観光で数日滞在しただけでその国の何がわかるの?という批判

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2016年3月12日(土曜日)
【インド】 アラコナム






今日の気温、37℃。



まだ3月。



これから夏になったら45℃とか超えてくるらしい。




人間が住む気候じゃねぇ(´Д` )








マジで家から外に出た瞬間、頭がクラクラしてくる。

太陽の威力が半端じゃない。



しかしこんな灼熱地獄だというのに学校にエアコンはない。

扇風機のみ。





「あああ!!今日も暑すぎる!!!カデル!!日本はまだ雪降ってるぞ!!」



「おいおい、これくらいで死ぬとか言ってたらドバイに行ってどうするんだ?ドバイは50℃とかになるんだぞ?外で路上するなんて自殺行為だよ。」




ドバイ稼げるかなぁっていうかまず路上やったら体がもちそうにないな…………

一応チャレンジしてみるけど……………


























そんなギラギラと太陽が照りつける土曜日の学校だけど、いつもと少し様子が違う。


カデル家族はみんないつも以上に綺麗な服装に身を包み、正装をしている。

カデルも昨日は町の美容室にヒゲを剃りに行っていた。


気合いを入れるときはちゃんと美容室で剃ってもらうのが男のたしなみってやつだ。













今日はカデルの学校の敬老の日。

生徒たちのお爺ちゃんお婆ちゃんが学校にやってきてセレモニーが開催されるのだ。


すでに朝からゾロゾロとお年寄りのみなさんが集まってきている。


先生たちもみんな大忙しだ。





俺も髪の毛もすっきりなでつけ、ヒゲを剃り、持ってる1番綺麗な服を着る。

そしてずっとバッグの中にしまっていた革靴を履いたらカデルやママがいいね!!と言ってくれた。




今日は俺にとっても晴れ舞台だ。

なんせ初めての翼をくださいガールズのお披露目。

カッコよくきめなきゃな。
























子供たちも気合い入ってる。











お気に入りの生徒のニラ。可愛いよ!!









大きな部屋の中には椅子がズラリと並べられており、前方に軽いステージが組まれている。

ここがメイン会場だ。

みんなで大きな看板を貼り、マイクチェック。

俺もきっちりギターのチューニングをして、準備を終わらせる。






しばらくしてお爺ちゃんお爺ちゃんたちが教室の中に入ってきて、椅子は後ろの方まで埋まった。








もれなくみんなインド人。
アジア人とか欧米人なんて1人もいない。

その分、俺に注目が集まる。






















セレモニーはまず何かの燭台に火が灯されるところから始まった。

天才カトリーンのスピーチで会が始まると、たくさんの出し物が披露された。















おめかしした女の子たちによる国歌斉唱。

タミルの歌。

小さな子供たちのあどけないスピーチ。




そんなほのぼのした内容にお爺ちゃんお爺ちゃんたちから笑い声があがり、みんなニッコニコでとてもいい空気。

その柔らかい表情は、コルカタなんかの北インドの喧騒の中で見る荒んだ絶望に満ちたものではない。


我が孫の成長を見守るとても穏やかなもの。


これが当たり前なんだよなぁ。




















今度は伝統衣装に身を包んだ女の子たちによるタミルナドの伝統舞踊が行われた。







手のなめらかな動き、指先の不思議な形はとてもインド的で、よく日本でも見る、首を水平にクイクイッと移動させるあの独特な動きももちろん入っている。


ニラが俺の方を見て恥ずかしそうにニコリと笑う。



ニラ!いいぞ!!
素敵だぞ!!頑張れ!!




踊りが終わると大きな拍手が会場から起こった。


























男の子のスシの耳をいじって遊んでたらカデルが肩を叩いてきた。




「よしフミ、次が出番だよ。」




よっしゃきたぞー。

この学校で音楽を教え始めてからの10日間の成果をバッチリ見てもらおう。


謎の日本人が住み着いているのは知ってるけど、どんなことしてるんだ?って思ってる人も中にはいるはず。


今日来ているお爺ちゃんお婆ちゃんたちにとったらあいつ何者だ?って感じだよな。


ちゃんとやることやってるだぞってのを発表しないとな。












まずは3歳の幼稚園児チームがゾロゾロと入ってきてステージに上がった。

みんな綺麗な服を着てモジモジしてて可愛い。

細かいことはいいから大きな声で元気いっぱい歌おう!!









まだ1番の歌詞と2番の歌詞がごちゃ混ぜになってて覚えきれてないけど、まぁなんとか歌いきることができた。



可愛いからオーケー!!!


でもこのままだとなんか変な歌を教えてる変なやつってイメージしか残らんから翼をくださいガールズ頼む!!!!


ビシッと決めていいとこ見せるぞ!!

























そして教室に入ってきた翼をくださいガールズ。


カトリーン、カニモリ、ニラ、みんな真剣ないい表情だ。


司会の男の子が俺のことをタミル語で何やら紹介してくれている間、みんなに近づいていってアドバイスした。



「みんな緊張してる?してるならそれはいいこと。それがいい歌を歌わせてくれる。よし、大きい声でいこう。大きいけどそれを押さえ込みながら、自分の声をしっかり聞いてね。」



「イエス!!」












シーンと静まり返る教室。



ゆっくりとギターを鳴らした。



みんなに合図を出すと、ピタリと綺麗に歌い出しがキマった。

よっしゃでかした、と思いながらみんなの顔を見ておどけた顔をしてみせたりしてリラックスさせる。


やはり少し緊張しているようで、いつもより声が出ていない。

でもそれがかえってハーモニーを作り出していた。




サビもバッチリ、そして2番もいい感じ。



ただリズムが走る!!

みんな突っ込んでしまうので、少しずつ早くなって行ってるんだけど、ここは無理やり矯正するよりこのままの勢いでいったほうがいい。



そして最後の転調までバッチリ合わさり、ジャーン!と最後のストロークをした。




盛大な拍手が起こって、みんな嬉しそうに笑った。



「みんなめっちゃよかったよ!!どうしたの!いつもより綺麗だったよ!!さては本番に強いタイプか!!俺も本番したい!つって!」



「フミ!アリガトウ!!」



「フミ!!もっと練習しようー!!」





生徒たちみんなが歌を楽しいと感じてくれてるのがわかった。


うおー………いい感じだぜ…………
こりゃみんなもっと上手くなるぞ。


あと半月。
コーラスパートもやってみっか。




















その後も色々と出し物があり、カデルのパパのリクエストで俺1人でもなんかやってくれということになり、3曲歌った。


まだ風邪の残りで喉がガラガラだったけど、最近練習してるタミルナドの有名な曲をさわりだけ歌うと1番の拍手が起こった。

やっぱり外国人が地元の歌を歌ってくれるのは嬉しいんだよな。


なんとかここを出るまでにこのタミルナドの曲をキチンと弾けるようになりたいな。



























3時間ほどで会が終わると、お爺ちゃんお婆ちゃんたちはゾロゾロと部屋を出てグラウンドのほうへと出て行く。







ブラスバンドの演奏。













待機の構えがウケを狙ってるとしか思えない。






顔がマジ。












カデルに呼ばれて俺もそれについて行くと、みんは幼稚園の建物の前にあるスペースに集まった。



お爺ちゃんお婆ちゃんたちがみんな椅子に座って一列に並んでいる。












何が行われるのかな?と思ったら、子供たちが銀色のお皿を持ってきた。



するとその銀のお皿を床に置き、子供たちがお爺ちゃんお婆ちゃんたちの足を洗い始めた。


















おお、これはすごい風習だな。

みんな洗うだけでなく、普段インド人がおでこにつけている赤や黄色のサフランの粉を足に塗り、手でタッチして自分の頭に触れる。



まるでクリスチャンがイエスの像にやるように、最大限の敬愛を込めてそれを行なっている。

わずか5歳とかの子供も。





「これはタミルナドの伝統的なリスペクトの行為なんだよ。こうやってみんな老人を敬い、大事にするんだ。」





お爺ちゃんお婆ちゃんはニコニコしながら手に取った花びらをハラハラと子供たちの頭上から舞わせ、降り注いだ。


子供たちの無邪気な笑顔と、お爺ちゃんお婆ちゃんのあふれんばかりの笑顔が、その花びらの向こうにあった。


とても美しかった。

























といった感じでインドの敬老の日はすべてのプログラムを終えたわけだけど、なんとも感動的な内容だった。


インドの片田舎でこんな素敵な時間を共に過ごせたことを奇跡のように嬉しく思える。


お爺ちゃんお婆ちゃんたちが俺のところにやってきて、素晴らしかったよと笑顔で手を握ってくれて胸がつまる。


全ての光景がとても美しいものだった。









でも、その後が結構驚いた。





プログラムを終えてからみなさん学校のティーコーナーに集まって紅茶を飲んだんだけど、まぁみなさんインド人ですね。


窓口に群がって順番無視で我先にと紅茶を頼んでいる。









さっきまであんなに上品で素敵な人たちだったのに、譲り合いの心ゼロで紅茶の奪い合いを繰り広げている。






さらに飲んだ後はこれ。












孫たちの通う学校の地面にゴミ散乱。



さ、さっきまであんなに上品で素敵な…………………















マジで苦笑いしてしまう。


でもこれがインド。

これが失礼なことではなく、インドの当たり前のやり方なんだよな。











インドに来るとだいたいの人はその汚さとかマナーのなさとかに嫌気がさし、観光客相手のアグレッシブなボッタクリに遭い、インドはもうウンザリだ!と言って帰っていく。


そして日本に帰り、インドの悪口を言って、モラルがないと笑う。





でもこうしたインドを非難する人たちに対して、よく軽率だと言う人たちがいる。

インドだけの話ではないけれど、観光で来て、数日上辺をなでただけでその国の何がわかる?私はこの国に何回も来ていて地元の友達がいてこの国の本当の素晴らしさを知ってる。数日滞在しただけでその国を非難するのは浅はかだ、と。







