この時期に南インドを回ってはいけない………

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2016年4月21日(木曜日)
【インド】 アラコナム





「グッドモ~ニ~~ング♫」



インド人のおじさんの超爽やかな声で目を覚ました。



暗闇の中で時計を見る。夜中の3時。



丑三つ時に超爽やか。





眠い…………


そして暑い…………こんな夜中なのに…………




部屋の中にファンはあるけど、昼間の間に熱せられたコンクリートの建物はカマドみたいになってて、寝苦しくてこの3日間ちゃんと眠れていない。

















荷物をまとめて外に出るともちろん真っ暗で、そこに車が待っていた。


一緒に出発するバスティアンたちはすでに荷物の積み込みを終えて、車の周りで談笑していた。


3日間過ごしたこのニューホープスクールともこれでバイバイだ。


見送りに起きてきてくれた天使のように優しいママに感謝を伝え、車は走り出す。








子供たちは今ごろ眠りの中。


ゆうべはしゃぎまくったあの余韻に包まれていることだろう。



全力で遊んで、毎日力を使い切るまで楽しんで、新しい毎日にたくさんのことを吸収していく。

そんな彼らの人生の養分に少しでもなれたのなら、俺がインドに来た意味があったと思う。



きっと、また戻ってこよう。

戻ってきたいと思えているうちは、お別れなんかじゃない。



















車はまだ明るくなる気配も見せないうちにビシャカパトナムの駅に到着した。

バスティアンやマリアたちは大きなバッグパックを車から降ろしている。


彼らはこれからインドを少し回ってからタイに飛ぶんだそう。





インド人、地面で寝すぎ。









寝返り打ったら轢き殺されるというスリリングな寝かた。















久しぶりに欧米人と過ごしたけど、ここ最近ずっとシンガポール人とインド人としか接してこなかったので、その違いに結構驚いてしまった。




おととい、みんなで同じテーブルでご飯を食べてる時のこと。




俺とバスティアンがインドでの出来事かなんかの話していたんだけど、バスティアンが隣にいた彼女のマリアにその話をもう一度説明しようとした。



聞いたかい?!フミはこうでこうでさ!と楽しそうに話すバスティアンにマリアはこう言った。




「アイハブイアー、サンキュー。」




私、耳ありますから。どうも。




それを冷たく言い放つ。


もう俺とカンちゃん凍りつく。
日本だったらウルトラ嫌なやつでしかない。




そんな女がいたらとりあえずパイを鷲掴みにして、これはなんだ!?ええ!?これはなんだコノヤロウ!!なめたパイしやがって!!って優しくキスする。


キスしたい。






ていうかまだカンちゃんとキスしてないです。

カンちゃん来てからもう1週間経つのに。



クソ野郎と思われるかもしれないけど、キスがもったいない。


この上ない素晴らしいシチュエーションで大事に大事にキスしたいと思っていると、今いろんな人と会っている忙しい中でサラッとテキトーにしてしまうのはあまりにもったいない。












