのイタリア人の旦那さんの美味しいイタリアンが食べられるかと思うとめっちゃ楽しみだ。


そのためにも早めに戻らないとな。














ひとまずバスターミナルの横にあったショッピングモールでお昼ご飯。

いつものお惣菜とパン。めっちゃ美味しい。








バスで来る途中から思っていたけど、アブダビってあんまりビルが多くなくて、ドバイに比べるとかなり田舎だなって思った。

ショッピングモールの中にも人があんまりいないし、ドバイみたいな活気がない。閉まってる店舗も多い。

歩いてる人たちも垢抜けてない感じだ。















もちろんウルトラお金持ちエリアではあるし、どちらかといったらドバイよりもお金を蓄えてる場所のはず。


そう考えるとドバイがすごすぎるんだよな。


酒飲みまくりの水着で泳ぎまくりで、イスラム国だというのに考えられないことが日夜繰り広げられている。

そうやってチャラい文化を受け入れて経済大国に発展してるんだよな。



宗教とか歴史とかいってたら国は発展しないのかな。

イスラエルってすげぇよなぁ。



















あんまり時間がないので1ヶ所だけどこか見に行こうと市バスに乗って郊外に向かった。


ドバイとアブダビでは色々変わるみたいで、ここでもまた別のバスカードを買わないといけない。

10ディルハム。300円。




20分ほどで郊外の寂しげな場所でバスを降りると、目当てのものはすぐ目の前にあった。













白亜の巨大なモスク。



こいつはすげぇ…………






青空にそびえるミナレットと丸い屋根。

あまりのデカさにちょっと遠近感がおかしくなりそうだ。

シェイクザイードモスクという名前らしい。

















周りを少し歩いてみたんだけど、不思議なほどに人の気配がまったくない。


モスクの入り口も見当たらないし、唯一ある車のゲートにはデカい銃を抱えた兵隊さんが侵入者をソッコーで蜂の巣にしそうなオーラで立ちはだかっている。


物音がまったくしない静寂で、階段のところには雑草が生えているし、どうやらあまり観光地といった場所ではないみたいだ。

ムスリムのVIPたちが来るような閉鎖的なモスクなんだろうな。
















道路の縁石に座ってしばらくその目の前の異様な光景を眺め、このへんで早めにドバイに戻ろうかと立ち上がった。

こんなに綺麗でどデカいモスクを見られただけでもアブダビに来た甲斐があった。




でも、一応モスクの反対側も見に行ってみることにして、車道をテクテク歩いていく。



今日の気温は37℃。インドよりはだいぶマシだけどそれでもそこそこ暑い。












すると、そんな俺たちの横で1台の車が止まった。

中のドライバーがこっちに手を振っている。



「ヘイガイズ!モスクに行くんだろ?乗ってきなよ!暑いだろ!」



うおお、ヒッチハイクしてないのにヒッチハイク成功、の必殺技が久しぶりに出たな。






乗せてくれたのはフィリピン人のカップルだった。


アブダビでバリバリに働いているビジネスマンで、綺麗な英語を喋り、いい人オーラ全開の彼の名前はマッキー。

このUAEでお酒の輸入販売の会社で働いているんだそうだ。




「旅してるのかい!ナイスだぜメーン!一緒にモスクを見て、それからどこか行きたいところはあったら連れてくよ!エミレーツタワーとかどうだい?アブダビには見所がたくさんあるから案内するよ!」



「あ、マッキーありがとう。でも今夜は友達と約束があるから早めにドバイに戻らないといけないんだ。」



「そうかい!友達と約束、ナイスだね!じゃあモスクを見終わったら町のバスターミナルまで乗せていくから心配しないでね!」





うおお、マッキーめっちゃいい人…………

せっかく彼女とのんびり観光に来てるのにこんなに俺たちのこと気遣ってくれて…………


でもマジでコトミさんと約束があるからあんまりマッキーたちとのんびりもしてられない。


マッキーたちがめっちゃゆっくり回る人たちじゃなきゃいいんだけど…………





「いやー、本当マッキーありが……あれ?……………iPhoneない。」



「え!?iPhoneないの!?さっきの道路の縁石のところじゃない!?」



「なに!iPhoneがないだって!すぐ取りに行こう!車に乗って!」





せっかくモスクの駐車場に車を止めたのに、俺のせいでまた元の場所に戻ることに。


うわああああ!!マジでごめん!!