これ、前から思ってけど、俺はそうは思わない。



旅行者にとったら数日滞在した間に起きた出来事がその国の全てだ。
物を盗まれてロクな思い出もなければ大嫌いになるし、めっちゃ優しくされて美味しいご飯食べられたら最高の国。



それでいいんじゃないかな。


国民の全員が悪いやつじゃないことなんて誰だって分かってる。


本当は素晴らしい人たちばかりの魅力的な国なんですよ!なんて自分の経験からくる考えを自慢げに押しつけてくるほうがむしろ浅はかだと思う。















今俺は南インドの美しい人たちに囲まれて暮らしている。

今なら、数日の滞在でインドをバカにする人たちに、インドは素晴らしいところですよって言える。


でもそんなこと言わない。

自分が感じたこと、経験したことが全てだ。



俺もこれからも言う。

嫌なことがあったら、嫌いになる。






泰然自若のインド。

お爺ちゃんお婆ちゃんの笑顔を見てると、なんでもかんでも気を使って良いところを探し出してあげるような優しさなんてまったく要らないように思えてくる。




自分の思うように、自分のあるがままに。

自分の輪郭を感じよう。

大地と空が交わる真ん中にいる。






インドは普通の、この世界の営みの一部だ。












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インド人にマッチ棒パズル出してみた

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2016年3月11日(金曜日)
【インド】 アラコナム













4月になったら彼女がインドに来るんですよと言うと、写真を見せて!ということになった。


そんなわけでカンちゃんの写真を見せた。









「なにこれ!ママじゃない!!」



「ママがいる!!」






みんなが口を揃えてママが写真に写ってる!!と言うので、どの写真だ?と思って見てみた。




































この日からママのニックネームがキューピーになりました。




「ノー!アイムノーキューピー!!」



「キューピーだー!可愛いよ!!」



「ママキューピー!!」



「もう!!…………フミもそう思うの!?」



「はいとか言えるわけねぇし…………で、でもこれ赤ちゃんの人形ですからね。」



「あら!心は赤ちゃんのままよー!」






ど、どっちだよ……………





「いやー、これ可愛いわぁー。ママそっくりじゃない!!」




「あらまぁ、日本、中国、韓国、インド?」













そんなほのぼの家族のセルバム一家。



カデルは俺のiPhoneで写真を撮って、そのまま日本語設定のiPhoneを操作して自分のiPhoneに写真を転送してしまうようなアップル製品を熟知しているITボーイ。



腕にはアイウォッチをつけており、いつもそれで通話をしている。




写真もプロ級に上手くて、このセルバムスクールの学校紹介の写真やビデオはほとんどカデルが制作している。


このクオリティーが半端じゃなくて、カデルのセンスの良さがよくわかる。










しかも、カデルはすごくユーモアがある。



この前カデルの家に泥棒が入ったんだけど、その泥棒がたいしたものを見つけられずにココナッツを2つだけとって行ったというマヌケな出来事があった。



その様子が防犯カメラに映っていたんだけど、カデルは映像を上手く編集して文字とかを入れ込んで、まるでハリウッド映画の予告編みたいな面白いビデオを作った。



泥棒が柵を乗り越えるところで、アメイジングアクション!!バーン!!みたいな文字を入れてる。



クオリティー高くてめっちゃ面白い( ^ω^ )







よかったらどうぞ。













そんな賢いカデルや優しい家族のおかげで風邪もだいぶ良くなった。

まだ結構体はダルいけど、咳をするときの胸の痛みもほとんどなくなった。



これなら授業もできそうだ。



本当、体壊しすぎだよなぁ……………

こんなんでアフリカ行くのちょこっと怖いな……………


















今日は学校のいつもと様子が違って、生徒たちが慌ただしく動き回っていた。


飾りつけなんかが施されていて、いつもの休憩スペースに長椅子が並べられている。





そう、明日はインドの敬老の日。


ハッピーグランドペアレンツデーだ。



明日の用意のために今日は全員総出で準備が行われていた。










「フミ、それじゃあ明日の最終リハーサルをやるから教室に行こうか。フミサン、紅茶ノミスギ、マイドオオキニ。」




日本語をどんどん覚えていくカデルと一緒にオーディオルームに行くと、そこではすでにリハーサルが行われていた。
















子供たちのスピーチ、タミルの歌の発表、そしてタミルの伝統的な踊りの発表など、明日のために子供たちも練習を積んでいたようで、真剣な表情だ。



先生たちやママやハニーがビシビシ指示を飛ばしているのを見ると、どうやら明日のイベントは学校をあげての盛大なものだということがわかる。



おお、そんな中で歌うのか…………

翼をくださいガールズ、大丈夫かな…………






首をクイッ、クイッ、て横に水平に動かすあのインド的な踊りの動作、あれってやっぱりインドの伝統的な踊りの一部らしい。
















「さぁフミ、準備はいい?」



まずはわらわらと幼稚園児たちが教室に入ってきた。

どうやら、キラキラ光るお空の星も発表するみたい。


だ、大丈夫かな………………


まぁこの子供たちの場合はとにかく元気いっぱいに歌えば間違ったってそんなに気にはならんか。

とにかく大きな声で歌うことだ。



結構まとまってきているのでこれで良しとしよう。













そして本番の翼をくださいガールズたちがやってきた。









みんなそこそこ緊張してるみたいだ。

人前で歌うんだからそりゃ緊張するよね。



でもお金とるんだったらこれの100倍緊張するんだよ。





とにかくスウィッチを入れること。

ステージに上がったら外があんまり見えなくなるくらい自分の中の湖に沈んで、沈んで沈んで、それでいて周りを俯瞰で眺めていられるような研ぎ澄ました集中力。それを持てるように………って、まぁそんなこと14歳の女の子たちに言ってもしょうがない。


しょうがないけど、言うけどね。


何が彼女たちの心の中に残るかわからん。












リハーサルとは言え初めてのステージで、みんな出だしは思いっきりバラバラだったけど徐々に合ってきて、それなりに綺麗に歌いきることができた。


でもまだ俺のリードがないと戸惑うところが何ヶ所かある。

そこはもっとみっちりやっていかないとな。



あとは全体の声量の流れや感情の込めかた、ステージングも少しアレンジしたいし、来週からはコーラスパートにもチャレンジしてみたい。

何人かは正確に歌えてる子もいるようだし。







ほんと、練習は何日も何時間もやるのに、発表するのはほんの数分なんだよなぁ。


でも必ずみんなの中にその経験とスキルは残る。

思い出だけにしとくにはもったいないよな。






















夜はいつものように先生たちみんなでバレーボール。


まだ病み上がりでしんどいから勘弁してくれ………っていうんだけどあんまり人数がいないからどうしても参加しないといけない。






くたくたになってバレーボールを終えたら、みんなの宿舎でお喋りタイム。


いつもおどけてるスポーツマンのバラムルガンだけど、実はこれの先生。


数学。

1番わからんし(´Д` )


謎すぎる……………















そんな賢いインド人たちにマッチ棒パズルを出してみた。



マッチ棒を何回動かして正しい形にしなさいってやつ。


しかし簡単なやつを出してもすぐに解いてしまう。




「ヘーイ!!フミ!!ギブミータフクエスチョン!!ハハー!!」





そんなこと言うのでちょっと引っ掛けのこれを出してみた。













3本だけ動かして正三角形を4つ作りなさいってやつ。




「たった3回だと…………」



「ぬう………こいつはタフクエスチョンだぜ…………」





みんなめっちゃ悩んでる。





「わかる!!わかるんだ!!こいつはきっとめっちゃシンプルなんだろ!?」



「あ!!これでどう?!」



「それイクイラテラルトライアングルじゃないよ。(正三角形)」



「チクショウ!!なんて問題出すんだ!!眠れねぇじゃねぇか!!」















めっちゃ真剣にずっと考えてるのを見ながら横で鼻ほじりながらパズドラしてたんだけど、どうしてもわからないようなので正解を教えてあげた。




「こうだよ。ホラできた。」



「なんだとおおおお!!!これイクイラテラルトライアングルじゃねぇじゃねぇか!!」



「いや、ちゃんと正三角形だよ。」



「クソすっきりしねぇ!!!!」






答えはみなさん自分で考えてね( ^ω^ )





さぁ明日はついに翼をくださいガールズたちの初舞台だ。












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また体調崩して寝込む

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2016年3月10日(木曜日)
【インド】 チェンナイ






喉が苦しすぎて全然眠れない。



喘息の時みたいに呼吸がほんの少ししかできない。



喘息持ってる人なら分かると思うけど、肺に全然空気が入っていかないあの感じって本当に辛い。






呼吸ができなくて、それに鼻の奥が痛くて、咳すると喉だけじゃなく肺までものすごく痛い。



完全に風邪だ。
結構ひどめの。



一晩中、ずっとベッドでのたうってた。





















「フミサン、コウチャデキマシター。」



朝、カデルに起こされていつものようにチャイを飲みにリビングに行こうとするが、体があまりにもダルくて起き上がれなかった。


咳がひどい。





それをみかねてパパが病院に連れていってくれた。





俺、前回のインドで死ぬほど体調壊して、日本に帰ってから2年間、ひとつも病気になってなかった。


2年間ずっと体調良かったのに、インドに来た瞬間、10日で2回も病院に来るというこの国の実力。



いきなり冬の日本から灼熱のインドに来たっていう気温差もあるんだろうな。
あとは環境の変化で体がストレスを感じてるはず。



















今日もたくさんの薬を処方してもらった。
全部で210ルピー。350円。安いなぁ。







ちなみにここのドクターはカデルの学校の卒業生らしい。

パパの学校の生徒はアラコナムだけでなくチェンナイ、そしてインド全土、さらにニューヨークやロンドンなどでドクター、弁護士などのエリートとして活躍してるんだそうだ。






















あまりにもキツくて今日はずっと部屋で寝てた。

さすがに授業ができる体調ではない。




ここがカデルの家でよかった。


町の人から尊敬される人格者であるパパ、優しくて元気なママ、美人で賢いハニー、そして国際人であるカデル。


みんなが俺を気遣ってくれる。







泣けてくるほどありがたい。

何かお返ししなきゃっていつも思ってしまう。



少しでも生徒たちといい時間を過ごして、いい歌を歌い、何かを子供たちに伝えることが今の俺にできるただひとつのことだし、そのために俺はここにいるんだ。


早く体治してベストを尽くそう。






あー………きつ。

動けないわー…………











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カレーとグレイビーとサンバルの違いがわかる人すごい

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2016年3月9日(水曜日)
【インド】 アラコナム






これ、カレーとグレイビーとサンバル。









どれがどれかわかりますか?