キスのことは置いといて、とりあえず欧米人の物事はっきり言いすぎるところが怖い。



それに比べると、インド人って周りに気を配る優しい人がほとんどだ。



そんなこと言ったら相手が傷つくからダメだよ、って人の良さを顔から垂れ流しながら素朴に諭してくる。

本当に愛に溢れてる人ばかりだ。

俺も見習わないと。





え?自分の意見ははっきり伝えないと逆に失礼だよ、っていう白人とは大違いなんだよなぁ。


これは俺がインドに染まってきてるのか、もともとの日本人の感覚なのか。






そんな優しいインド人のスタッフのみんなが、朝の慌ただしいプラットホームで俺たちの電車を探してくれ、車両の中に入って席まで荷物を運んでくれた。



そしてニコニコと素晴らしい笑顔で俺たちのことを最後まで気遣い、電車を降りて行った。


柔らかい気持ちで、カンちゃんと2人、寝台のシートに横になった。
























拭いたら2秒でこれ。


































「……………………あああああああああああああ!!!!!死ぬ!!!!死ぬううううえ!!!!」



汗だくになって飛び起きた。


もうダメだ、もう我慢できない。


暑すぎる。






余裕で40℃を越える灼熱の気温だ。

今日の電車はエアコンなしのスリーパーシート。


猛烈な太陽が降り注ぐ大地をの中を走っており、電車自体が燃えるような暑さだ。


汗が止まらん。





窓から吹き込むのはむせるような熱風で、天井の扇風機がその熱風をかき回して余計に暑い。


壁や天井や手すりはどれもやばいくらいに加熱されており、横になると背中が熱い。












電車は1~2時間おきくらいに駅に止まるんだけど、その時に水売りのおじさんが回ってくるからすぐに1リットルの水を買ってがぶ飲みする。


でも一瞬で白湯になってしまう。

マジでただのお湯。









「これは………カンちゃん………ヤバイね…………」



「うん…………これは本当に…………ヤバイね………………」



俺もカンちゃんも汗だくでドロドロでひどいことになっている。

大好きなカンちゃんにあんまりひどい顔は見せたくないんだけど、マジでどうしようもない。

本気で熱中症になる。







俺がこんななんだから、カンちゃんはもっと嫌だろう。


カンちゃんは今日は移動だけなのでお化粧はしていない。

俺が今日はしなくてもいいよと言ったからというのもある。


こんな中でお化粧なんかしてたら、さらに熱いはずだ。


女の子としてボロボロになってるところを俺に見られるのなんて絶対嫌なはず。



こんな時に男は女の子が傷つくようなことを決して言ってはいけない。

迂闊な一言が女子の心を傷つけてしまう時もある。


ちゃんと気遣ってあげないと。











俺はひどいけど。

もう本気で死にそう……………


釜の中で茹でられてるみたいだ……………




インド人女性のカラフルなサリーが熱風にはためく様子はとても綺麗ではあるけど、マジでサウナの中のようにうなだれることしかできないわ……………


































そんな地獄の移動を15時間。

干からびて体力が底をついて、もう本気でめまいがしてくる。



ようやく電車はカトパディの駅に着いた時には時間は19時45分。

ここからエクスプレスに乗り換え、さらに1時間。





不潔この上ないネトネトの体で、なんとかアラコナムにたどり着いた。


ここまで来たらもう地元だ…………


あと少しで帰れる………………















すでに顔見知りのオートリキシャーのおじさんたちと挨拶し、いつも乗ってるおじさんのオートに乗り込む。


見慣れたガタガタ道を走り、郊外へと向かって走るオート。



そして真っ暗な田舎道の向こうにポツリと明かりが見えた。



やった…………着いた…………


疲れた………………












「フミー!!カンチャーン!!オカエリナサイ!!ワオ!!また痩せたんじゃない!?」



外に出てきたカデルの顔を見た途端に力が抜ける。

本当、カデルの顔は力を抜いてくれるよ…………



最高の笑顔でカデルが俺たちの肩を抱いてきた。






「カデル、俺たち汗と埃で汚れてるから…………」



「カモーン、そんなこと気にしないよ。さ!晩ご飯食べてシャワー浴びてエアコンのきいた部屋で寝ようか!!フミ!ゴーイングトゥダイ!!」





カデル、ありがとね。

もう、ここは本当に家だよ。










~~~~~~~~~~~~~~~~~~




アゴダでバルセロナのホテルの予約をしてくださったかたがいました。どうもありがとうございます!



サグラダファミリア、観たんだろうなぁー。

タパス食べたんだろうなぁー。

羨ましいです!!



スペインのご旅行が素晴らしいものになったことを願っております!!








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2016年4月20日(水曜日)
【インド】 ビシャカパトナム






朝の7時。


眠い目をこすって校舎の前に行くと、子供たちと先生が集まっていた。








先生たちが呼びかけるとキチンと整列する子供たち。


俺やカンちゃんは真ん中に呼ばれ、校長先生の横に立った。

バスティアンたちは慣れた様子で真ん中に立っている。










「アテンション!」



司会進行の女の子の声が上がると、校訓や、モットーの読み上げが行われる。


みんなピシッと背筋を伸ばし、幼い声がすでに太陽の照りつける原野に流れていく。










国家の斉唱が終わると、校長先生が俺たちに一言お願いしますと言ってきた。




ちょ、ちょっと待ってよ、いきなり言われても頭回らないよ。こんな朝に。




慌てふためきながらもなんとかたどたどしく話す。
カンちゃんもキチンとした英語でみんなに挨拶した。


そして次はバスティアンの番。






「昨日、僕らには小さなストーリーがありました。」



いつもおちゃらけているバスティアンが真面目な声でみんなに語りかけた。





「昨日の朝、みんなは僕との約束を守らなかった。僕はそのことでとても傷つきました。人は過ちをおかすものです。しかしそれはとても人間的なことです。そこで大事なのは、その失敗を繰り返さないこと。そしてキチンと人に謝ることです。僕はみんなのことが大好きです。だからお互いをリスペクトし合っていきましょう。」






朝の日差しの中、とても素晴らしいスピーチだった。



バスティアンは昨日言っていた。

子供の体を叩くのは簡単なことだよ。でもそれでは少ししか伝わらない。心を叩くことが大事なんだよ、って。


子供に何か伝えるってのはこういうことなんだよな。






朝の清々しいミーティングに響くバスティアンのスピーチは、どこか神々しくすらあった。





























もし良かったら音楽の授業をしてもらっていいですよ?と先生に言われたので、午前中に学校の中で少しだけ音楽の授業をとってもらうことにした。



授業をしてください、という感じでなく、やりたかったらやっていいですよ?という言い方にこの学校のボランティアとの関わり方を見るようだ。

























ギターを持って教室に入り、サレガマパダニサの発声、日本語の曲の合唱を1時間ほど行った。

みんなだいたい大きな声で歌ってくれるんだけど、中には口も開けずにそっぽを向いてる子もいる。


なかなか悔しいけど、仕事で来てるわけでもないのに強制するのは抵抗があるんだよな。






元気な子も、シャイな子も、心を閉じてる子も、開きすぎな子も、色んな子供がこの施設にはいる。

それぞれの個性として片付けるには、少し背景が暗すぎる。




俺にできることは、みんなと歌うことくらいしかない。






















午後からは気温が上がりすぎるので子供たちはそれぞれに日陰に避難して休憩時間になる。


今日も40℃という半端じゃない日差しにマジで頭がクラクラしてくる。





そんな日差しの中、敷地のどこからか、リコーダーの音が聞こえてくる。

ゆうべあげたリコーダーを子供たちが吹いてくれているようだ。



こうして普段から楽器に親しんで音感が養われれば、歌うことも演奏することもきっと楽しくなるはず。



音のするほうに歩いていき、それぞれの場所で子供たちにリコーダーの吹き方を教えて回った。

















そしてもうひとつ大事なことを忘れてはいけない。


バッグの中に入れて持ってきていた袋をローズママのところに持って行った。



「ママ、これもし必要でしたら使ってください。」




袋の中に入っているのは子供の服だ。






シンガポールの最終日に、現地在住の日本人であるミエコさんからいただいていた子供服。

インドの子供のためにミエコさんが託してくださった大事なものだ。


施設の子供たちの中には、着古して黒ずみ、破れた服を着てる子も多い。


きっと役に立つはずだ。




「あらまぁ、ありがとうございます。このTシャツはランバブに良さそうね。このシャツはサシィに着させましょう。フミさん、どうもありがとう。」




本当は子供たちが実際に着ているところを写真に撮ってミエコさんにお送りしたかったんだけど、数に限りがある中で俺が配ったらヒイキだ!!と争奪戦が繰り広げられそうなのでやめておいた。

ここはママにお任せすることにした。





ミエコさん、いただいたTシャツやズボン、この施設で確実に役に立っていくと思います!!

写真送れずに申し訳ありませんでした。






















日が傾き、建物から出てきた子供たちと校庭で遊んだ。

ろくな遊び道具がないんだけど、みんなそれなりに工夫して遊んでいるようだ。







バトミントンをしたり、おもちゃのバットでクリケットの真似事をしたり、縄跳びもあった。





子供たちと遊び、たくさん笑って、たくさん汗をかいて駆け回った。


カンちゃんはカンちゃんで向こうの方で女の子のグループに混じって何かやっている。







みんな純粋だ。

いくら外国人慣れしてるといっても、所詮みんなまだ子供だ。

ちゃんと正面から向き合って相手をしてあげるとすぐに懐いてくれて、心を開いてくれる。




「いつまでいるのー!?」



「明日には行かないといけないんだー。」



「えー!!なんで!?他の日本人は3ヶ月いるのに!!早いよ!!」





そう言って周りに集まってきて手を握り、別れを惜しんでくれる子供たち。


肩を抱き、背中をなでると、その細くて小さな体の温もりが手のひらに伝わってくる。


あまりにもか弱くて、頼りない命の炎。















子供たちの表情を見ていると、胸がつまる。


こんな小さな子供が、ニコニコしたり、寂しそうな顔をしたり、恥ずかしそうにしたりして、ちょこんと座っている。



この施設にいる子のほとんどが天涯孤独であったり、片親だったりという環境だ。

お母さんがいなくて、お父さんが刑務所に入ってしまってここにいるという子もいる。






そんな境遇の子が、ちょこんと座っている。



何も知らないようで、すべての悲しみをその体の全身に詰め込まれているように。






笑顔を見てると涙が出そうになる。

どうしてこんなところにいなきゃいけないんだ。

すべての愛を注がれるはずのこの幼少時代に、彼らはまるで暗いトンネルの中だ。










この施設がなかったら、彼らは地面で寝ていたはず。


埃をかぶり、泥にまみれ、人間の尊厳などみじんもない暮らしを送っていたはず。


それが、ここにいることで友達ができ、家族ができ、大切にしてくれる人がいて、さらに教育までしてくれる。


外国人と触れ合い、様々な文化を学び、きっと賢い大人になることだろう。



彼らが大人になって自分の生い立ちを振り返った時、いつか心から施設に感謝する時が来るはず。


それくらい、この施設は素晴らしい。
人間が命の尊厳を取り戻している。


俺にこれだけのことができるだろうか。












はっきり言って、金をあげることは簡単だ。


今回のリコーダーにしても、なんにしても、丸投げするのは誰にだってできること。





この世界の不平等を変えるんだ!!と言いながらも、では人生をかけて外国の僻地で貧困に立ち向かうことができるか?


金はあげられるけど、自分の時間をあげるのはみんな躊躇する。





俺にローズさんご夫妻のように外国の子供のために、たった一度きりの自分の人生を犠牲にすることができるだろうか。



ボランティアなんか気楽なもんだ。


寄付も、もちろんいいことではあるけど、そこに責任が発生しないんだから気楽なもんだ。


俺は責任の発生しない安全な場所から、ちょこちょこと手を出してるだけなんだよな。












子供たちを抱きしめると、恥ずかしそうにモゾモゾしている。

女の子たちがやってきて、向こうで遊ぼう!!と手を引っ張ってきた。


女の子たちのグループのほうに行くと、カンちゃんが年長のお姉さんからヘナタトゥーをしてもらっていた。












インドではおなじみの女性のオシャレであるヘナタトゥー。


ヘナという植物の葉っぱから抽出したエキスで肌に模様を描くと、エキスが肌に沈着して2週間くらい模様が残り続けるというものだ。

綺麗に跡形もなく消えるので、最近では先進国でも流行ってるし、これを路上で描いて稼いでる人もいる。
日本人でヘナで漢字を描きますよーってパフォーマンスをしてる旅行者も多い。




このヘナタトゥーを手と足首にもやってもらっているカンちゃん。

カンちゃんもすっかり子供たちの中に溶け込んでいるようだった。




「フミにもしてあげるよ!!」



可愛い女の子のランディニが手の甲にインドらしいエキゾチックな模様を描いてくれた。
























今日は俺たちだけでなく、1ヶ月滞在したバスティアンたちにとっても最終日だ。

明日の朝にすべての外国人ゲストがこの学校を去る。


というわけで今夜はパーティーが催された。






広場に丸太が並べられ、中心でキャンプファイアーをおこし、たくさんの豪華な料理が振舞われた。


スピーカーから大音量で音楽が流されると、さすがにインドの遺伝子を持つ子供たちはすぐさま飛び上がって、全身をこれでもかというほどくねらして踊りまくる。














子供たちの元気のリミッターはマジで吹っ飛んでる。


みんな俺たちの手を引っ張ってきて、みんなでごちゃ混ぜに入り乱れて踊りまくった。

子供たちの笑顔に囲まれて、汗をかいた。
































色んなことを考えてしまうけど、やっぱりここに子供の笑顔があることがなによりの真実だよな。