「気にしないで!!それにiPhoneもきっと見つかるよ。アブダビは世界で最も治安のいい国のひとつだからね。もしiPhoneや財布をなくしてもだいたい警察を経由して戻ってくるんだ。」











iPhoneは道路の縁石の上にぽつんと置いてあった。


マジで運がいいだけ…………

なくなってもおかしくないシチュエーションがすでに何回あったかわからん…………


この前iPhoneをスられたカンちゃんは運が悪かっただけだ……………











というわけで、いきなり乗せたやつがiPhoneなくしかけるというマッキーたちからしたらウルトラ面倒くさいことをやらかして時間をロス。


ぐるりと遠回りをしてやっとこさまたモスクの駐車場に戻ってきた。




「さぁ、行こうか!でも女の子たちは髪の毛をカバーしないといけないから先に服を着替えに行こう。」



ここはモスクなので服装に気をつけないといけない。モスクにはドレスコードがある。

俺もカンちゃんも朝の時点で綺麗な服を着て、肌を露出しないようにしてきた。カンちゃんはストールを持ってきて髪を隠せるようにしてる。ぬかりなし。



でもマッキーの彼女がそんなカバーとかを持ってないので、先に服を着替えないといけない。







このシェイクザイードモスク、なんとそういった準備をしてこなかった参拝者のために、イスラムの衣装の貸し出しをしている。しかも無料で。


女の人は黒い全身が隠れる服にフード、男性は白い服、これらを運転免許証などの提示で貸してもらえる。


ムスリムでなければこの服装をすることなんてまずないので、観光客たちはみんな大喜びで記念写真を撮っている。



ムスリムのためのルールとはいえ、素晴らしいサービスだな。

こっちが気をつけて訪れないといけないはずなのに。


欧米人の観光客なんて、男はTシャツに短パンにサンダル、女はオッパイが見えそうなチューブトップにホットパンツという、モスクなめてんの?みたいな格好で来てる人もいる。

















無事ドレスコードをクリアーしたらいざモスクに向かった。



もう言葉を失うとはことこと。




















白亜の建物が青い空にそびえ、豪華絢爛な装飾が大理石にうつっている。

おびただしい数の柱がどこまでも並び、その間をムスリムの人たちが現れては消える。




これはこの世界の中の光景か?

イスラムの建造物の空間の使い方ってなんて美しいんだろう。


風邪をひいたときに見る不思議な夢の中のよう。


こいつは半端じゃねぇ…………


































堂内に入ってさらに度肝を抜かれた。


天井から吊り下げられたシャンデリアがマジで人生最強の豪華さだった。













あらゆる装飾が凝りに凝っていて、緻密で美しく、ため息しかでない。


結構いろんなモスクを見てきたけど、こんなすごすぎるのは見たことないよ。一体どれほどの金がつぎ込まれているんだろう。



堂内にはエアコンが効いているし、衣装の貸し出しもそうだし、このモスク自体も入場料タダだし、UAEの経済大国としての顔と敬虔なムスリムの顔の両面を象徴するような場所だと思った。









もうマジで、半端ない!!!

危なっ!!

さっき裏側からモスク見て満足して帰らなくてよかったーー!!


ここはマジですげぇ!!
















「ガイズ!オッケーかい!よし、それじゃあそろそろ町に向かおうか!」



優しくてめっちゃ紳士のマッキーの車に乗り込みバスターミナルに向かうんだけど、時間はすでに18時を過ぎていた。

これから2時間かけてドバイに戻ったら空港に着くのは21時過ぎだ。


さすがにそんなに遅くから晩ご飯は申し訳なさすぎる。


マッキーに電話を借りてコトミさんに電話すると、やっぱりその時間からだと遅すぎるので今日はやめとこうかということになった。

預かってた荷物だけ空港に持っていくねと言ってくれたコトミさん。





初めての国で情報が少なかったのはあるけど、ディナーの約束をしていてドタキャンしてしまったことにカンちゃんと2人で凹んでしまった。


申し訳なさすぎる……………

時間の読みが甘すぎた…………






















「それじゃあ、次アブダビに来たら一緒に飲もうぜ!町の案内もするからさ!いい旅を!!」



途中、俺たちに水とコーラまで買ってくれ、最後まで紳士だったマッキーにバスターミナルまで送ってもらった。


マッキー!!マジでありがとう!!

また必ず来るからその時は日本酒飲もうね!!