どっからどう見てもすべてカレーの一種ですよね?



韓国人アイドル並みに見分けがつかない。





「いや!!え!?バカなの!?カレーとグレイビーとサンバルが一緒とかバカなの!?」




ってインド人からは思われるでしょうね。

しゃぶしゃぶとすき焼きと水炊きくらい違うんでしょうね。




味噌ラーメンと塩ラーメンと豚骨ラーメンくらい違うんでしょう。ていうかラーメン食べたすぎて吐く。


麻美ゆまと希美まゆを一緒にしたら殺すううううううううううううう!!!!!!




禁断症状でるうううううううううう!!!!!!!!千石食堂の味噌をゆまちゃんと食べたいいいいいいいいいいいいいいいイイヤッホオオオオウイイ!!!!!













というわけで毎日毎食、これらを食べています。

カデルの家に泊まっているんだからもちろん文句なんてない。

実際美味しいし。




しかしカデルの家ってめっちゃ徹底したベジタリアン。

しかもオーガニックフードにこだわっていて、ジャンクのジャの字のかけらも存在しない。



健康にはいいんだろうけど、コーラ飲みながらハンバーガー食べてタバコ吸って酒飲んでシメで家系食べてゲロ吐いて寝たい!!!






「カデル、怒らないでね。俺はマジで全然いいんだよ。まったく気にしてない。まったく不満もない。その上で聞いて。」



「なに?いいよ言って。」






インドに来て20日。

全人類が思っているこの質問を、ついにしてしまった。



















「毎日カレーで飽きない?」










言っちゃったああいああいあああええええううえあおえたあいいいい!!!!!!!



か、カデル怒ってない!?







「まぁフミには今日のサンバルも一緒に見えるかもだけど、毎日違うからね。50種類のサンバルがあって、今日のは俺のお気に入りのやつなんだ。だから飽きないよ。フミ、イートポイズン。フミ、ドリンクポイズン。ヒャッヒャッヒャ!!」







そうなんだろなぁ…………

インドってマジで何でもマサラが入ってる。



飲み物にも入ってるし、この前舐めた飴にも入ってた。

飴の中心に辛いの入ってるんだよ?信じらんねぇ……………




だから外国人からしたらどれも同じ味に思えてしまうけど、インド人からしたらラーメンとうどんとソバくらい違うんだろうなぁ。




ランキングの中にいるゴンザレスさんっていう女の人がインドで留学してるみたいだけど、だいぶ日本食恋しくなってるみたいですね。


超絶わかります。

多分ゴンザレスさんもこの記事読んで超絶わかる!って思ってくれてるはず。



ていうかカンちゃんがゴンザレスさんのこと大好きで電話してるとよくゴンザレスさんの話になります。


ゴンザレスとかいうからただの鼻毛のオッさんかと思ってたけどただの可愛い女の子ですね。











とにかく、ここはインド。

しかもカデルの実家だ。


ご飯に不満はないし、みんなのやり方に従うのみ。

タバコだけは我慢できないから、いつも学校の敷地の外に吸いに行っている。



ビールはマジで手に入れるのが大変だからもう何日も飲んでないけど、なんとか我慢できる。




だから別にこのままでいいんだけど、カデルが変に気を使ってそのことをママに伝えてしまった。



すると、わかったわ!フミのために新しいメニューを出してあげるわね!と言い出した。






うわああああ!!!!

泊まってる分際でご飯にケチつけるクソ野郎みたいになってる!!!!





「大丈夫です!!大丈夫です!!日本には郷に入っては郷に従えっていう言葉があるんです!!だから今まで通りでお願いします!!」



「気にしないで!!フミのためにちゃんとご飯考えてあげるからね!!」






うわあああああ気まずいいいいいいいいいい!!!!!

ママの笑顔がなんか怖いいいいいいいいいい!!!!








というわけで今日のお昼ご飯はエビとお魚のカレーでした。

お肉は日曜日しか食べないというこのタミルナドのルールを俺のために変えさせてしまうなんて恐縮とおりこしてとりあえず眉間に赤いのつけます。













とかこんなこと調子よく書いてるけど、実はこの日は朝から体調が悪かった。

喉と鼻の奥が痛くて、声が出しにくい。

体も少しダルい。




いつもカデルの部屋で一緒に寝てるんだけど、カデルは寝るときにエアコンをつける。

しかもかなりガンガンにかけるので寒いくらいだ。





インド人のくせに暑さに弱いカデル。

インド人のくせにインドの汚さが嫌いなカデル。






まぁそのおかげで快適に過ごさせてもらってるんだけど、毎日寝るときにあまりにも寒くて丸まって寝ていた。

ゆうべはあまりに寒くて寝袋を出してかぶって寝たんだけど、時すでに遅し。




見事風邪になってしまった………………






かなり喉が痛くて、こりゃ本格的にひきそうだなぁと思いつつも今日も音楽の授業だ。

土曜日の敬老の日までにある程度までクオリティーを高めとかないといけない。

休んでる暇はない。

























「よっしゃみんなー!ゴホゴホ………まずはいつものサレガマパダニサからいくよー!ゴホゴホ。」



可愛い年頃の女の子たち。


















いつも日本のことや、世界の国々のことを質問してきて、俺が大げさな表情と言葉で語ったりすると弾けるように笑ってくれる。

素直でいい子たち。




これだけ仲良くなってるんだから、彼氏はいるの?とかそんな話題でフレンドリーに盛り上がりたいところなんだけど、インドではそういった男女関係のことは声を大にして話せるようなことじゃないみたい。



この前みんなにベサメムーチョを歌って、どういう意味?って聞かれて、いっぱいキスしてっていう意味だよと教えたら、カデルにビビられてしまった。

生徒たちの前でセクシャルなことは言ったらダメだよって注意されてしまった。




たかがキスだよ!?

いっぱい立ちバックして、とかいってるわけでもあるまいに!!








インドでは婚前交渉はあまりないみたい。

最近では若い世代はもっとオープンになってきてるらしいけど、基本みんな恋愛に関してはシャイだ。


本当インド人は日本人よりもおくゆかしい国民性だなって思う。



北インドのほうはひどいけど。







1番左の子が天才カトリーン。










1番右の子がニラ。
可愛くて素直で歌がうまい。
ソロパート争いは今の所カトリーンかニラってとこかなー。













音楽の先生たちもみんないい人たちだ。
























翼をくださいの授業が終わったら、今度は幼稚園に行ってお空の星を教えた。








3歳くらいの超絶可愛い子供たちなんだけど、女の先生が俺なしで練習しててくれたみたいで、すでに1番はほとんど完璧に歌えるようになっていた。


まぁ歌うといっても音程とかはめちゃくちゃでただワーワー言ってるだけ。


でもこのくらいの子供はそれでいい。

元気に無邪気に大きな声を出すことが1番だ。



「みんなのうたが~、とどくといいな~~、はい!みんなの~、」



「ミナノオオオ~~!ユタカアアア~~!!」










可愛いなぁ( ^ω^ )









まぁそうやって歌を教えてる間も咳が出て、頭がクラクラしている。


こりゃヤバイなぁ………

ぶっ倒れそうだ……………




カデルの家でよかった。

これがどっか見知らぬ町で1人のときだったらなかなかハードな状況だ。






前回の一周中もよく風邪引いてた。

よく風邪ひきながら公園で野宿したりしてたよなぁ。



あぁ、思い返せばはるか昔のことみたいだ。

ヨーロッパ、いい日々だったなぁ。




また新しい思い出たくさん作るぞ。














学校が終わり、晩ご飯を食べ、薬を飲み、毛布をかぶって暖かくして眠った。

早く元気になりたいなぁ。









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自分を信じることが1番大事

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2016年3月8日(火曜日)
【インド】 アラコナム







インド人はだいたい鼻ヒゲがはえている。


みんなアゴヒゲは剃って、鼻ヒゲだけを作っている。



これって、ヒゲをちゃんとしてないやつはダメなやつっていう考えがあるからなんだそう。



ヒゲが整っていないと、ヒゲもちゃんと手入れできないルーズで貧しいやつってことになるらしい。




なので町を歩いていると、あちこちで路上ヒゲ剃り屋さんがいて、地面に座ってオッさんがオッさんのヒゲを剃っているのをよく見かける。






マジでボロボロの服を着た、汚れた体の人でも鼻ヒゲだけはしっかり手入れをしてるってのが面白い。


鼻ヒゲ整える前にその半ケツになってるズボンを買い直したほうがいいんじゃないかな……………













海外では色んな常識が日本と違うけど、インドでは本当に毎日のようにそれを目の当たりにする。

いつもカデルに指摘されてばっかりだ。



昨日も、買ってきた誕生日プレゼントを妹のハニーに渡したんだけど、渡し方が悪かったみたいで、みんなにハッとした顔をされてしまった。





え?!なに?!