俺にだって、誰にだって出来ることはたくさんあるんだ。



それを気負う必要なんて絶対にない。

まして人に文句をつけられることでもない。





路上でお金をもらう時に、1000円でも1円でも変わらぬ笑顔でありがとうと言うこと。


人の優しさにレベルをつけることなんて、してはいけないことだ。



あぁ、もやもやする。









でも、結構スッキリしたな。

ここに来られて良かった。





やらなきゃ、何もわからない。

そして、しないよりした方が百倍いい。


それで誰かが少しでも笑顔になったり、救われる人がいるんだから。




俺はまだちょっと中を覗いただけだけど、きっと、覗くという行動をしない人よりかは何かを学ぶことができはず。



これは答えではないけど、でもちょっとスッキリしたよ。





この、何もしないでしてる人を鼻で笑う、というポジションから、その人を認めるというところに意識を変化させるのって、ほんの紙一重の違いなのに、とても難しいことだと思う。


それが出来た時、きっと人間として大きな成長になるんだろうな。









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2016年4月19日(火曜日)
【インド】 ビシャカパトナム






昨夜の晩ご飯に驚いた。


チャパティにチーズが挟まっていた。




「インドとヨーロッパのミックスよ。」




とローズママが言っていたけど、その味はめちゃくちゃ美味しかった。

さらには食後にコーヒーまで出してくれた。




ここの人たちは外国人ゲストが喜ぶことをとてもよく理解してくれているし、それに応える寛容さを持っている。






そして1番驚いたのはタバコを敷地内で吸っていいというところ。



もちろん建物の中ではダメだけど、庭とかで吸ってもいいと言われた。


カデルのところで敷地でタバコなんか吸おうもんならソッコーで追い出される。








ここではスイス人ゲストのバスティアンはハーフパンツでウロウロ歩いてるけど、カデルのところではシャツにズボンというちゃんとした格好をしないといけない。


子供の見本とならないといけないので、常に身だしなみや行動に品格が要求される。

食べ物も徹底してインド料理だし、コーラなんか彼らには毒でしかない。






日本人としてその感覚はよくわかるので、カデルの学校ではその程よい規則のある緊張感が心地いいんだけど、このニューホープスクールではインドのインドらしい自由さが通用するみたいだ。

ローズご夫妻もなるべく外国人ゲストが快適に過ごせるようこちら側に歩み寄ってくれている。






嬉しいことだ。

泊まらせてもらってるゲストルームも申し分ない。


でもなんだかその快適さがむず痒くもある。
























朝起きてテラスに行くと、ゆで卵とパンのブレックファストが用意されていた。






紅茶を飲みながらそれをゆっくりと食べる。


子供たちはすでに学校に授業に行っており、夕方まで俺たちは何をしてもいい。

完全に自由。




え?なにこれ?

快適な宿、美味しい欧米風のご飯、ゲストというだけでみんなが笑顔を向けてくるこの環境。

きっとみんな俺たちのことをそんなによく理解していないはず。


いつものようにボランティアにやってきた日本人たち、って感じだ。



うーん、



とりあえず暇だ…………………
















子供たちが学校に行っている間、ちょっと外に出かけることにした。



バスティアンたちがビシャカパトナムの町に遊びに行くということで、俺たちも近所の町まで乗せていってもらうことに。



この学校はど田舎の何もない場所にポツンと存在するので、最寄りの町まで歩いて行くこともできない。

施設のスタッフに頼んで車で行かないといけない。


軽い軟禁だ。

















「フミ、俺たちが今から出かけるのは子供たちには内緒にしてるから何も言わないでね。」



車に乗り込みながらバスティアンが言った。

どういうことか聞いたら、なにやら今日の朝に、バスティアンが子供たちとみんなで学校の掃除をしようと思い、ゆうべの時点で朝7時に集まってねーと声をかけていたそう。





しかし実際集まったのはたったの5人。




ちゃんと約束したというのに5人しか集まらなかったことにバスティアンはショックを受け、なんで集まらなかったかみんなに問いただしたが子供たちはうつむいて言葉をにごすだけ。

ごまかそうとしている。






そこでひと芝居うつことにしたそう。


子供たちに何も言わずにスイスに帰るふりをして、自分たちが約束を守らなかったからバスティアンが行ってしまった、というふうに反省してもらおうという計画だ。



バスティアンはすでにこの学校の子供たちの本当の兄弟みたいな存在。

そんなバスティアンが何も言わずにいなくなったらみんな相当悲しみにくれるはずだ。









というわけでみんなで車に乗り込み、エンジンをかけて出発すると、何人かの子供がその様子を発見して、めちゃくちゃビックリした顔をしている。

え!え!?うそ!?みたいに慌てふためく子供たちの前を通り、車はゲートの外に出た。






















近所の村の中心地はそれなりに栄えていた。





ただここは小さな村なので、中心地といっても小さなボロボロの商店が並んでいるだけで大きなビルなんかはない。

ローカルなお店ばかりだ。


そこで俺とカンちゃんだけ車を降りた。






















まぁとにかく暑い。

死ぬほど暑い。


そう感じるのは俺たちが日本人だからではない。


実際インド人も死にまくってる。



それくらい殺人的な太陽が照りつける中を歩くと、人々が俺たちのことを見て超絶驚いて二度見してくる。





外国人がおるわー、へー…………ってうおぉ!!!?




とみんなビビってる。


子供たちも俺たちを見つけると、うわああ!!ヤッベ!!外国人やし!!ヤッベすぎる!!と指をさして声をあげている。



こんな観光地もなにもないど田舎のさらに内陸部に入った小さな名もなき村に外国人がやってくることなんてまずないんだろう。

人生で初めて外国人を見たって人も多いはず。





そりゃ日傘もさすわ……………





そして誰も踏切守らん。



















そんな中でまずはご飯を食べようと、そこらへんにあった小さな食堂に入った。

メニューなんかなく、何を頼んでいいかわからないのでとりあえずチキンビリヤニとチキンカレーを注文。









これがめちゃくちゃ美味しい。


大きなプレートに色んな種類のカレーが乗って出てきて、さらにテーブルの上にはサンバルかなんかが置いてあり、テキトーにミックスしながら食べる感じだ。

しかも減ってきたら勝手にウェイターさんがやってきて注ぎ足してくれる。





辛くて汗がダラダラ出てくるけど、その刺激が逆に爽やかだ。


カンちゃんも美味しいー!と喜んでる。




ただプレートに乗っていたカットレモンを絞ろうとしたら、あまりにもカピカピに乾ききっていて1ミリも果汁が出てこないというやつ。


そりゃすぐ乾くよね………こんなに暑かったら…………………
















めちゃくちゃ美味しいカレーを食べ、近くの商店でコーラをがぶ飲みし、それから線路の脇に広がるローカル市場を歩いてみた。













ズタボロの土の地面の広場に所狭しと並んでいる野菜やスパイスたちの山。

生魚に干し魚、捌きたての山羊肉、衣類から生活日常品まで様々なものが地面に並べられて売られている。


それぞれにインド人のおじちゃんやおばちゃんが座り込んで売っており、みんなヤシの木の葉で作ったパラソルという傘を立て、小さな日陰に身を潜めている。


品物たちはどれも雑然と並べられているように見えて、どこか一体感があり、カラフルで、不思議な美しさがある。

























熱風が吹くと砂埃がブワッと舞い上がり、目が開けてられないくらい煙たい。

おばさんたちはサリーで顔を押さえて砂をガードしている。


どこにでもある、ありふれた、地元の人たちのための市場。




濃密な生活の臭いが立ち込めており、歩いているだけで冒険をしているような気持ちになれるのは、ここが観光地じゃないからだ。

旅人はいつだって、先人たちの轍がついた道を嫌がるもの。


ローカルであればあるほどドキドキさせてもらえる。















外国人を見ただけで目を丸くして驚く田舎の人たちのローカル市場。

そんなところに俺たちが入り込んだらどうなることか。


誰もが大喜びで俺たちのことを取り囲み、写真撮ってくれ大会。











いや、撮るけども、撮られてどうするの?って思う。


フェイスブックで送ってくれよ!なんて言わずに、撮った写真を見て、いいねー!と喜んで、それで満足しているおじちゃんおばちゃん。



みんなニコニコして俺たちのことを暖かく迎えてくれ、ゆっくりと端から端まで見て回った。


それにしてもトウガラシ多すぎ。



しばらく田舎の町のピュアさを堪能してからオートリキシャーに乗って学校に帰った。


















































夜になり、昨日と同じくお祈りルームでの子供たちによるプレイタイムに混じった。


夜の闇の中に子供たちの聖書を読み上げる声が流れていく。




「ブラザー!ギター弾いてよ!!」


「テルグの曲歌ってよ!!」





テルグってのはこのビシャカパトナムのある州のことだ。

タミルナドとは言葉が違うので、まるで別の国に来たみたいな錯覚になる。




「テルグの曲はできないけど、これはできるよ!」




そう言って、さっきコードと歌詞を拾っておいたマルマルモリモリを歌うと、一気に子供たち大興奮で大合唱になった。





「イチニノサンシデ、ゴマシオサ~~~~ン!!!!!」




インドの子供たちとマルマルモリモリを歌ってる状況が面白くて仕方なかった。











「みんなー、聞いてー。今からみんなにプレゼントを配るねー。」




部屋からキャリーバッグを持ってきて、みんなの前で開けた。



そこにはアルトリコーダーが30本。

タンバリンが1つ。

鍵盤ハーモニカが2つ。



こんな面白そうなものが目の前に現れたら、普通だったら発狂して踊りあがり、バッグに頭から飛び込んで争奪戦が繰り広げられるはずなんだけど、ここではみんなおとなしい。


みんなじっと座っておとなしく配られるのを待っている。

どこか、もらい慣れてるのかな、って思った。















アルトリコーダーは子供たちの小さな指には大きすぎるのはわかっている。

大人の俺でもなかなか届かない。



でもずっと手元に置いて、慣れ親しんでいくことで楽器ってのは身についていくもんだ。




カンちゃんと2人でお手本にパフをハモって吹いたら、みんな目をキラキラさせながら聞いてくれ、大きな拍手が起こった。


子供たちにアリガトウゴザイマスー!!と言われ、俺じゃなくて日本の子供たちに感謝してねと伝える。


みんなにリコーダーの持ち方、音の出し方を教えて周り、夜はふけていった。
















これが1番正しい方法なのか。

音楽は教育でしかないのか。


もっと強力なもののはず。


でも今はこのやり方しか思いつかない。








夜遅くに校庭を歩いていると、子供たちの人だかりができていた。

なんだ?と思ったら、ちょうどバスティアンたちが帰ってきたところだった。



頭を抱えて喜んでいる子供たち。



自分たちが約束を守らなかったらバスティアンたちは行ってしまったんだ………って、きっと彼は彼らなりに反省したことだろう。



笑顔でみんなを抱きしめるバスティアンは、本当に彼らのいい友達だなと思った。









旅の動画、6000円の世界一周日記、コンタクトはこちら。

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孤児院の子供たち

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2016年4月18日(月曜日)
【インド】 ビシャカパトナム






真っ暗な電車の中、隣で寝ているカンちゃんがもぞもぞ動き出した。


寝台列車の小さなベッドで無理やり2人で絡まりながら寝ていたので、俺も目が覚めた。


周りのインド人たちはまだ眠っていて静かな車内。







時間通りならばあと20分で電車は目的地のビシャカパトナムに着く。


しかしインドの電車は時間通りに動くことはまずない。



数時間遅れなんて普通だし、下手したら早く出発したりするという自由っぷり。


大事な仕事で遅れられない時とかどうするんだろ…………







しかも電車の中は、もうすぐビシャカパトナムに着きますーなんてアナウンスも流れない。



時間に遅れるのが普通で、いつ着くかもわからないのにアナウンスなしとか、外国人にとったら不安この上ないよ。

おかげで旅スキルは上がるけど。


旅スキルって不便に慣れるってことか?






ざ、斬新な水道ですね…………























電車は少し大きめの駅に到着した。





ここがビシャカパトナムか。

インドの列車には珍しく、わずか20分遅れの到着だ。



しかしこの20分遅れがどう出るのか。











今日、訪れる予定の学校はここから30キロほど離れた場所にあるらしいんだけど、わざわざスタッフさんが車で迎えに来てくれることになっている。


駅のどこで待っとけばいいですか?と聞いたところ、プラットホームまで探しに行くから心配しないで!と電話のおじさんは言っていた。




しかし電車を降りると、朝のプラットホームはかなりのインド人で溢れており、その人ごみに紛れて俺たちを見つけるのは困難そうだった。



ていうか本当にプラットホームにいるのか?
よくわからない。
俺の聞き間違いかもしれない。




一通りゆっくりとプラットホームを歩いてみたが、どこにもそれらしき人はおらず、誰も声をかけて来ないので、これは入り口のほうにいるかもしれないと、大きな駅舎のメインエントランスにやってきた。






ここなら目立つし、見つけてもらいやすいはず。


タクシーやオートリキシャーのドライバーたちがしつこく何度も何度も話しかけてくるのが鬱陶しいけど、荷物を置いてカンちゃんと待つ。












しかし10分20分経っても誰も声をかけてきてくれない。

声をかけてくるのはしつこいオートリキシャーのオッさんだけだ。




「ウェラーユーゴー?ノーフレンド!オートオート!」




連絡の取りようがないので待つしかないんだけど、さすがに不安になってきた。