25ディルハム、750円のバスに乗ってドバイへ戻った。





















アルグバイバに到着し、急いでメトロに乗り込んで空港へと向かう。

時間はすでに21時。

ワイファイがなくてコトミさんとの連絡が取れないのが怖い。早く戻らないと。



そして空港に着く直前でカンちゃんがメトロのチケットがないと慌て始めた。




「あれ?どこ入れたっけ………あーもう…………」




バッグの中やどこを見てもチケットはない。

俺のは胸ポケットに入れている。



さっき乗り込んだばかりなのにどこに行っちまったのか。


結局見つからないまま空港に着いてしまい、俺だけ改札をくぐって駅員さんに説明すると、新しい代替えのチケットを買ってくださいとのこと。

10.5ディルハム。300円。




高くなってるし………

なくしたチケットの値段は8ディルハムだったのに上がってるし……………





でも何を言ってもしかたない。なくしてしまったペナルティだ。
下手したらこれで罰金とられる国だってある。









代替えチケットを買って改札をくぐり、すぐにワイファイを繋いでメールをするとカンちゃんがボロボロ泣きだした。


コトミさんの旦那さんのドミニコさんが今夜のためにご飯を作って楽しみに待っててくれてたみたいだった。


友達との約束を守らなかったこと、そこにチケットをなくすなんてことが重なって情けなくなって涙が止まらないカンちゃん。


この前のiPhone6を盗られたことよりもはるかに悲しいと泣いている。
















少ししてコトミさんが車に乗って荷物を持ってきてくれた。




「全然気にしないでー!!また来てよー!!それにヨーロッパは私もフライトでよく行くから向こうでも会おうー!」




こんなに遅くなってしまったのに俺たちのことを一言も責めなかったコトミさんに何度も謝った。

マッキーにしろ、コトミさんにしろ、俺たち迷惑ばかりかけてるのにみんな良い人ばっかりだ。



ちゃんとしなきゃなぁ。


コトミさん、本当に申し訳ありませんでした。
そしてありがとうございます!!

ドミニコ、本当にごめんなさい!!ラザニア死ぬほど美味しかったよ!!























一息ついてから、さぁ最後の移動だ。

今いるターミナル3と出国の飛行機が出るターミナル2は空港の真逆に位置している。

歩いてはとても行けない。



しかし、このドバイ空港は信じられないことにターミナル間の無料シャトルやモノレールが存在しない。


このドバイの空港なのに。

誰に聞いてもタクシーで行けという。





ドバイは確かにタクシーが安い。

チョイ乗りで500円も払えばだいたいのところに行ける。


しかしここにちょっと罠があって、空港内で捕まえたタクシーだけ値段が違うのだ。


普通のタクシーの初乗り料金は5ディルハム、150円。

空港から乗ると25ディルハム、750円。




この前ロストバゲッジを取りに行くときにこの罠にハマってしまって、500円くらいの距離を1500円も払ってしまった。

めっさ高い。




なのでバスかなんかで行きたいんだけどドバイ空港にはシャトルがない。


何人かはシャトルがあると言う。でも教えられた場所に行ってみたら誰もないと言う。


インフォメーションの人、駅員さん、バス乗り場のスタッフ、あまりにも全員言うことが違うのでムカついてしょうがない。




結局何が本当なのかわからないままバスは諦めることに。



根性で荷物を担いで15分ほど歩き、空港の外に出てからタクシーを捕まえ、やっとのことでターミナル2までやってきた。


汗だくでヘトヘトで、本当俺たちっていつも何かあるよなぁ。

もっとスムーズに旅できんかな。
































無事チェックインを終え、コーラを買って搭乗ゲートの前に座った。


ちょっと心配していたトルコ出国のチケットの提示も求められなかった。

ドバイもトルコもめちゃくちゃ楽勝だ。




カンちゃんの肩を抱いて、ぼんやりと次の国のことを考える。

あっという間だったドバイ。


目の前には出稼ぎ労働者らしき大量のインド人たちが長蛇の列を作っている。


里帰りするところなのかな。


きっとこの空港ではよく見られる光景なんだろう。





みんなあの暑くて騒々しい国に帰っていくのか。

ドバイでの近未来的な生活はきっと人生の思い出になるんだろうな。

























「ねぇフミ君。iPhone盗られるし、荷物ロストバゲッジするし、チケットなくすし、私のこと足手まといって思うの?」




悲しそうに聞いてくるカンちゃん。




「そんなことないよ。だってカンちゃんの失敗は俺の失敗でもあるんだから。2人で旅するってそういうことだよ。」



「あー、10年先もそう言ってくれてたら良いなぁ。私ドジキャラじゃないんだけどなぁ。」




カンちゃんは俺が失敗した時、いつも優しくなぐさめてくれる。

俺のことを責めたことは一度もない。

そうやって、相手を敬うことをいつまでも続けていけたらな。



トラブルが起きた時こそカップルの絆が試されるよな。


カンちゃんありがとうね。いつも優しくしてくれて。










4時フライト予定だった飛行機の時間は、どんどん遅れて5時を過ぎた。

夜が明けて窓の外が明るくなってきた。


搭乗待ちの人たちはみんな眠そうな顔をしていた。









旅の動画、6000円の世界一周日記、コンタクトはこちら。

金丸文武 HP





ブログのランキングというやつをやっています。
ここをクリックしたら投票されます。
良かったら押してください。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村






金丸文武
プロフィール
宮崎県出身。路上演奏の稼ぎのみで日本一周、世界一周を達成。今も世界のどこかを放浪中。

kanemarufumitake

Author:kanemarufumitake
FC2ブログへようこそ!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
世界中のホテル予約はこちら!
家族旅行もバックパッカーも!!
広告!!!
本:世界の路上で生まれた奇跡
金丸文武著 好評発売中!!! 金丸文武著 好評発売中!!!
CD:アンダルシアの風
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
楽天なら何でも揃う!!
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。