別にバイブ渡してるわけじゃないし!!??









なにがいけなかったか聞いたら、どうやら左手で渡したのがいけなかったみたい。



人に物を渡す時は右手で渡さないとかなり悪いマナーにあたるんだそうだ……………

気をつけないとなぁ…………


















さて、今日も歌の練習。

メンバーはもうだいたい固定されたようで、カトリーンやカニムリ、アイダ、ニラ、ハリブリヤ、モニシャ、タピタなんかが主力メンバー。



でも音は外す。


全体的に歌えてはいるけど、まだまだ完璧ではない。



その度に演奏を止め、外している音をギターで鳴らしながら何度も体で覚えさせる。



みんな真剣な顔でついてきてくれる。













彼女たちは頭のいい秀才揃いだ。

もうすぐここを卒業したら大学へと進学するはず。

そしてこの国の経済を担うエリートへと成長していく。





そんな将来有望な彼女たちにとって、この歌の授業は時間の無駄なんじゃないのか?という疑問が少しある。


歌の練習してるくらいなら数式のひとつでも覚えたほうが彼女たちのキャリアになるはず。



趣味趣向に割く時間よりも、現実的なトレーニングをしたほうがいいのかも。






「サー!!フミは世界のいくつの国に行ったの!?」



「63ヶ国だよ。」



「すごい!!ワー!!」



「俺が世界を一周できたのは音楽があったからなんだ。そして世界中に友達がいる。でも俺はドイツ語もフランス語もアラブ語も喋れない。でも音楽があれば言葉はいらないんだよ。音楽はインターナショナルラングエッジだから。」



「イエスサー!!」



「もしかしたら、歌がみんなの将来の役には立たないかもしれない。でも音楽は感情を豊かにしてくれるものなんだ。様々なことに感動できる心はきっと人生を素敵なものにしてくれるからね。」



「イエスサー!!」



「よし、じゃあ最初からもう一度行ってみよう!!」







ちょんちょん。




ん?



歌おうとしてると、男子の生徒が無邪気に笑いながら俺の背中を叩いて振り向かせた。












どうした?と言うと、いきなりこんなことを言った。



「ワタシハ、猿デスゥ。」




な、なに!?なんでそんな日本語知ってるんだ!?と驚いたら後ろの方でカデルが爆笑してる。


生徒になんて日本語教えてるんだよ(´Д` )




俺も大笑いしたから女の子たちも大笑いして、男の子は面白がって嬉しそうな顔して何度も繰り返す。




「ワタシハ猿デスゥ!!ワタシハ猿デスゥ!!」




大笑いしながらみんなでまた歌った。



自分を信じることが1番大事なことだよ、みんな。






























「フミ!今週の土曜日はグランパとグランマの日なんだよ!お年寄りを敬う日なんだ!」



晩ご飯の時にいつものカレーを食べていると、カデルのパパがニコニコしながら言った。


なにやらこの土曜日はインドの敬老の日らしく、学校にお爺ちゃんお婆ちゃんたちが集まってイベントが催されるらしい。



インドの敬老の日なんてどんな感じなんだろ。





とりあえず学校に100人を超える爺ちゃん婆ちゃんが集結して、様々な出し物を披露するらしい。



「フミ!!翼をくださいは土曜日に発表できるほど進んでるかい!?大丈夫!?」





…………え?




えええ!!やるの!?
まだあの状態なのにやるの!?



大丈夫!!お客さんたちはどこが間違ったかなんてわからないから!!とニコニコしてるパパ。



そりゃそうかもしれんけど……………









とにかく…………今週の土曜日が俺たち翼をくださいガールズの初お披露目になりそうだ。


でもこういった目標があったほうか引き締まるよな。




いやー、いつも自分がいい歌を歌えるよう努力することしかしてこなかったから、教えている子供たちにいい歌を歌わせるってのがなんか不思議な感じだ。




いつも自分のことだけだった。
自分のことだけを磨いてきた。


誰かに分けるようになるんだなぁ。



みんな、いい歌うたおうな。












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2016年3月7日(月曜日)
【インド】 アラコナム












Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis





これ何かわかりますか?






1番長い英単語らしいです。

カデルが教えてくれました。





ぷにゅぅものうるとらまなひきねほわや@#○×〒〆(´Д` )


っていう発音です。


言えるか!!!








カデルと話してると本当に普通に皆目見当のつかない英単語を使ってくる。

よくそんなの知ってるねと言うと、そりゃ子供のころから英語で育ってるからね、フミが難しい日本語をたくさん知ってるのと同じだよと言う。





インドは英語がセカンドラングエッジとはいうけど喋れる人はそこまで多くない。


でも喋れる人はほぼネイティヴレベルに喋る。


その差が半端じゃなく開いているのは紛れもなく教育のおかげなんだよなぁ。


インド人はマジで賢い人が多い。






そのことをカデルに聞くと、こんなことを教えてくれた。







NASAの職員の30パーセント

IBMの職員の35パーセント

アメリカのドクターの30パーセント

グーグルのCEO

ペプシのCEO

シティーバンクのCEO

MicrosoftのCEO

ドーハバンクのCEO

マスターカードのCEO

ノキアのCEO

アドビのCEO

ソフトバンクの3番目のポジション

ドウシェバンクのCEO

インテルを作った人








これ信じられないくらいだけど、全部インド人らしい。




マジ?


インド人で世界回せるやん…………





世界の金融はユダヤ人が支配してるって話はよく聞くけど、それはユダヤ人が古代から教育を何よりも重んじ、実践してきたからとイスラエルに行って感じた。



現在のインドはものすごい勢いで経済成長し、教育の充実を図っている。


これほど国際的に活躍できる人材をバンバン輩出してるってことは、紛れもなくインド人は優秀な頭脳を持ってるってことだ。


人種によってこんなに顕著に違いがあるんだもんなぁ。







でも昨日、チェンナイのアミューズメントパークで見た世界の政治腐敗指数についての統計では、インドは全ヶ国中、85位だったかな?

それくらい下にいた。





ちなみに日本は15位。


1位はデンマーク。


上位5位までに北欧が全て入っているというスカンジナビアの奇跡的な人間の美しさ。




インドの清濁あわせもつ異質さって、マジである意味奇跡的だよな。







最下位は北朝鮮だって。

怖え……………

















さぁ、そんなインドで今週もお歌の授業頑張りましょう。


いつものオーディオビジュアルルームに行くと、ぞろぞろとメンバーがやってくる。


今日で3回目なので固定メンバーの顔も覚えてきた。

みんな端正な顔立ちをした美人揃いだ。












14歳の女の子たちで、まぁ箸が転んでも笑う年頃ってやつ。

俺が少し冗談を言っただけでキャッキャ笑ってくれるのでコミュニケーションもとりやすい。



しかも俺がリッスンって言ったらピタッとお喋りをやめて真剣な顔で俺の発言を待ってくれるという素直さ。




マジでなんでこんな素直なんだろ。





だいたいこれくらいの年頃だったら、必ず先生に反抗する奴がいるもんだ。


ケッ、歌なんか歌ってられるかよ、ってスカした顔してヤンキーを気取る子供。

もしくは先生に対して友達のように接してくるイマドキの子供。




それがマジで1人もいない。


日本の学校からしたら考えられないことだと思う。





「カデル、どうしてみんなこんなに素直なの?」



「ん?だってインドでは先生ってのは神様レベルの存在なんだよ。親よりも偉い。だから最大限のリスペクトを持つんだよ。日本ではそうじゃないの?」






全然違う。

マジでリスペクトなんかされない。

ていうか教師が飲酒運転したり生徒に猥褻行為を働いたりしていて、尊敬に値する人なんて少ない。



いやー、インドすげぇなぁ。













すでに3回目の授業ということもあって、レギュラーメンバーたちはもう曲の流れはつかんでいるようだ。

全員で合唱したら、それなりにキッチリ聞こえてくる。

歌詞のポジショニングもバッチリだ。





ただ音程はまだまだバラバラ。

はっきり言って絶望的なレベルだ。


合唱すればそれなりに聞こえるけど、個々では聞けたものではない。



これをどうやって矯正していくのか……………






そんな中でかなり正確に歌えている子もいる。


カトリーンだ。



いつも俺のすぐ横に陣取ってくる前に出たがりの子。



このカトリーンは生徒会長的存在らしく、先生やカデル家族からの信頼もあつい特別な女の子だ。





マジでオールラウンダーの天才で、何をやらせてもトップクラスの成績を出し、この前の全国模試では500点満点中で490点を叩き出したというこの学校の星だ。

ちなみに平均値は350。






このカトリーンがいるおかげでかなりメンバーにまとまりが出ているのはいいことなんだけど、カトリーンのワンマンになるのはあんまり良くないと思うんだよなぁ。


合唱はチームでやるもんだと思うから、全員のレベルを高いところで揃えたい。


でもやっぱりカトリーンの存在はでかい。






「みんな聞いてー。」



「イエスサー!」



「この曲の最終的な流れだけど、1番最初の出だしの2行。ここをソロパートにしようと思ってる。誰か1人に歌ってもらって3行目からみんなが入ってくるって感じ。ソロパートの子はみんなの中でも特に上手い子にやってもらいたいんだ。」