見知らぬ駅で来るかどうかもわからない人を待ち続けるのはなかなか心細い。





インターネットがないんだから、キチンとやっておかないとこうなることは目に見えてたのに、完全に俺の打ち合わせ不足だ。


しかしカンちゃんはそんな俺を責めたりしない。




「なんでちゃんと確認しないの!?何度も繰り返し聞いた!?あーシャワー浴びたいのにさー!お腹すいたなー!あ、もう私はご飯を食べるなということですか、なるほどーさいでございますか。あー、本当イライラする。日本帰りたいわー、絶対私ならもっと上手くやってたし。ていうかヒロシならこんな時頼りになるのになー。」





こんな感じで元彼の名前まで出されてネチネチ嫌味を言われて罵倒されたら男としてプライドボロボロですね。

女子のみなさん、こんなこと言ってませんか?

男子も同じく。




カンちゃんは僕のことを責めたこと一度もないです。

僕もです。



だって2人の行動は2人の決断なんだからどちらか一方の責任ではない。


そして問題が起きた時に、すぐ相手のせいにするのではなく、まず自分の至らなさを謝ること。



カンちゃんは本当に優しい。











「ワッツユアネーム?」


その時、向こうから一直線に歩いてきたお兄さんが近くまでやってきてそう言った。


手に持っていた紙にはfumitake kanemaruの文字。


よかった、無事合流できた。


























エアコンの効いた快適な車に乗り込んでビシャカパトナムの町を走っていく。


迎えに来てくれたのは賢そうな若者と、笑顔の素敵なドライバーさんだ。どちらも綺麗な服装をしている。

若者のサイはしっかりした英語を喋り、聞けば彼は今から向かう施設で5歳の時から生活しているという。今サイは18歳だ。













元々、今回の話を紹介してくれたのはJICA隊員のコズエさん。

コズエさんがJICA関係の人に相談してくれ、この施設と繋がることができた。



何かしらの理由から親と住めなくなった子供、そして孤児の子供が共同生活しながら勉強をしているというこの学校。

60人ほどの子供が住んでおり、赤ちゃんから中学生くらいまでが暮らしている、という情報だ。

それ以上は知らない。












車はのどかな田舎道を走り抜け、やがて細い脇道へと入る。

だだっ広い原野の向こうに小さな門が見えてきた。


車はその門に入り、ゆっくりと敷地の中を進んでいく。


ポツポツと建物が散らばっていおり、それらはみな簡素だけどコンクリート作りのものばかりで、コズエさんのいる学校のようなところを想像していたので意外だった。結構充実しているのかな。












車が奥に入っていくと、フロントガラスの向こうに人が見えた。

おお、子供たちが整列して俺たちのことをお出迎えしてくれている。










ちょっと緊張しながら車を降りると、埃が舞い上がるほどに乾いた土の地面。

ココナッツの木が生え、吹き渡る熱風に揺れて音を立てている。



サンダルばきで近づいていくと、まだヨチヨチ歩きくらいの子供からしっかりした顔立ちの賢そうな子供までがじっとこちらを見つめていた。





そして次の瞬間、子供たちが大きな声で叫んだ。






「オハヨウゴザイマス!!オゲンキデスカー!!!」




びっくりした。日本人のボランティアがたまにここに訪れているとは聞いていたけど、ここまで日本語を勉強しているんだ。

こんにちはー!元気ですよー!!みんなは元気ですか!?と聞くと、ゲンキデスー!!と照れながら返してくれた。



やっぱりどこの学校でも子供たちは可愛い。















「よく来てくださいました。お2人の話は聞いてますよ。紅茶になさいます?それともコーヒーがよろしいかしら。」


案内してくださったのはサリーを身にまとったとても上品なおばさま。

ミセスローズさん。この学校の運営をしてらっしゃる奥様だ。







「どうぞこちらの日陰に座ってください。長い移動でお疲れでしょう。」




半端なく綺麗な英語を穏やかに話す奥様。優しさが全身から溢れ出て神々しくさえある。

そのオーラに1発で好きになってしまった。
なんて素敵な人なんだろ。




「ローズさんってまるで柔らかい風のようですね。」



「ふふふ、でもたまに嵐にもありますわよ。ふふふ。」



そう柔らかく微笑むローズさん。

この奥様が運営されているんだからきっと愛の溢れる学校なんだろうな。


















案内していただいたのは学校の敷地内にあるとても立派なゲストルームだった。







綺麗なベッドがふたつ、それに部屋の中にトイレとシャワーがある完全なプライベートルーム。


しかもテーブルに歯ブラシや石鹸なんかのアメニティーが置いてあるなんて、まるでどっかのいいホテルみたいだ。








「どうぞ、自由に過ごしてくださいね。夕方になったら子供たちも授業が終わりますから、それからコミュニケーションしてください。」



そう言ってローズさんは敷地に歩いて行った。















ベッドに腰かけるとあまりの快適さになんだかムズムズしてくる。


こんなにビップな待遇をしてもらえるなんて想像もしてなかった。



今回俺はリコーダーの寄付、そして子供たちと音楽を通してコミュニケーションをするためにここに来ている。

事前に連絡を取り、俺がタミルナドの学校で音楽を教えている人間だということも伝えているので、ローズたちもそのつもりで俺たちを迎えてくれているんだろう。


あまりに自由な雰囲気で案内してもらっているので、どんな感じで子供たちの中に入っていけばいいかまったく分からないけど、まぁなんとかなるだろう。




夜行列車であまり寝られなかったこともあり、部屋の中で少しだけ睡眠をとった。















昼前に起きてローズさんのお宅で美味しいランチをいただき、午後はゆっくりと部屋やそこらへんで過ごし、夕方になってから学校の中を回ってみることにした。

すると可愛い子供たちがやってきた。
俺たちを案内してくれるみたいだ。




ありがとうねと言うと、いきなり女の子が俺たちの手を握ってきた。

突然のことでびっくりする俺たちだけど、女の子たちはいたって普通のことのようにこっちだよ!と手を引っ張ってくる。

小さくて柔らかい手のぬくもりがじんわりと嬉しい。



























牛や鶏の敷地、グラウンド、お祈りの建物、色んな建物が広い敷地の中に散らばっており、その中に子供たちの宿泊施設もある。











男の子と女の子に分かれており、それぞれここで寝起きを共にしているようだ。

広々とした食堂もキッチンもある。


子供たちは俺たちに、新潟から来たのー!?と聞いてくる。
新潟とかマイナーな県なんで知ってるの!?そんなにイタリアンが好きなの!?って驚いた。









有名な巨大マンゴーの木。
この学校のシンボル。
















こうやって学校の中を歩いていて思った。


子供がみんなかなり外国人に慣れている。








これまで訪れた他の学校のようにウギャアアアアア!!外国人だあああああああ!!ヤッベ!!うわヤッベェ!!とか言って群がってきたりしない。

みんな俺たちのことを見かけても何も言わずに横を素通りしていく。


その理由はこの学校の歴史に大きく関わっているようだ。













このニューホープスクールが設立されたのは1985年のことだという。

前身である施設時代も合わせたら33年間もこの地で身寄りのない子供たちを受け入れて教育を行ってきているとのこと。



そんなある日、学校に対して大きな寄付を行った日本人がいた。

それがカタギリさんご夫妻。


カタギリさんたちは退職後に訪れたこのニューホープスクールのことをとても気に入り、子供たちのために私財を寄付したそう。


敷地の中にはカタギリさんのお名前がつけられた建物がいくつもあり、壁にはご夫妻のお写真も飾られてある。















ご夫妻は毎年この学校に訪れていたそうだけど、現在お2人は80歳とのことで、体調のこともあり、ここ2年は訪問できてないとのことだ。



子供たちが俺たちに新潟から来たの!?と聞いてきていたのは、別にへぎ蕎麦が好きでたまらないわけではなくカタギリさんご夫妻が新潟出身だからだった。


子供たちにとったら新潟が日本の中心なんだろう。








そうした経緯もあってかは分からないが、この学校には日本人が年に4~5人やってくるんだそう。

JICAの人がほとんどらしく、みなさん3ヶ月ほど滞在して日本語を教え、子供たちと時間を過ごしているとのこと。

これまでたくさんの日本人がここに来ているんだろう。




ナナコ先生のこと知ってるー!!?って子供たちが聞いてくる。

うん、知りません。でもお近づきにはなりたいです。

















そしてカタギリビルディングの他に、もうひとつよく見かける名前があった。

ヤンさんという名前がつけられた建物。



これはカタギリさんのようにスイス人の家族が寄付したお金で建てられた建物らしい。




あっ、と気づいた。

今現在、この施設には若いスイス人カップルが滞在しており、子供たちに音楽を教えているとのこと。



聞くとどうやらそのスイス人彼氏がこのヤンさんファミリーの息子さんらしい。









この学校はフリースクールだ。
無料で子供たちを受け入れている。

おそらく世界中の様々な人たちの寄付によって成り立っているんだろうな。


そりゃあ子供たちも外国人に慣れしたんでいるか。


カデルのところみたいにインド人のインド人によるインド人のための学校とは性質がまったく違う。

























そしてこうやって学校の中を見て回っていると、その設備の充実ぶりに驚かされた。

フリースクールっていったら、すぐにコズエさんのいるど田舎のギリギリで運営している学校のイメージが頭に浮かぶけど、ここには液晶薄型テレビがあった。


子供たちはみんな机と椅子を使い、それなりに綺麗な制服を着、広々としたグラウンドもある。

用具室にはカッコいいサッカーボールがたくさん置いてあった。








コズエさんの学校はほとんど知られていない。

このニューホープスクールは日本人やヨーロピアンに知られている。






ただそれだけでこんなに寄付による設備の充実ぶりに差がある。



きっと先進国の人間で寄付を行いたい人はたくさんいる。

でもその寄付先がわからないし、どうやったらいいかもわからない。


だから日本人のツテがあるところに集中してしまうんだろうな。



そんな流れがあるからこそ、継続した関係と教育が続いていくんだろうけど。

















灼熱の太陽が沈み、夜になってから子供たちはプレイルームへと向かう。


俺もそれに混じって地べたに座って子供たちのお祈りを見学した。


彼らはクリスチャンだ。
聖書を朗読し、アーメンと締めくくる。



すると子供たちが歌を歌ってよー!!と言ってきた。
もちろんやらせてもらうよ!









ギターを持ってくると、子供たちがマルマルー!!シングマルマルー!!と興奮しだす。



マルマル?


え?もしかしてマルマルモリモリのことか?



そのまさか。


しかも翼をくださいも知ってるし、AKB48まで知ってるという。



おお、ここに訪れてきた日本人ボランティアさんたちの努力の賜物だな。







よーし、それなら俺も後に続く日本人のために何か残していかないとな。




こういう時のための必殺技!!




ネンジュックルペイディドゥム!!





カデルのとこで覚えた超有名な曲だ。これを歌えばいつでも100パーセント大合唱間違いなし!!


こいつで子供たちのハートをわしづかみだ!!!





「ブラザー!!それはタミルの歌だからわからないよ!!」






はい、そうですか……………









そこにスイス人カップルのバスティアンがギターを持ってやってきた。


とてもフレンドリーで陽気で、綺麗な英語を喋る彼とはすでに挨拶も終えている。


バスティアンの彼女のマリアはリトアニアの女の子で、彼女はフルートを吹く。


これが楽団に入ってるような本格的なクラシカル奏者。




おお、リコーダーを寄付しに来たのにそんなプロがいたら恥ずかしくて吹けないよ………………









「オーケーみんなー!!いつものやついくぜー!!」



「イヤッホオオオオオオ!!!!」



「アヒャああアアアアアアアア!!!」




ノリノリで子供たちと合唱するバスティアンが弾いているのはインドの曲だ。

バスティアンは家族ぐるみでこの施設とお付き合いしているので、10年前から何度も訪れている。


今回も1ヶ月滞在しているようで、子供たちはブラザーシスターみたいな存在だよ、と笑っていた。


爆発するように全力ではしゃぐ子供たちと同じ目線で楽しそうに歌うバスティアンを見て、とても素敵な関わり方だなと思った。







カデルのところのように、先生はサーで呼ばれる存在ではなく、ここではバスティアンはブラザーと呼ばれている。

もちろん、どちらも素敵なことだ。









「フミ、一緒に歌おうぜ。なんでもいいよ!」



バスティアンと一緒にギターを弾いて歌った。

バスティアンと彼女の生徒たちとの距離の近さを見て、ちょっと戸惑っている自分がいる。




俺はインドの子供たちの中にここまで入り込めているだろうか。










汗をかきながら歌った。

なまぬるい夜風がココナッツの葉を揺らす。







子供たちとの間に線を引いている自分を感じる。












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2016年4月17日(日曜日)
【インド】 アラコナム






カデルの学校でのミッションは終わった。







途中バラナシやコルカタに抜けたりはしたが、ほぼ2ヶ月このアラコナムの学校で過ごし、子供たちに音楽を教えてきた。


ドレミファソラシドもほとんど発声できないほど音楽教育が進んでいないインドの田舎の学校での授業は、最初はかなり手こずったけどその分とてもやり甲斐のあるものだった。



むしろ、先生!このト長調のフォルテシモのウンポーコはイングヴェイマルムスティーンしなくていいんですか?とか意味不明なことを言われなくて良かった。


俺でも充分いろんなことを教えることができた。












しかし、俺が本当やりたかったのはもっと、明日の飯に困ってる子供たちに音楽を教えることだ。


そのために色んなツテをあたって学校を探していたんだけど、ひとつ、とある場所とコンタクトを取ることができた。


それはここチェンナイから10時間ほど北上したところにあるビシャカパトナムという町の学校。


ここは何やら日本人と関わりのある施設らしく、生徒たちのほとんどが家庭的な問題を抱えているという。