「カトリーン!」



「カトリーンカトリーン!!」






みんなが口々にカトリーンを指名した。

カトリーンもまんざらじゃない顔をしてる。



みんなの中でもカトリーンはデキる子っていうイメージが定着してるんだなぁ。

こういう代表するものはカトリーンにやらせとけば間違いないって感じだ。








でも最終的に選ぶのは俺だ。

カトリーンは確かに上手いし、華がある。

でも歌ってのはそれだけじゃない。人を惹きつける不思議な魅力を持ってる人ってのは必ずいる。


空気を作れるやつ。



ライブハウスとかでも、そういうやつがステージに立つとマジで空気が目に見えてガラリと変わる。



それをこれからメンバーたちに見つけていかないとな。




「よーし、最後に全員でいくよー。この~、だよ、この~背中に~~、出だしの音から気をつけてね!!」



「イエスサー!!」






































ゴータムのお腹ずっと触りながら授業。














レギュラーメンバーの授業を終えたら、今度はカデルが幼稚園のほうに連れて行ってくれた。

カデルの学校には3歳から15歳までの子供が在学している。



幼稚園の子供たちにも歌を教えてあげてよ、ということで、やってきたんだけど、クラスに入ると、わらわらとミニインド人たちがひしめいていた。










超絶可愛い!!!!

なんだこのあどけなさは!!!


可愛すぎるぞ!!!

















みんな人懐こくて、キャーキャー言いながら近づいてきて俺の体を触ってくる。

俺もお腹をプニプニ触ったら大喜びで笑っている。


お腹気持ちいい。








こんな子供に何を教えようかな?と考えていたら、カデルが「お空の星」を教えてあげてと言った。

カデルのお気に入りの日本の歌だ。



といってもトゥインクルトゥインクルって英語のバージョンのほうが有名だけど、カデルのリクエストで日本語で教えることに。




「それじゃあいくよー。キ~ラ~キ~ラ~ひ~か~る~お~そ~ら~の~ほ~し~よ」



「き~ら~き~ら~い~か~るぅ~お~と~な~ま~ら~な~は~!!!」





もうめちゃくちゃ(´Д` )

でも元気いっぱいに体全体で歌ってるのが可愛い。

いっぱい声を出すことが大事なんだよな。



女の先生たちも謎の日本人が謎の言語の歌を教えるところをニコニコしながら眺めていた。





























「フミサン、コウチャ、デキマシタ。ドウゾ。」



毎日、日本語を教えていることでカデルも色んな単語を話せるようになってきている。



朝起きて、紅茶を飲み、朝ごはんを食べ、授業をし、ゆっくり散歩して、曲作りをし、夕方に先生たちでバレーボールをし、晩ご飯を食べて寝る。


規則正しい生活にオーガニックなご飯。

いい友達もいる。








町から離れた郊外の原野の中にポツリとあるこの学校。

風が吹くと静かに木々の葉が揺れて音をたてる。


牛がそこらへんでノンビリ草を食べ、周りには本当になにもない。



夕日が沈んでいき、真っ赤な太陽が大地を染め上げる。




この世界がITで動いていることから果てしなくかけ離れた場所で今こうして暮らしていることを1年前に想像できただろうか。







人生は美しい。

人間は美しい。


明日も子供たちと一緒に歌おう。










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インドのテーマパークの実力 後半

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日曜日の続き………









3時間くらいかけてエキシビションエリアを周り、やっと全部回ったーと思ったら、今度はみんなで橋を渡っていく。




「外出て次はどこに行くの?」



「は?まだ敷地内だよ。今やっと3分の1くらいだよ。」





橋を渡ったらそこには広大なアミューズメントエリアが広がっていた。








で、デカすぎる………………













こちらはさっきのお固いエキシビションエリアとは違って一気にエンターテイメントの遊び場になり、色んなアトラクションが並んでいた。



水族館とか動物園とか、お化け屋敷なんてものもある。
















家族連れやカップルが楽しそうに歩いていて、お化け屋敷の前ではズタボロの服を着てホラー的なお面をかぶったゾンビが手招きしている。




こんな人普通にバラナシとか歩いてるし…………











それにしてもクオリティの低さが尋常じゃない。

全部ハリボテ。

作りが雑すぎる!!




日本の田舎の縁日のほうがまだちゃんとアトラクション作ってるわ。





テニスボールを投げてテーブルの上のコップに当てるというゲームとかもある。

コップを全部落としたら景品がもらえるらしい。



家でも出来るし…………




もうちょっと工夫しようよ、こんなところでアトラクションやるんなら……………






でも値段は全部めっちゃ安くて、どのアトラクションも20ルピーとか。30円。

周りには飲食店や衣料品店も出ており、全部かなり安い。








「カデル、インドの女の子にあげるものって何がいい?」



「んー、なんでもいいけど、セカンドバッグとかどう?これとかいいよ。これは派手すぎるから、こっちの色がいいね。」





カデルに聞いて妹のハニーの誕生日プレゼントは何がいいか探して、可愛らしいセカンドバッグを買った。

それなりにオシャレなバッグがたった200ルピー。


350円だけど、きっと喜ぶよとカデルが言ってくれた。



何このゴミ?妹はヴィトンしか持たないんだよ、とか言われなくてよかった。
















さっきのテニスボールを投げてコップを落とす遊びにまんまとハマって、みんなでムキになってボールを投げまくったけど、予想外に難しくて全然当てることができずに惨敗。

バラムルガンがチクショウ!!と悔しがっているのが見てて面白いっていうかチクショウ!!俺もひとつも当たらなくてめっちゃ悔しい!!!



野球ボールで穴を開けていくストラックアウトとかインドでやったらめっちゃウケるだろうな。















ちょっと話のネタにお化け屋敷にも入ってみた。









インドのお化け屋敷のクオリティーやいかに…………





























ただのコルカタやし………………



インドの夜の町歩いてるほうが怖ぇし…………









なにこのテキトーな人形………………







普通のインドの町の光景やし…………











しかし、油断させておいていきなり影からお化けが飛び出してきて驚かしてくるかもしれない。



一応警戒しながら角を曲がっていく。




なにが出てくるかな…………



ていうか角を曲がった瞬間、牛がいるインドの町の方が怖えし。














それなりにドキドキしながら進んでいくが一向に何も起きない。

え?終わり?と思って出口が見えてきたその時だった。



さっき入り口のところで呼び込みをしていたガキがお面をかぶって立っていて、こっちに近づいてきてヒョウヒョウ!!ガルル!!と言ってきた。














おい、小僧ども。そんなにチンコを揉まれたいのか?


これで金を取れると思ってんのか?


失神するほど怖いお化け屋敷がある日本から来たんだぞコノヤロウ?


チンコもむぞ!!









そして謎の顔が地面に置いてあってお化け屋敷は終了。









外に出るとカデルたちが笑いながら待っていた。




「フミー、どうだった?インドのお化け屋敷は?」



「超つまんねぇ。」



「イヤーーーハッハッハッハーー!!!」



「最高だぜフミーー!!!」





いやー、このテーマパークのクオリティーマジでハンパない。

これで喜んでるインド人たちのピュアさがたまんないわ。

インドでエンターテイメント業始めたら儲かりそう!!



























テーマパークを出たら、今度はみんなでビーチに向かった。

チェンナイは海沿いの町だ。
多くの人がビーチに遊びに行くんだぜと聞いていたんだけど、どんなもんかな。

インドでビーチとか想像できん。








































なにこれ?


マジウケる人多すぎ(´Д` )!!!


ていうかビーチでかすぎ!!!!




「フミ!!チェンナイのビーチは世界で2番目にデカいビーチなんだぜ!!」




そうなんだ。こりゃ確かにデカイわ。

ちなみに世界で1番デカいビーチはマイアミらしい。














すさまじくたくさんの人がいる砂浜をみんなで歩いていく。

海に着くまででも相当歩かないといけなくて、そんな砂浜の上に無数の出店が散らばっている。


砂埃が舞う中で飲食店をやっているのはもうインドなので良しとして、こんなものもある。







射的だ。


風船を割るゲーム。




玉は銀色の小さなもので、いちいちオッさんが詰め込んでくれる。


ゴミはそこらへんに放置。

さすがインド。






















久しぶりに見る海はとても綺麗だった。














波打ち際でインド人たちが無邪気に波と戯れている。

俺たちも波打ち際に座って色々喋った。






風が気持ちよくて、はしゃいでいる人々を見ているだけで楽しい。





サリーが濡れて体にくっついて、可愛い女の子の体の線が出ている。

カップルたちが抱き合って愛を語らっている。



カゴに入れた大量のピーナッツを持って売り歩いているオッさん。


小さな子供に綱渡りの見世物をやらせている家族。



インドもそれなりに色んなものを見てきたけど、このビーチにはまったく違った空気が流れていた。




























すべてのものに対して独自の進化があって、独自の楽しみ方があって、独自のルールがある。


その全てがインドであって、世界基準という名の欧米文化に汚染されていない国がこの世界に力強く存在することを俺たちは喜ばないといけないよな。


人々の優しさはマジで桁違いだよ。





「フミー!!海は好きかい!?」



「大好きだよ。だって俺は港町で育ったからね。家の窓からいつも海を見てたんだ。あの向こうには何があるんだろうって。今俺はその向こう側にいるんだ。」



「イエーイ!素敵だよ!!俺たちはこっち側からフミのことを見てたのさ!!」






潮の匂いが故郷を思い出させる。

懐かしい町。


この流木がはえていたところに、俺はまだ行けるかな。
















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2016年3月6日(日曜日)
【インド】 チェンナイ







カデルには年頃の妹がいるんだけど、めっちゃ可愛い。










マジですごい美人さん。



オードリーヘプバーンに似てて、品があって頭が良くてオシャレでスタイルよくてつまり惚れてません。


1ミリでもちょっかい出そうもんなら牛の餌にされます。




ていうか南インドの習慣がわからないからなかなか困惑するんだよな。


なにが良いことでなにが失礼なことなのかわからない。


昨日、ご飯を食べてる時に腰をひねったら、食事中にストレッチするのは失礼なことだよとカデルがニヤニヤしながら言った。



そのくせ、「ゴエェェェエ」ってゲップするのは、私は食事に満足しました、ハッピーですという証となって周りに喜ばれることらしい。




わ、わかんねえ(´Д` )