孤児も多いそうだ。


そんな子供たちが共同生活をしながら過ごしているという。




すでに学校側と連絡も取れており、今夜の電車でビシャカパトナムに向かい、明日の朝に駅にスタッフさんが迎えに来てくれる手はずになっている。






カデルの学校でのミッションはやり切った充実感がある。

しかしコルカタでの敗北感はいまだ胸に黒い影を落としたままだ。





俺のやるべきことをやらないとインドに来た意味がない。


リコーダー、タンバリン、鍵盤ハーモニカをバッグに詰め込み、カデルに駅まで送ってもらった。



カデル、サンキュー。

また数日後に戻ってくるから。







チケット買うのにくっつきすぎ。




















ローカル電車に乗り込み、カンちゃんとくっついて席に座る。


いつものようにフレンドリーなインド人たちはニコニコしながら話しかけてくる。



暑い熱気が充満する車内。


開け放たれた窓やドアから吹き込む風は熱風で、うだるような暑さだ。



カデルの話では現在この南インドに数十年ぶりという記録的な熱波が襲いかかってきているらしい。


うんざりするほど暑いのに、気持ちはかなり穏やかだ。











それは間違いなくカンちゃんがいるから。


1人旅と2人旅では気持ちの持ちようがまるで別物。


旅の孤独を味わうためには1人旅がいいけど、心に余裕を持つには2人旅。どちらも美しい。


トイレに行くにも、わざわざ狭いトイレ内に全ての荷物を無理やり持って入ることもないし、宿を探すときでも1人にカフェかどっかで荷物番をしててもらって手ぶらで回ることができる。


辛いことも悲しいこともムカつくことも2人だったら分け合うことができる。


自分だけで全てのミッションをクリアーしていかないといけないあの1人旅とは全然違う。





冒険感はないかもしれないけど、それでも初めての本格的な2人旅。

想像しただけで楽しくたまらなくなる。





ていうかキュウリ食べ過ぎ。
















「ほらカンちゃん見てごらんー。あのおじさんむしゃむしゃキュウリ食べてるねー。」



「そ。キュウリ好きなの。」



「キュウリがヒゲについてるねー。」



「そ。わんぱくなの。」








ニコニコしながら見てたらおっちゃんがキュウリ食べる?ってキュウリくれた。

というわけで俺たちもみんなに混じってキュウリむしゃむしゃ。



























チェンナイの駅に着き、ビシャカパトナム行きの夜行電車に乗り換え。














インドの今の時期はホリデーシーズンなので電車の空きが少なく、3Aクラスの席しか取ることができなかった。

でもおかげでエアコン付き寝台での快適な移動だ。









ところで、この電車のチケットは俺がお金を払っている。


ふと思うんだけど、カップルや夫婦で2人旅をしてる人たちってお互いの日々の旅費ってどうしてるんだろう。


電車のチケットなんかでも、それぞれの財布から出してるのかな。



俺とカンちゃんの場合は旅先で稼ぐスタイルなので別にどっちのお金ということもない。

ひとつの財布からお金を出していくことになると思う。




でもカップル旅だったら、日本でそれぞれが稼いだお金を使っていく形だろうから、どうしても差が出てくるんじゃないかな。

お互いに買いたいものも変わってくるだろうし。


そうしてどちらかが先にお金が尽きてしまった場合ってどうするんだろ。



夫婦の旅だったらひとつの財布になるのかな。














お金の使い方が違ったら喧嘩の原因とかになりそうだなぁ。



女の子はいいホテルに泊まりたい。
男は節約のためにも安宿に泊まりたい。


男の子は本場のスタジアムでサッカーの試合を見に行きたい。
女の子は興味ないからカフェでお茶したい。





意見が分かれることって必ずあると思う。

よほど気が合わない限り、どちらかが我慢して譲らないことには旅は続いていかないよなぁ。




「私たちも喧嘩するのー?」



「ねー。2人で稼いでるのにカンちゃんの方がお金たくさん使ってる!!つって。」



「そんなことない!フミくんも使ってる!!」



「カンちゃんは化粧品とかいっぱい買うやん!!俺は化粧品いらないし!!」



「フミくんだってギターの弦とかハーモニカとか買うやん!!高いやつ!!」



「それは路上で稼ぐために必要なものだから仕方ないやん!!」



「じゃあ私がお化粧しなくなってシミだからけの真っ黒に日焼けしたらフミくん嫌やろ!!」



「とりあえずこっちでご飯食べようよ。」



「うん食べるー。」











寝台列車の小さな1人用のベッドで2人でくっついて横になった。

1人でも狭いくらいなのに、そこに折り重なって2人で寝る俺たちを見てニコニコしてるインド人たち。











電気が消されて真っ暗になった車内で毛布をかぶった。


2人での旅も色んな苦労があるだろうけど、カンちゃんとなら全てを楽しめると思う。




2人で美味しいものたくさん食べようね。








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セルバムスクールでついに最後のイベント

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2016年4月16日(土曜日)
【インド】 アラコナム






「え?それならウチの学校で教えればいいよ。」




渋谷で出会ったインド人が居酒屋でポッと言ったその言葉。


酒の勢いもあったかは忘れたけど、ノリでいいねー!と答えてあれからわずかに10ヶ月。

今、あの約束が終わりを迎えようとしている。








何もわからないままこのインドに来て2ヶ月。

初めての音楽の先生という経験に戸惑いながら外国人の子供たちと向き合い、悪戦苦闘してきた日々。


怒ったり、笑ったり、これでいいのかと自問自答しながらも、やっとここまでたどり着いた。




思い出にはなる。でも思い出で終わらせてはいけない。


この2ヶ月が俺にとっても子供たちにとっても、人生の中で継続する課題の始まりであって欲しい。


ここが彼らにとって音楽の本当の楽しさを知った時であったら。

















あの時、渋谷の居酒屋でベジタリアンフードしか食べられない!と笑っていたインド人、カデルの家で目を覚ました。



「フミー。カンちゃんー、コウチャデキマシター。」



そう言いながら寝ぼけている俺のお腹をポンポン叩いてくるカデルは、もうすでに古くからの友達みたい。


パジャマ姿のカンちゃんと起きてエアコンの効いた部屋を出ると、むわっとした南インドの熱気に包まれた。

そしてそんな熱気の中で熱い紅茶をすすると頭が少しずつ冴えていく。


いつものイドリーとカレー、玉ねぎがたくさん入ったオムレツの朝ごはんを食べたら、部屋に戻って着替える。


白いシャツに黒いズボン、靴下をはいて革靴に足を突っ込んだら今できる1番の正装だ。





そしてギターを持って家を出ると、すでに太陽がギラギラと照りつけて、木々の影がくっきりと地面に落ちている。


よっしゃいくぞ。

太陽の下、踏み出して、学校へ向かった。




















午前中から俺が今まで教えてきた3グループの練習をそれぞれやった。






最初は幼稚園児たちのお空の星。



「きーらーきーらーひーかーる~~!!おーそーらーのーほーしーよ~~~!!」




みんなすでに歌詞を覚えてくれていて元気いっぱいに歌ってくれるんだけど、まだ半分くらいの子供が2番の歌詞がどうしても覚えられなくて、1番を繰り返して歌うのでもうぐちゃぐちゃなことになってしまうんだけど、まぁ可愛いからよし。









次にイマジングループだ。






この子たちは俺がたくさんいる生徒の中から選抜したエリートたちなので、みんな音感が良く、しっかり歌うことができる。

リーダー的存在のカニモリはとてもスマートだし、ニコニコ笑顔のマリはとても俺のことを慕ってくれている。














小さな女の子のミニーはいつも言葉が達者なおしゃまさんだけど、可愛くてみんなから好かれている。











そして1番音楽に熱心だったのがヒマン。

いつも俺の後ろをくっついてきて、フミーギター教えてよー、ねー教えてよーとしつこいくらいに離れなかった。



思えば生徒たち中でヒマンが1番過ごした時間が長かった。

Fコードが弾けなくて、握りこみの簡単なやり方で押さえようとしてるので、ちゃんとバレーで押さえないとダメだ!と言うと、しょんぼりした顔をする。



英語も上手だし、歌もかなり上手い。

そして素直でとてもいいやつだ。


ヒマン今日のステージ、頼んだぞ。














そして最後に翼をくださいガールズ。

勉強の合間をぬって俺の授業を受けてくれた彼女たちはみんなとても賢く、間違いなく将来有望な子供たちだ。






そんな彼女たちにテキストの勉強意外のことをどれだけ伝えられただろうか。


賢い彼女たちなら、きっと俺が話したことを胸のどこかにしまってくれたと信じたい。









「これからみんなが大人になって外国に行く機会もあると思う。そんな時に自分がインド人であることを誇りに思って欲しい。インドは素晴らしい国だから。そして言葉が通じなかったとしても、音楽があればすぐに壁がなくなるんだよ。だって音楽は、」



「インターナショナルラングエッジ!」



「インターナショナルラングエッジだもんねフミ!!」




ニコニコしているみんな。


そうだよ、ばっちりだよみんな。





















卒業式は校庭で行われるようで、日中だと暑すぎてできないので日が傾く17時頃から始まる。

それまで時間があるのでカンちゃんと2人で校舎の中を歩いた。








俺たちは明日、この学校を離れる。


といってもまた来週の木曜日の夜に戻ってくるんだけど、すでに学校は夏休みに入ってしまうのでほとんどの生徒とは今日が最後になる。



それを知らない子供たちが、いつものようにフミー!!フミーー!!と手を振ってくれる。


俺もそれに手を振り、走ってくる子供たちの頭をなで、肩を抱き、一緒に歩いた。


女の子も男の子も、小さい子も、大きな子も、みんな笑顔で挨拶してくれ、その健康的な若さがとても輝いていた。














インドの太陽が原野の木々と乾いた大地を照らし、熱風が吹き渡る。

原色の自然が力強くみなぎっている。


そこに生きる人々の表情は全てを悟っているようにも、全てを諦めているようにも見える。


それは音楽のようで、祈りのようで、しかし実は何気ない日常だ。



砂埃の向こうに佇む憧憬に、いつかの鼓動が聞こえる。


リフレイン。美しい人々。
風の声が聞こえる。





















太陽が校舎に隠れ、グラウンドに影が伸び始めた。

いつの間にかステージの前に椅子が並べられており、ぞろぞろと父兄の人たちが集まってきはじめていた。








幼稚園のクラスに行くと、ちっちゃい子供たちが先生から面白い衣装を着させられていた。

それは大学の卒業式とかでよく見るコート、それに紐がぶら下がった四角形の帽子。


子供たちバージョンのミニ衣装だ。


わけもわからず、キョトンとしてる幼稚園児たちがその衣装を着させられる様子が可愛くて仕方ない。





















校庭のステージのバックヤードには、今日の式典で出し物をする生徒たちが集まっていた。


俺もそこに混じって時間を待っていると、いきなりスピーカーからファンファーレが鳴り響き、父兄さんたちが整然と座る椅子の間のレッドカーペットを幼稚園児たちが歩いてきた。






今日は彼らの卒業式。

というかカデルの学校はエスカレーター式の学校なので正確には卒業式ではない。


進級式みたいなものだ。





イベントごとに力を入れているこのセルバムスクールではこうした思い出作りをキチンと行う。

来賓にはこのタミルナドの有力者も列席している。


うん、俺もそれなりに緊張してきたぞ。

















いつものように天才カトリーンの流暢な英語による司会で式典はスタート。

タミルナドの伝統的な歌が歌われ、来賓のかたのスピーチというふうに進んでいく。




俺はバックヤードで子供たちと最後の打ち合わせだ。

みんな緊張した面持ちで出番を待っているので、少し冗談を言って笑わせた。




「フミ、次が出番よ。準備はいい?」




式の進行をしているハニーが真剣な顔で俺を呼んだ。


さぁ、ついにこの時がきた。

この2ヶ月の集大成を出すぞ。


ギターを持ってステージに出た。







































日が沈んだ校庭で、カデルとカンちゃんと3人で椅子に座ってお喋りした。


ライトが照らす中、椅子や機材の撤収をしている人たち。


子供たちはもうみんな家路につき、学校は夜の闇の中でうずくまっている。

生ぬるい夜風が汗を乾かしてくれる。











幼稚園児たちの夜空の星は、まあぐっちゃぐちゃだった。

みんなバラバラで歌ってしまい、歌詞も違うし、かなりひどいことになってしまったが、まぁこれはもう仕方ない。

元気いっぱいで弾けるように歌うその姿を、父兄さんたちもニコニコしながら見ていた。










次のイマジングループは良かった。

歌詞の意味をどれほどわかってもらえたかはわからないけど、このインドの卒業式で大空の下、みんなで声を合わせた光景はとても素晴らしいことだったと思う。










そして最後の翼をください。

ビックリした。なんだよ、こんなにばっちり歌えるんじゃんかよと驚くくらいに綺麗に声が重なり、伸びやかに校庭に歌が流れた。

間違いなく、これまで歌ってきた中でのベストテイクだった。


ベストテイクすぎて嬉しくて俺がコードを間違えてしまったという、もうあれだ、そういうのもアリだ。








生徒たちみんなに良かったよ!!と言って回ると、フミ行かないでよー!!と周りに集まってくる。

次はどんな歌を練習するの!?と聞いてくる。










この子供たちが大人になった時に、どれだけの子がこの日々のことを覚えてくれているだろう。

会社に勤め、家庭を作り、子供ができ、日々の生活に追われる中で、ふとこの2ヶ月のことを思い出す時があるだろうか。



日本の田舎から来たギター弾きと、インドの田舎の町の子供たちがこの地球上で出会い、笑い、歌い、時間を過ごしたことの奇跡を素晴らしいことだっと思ってくれたら。







俺はきっと忘れない。

人生の中の大事な1ページがここでできたよ。






憧憬、リフレイン、風の声。



みんな、楽しい人生にしようぜ。








「フミ!ソバクダサイ!」


カデルが肩を叩いてくる。昨日のあまったソバを茹でて晩ご飯を食べよう。






~~~~~~~~~~~~~~~~~~




プリンスが死んでしまった。


この世界が偉大なアーティストを失ってしまった。


パープルレインを聞いた時のあの衝撃は絶対に忘れられない。





声も、ギターも、スタイルも、全部大好きでした。

素敵な音楽をありがとう。









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生徒を泣かしてしまった

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2016年4月15日(金曜日)
【インド】 アラコナム







朝、カデルのベッドの上で目がさめる。

隣で寝ていたはずのカデルは早起きなので朝の散歩に出かけていてすでにベッドにはいなかった。




もうひとつのベッドを見ると、そこでカンちゃんが寝ていた。








ふーん………






……………え?あれ?




か、カンちゃんがいる…………?って軽く二度見。










そうだ、カンちゃんがいる。

これからずっとカンちゃんと一緒にいられるんだ。




「フミー、カンチャンー、コウチャデキマシター。」




カデルが部屋のドアを開けてニコニコしながら言った。

いつもの朝の紅茶を飲むと、カンちゃんが美味しいと笑い、カデルも笑いながらiPhoneをいじっていた。























学校の授業が始まる前にちょっと町に出かけた。








朝の慌ただしいアラコナムの町の中、やってきたのは路上の花売り場。

いつもは素通りするこの場所にやってきたのはもちろんカンちゃんのため。


タミルナドの人たちの習慣である花の髪飾りを買いに来たのだ。























「カンちゃん、どの花がいい?」



「色々あるんやね!これがいい!」





少し黄色がかった白いその花はジャスミンで、1本の紐に花が結びつけられている。


外国人がこのとても伝統的なお花を買いに来たことがよほど珍しいのか、花売りのおばさんはニコニコしながら1メートルくらいに切ってくれた。値段は40ルピー。65円。
















家に帰ってカデルママにつけてくださいとお願いすると、任せなさい!とカンちゃんの髪に飾りつけてくれた。














そして、ちょっと待ってて!と奥に行き、戻ってくると手に持っているのはサフランの粉。

それをカンちゃんのおでこに親指で押しつけた。





「ワオ!!カンちゃんがタミルの女になったね!!」




みんながニコニコしながらカンちゃんのおめかしを褒めた。

恥かしそうにするカンちゃんから清々しいジャスミンの香りが漂って、とても綺麗だった。




















あ、昨日カンちゃんに髪切ってもらいました。

こんな感じで。






牛の前。


カンちゃん髪切るの上手!!


















さぁ!!カンちゃんカンちゃんとばかり言ってる場合ではない。


今日と明日は俺も結構忙しい。




今日は前々から予定していた翼をくださいガールズたちのレコーディングの日。



そして明日は学校の卒業式で、俺が教えてきた全てのグループの歌の発表だ。




ついにこの1ヶ月半の集大成の時。

俺たちにできる最大限の発表をしなければいけない。















気合いを入れていつものAVルームに行くと、翼をくださいガールズたちもみんな集まってきた。







フミのガールフレンドはいつ来るの!?といつもキャピキャピ聞いてきていた彼女たちなので、本物のカンちゃんを見て恥ずかしそうに騒いでいる。


中学3年生という年頃の彼女たちからしたら、フミの彼女!!というだけでとても大人の世界に見えているんだろうな。















カンちゃんとのコミュニケーションはひとまず置いといて、ステージに上がり最終練習。


これまで1ヶ月半、リコーダーなんかの練習もしていたけど、歌はこの1曲だけをやってきた。


もうみんな完璧に覚えている。


カンちゃんも、すごい!と驚いている。






でも当たり前だけど俺が求めるものにはまだ遠い。

みんな音を外す。

比較的上手いほうのカニモリやニラでも音を外すし、頼りにしてるカトリーンでもたまに思いっきりフラットする。


下手な子たちにいたっては、音程ほぼ無視だ。
もはやハモりみたいになってる。



もうこれはどうしようもなかった。俺の指導技術では全員を正しい音程には導けなかった。








しかし、やっぱりここに来てみんなが音を外してしまうことが悔しかった。


なんでその音が正しい音じゃないことに気づかないんだよ、ともどかしくてたまらなくなる。



今日、これからレコーディングをするというのに、この状態かと思うとどうしてもピリピリしてしまった。









そんな俺の感情が顔に出ていたのか、みんなもまたいつにも増して真面目な表情。


普段なら冗談を言って笑いながらほがらかに授業を進めていたけど、今日ばかりはシリアスにならざるをえない。





「オーケー、ちょっと休憩しよう。」



真顔で低いトーンで俺がそう言うと、みんな控えめに喋りながらステージの端に座る。

どうやら俺が怒ってるように見えたようだ。







すると、オシャベリが泣き出した。


え?な、なんで泣いてるんだ?




「フミ、オシャベリは自分が上手く歌えなかったからフミが怒ってると思って泣いてるんだ。」




カデルが、仕方ないなぁと笑いながら説明してくれた。



違うよ違うよ!!とオシャベリの肩を叩いた。


オシャベリの本当の名前はオシャ。

いつもペチャクチャ喋っておどけてみんなを笑わせるマスコットキャラクターみたいな存在なので、カデルがオシャベリと名づけた。



オシャベリのおかげで場がとても明るくなるし、人気者で可愛い子だ。


そのオシャベリがいきなり泣き出して本当に驚いた。




「フミ、もうフミがいなくなったら音楽の授業はしたくないってさ。フミと一緒に歌いたいって。」





そんなこと言われると胸がしめつけられる。上手く歌えないことを泣くほど悔しがってくれるなんて、それこそ最大の上達だと思うよ。

ちょっとこだわりすぎてたかな。





「オシャベリ、大丈夫だよ。歌で大事なのは心だから。一緒に歌ってくれてありがとうね。」



黒い肌を濡らしながら泣き笑いしてるオシャベリ。

本当にありがとうね。















それにしてもさっきからニラがあからさまに不機嫌そうにしてる。


ニラは翼をくださいガールズの中でも特に俺のそばにいたがる子で、学校の中でもいつも俺のことを見つけて恥ずかしそうに笑いかけてくる。


今日はその笑顔がほとんどなくて、つまらなそうな顔をしてる。




まぁ俺もアホじゃないからニラが子供ながらに年上の男性に好意を寄せているのは気づいていたけど、カンちゃんが来たことでめっちゃ分かりやすく敵対心を燃やしているようだ。


というか俺がカンちゃんばかり構うことに妬いているのか。

プンっ!!って感じだ。




カンちゃんにそのことを言うと、青春だなぁ、そんなのあったよねぇ、と同じ女子として気持ちがわかるよう。



そんな青春の中の一員になれてることが嬉しくもあるけど、でもどうしようもない。

だからといってニラが満足するようなことはできやしないんだ。


















ランチを食べ、午後になってついにレコーディングが始まった。

カデルが用意したのはリバーブ付きで、日本でも小さなライブバーとかでよく使われるそこそこいいミキサーだ。



歌用のマイク2本、それに学校にあったアコースティックギター用の外付けのピックアップで3チャンネル。




「みんないい?レコーディングってのはミスは許されない。もし今世紀最大に超絶いい歌が歌えて、これヤバい!!やっばい!!って思いながら歌い続けて最後の最後で誰か1人が失敗したらまた最初からやり直し。わかったね。集中していこう!!」



「イエス!!」



「でも音程ばかりにとらわれたらダメだよ。気持ちをこめること。いつも目の前に千に……」



「1000人のお客さん!!」



「1000人のお客さんがいるんだよね!!」



「そうだ!!よーし、いくぞー!!」





これまで何度も言ってきた言葉をしっかり覚えてくれてるみんな。


いつも目の前に1000人のお客さんがいることを想像して歌うんだ。

気を抜かず、100パーセントの力をこめよう!















カデルがカメラを構え、しっかりケーブルを繋いで音と動画を撮っている中、ギターを鳴らす。



最初はカトリーンのソロからだ。

この最初のソロパートを誰に任せるか考えていたが、やはりカトリーンがダントツで上手かった。





ソロパートが終わり、全員が入り、コーラス。



2番ではハモりをしたかったけど無理だったので、メンバーを半分半分に分けて交互に歌う。



2番のコーラスで手拍子を入れ、さらに最後の繰り返しで転調。


これが俺にできる精一杯のアレンジだった。





















場所を変えながら5テイク。

意外に本番ではしっかりと歌ってくれ、最終的にこれがベストだろうというテイクを撮ることができた。



ナイス!!とみんなに声をかけると、グッドじゃなくてナイスかー、と俺の口からグッドが出なかったことに満足していない様子。



ここにきてみんなの向上心を見せてもらえたことが嬉しい。

そんなこと言われるともっとここに残りたくなるじゃんか。























「カンちゃん、このカレーめっちゃ美味しいよ。俺のお気に入り。」






「またまたー、そんなこと言って、どうせカレーって言っても日本のやつみたいなのじゃないから日本人の舌には合わないんだよね。それに私ってグルメっていうか美食家?みたいな?本当こんな普通のカレーで満足とかできるわけないっていうかきゃあああああああああああ!!!!!」









お決まりのやつですね。

これからはカンちゃんバージョンもお楽しみに( ^ω^ )











ゴータムのお腹気持ちいい。














「カンチャンー!カンちゃんのお化粧ってどうして朝から夕方まで変わらないの!!不思議すぎる!!ミステリーだ!!」




レコーディングが終わってランチを食べ、リラックスしたみんなが一斉にカンちゃんに群がって話しかけた。



ガウチョパンツに白いゆるいTシャツという西洋的なファッションに興味津々な年頃の女の子たち。


今日のカンちゃんはバレーシューズみたいな靴を履いてるんだけど、その靴下が指先とカカトしか隠れないようなやつなので、みんな、そんなソックス見たことない!!と驚いてる。








でも、みんながキャッキャとはしゃいでいる輪の外でやっぱり不機嫌そうな顔をしてるニラ。



そんなニラに、コーラムを書いてみてよとお願いすると、チョークを持って黒板に絵を描きだした。



コーラムってのは家の前の地面に描かれる模様のことで、このタミルナドではどこでも見られる伝統的な風習だ。

タミルの女の人はみんなその描き方を知っている。



迷いなく線を引き、美しいコーラムを描きあげてくれたニラにすごい!と言うと、恥ずかしそうに笑う。


その笑顔はいつものニラの可愛らしいものだった。



ニラ、みんな、明日は卒業式でいい歌を歌おうな。































「ソバアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!いやったあああああああああ!!!!!!」



晩ご飯の時間になり、カデルが興奮ぎみに家の中を歩いている。


そう、今日はカンちゃんが日本から持ってきてくれた食材を使ってカデルに日本食を作ってあげることになっている。





日本が大好きなカデル。


この前日本に来た時、最後の日に何を食べるかということで、選んだのは富士そば。



金持ちのカデルなので別になんでも選べるのに、富士そばで天ぷら蕎麦立ち食いという渋いチョイス。




「フジソバサイコウ!!チョウオイシイ!!」



そう言うカデルとショータ君、それと二日酔いで死にそうになってる俺の3人で、渋谷で富士そばを食べたのはいい思い出だ。



そんなカデルのリクエストでカンちゃんが持ってきてくれたのは蕎麦。
そしてマヨネーズ。








「アアアアアアアア!!!!ワタシハホントニマヨラー!!チョウマヨラー!!」




びっくりしたんだけど、タミルの子供たちはマヨネーズを知らなかった。

それほどまでにタミルナドはタミルナドの文化で成り立っている。



でもカデルは世界中に行ってる国際人だ。

バーガーキングを知ってるし、好きな映画も007。










というわけでカンちゃんと2人で料理開始!!