まぁ外国人ってことで、行儀悪いことをしたとしてもごめんなさい!と謝れば笑って許してもらえる。









そういった意味で、海外はとても居心地がいいもんだ。外国人ってだけで特別扱いしてもらえるから。


日本だったらそれらを当たり前に完璧にやらないと怒られてしまう。

そんなの当然のことだけど、1度海外を経験するとそれが窮屈に感じてしまい、旅人は自国に戻れなくなる。


そして日本を批判するようになる。


ぬるい環境につかっているだけなのに。












でもまぁ基本はみんな同じだ。

誕生日を祝うという形式もそうだし、大事なのは気持ちがあるかどうか。





今日はカデルの妹、ハニーの誕生日で、朝からみんなでケーキを食べた。










チェンナイに住んでいる従姉妹のミナもやってきて、ささやかだけどみんなで歌を歌った。



そしてケーキをカットしたんだけど、ここではみんながケーキを手に取り、お互いの口に入れて食べさせあいをする。

俺もママから食べさせてもらったけど、一口がでかすぎて口の周りがチョコまみれになってしまった。















うぇえ!と言う俺を見てみんなが大笑いした。
























さて、そんな文化習慣の違う南インドで今日は遊びに出かけることに。

日曜日なので学校は休み。


いつもの仲良しメンバーでチェンナイの町に繰り出すことになった。










化学の先生、ムトゥ。
化学の先生、マデバン。
数学の先生、バラムルガン。
英語の先生、ラジニー。

それに俺とカデルの6人。




全員もれなく最高にいいやつらで面白い。





「フミ、ムトゥってパールって意味なんだよ。タミル語で。パールって日本語でなんて言うの?」



「へー、そうなんだ。シンジュって言うよ。」



「おう!じゃあムトゥにシンジュモーレって言ってみて。」



「ムトゥ!シンジュモーレ!」



「ヒャアアアアアアハッハッハッハ!!!!」



「アヒイイイイヒャッヒャッヒャーーー!!!!」



「フミー!ユーアーバッドガイ!!!」





シンジュモーレってタミル語でクソ野郎って意味だった。


みんなで爆笑しながらアラコナムの駅から電車に乗り込んだ。
























チェンナイの駅に着き、そこからトゥクトゥクを捕まえた。

6人いるのにトゥクトゥクに無理やり乗り込んでイヤッホゥ!!と走ってやってきたのは、何やらテーマパーク的な場所。


一見豪華な見た目のゲートがあり、ここが入り口みたいだ。








インドのテーマパークってどんな場所だろう!!!










「さーていくぜー!今日は遊ぼうぜ!!」






みんなでノリノリで入場して振り返るとこれ。









絵に描いたようなハリボテ(´Д` )

インドクオリティやべぇ(´Д` )







敷地はなかなかの広さで、ズラッと様々な建物が並んでいた。






しかし、これらも全てハリボテ。

後ろから見るとただのバラック作りの小屋になってる。









しかもゴミだらけ。


も、もうちょっとちゃんと作れないのかな……………










たくさんの建物があるんだけど、それらはひとつひとつテーマが決められたエキシビションルームになっていて、ここタミルナド州の教育、警察、政治、消防、観光資源や発電施設、さらに産業の紹介とか病気の予防についてとか、本当に色んな展示コーナーが作られていた。






蚕によるシルク製品。サリーも蚕。
















これはココナッツの繊維で作った品々。












ゴミの分別をしましょうねーっていう展示。

ぜってー誰もやってねぇ…………












タバコによる害。











マダラ蚊によるデング熱感染の注意。












これは100年前のチェンナイの町の写真みたい。






100年前のほうが綺麗やし……………


100年前からただ老朽化していってるだけだよなぁ。インドって。

全然進歩してない気がする……………















なかなか面白いんだけど、まぁ全部ボロボロ…………

使い古されたもので代用しまくってるから、テーブルも椅子も壁も今にも潰れそうだ。



エアコンなんてないのでめちゃくちゃ暑いし、足元は砂地なので埃がひどくて喉がイガイガしてくる。





驚いたのは、公立の学校ではこれらの物品が全て無料で支給されるというところ。





なのでみんなで学校に行きましょう!という感じだ。

そりゃ貧しい家庭は率先して行かせるわなぁ。


さらには貧しい家庭には無料で家まで与える政策もあるみたい。





タミルナドすげえ。

そりゃストリートチルドレンなんかおらんわ。









長いから後半へ……………


後半までこれ考えてね。













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歌ってどうやって教えればいいんですか?

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2016年3月5日(土曜日)
【インド】 アラコナム







アラコナムの町の中を歩くと、民家の玄関前の地面に不思議な模様が描かれているのを見かける。




















ほとんどの民家がこの模様を描いていて、その形は様々だ。

唐草模様みたいなのもあるし、ただの五芒星からかなり複雑なものまでがある。





















これってこのタミルナド州の風習で、毎日朝と夕方に、お母さんが米粉を使って描くものなんだそう。

コーラムって呼ぶそうだ。



無限のデザインがあるようで、カデルが言うにはこのタミルナドの女たちは遺伝子的にこのコーラムの描き方をわかっているらしい。











米粉で描くことによって蟻なんかの虫が寄ってくる。

タミルの人々は家の周りにたくさんの生き物がいることを豊かさの証として考えているらしい。


世の中には様々な風習、習慣がある。




さて、そんな自然と共に生きることを重んじるこのタミルで音楽の授業2日目だ。



































カデルの学校がそうなのかタミルの学校がそうなのかはわらかないけど、土曜日はノーブックデーというふうに決められているらしく、生徒たちは情操教育を行う。

体育とか、音楽とかだ。



金丸先生の活躍の日。


おかげで昨日よりもたくさんの生徒たちが俺の授業に参加してくれ、全員で30人くらいが教室に集まってくれた。










お気に入りの生徒、ゴータム。

お腹を触ると恥ずかしそうに笑うからいつもなでなでしてる。




















まずは昨日と同じく本職の先生たちによるタミルの歌の合唱から。


この日本人にはかなり難しい節回しのインドのメロディーラインを生徒たちは慣れた様子で歌っている。




でもよく聴いてみると、ちゃんと音階を追えているのは3分の2くらいか。

あとの生徒はみんなに混じって音程にこだわらずに歌っている。

先生たちもそれを細かく訂正するつもりはないようだ。








うんうん、おおらかでいいと思います。

音楽は楽しむものですからね。


そんなに厳しくやって音楽が苦痛になったらいけませんからね。


楽しくやりましょう楽しく。


















とか言うわけねぇだろうがオラアアアアアアアアア!!!!!

1ミリたりとも音外すことは許さんぞコノヤロウ!!!!

まずはサレガマパダニサからだこのプリティーガールどもめ!!!!

スカートめくるぞ!!!






「サレガマパダニサ~~、はい、ワンツー、」



「サレガマパダニサ~~~!!!!」



「よっしゃあストップ!!ストップ!!音外してるやつがおる!!!!誰が外してるかわかってんのかああああんん??!!?てめぇか!?てめぇが外してるのか!?あとで職員室来い!!個人的に身体検査だ!!」





と、いきなり椅子をぶん投げて泣き入れるまで顔面至近距離でこのブタ野郎が死ね!!!!!!と、映画「セッション」のフレッチャー並みの形相で叫び散らかしたりするわけありませんよ。テディベアー先生ですもの。







入念に、これでもかというほど入念に、何度も何度もサレガマパダニサを発声していく。

確かにそれっぽく聞こえる。



でもそれは大勢で歌ってるからだ。

1人1人はちゃんと音を捉えてない。





インドって音楽盛んだから音感いいと思うんだけどなぁ…………

これを考えたら日本人ってマジで音感いいなって思うわ。





「もう1回行くよー!!ちゃんと自分の歌ってる音を聞いてね!!はい、サレガマパダニサ~~。」



「サレガマパダニサ~~!!」

















どういった順序が1番正しい歌の上達方法かわからないけど、とにかく声を出して音を区別することだ。


15分くらいサレガマパダニサをやりまくって、やっと音が合ってきた。


よーし、そろそろ本番に入るぞ。






昨日に比べて人数が増えているので、翼をくださいの歌自体を知らない子たちが半分くらいいる。

昨日授業を受けた経験者たちを均等に振り分け、初心者たちとミックスして3つのグループを作った。



そしてグループごとに練習だ。






昨日授業を受けた子たちはすでに曲の流れは掴んでいる。

ここから細かい音程をみっちり叩き込むぞ。






















昨日の反省を活かし、今日はちょっとやり方を変えてもっとフレンドリーに子供たちと交流しながらやってみることにした。


いきなりスタートするんじゃなくて、最初に少し雑談をしてみんなの心をほぐしてから始めたほうがみんなの固さもとれるはずだ。


幸いなことに生徒たちはみんな俺に興味と好意を持ってくれている。



いつも休憩時間には引っ張りだこだし、外を散歩しててもフミー!!と手を振ってくる。


外国人が珍しいってのもあるだろうけど、それを上手く利用しよう。




これ自惚れではなく、みんなにひっぱりダコの俺がこの時間だけひとつのグループに付きっきりになるという状況はきっと子供たちにとって嬉しいことのはずだ。




「ハーイみんな、音楽は好き?」



「イエスフミ!!音楽大好き!!」



「いいね!ところでワンダイレクションの中だったら誰が好き?」



「…………なにそれ?」



「ワンダイレ……?それなに?」






ぬおぉう!!!