よし!!料理しにくい!!!






キッチン道具が全てカレーを前提に作られているので使いにくいことこの上ない!!




おかげで時間がかかりまくるんだけど、それを後ろにぴったりくっついて見てくるのは、




お手伝いのおばちゃん。




見ているというよりかもはや監視。
俺たちの動きを真後ろでチェックしている。





インドではある程度の立場というか身分の人は料理はしない。
カデルはまったく料理をしたことがない。

料理はヘルパーさんがするものって感じだ。



俺はこの家ではゲストなのでカデルと同じようにサーと呼ばれるんだけど、そんな俺がキッチンに立っていることがすさまじく珍しいようだ。





でもそれだけじゃなく、日本人が料理?へっ、なめんなよ!みたいな感じの対抗心がおばちゃんの目線に見え隠れしている……………



そして我慢できなくてめっちゃ手を出してくる。




ガスコンロが日本みたいに自動点火ではなくライターの火をかざしてガスに引火させないといけない旧式のタイプで、ちょっと使いかたがわからずに手間取っていると、はいはい、日本人は火もつけられやしない!!といった感じでライターを取り上げて火をつけてくれ、勝ち誇った顔をしてくる。



そしてカンちゃんが芋を茹でていたら、そろそろいいだろう、と勝手に判断して火をとめてくる……………




おばちゃん!!日本食のこと1ミリも知らんやろ!!勝手に加わってこないで!!







そんなおばちゃんのインドチェックに翻弄されながらもなんとか料理完成。







かき揚げ蕎麦とポテトサラダ!!



うん!!おばちゃんが勝手に火を止めたからポテトが固い!!







ど、どうだろう…………

カデル食べてくれるかな……………




富士そばも結構美味しいからな………………




そんな心配をよそに器を手に持ってスープを最後まで飲み干してくれたカデル。









「チョウオイシイデス!!アリガトウゴサイマスー!!ニホンサイコウ。」





あー!よかった!

ていうかカデルあと1ヶ月後に日本行くから蕎麦食べ放題だけどね!!






日本のみなさん、6月に大阪の蕎麦屋さんでインド人みかけたら十中八九カデルなので声かけてみてくださいね( ^ω^ )














さぁ、残りは明日。

明日の卒業式でこの1ヶ月半の集大成を全て出し切る。


最高の歌をみんなでこのタミルナドの地に響き渡らせるぞ。














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ついにカンちゃんがインドにやってきた

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2016年4月14日(木曜日)
【インド】 アラコナム






カデルの家。

朝早くに起きて支度をし、まだ日が昇り始めたばかりの薄ピンク色の空の下、車に乗り込んだ。



カデルが運転する横に座り、アラコナムの町をすり抜け、田舎の一本道を走っていく。





どこまでも続く道。

ヤシの木が原野の中に散らばり、ところどころに汚い池が空をうつしている。


とても静かで、寝ぼけ眼にはまだ夢の中のようにも見える。












あれは去年のこと。


本の出版をし、CDも発売し、世田谷区民会館ホールでの大きなライブを終え、ドタバタに走り回った東京での夏。


ラジオに出たり、いろんな取材を受けたり、たくさんの偉い人たちに会ったりして、それなりに忙しくて、それなりに緊張して、今まで歩いてきた路地裏の風景とは違った場所を覗かせてもらった。







あの夏が終わって、世界一周からそのままの勢いで駆け抜けた熱い日々がひと段落したんだけど、その時にはすでに次にやりたいことは決まっていた。





インドでやり残したことにもう1回チャレンジしに行こう。








そして日本中をライブ行脚しながら、各地でリコーダーを集めて回った。


たくさんの人が協力してくださり、最終的には102本のリコーダーが集まった。


これを持ってインドに渡り、ストリートチルドレンに配って一緒に演奏して稼いでやる。物乞いじゃなくて、ちゃんと何かの対価としてお金を稼ぐということを教えたい。

その思いは、集まったリコーダーを見てさらに固いものになった。
























「え、じゃあ私どうすればいいの?待っとけばいいの?」



その時、付き合い始めていたカンちゃんが結構真面目な顔してそう言ってきた。



インドに行く期間はおそらく3ヶ月。

それくらい待っててもらえるんじゃないか。大丈夫じゃないか。


そう伝えるとカンちゃんは不服そうな顔をしていた。


そしてハッとした。




俺はまた待たせようとしている。

今までこうやってどれだけの人を傷つけてきたのかわかってるはずなのに、性懲りも無くまた、待ってて、というお決まりの言葉を口にしている自分に驚いて呆れた。









20歳のころから始めた旅の人生。

いつも恋人がいて、いつも待たせてきた。

そのことで旅に制約ができて、とことん自由という旅が出来てこなかったのに、やはりいつも恋人がいて、待たせてる男と待つ女をやってきた。



本当懲りない。




そしてまた、また待たせようとしている。











「カンちゃんも…………行く?」



この言葉を初めて恋人に言った。


旅は1人でするもの、そうやって14年も旅を続けてきた。

俺がそう思っていたのもあるし、付き合う彼女たちが旅とは無縁の生活をしている人たちばかりだったというのもある。






しかしカンちゃんは旅大好きの女の子。

10代の頃からアメリカに住んでて、インドネシアにも住み、1人で世界中を回るバッグパッカーだし、インドの安宿とかにヨユーで泊まれるような子だ。

俺なんかよりよほど海外経験豊富。




そんなカンちゃんとなら、一緒に旅できるかもと思えた。


俺がカンちゃんのことを大好きで仕方ないってのもあるし。











「いやー!!行く行くー!!ヤバっ!!楽しみすぎる!!仕事先にいつ言おうかなー。」





カンちゃんの天秤は一瞬で旅に傾いた。





「もうさ、どうせならインドだけじゃなくてその後に2人の行きたいところを思いっきり回ろうよ。お互いの好きな国や町を見せあおうよ。」



「えー!素敵すぎる!!でも……お金どうしよう………」



「俺が歌って稼ぐから心配しなくていいよ。」



「…………わかった!!でもフミくんに頼りきりにはならない!!私も自分で稼ぐ!!」




そうしてカンちゃんはそれから海外で稼ぐ方法を色々調べ始めた。

各国の色んな面白いものを女子目線で買ってそれを通販サイトで売る。他にも旅関係のサイトにレポートを寄稿するバイトなど、稼ぐ方法はそれなりにあるみたいだった。





「2人で行きたいところ行きながら稼いで、それでお金貯めて日本に帰ってきてからゲストハウスやろうよ。カンちゃんは大阪でゲストハウスで働いてたからノウハウも分かってるし、お互いのこれまでの旅の経験を活かして楽しい宿を作ろう!」



「いやー!楽しみすぎるそれ!!今までたくさん外国行ってきたけど、お金の心配をしなくていいなんてすごすぎる!!フミ君ってすごくいい旅してきたんだねー!!」





それからカンちゃんと2人旅の夢をたくさん膨らませ、ついに俺の出発の日が来た。


カンちゃんは仕事の都合であと2ヶ月は働かないといけなく、ちゃんと仕事を勤め上げてから追いかけるね!ということになった。





前回の旅の始まりとは違い、飛行機で日本を出てシンガポールへ。


そこからはこのオンザロードアゲインに書いてきたとおり。








ついに、14年旅してきて初めての人との旅。

それが今日から始まる。


今日、カンちゃんがインドに着く。

































チェンナイ空港のインターナショナルアライバルに着くと、出口の周りにはお迎えやタクシーのドライバーでたくさんの人だかりができていた。

人ごみの中にカンちゃんの姿を探すけど、それらしき女の子は見当たらない。

インド人だらけなので、アジア人の女の子がいたら目立つはずなんだけど。







俺が最初にこの空港に着いた時、ワイファイが見つけられなかったので根性で1人でアラコナムに向かった。

ヤケクソで人に道を尋ねまくって、奇跡的にあのど田舎のアラコナムにあるカデルの学校までたどり着いたんだけど、そこでママからカデルに電話してもらうとカデルは空港で俺のことを探していたという申し訳なさすぎることになってしまった。