ティーンの女子だったら白熱の討論が繰り広げられるはずのこの話題が2秒で終了。



ワンダイレクション知らないなんてインドの子供ってマジで欧米に侵食されてないんだなぁ…………









まぁとにかくそんな感じで、生徒1人1人と向き合ってゆっくり時間をかけて一緒に歌っていく。

歌詞も日本語だし、インドにはない音運びだろうし、いきなり歌えないのは昨日でよくわかっている。

根気が必要だ。




長く続きすぎたら、たまにリフレッシュのために違う日本の曲を歌ってみせたりしてみんなを楽しませることを心がける。
















そうこうしていると、昨日は気づかなかったことが色々見えてきた。


リズムも音程もバラバラの歌の中に、かなり正確に音を追えている子供がいた。


お、と思ってその子のほうを見て親指を立てると、はにかんで笑う。

周りの子供たちは俺に褒められたことが羨ましいようで、一層真面目な顔になる。








そういった上手い子が何人かいる。



かなり上手な子は今の所、ニラという女の子だ。


その下にまぁまぁ上手な子たちが3~4人いる。


あとはみんなをどっこいどっこい。











そうした上手な子たちにもまた個性があるのを見つける。


恥ずかしがりながらも上手な子、自慢げに歌ってみせる子。





生徒会長的存在のカトリーヌはもう自信満々で、私は他の子とはデキが違うのよ!!みたいな感じで、みんなで一列に並んで歌ってても一歩前に出て自分をアピールしてくる。



確かにカトリーヌは英語もほぼネイティブだし、頭もスーパーいいし、先生たちからも頼りにされている。





でもそのカトリーヌを簡単に褒めたら他の子たちのやる気を削いでしまうような気がして、なるべく目立たない、控えめな子たちを中心にまんべんなく声をかけていく。


でもカトリーヌのことも要所要所でちゃんと褒めなかったらプライドを傷つけてしまうので気をつけないといけない。


クラスの輪の中で影響力のある子供は上手くコントロールしないといけないってのを肌で感じるな。




















1時間くらいたってからかな。

ようやくAメロを全グループに教えてサビ部分に入ったんだけど、ここからがまったく上手くいかない。


みんな高音が出てこない。


高音が上がりきらないので教えてもないハモりラインを歌ってるという状況。

ナチュラルハモり。








ここを何度も何度も練習した。



この大空に~~の、「ぞ」の音をひたすらみんなで発声する。


しかし合わない。

目の前で、ぞ~~~~~って音を出してるのに、ひたすらそれを捉えられない。





もう本当ビビる。

単音すら出せないなんて。






色々と試行錯誤しながら何度も何度も、ぞ~~~~!!って繰り返す。



他のグループの子たちが早くこっちに来て欲しそうに待っているが今日は途中でやめないぞ。
なんとしても、ぞ~~~の音を出させてやる!!!












ゴータムのお腹気持ちいい。


















が、しかしやっぱり正しい音が出ない。


しかもAメロからサビに入った時にみんな1オクターブ落として歌いだす。





今練習してるキーはC。


翼をくださいの合唱は基本C。混声もCだ。




別にインド人だから声が低いなんてことはないはず。

ちゃんと声を張れば出せる範囲だ。





しかしいつも練習してる曲が結構低めに設定しているんだろう。

高音に慣れていない様子。


正しい声楽とかベルカント唱法なんて今から教えるのは無理っていうか、そもそも俺ができない。


ああ!!マキちゃーーーんん!!!















試しにキーをCからAに落としてみた。

高音の綺麗なハーモニーを期待していたんだけど、それがキーを落とすことで失われないか不安なんだよなぁ。
できればCでやりたい。


でもやっぱり、キーを落としたことによってみんな歌いやすくなったのがすぐにわかった。


音程も結構安定している。

おお、これが正しいキーだったのかな。



カデルも後ろで頷いている。



よし、ひとつ修正ができたぞ、っていうか生徒たちのキーの確認なんて1番最初にやれって話だよな。本当素人だ。




俺自身、マジで勉強になるわ。








最後にみんなで一緒に合唱すると、2日目とは思えないほど曲が形になっていた。

教えるって面白い。


みんなも俺が感じてるように面白いと思ってくれてたらいいな。























授業を終えて教室を出ると、校庭で生徒たちが元気に遊んでいた。


みんな様々なスポーツをして遊んでいる。


男子はクリケット、バスケットボール、サッカーなんかをやり、女子はだいたいバレーボールだ。



みんな元気に走り回ってるのはいいんだけど、そこはさすがにインド人の子供なので、みんなテキトーにやりすぎでグラウンドがかぶりまくっている。



サッカーやってるスペースの中でクリケットをやったりしてるので、メンバーが入り混じって色んなボールが飛び交って危なくてしょうがない。










「フミーーー!!!!トゥギャザアアアアアアアア!!!!!」




俺を見つけるや、それぞれのスポーツをやってる生徒たちが全力で走ってきて自分たちの輪に参加させようとしてくる。



ここはやっぱりサッカーをチョイス。

中学のときにサッカーやってた腕前見せてやるぞ!!













みんなと一緒に走り回ってボールを追いかけた。


しかし、やっぱりインドではサッカーはメジャーなスポーツではなくて、みんなあんまりルールやプレイの仕方をわかっていない。

全員でボールを追いかけ、とにかく思いっきり蹴飛ばして、チームワークとかゼロ。


全然ゲームになってない。









よし、ここはいっちょ日本のゲームを教えてみんなで盛り上がってみよう。


というわけでみんなを集めて教えたのはドッヂボール。

わんぱくな子供たちにはうってつけの遊びだと思う。




「よーし、みんなー。じゃあ半分半分に分かれて、3人が向こう側の外に出てね。ボールを投げて当ててキャッチできなかったらアウトで外に出るんだよ。わかった?」



「わかったああああ!!!!イヤッホオオオオウウウウ!!!!」





超絶盛り上がってゲームスタート!!


しかしボールを当てても誰も外に出ない!!


そして外にいた外野のメンバーが勝手に中に入ってきてボールの奪い合い!!

ら、ラグビー!?




「おい!ルール守って!!今ボール落としたやろ!!外に出て!!」



「いやだ!!ここで投げる!!イヤッホオオオオウウウウ!!!」





さ、さすがインド人…………

誰もルールを守らない……………




そりゃ赤信号無視したり、一方通行の道を逆走して前から車が来たら逆ギレしてクラクション鳴らすような傍若無人なインド人の子供たちだもんな………………


ルールに従わせるのがこんなに難しい国民なかなかいないと思う……………




あとでカデルにこのことを話したら、インド人はみんなそれぞれの独自のルールで生きてるからねと普通に言ってた。

よく国が成り立ってるよ……………





しかしこのルールを守らない自分本位な子供たちでも、勉強やらせたらテストで全教科満点叩き出すような秀才揃い。



インド人ってマジで頭がいい。


もしこれで彼らが規律を守るという能力を身につけたならば、インド人が世界を席巻するんじゃないかと思えるよ。









それぞれの国に、培ってきた国民性がある。

お互いのキャラクターを尊重しながら、より深くわかりあえたらいいな。





とりあえずドッヂボールはもう2度とやらない!!!

ルールのないドッヂボールとかクソつまんねぇ!!









サトウキビ積みすぎ。











インドのアイス。結構美味しい。












クリケット難しい!!












仲良し先生たちメンバーの宿舎。俺顔疲れてるなぁ。ていうか髪型ダサすぎる。














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ついに音楽の先生、初日。

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2016年3月4日(金曜日)
【インド】 アラコナム







「さぁ!フミセンセイ!!授業を始めましょう!!ミズクダサイ!!生徒たちが楽しみにしてるよ!」







ついに来てしまった……………



金丸先生誕生の日が……………
















いや、これでも一応進学校に行き、1年生まではそれなりに勉強してました。

成績もまぁまぁよかったです。

休憩時間には遠藤周作とか読んでた。





でも2年に進級してから音楽ばっかりやるようになって、悪友と遊びほうけたりヒッチハイクで1人で九州中を放浪したりして成績は魚を捕獲するペリカンもビビるくらい急降下。


読む本も筒井康隆へ。






学年でも首位争いをするほどのアホゥになり下がり、深夜徘徊で怒られ、川のごみ拾いとかしてた。ゴミ捨てはやめよう。



つまりおよそ人に何か教えるような立派なことができる身分ではない。










そんな早漏がインドの田舎の純朴な子供たちに何を教えればいいんだろう。

イキそうになったら目を閉じて難しいこと考えればいいんだよとか教えればいいのかな。



サインコサインタンジェント…………


サインコサインタンジェントオオオオオオオ!!!
















ていうか女の子どうなんですか?

遅漏と早漏どっちがいいですか?