そうならないよう、空港から動かないでねとカデルがカンちゃんに念を押している。


2ヶ月ぶりの再会、そしてそれがインドだということにドキドキが止まらなくて、手に汗をかきながら到着口をじっと見つめていた。












しかしなかなか出てこない。

もう飛行機は1時間ほど前に到着しているので、イミグレーションも越えて荷物もピックアップしているはず。


あー、ドキドキするな。

どんな顔して再会すればいいんだろ。花束も何もない。

















ここからだと出口が見えにくいのでちょっと待つ場所を変えようと人ごみを縫って反対側に回っていた時だった。


端っこの方に小さな女の子が立っているのが見えた。

インド人のオッさんが横にくっついて話しかけている。しつこいタクシーの運ちゃんか。






「あああああああ!!!カンちゃんーーー!!!!」



「あああああああ!!!フミ君ーーー!!!」






大きなキャリーバッグ、インドに似つかわしくない洋服、それは紛れもなくあのカンちゃん。


真面目なインド人であるカデルが一緒にいるのが少し気になったけど、構わず抱きしめた。


すでにこの気温で首に汗をかいているカンちゃんの肌がとてもとても懐かしかった。

カンちゃんの体、カンちゃんの匂い、カンちゃんの声、いくら抱きしめても足りないくらい柔らかくて、可愛くて、人とくっつくことの喜びがあふれ出すようだ。



あああ、会えた………………

本当にこのインドで会えるなんて。




俺たちの様子を見て、カンちゃんにくっついていたタクシー運ちゃんは別の客を探しに離れていった。









「ハジメマシテ!!インドヘヨウコソ!!」



「カデルだー!!はじめましてー。」




カデルの家に滞在している間、よくビデオ通話でカデルとも話していたカンちゃん。


英語ペラペラのカンちゃんだし、カデルもカンちゃんのことをすごく気に入ってくれているのですぐに仲良くなり、前からの友達のように笑いながらみんなで車に戻った。
























途中、ご飯を食べたりココナッツを飲んだりしながら車を走らせアラコナムに戻ってきた。



「わー、ここでずっと生活してるんだねー、フミ君。」



何もないただの小さな町であるこのアラコナム。

俺にとってはすでにホームタウンくらいにリラックスできる町なんだけど、カンちゃんにとっては当たり前に見知らぬインドの田舎町だ。


この牛、このクラクション、このボロい建物は日本人にはかなり衝撃的だと思う。






しかしカンちゃんはバッグパッカーだ。

すでにインドは3回目だし、カンちゃんはこうした個性のある国が大好き。

お化粧もちゃんとして、旅先でもオシャレを欠かさないような子だけど、道端にあるボロボロの屋台のご飯を食べ、小屋みたいな安宿に泊まれる女の子だ。


そんなカンちゃんだったら、この何もないけどインドの素直な顔を見ることができるアラコナムをきっと好きになってくれると思えた。























「カンチャン、セルバムスクールヘヨウコソ!!」




学校に到着し、家に入るとパパとママが最大の笑顔で迎えてくれた。





「カンダ!!モストウェルカム!!」



「カンダ!!イートランチ!!」





面白いことにカンダというのはこのタミルナドのヒンドゥーの神様の名前らしく、パパたちもすぐに名前を覚えた。

神田がインドでも神様の名前だなんて面白いな。





「いやああああ!!美味すぎて死ぬううううう!!!!」





カデルの家のこれぞインドという家庭料理に大興奮しているカンちゃん。








カンちゃんはパクチーが大好きだ。

他にも、日本人があまり得意としない海外の独特な風合いの味付けを好んで食べるので、このタミルナドのご飯は最高に美味しいだろうな。


ああ、もう、カンちゃんがここにいて嬉しすぎる。




カデルリクエストのお土産。


















カデルいわく、インドはすべての県がそれぞれのカレンダーを持っているよ、ということで、今日はタミルナドのニューイヤーらしい。


学校が休みなのでやることもなく、カンちゃんと3人で学校の中を歩き、敷地を案内して回る。


昨日までストーブを使っていたという日本から、この灼熱の南インドに来て汗をかいているカンちゃんの肌はとても健康的に美しい。


私焼けやすいからすぐに黒くなってまうー!!と困った顔をしている。


原野に散らばるヤシの木が太陽に照らされて熱風に揺れている。











元気いっぱいで明るくて、それでいて繊細で、頭が良くて、オシャレで、おとぼけで、誰からも愛されるカンちゃん。



カンちゃんはいつも、私外国で嫌な思いしたこと一度もないー、と言っている。


普通インドとか東南アジアとかをバッグパッカースタイルで回ってれば、嘘をつかれたりぼったくられたりして必ず腹をたてる。

俺なんかすぐムキになるから、こうした観光立国を回ってたらほぼ毎日何かにムカつきながら旅してる。



それがカンちゃんはないという。

みんないい人ばっかりだよーって言ってる。



これは、カンちゃんのほがらかな人柄が周りをいい人にしてるってことだと思う。




周りの人間を味方にするか敵にするかは自分自身の意識や行動次第なんだってことを、カンちゃんからよく学ばせられる。




















夕方になり、原野に真っ赤な太陽が沈み、夕闇が大地を覆う。

月が光り、夜風が吹き、ヤモリが鳴く。


そんなアラコナムの夜。









晩ご飯を終えて、いつものように外にタバコを吸いに出るんだけど、今日はカンちゃんと一緒だ。

2人で月明かりの下で向かい合う。



2ヶ月ぶりの再会だというのにカデルがいるから2人きりになれず、おかげでまだキスもしてない。




「カンちゃん、いつもここでタバコを吸いながらカンちゃんに電話してたんだよ。それが今目の前にいるんだなぁ。」



「ねー、面白いねー。」




カデルの学校の後にも行くところがあるので、2人きりになれるのはまだ当分先だ。

こうなると初めてのキスをテキトーにしてしまうのがもったいなくなる。

どんなシチュエーションでするのが1番いいかなぁ。


カッコつけてするのか、それとも何気なくするのか。カンちゃんが喜ぶ顔を見たい。









「わー、すごいなぁ。すごい自由だー。私今すっごい自由だよー。」




星空が広がっていて、オリオンが見える。

暗い夜の中にカンちゃんが笑顔で空を見上げている。




そうだ、俺たちは今とんでもなく自由だ。



仕事をやめ、お互いの親にも挨拶し、憂のないよう色んな準備をしていきている。


旅のお金も自分たちで稼げるし、前回みたいに2年という旅の期限もないので先を急ぐ必要もない。




お互いに旅が大好きで大好きで仕方ない上に、嬉しいことにこの星にはまだ面白そうな場所がたくさん残っているからありがたい。



なにより、俺たちの親や周りの大事な人たちがみんな健康であることを本当に幸せに思う。


旅に出られるための条件は色々あるけれど、すべてが完璧に揃ってる。







「これからずっと一緒なんだね。」



「そうだね。ずっと一緒に色んなところな行けるね。」





そのうち、タバコくらい1人で吸わせてくれないかな?とか言うようになるの?と笑いながら聞いてくるカンちゃん。


そんなこと絶対にない。

1秒でも多く欲しい。この人生の中でカンちゃんと体が触れ合っている時間が。






「あのバッグ、何があんなにたくさん入ってるの?お化粧品とかたくさん持ってきたの?え?コテも持ってきたの!?」



「持ってきたけど仕方ないの!だって私が汚くなるの嫌でしょ?女子力キープします!!」






2人きりで手をつないだ。



嬉しい。本当に嬉しいよ。ありがとうカンちゃん。









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明日ついにカンちゃんがやってくる

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2016年4月13日(水曜日)
【インド】 アラコナム










今日もカデルはPRビデオの撮影で大忙し。













俺はやることがないので、ずっと生徒たちと遊んでた。



ムニムニ。気持ちいい。








カデル忙しい。















ニラはすごく素直で可愛い。ちょっと俺のこと好きっぽい。カンちゃんの話すると露骨に嫌そうな顔する。青春ぽい。

こういう時どんな対応すればいいんだろ。













カデル忙しい。




















翼をくださいガールズとはもうすっかり仲良しでタミルの流行りのことをおしゃべりし、1番音楽に熱心なヒマンはずっと俺の後をくっついてフミーフミーギター教えてよーって言ってくる。



学校の中を歩けばみんなが俺を振り向かせようと声をかけてくるし、町を歩けば優しい人たちばかりだ。





日本では、インドとか治安どうなの?危ないよね?って言ってくる人も多い。

実際ちょいちょい事件に巻き込まれる日本人もいる。


でも、この日記を書いてる今はとんでもなく穏やかで平和な日々の中だ。












これを書いてる今は15日なんだけど、昨日たくさんのメールが日本から届いていた。



宮崎大丈夫!?という内容。



昨日の夜に熊本で震度7の地震が起きたらしい。

そして今朝にもまた地震6の余震というか地震が再度起きている。




報せを聞いてからすぐに実家に連絡したんだけど、宮崎は震度3くらいだから特に何も起きてはいないが、熊本は家屋が倒壊したり火事が発生したりして死者も出ているようだ。

震度7といったらかなりのもんだ。相当な被害が出ているはず。








宮崎は地震が多い。

子供の頃から震度3くらいなら日常的に起きているので、別にこれといって驚くこともない。

あー揺れてるねーって言って、普通に過ごしている。


そうした慣れが津波の被害を拡大させるんだけど。


今朝、さらにニュースでミャンマーでも震度6の地震が起きたということを知った。












自然災害はどこでも起きる。

インドでも洪水や津波が起きている。


どこが安全なんてないよなぁ。

もう巻き込まれるかどうかは運でしかないと思う。




ていうかお母さん。




「あんたなんで地震があったこと知ってるとね?インドにいるんやろ?」




どんな僻地にいると思ってるんだよ(´Д` )






本当、頼むから安全に過ごしてね。





帰ったらスキヤキ!!

三田牛のスキヤキも死ぬほど美味かったけど、宮崎牛のスキヤキもめっちゃ美味しい。


インドでスキヤキの写真見せたら、うげぇ!!牛食べるの!?馬鹿じゃないの!?って言われるけどね。

















あー、ついに明日カンちゃんがインドにやってくる。

信じられない。カンちゃんがこのインドの田舎にやってくるなんて。


そしてそこから2人の旅が始まるなんて。


楽しみで楽しみで仕方ない。

学校のみんなが俺の楽しそうな様子を見て、フミはよっぽどガールフレンドのことが好きなんだね!って言ってくる。






待ちきれないと思っていたこの2ヶ月。

やることがあって連絡しない日も多かったけど、いつもカンちゃんのことを想っていた。


やっと会える。














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ショータ君が撮ってくれたバラナシの写真

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2016年4月12日(火曜日)
【インド】 アラコナム






カデルがとても忙しそうだ。


学校のPRビデオの撮影で朝から校内でカメラを持って動き回り、夜は夜で土曜日の卒業式のために生徒の卒業証書を作成している。









ITボーイのカデルなのでたくさんのハイテクな機材を自在に操り、もうなんかよくわからんけど、ゴープロカメラをiPhoneとリンクさせて魚眼レンズでリモコンにしてマックブックエアーであれしながらアイウォッチで誰かと電話してる。


忙しい(´Д` )







そんな僕のiPhoneの最高難易度の使い道はスクリーンショットです。便利ですね。

でも同時押しのタイミングが難しくていつもシャットダウンしてしまって、ああもう!!ってなります。


豚に真珠、ホウケイにiPhoneです。




この前カデルにエアドロップの使い方を教えてもらいました。

便利すぎて吐きそうです。























というわけでカデルが忙しくて、生徒たちもみんなバタバタしており、今日は音楽の授業はなし。

予定では、金曜日に翼をくださいをレコーディングしようということになっている。しかもちゃんとしたミキサーを借りてきてだ。


そして土曜日は学校の卒業式で歌う予定。




練習は重ねてきたのでみんなある程度は歌えているんだけど、細かいところの音程はやっぱりまだズレるし、発声もまだまだ喉だけなので線が細い。

今の状態でレコーディングして学校のPRビデオに残していくってのはなかなか不安だ。






こだわってばっちり録りたいところだけど、難しいよなぁ………

すっごいオペレーターさんがいるわけでもないし……………







てか合唱のマイキングってどうやってやるんだろ。

部屋の広がる音で拾う感じかな。

ベタづけで狙うのかな。


ああああ!!この1ヶ月半の成果をちゃんとした形で残したいなぁ。





1番音楽に熱心なヒマン。







いつもニコニコの男の子。










なんていい表情するんだ!!面白すぎるわ!!








面白いからもう1枚。











俺の髪型ひどすぎ。















今日は授業がなかったのでひたすら新しいレパートリーの練習。


最近、新曲のイメージがわかない。

何をやってもつまらない気がしてしまう。

簡単な曲だったら30分もあれば作れるんだけど、いいメロディーや言葉が見つからない。


いつかそのうちポッと生まれてくれるかな。








今日も暑い1日。


もうすぐ、もうすぐでカンちゃんがインドに来る。









あ!ショータ君がこの前一緒にバラナシに行った時の写真を送ってきてくれたので載せときます。






もうマジカッコいい。

ショータ君本当にアーティストだよなぁ。


ショータ君と一緒に旅したい。そしたらいちもこんなにカッコいい写真を撮ってもらえるんだろなぁ。


上手い人に写真を撮ってもらえると、その歳その歳の1番いい自分を記録に残せる。


写真家ってすっごい素敵な存在だな。









そんなショータミヤケの講演会が東京の三軒茶屋であります!




男前、そしてめっちゃくちゃ良い人、仲良くなって損はないです。得しかないです。仲良くなって得な人間になりたい。



是非講演会に遊びにいって声をかけてみてくだい!








ショータ君のエアヌードはこちらをクリック









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金丸文武
プロフィール
宮崎県出身。路上演奏の稼ぎのみで日本一周、世界一周を達成。今も世界のどこかを放浪中。

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