遅漏は長すぎて後半あんまり気持ちよくなくなってきて大変って言うじゃないですか。


でもそれって早漏に対する優しさなんじゃないですか?傷つけないための。
すみません、努力します。









AV男優の人って、毎日必ず1人でするらしい。

休みの日でも必ず1人でしていないと、撮影の時にすぐイッてしまうからだそう。

1週間に1回エッチするだけだったら、そりゃすぐイキますよね。





まぁ僕早漏じゃないですけどね。いつもこんなこと書いてるけど。

ネタです。ただの。



多分普通だと思います。


終わる時間はオッパイの大きさに比例して短くなります。


大きいと嬉しいからすぐイキます。





サガミオリジナル好きです。












俺は一体ブログに何を書いているんだろう?

















というわけで下ネタとか口が裂けても言えないこの品行方正なインドの学校で先生開始です。



朝、職員室で音楽の先生たちと打ち合わせ。



もし音楽の先生たちが気難しい人たちで、俺たちの教え方を変えられるのは気にくわん!!みたいな感じで来られたらどうしようと思っていたけど、その不安はすぐに消えた。


タミルの人たちはマジでビビるくらい優しい人しかいないので、俺みたいなどこの馬の骨とも知れないやつが特別授業をやることを快く受け入れてくれたどころか、むしろ彼ら自身も興味深く感じでくれたようだ。





























まずは先生たちに翼をくださいを聞いてもらい、どんな流れで生徒たちに教えていくかを考える。


といってもこの学校の音楽の授業自体、そんなにしっかりしたものではないみたい。



先生が歌って、それを生徒たちが歌詞を見ながら追って歌っていくって感じだ。

教えている曲はタミルの伝統的な歌。



生徒たちはレットイットビーとかカントリーロードも知らない。




俺も音符を見ながらやっていくよりも、パートごとに歌いながら教えていったほうがいいだろうな。







まぁ翼をくださいなんてウルトラシンプルなのですぐにメインパートは覚えてもらえるだろう。


あとはそこからどのようにコーラスパートを加え、グループ分けし、ハーモニーを作り上げていく。


1ヶ月もあればまぁなんとかなるだろう。












というわけで最初の授業に集まってきたのは、女の子ばかり15人。










最初はインド人の先生がタミルの歌をみんなで合唱させた。

日本やウエスタンミュージックとは異なる不思議なメロディーライン。


みんな真剣な顔でピシッと背筋を正して歌っている。



うんうん、こんな難しい歌が歌えるんだから翼をくださいなんて楽勝だろう。










「さぁ、フミの出番だよ!レッツティーチ!!」




カデルに呼ばれ、生徒たちの前に出る。


仕事の早いカデルが英語の訳詞とタミル語の訳詞をプリントアウトして生徒たちに配ってくれている。



ヒソヒソと恥ずかしそうに笑ってる女の子たちが日本の子供と同じに見えてとっても可愛い。







よーしよし、そうやって笑ってられるのも今のうちだぞこのアマ。


今から俺の超スパルタ授業でヒーヒー言わせて、もし音を外しやがったらサモサ一気食いの刑だ!!!


最初が大事だからな!!!なめられないためにまずは一発カマシてやろうか!!!


神が憑依したくらいの顔をして目を閉じて静かにギターを鳴らして、「今~」って歌い始めた瞬間いきなりオラアアアアアア!!!!!!!ってズボン脱いで俺のいきり立ったタージマハールをマハラジャしてバーモントがジャワ!!!なんてことはせずに、まずはドレミファソラシドから発声練習しましょうね。




「ドレミファソラシド~~。」



「??」



「??」





生徒たちがキョトンとしている。





え?なんで?もう俺のこと嫌いなの?



日本帰った方がいいの?









「フミ、インドではドレミファソラシドじゃなくて、サレガマパダニサって言うんだよ。」




おお、なるほど。

サレガマパダニサ、ね。






「いくよー、サレガマパダニサ~~~。」



「サレガマパダニサ~~~!!!!」



「サレガマパダニサ~~~」



「サレガマパダニサ~~~!!!!」





うん、みんなちゃんと歌えてる。

声も大きくてはつらつとしてていい感じだ。



よーし、それじゃあ実際に翼をくださいをいってみよう。


まず最初にみんなに原曲を聴いてもらい、最初の1行目からゆっくりいこう。





「今~~わたしの~~。はい、ワン、ツー。」



「イマ~~!!ワタシノ~~!!」






みんな音程バラバラ。





うんうん、わかるよ。

そりゃいきなり日本の学校にアフリカ人が来て、部族の誇りみたいなイカつい歌を教えてきても歌えるわけがない。

ゆっくり覚えていくしかないよね。





「今~~、私の~~、はい、ワンツー、」



「イマ~~!!ワタシノ~~!!」



「ノーノーノー、いま~~、はい、ワンツー。」



「イマ~~!!」



「ノーノーノー、い~~、ま~~、」



「イ~~!!マ~~!!」



「ノーノーノー、イ~~~~。」



「イ~~~~!!!!」



「ウオラアアアアアアアアア!!!!だから音が合ってねぇって言ってんだろがコノヤロウどもおおおおおおおおおお!!!!!!!!」



「キョトン?」






ビビる。

音が合わせられない。


え?なに?これマジなの?




ドレミファのラの音を、俺が目の前で発声しているのに、生徒たちはそのラの音ができない。




ちょ、ちょっと待て。

なにも難しいことは言ってない。


いきなり由紀さおりと安田祥子のトルコ行進曲を完コピしろとか言ってるわけじゃない。



ラの音を単音で発声してもらいたいだけ。



なのにそれができない。


軽くフラットしてるくらいならまだいいけど、ソとかシとかになってる。


俺がそのたびに止めて苦笑いしてると、なにがいけないの?とキョトンとした顔をしてる14歳の女の子たち。















とにかく、一通りの曲の流れを理解してもらうために通しで歌ってみた。


タミル語の歌詞カードもあるのでみんなそれなりに歌えているし、ちゃんとついてきてくれるので、覚えはまぁまぁ早い。


ただ音程がテキトーすぎる。

ハツラツと歌ってれば音程とか別に気にしないって感じだ。




おいおい、先生たちよ。
あんまり言いたくはないけど、どんな教え方してきたんですか?













一旦ストップする。



ど、どうするこれ……………

日本人の子供達ならよほどのよほどの音痴でもドレミファソラシドくらい発声できる。

それが最初のドの音からまず掴むことができない。






こりゃ大変だぞ……………

ここまでとは…………




最終的に混声で3部コーラスとかイメージしてたけど、そんなの小学生にエベレスト攻めてこいって言うようなもんだ。


1ヶ月でキチンと音程を合わせて歌うことができるようになるかすら危うい。
















とにかく練習しないと。


全員で歌うと音が混ざって自分の声が聞こえなくなるようなので、15人を3つのグループに分けて5人チームで個別に教えていく。


ギターで音を鳴らしながら、一音一音、ゆっくりと音程を合わせていく。




しかしマジで音が掴めない!!!

ドーって言ってるのに、レーって言ってくる!!!




何度も何度も繰り返しひとつの音をみんなで合わせる。




俺が苦戦しているのを見てカデルが言ってくる。





「グループじゃなくて1人1人やったらどうだい?」





いや、それはわかる。
わかるんだけど、それをやったら出来ない子が恥ずかしい思いをするんじゃないか。

みんなの前で恥をかかせたりしたら可哀想に思えて、5人グループで練習する。








その様子を後ろからずっと見てくるインド人の音楽の先生たち。

日本人のミュージシャンがどうやって音楽を教えるのか興味深そうに見ている。



さすがに先生たちは音感もよく、綺麗に音程を発声することができるようだ。

彼らはトランペットとかキーボードとかギターとか、西洋の楽器も演奏できる。




ただいつも日本でバリバリのミュージシャンたちと共演してる俺からしたら、みんなそこまでしっかりとした技術を持ってる様子ではない。



俺が一音一音にこだわってまったく先に進まず、しつこく出だしのラを繰り返し発声させているのを見て腑に落ちない表情をしてる。







うーん、俺って厳しすぎるのかな……………

たかが学校の音楽の授業で。


レコーディングしてCDを作るようなクオリティーにしないといけないわけでもないのに。











いや、でもやっぱりここは妥協したらダメだ。

こんなの基本中の基本だ。

出だしから音が外れてたら話にならない。



俺がここに来たのは音楽を教えるため。


キチンと正確に音を捉えて歌うこと。


それがこのエリート生徒たちにとって将来どれほどの価値があることかなんてわからない。

冷静に考えれば必要のないことかもしれない。








でも、音楽は必ず人生を豊かにする。


お金をもらうような責任さえ伴わなければ、歌うということは最高に楽しいものだ。

ストレスを発散し、楽しさを共有し、様々な心の感情を波立たせてくれる。




音楽が人間に意味のないものならとっくの昔に学校の教科からはずされているはずだ。


歌うことの楽しさ、素晴らしさは必ずみんなに伝わるはず。



そのためにも妥協せずに音を掴むことを教えないと。








「オーケー!!ワンモアタイム!!アーユーレディー!?」



「イエース!!」





熱い風が吹き込む教室の中、汗をかきながらみんなで歌った。























音楽の先生といっても、1日中、全クラスに教えるわけではなく、選ばれたメンバーに教えるって感じみたいで、授業は午前だけ。


あとは学校の中をプラプラしたりカデルと散歩したりして過ごす。






すでに学校の生徒たちみんなが俺の名前を覚えてくれていて、俺のことを見かけるとフミー!!と駆け寄ってきてワラワラと引き連れて歩く。


子供たちはみんなとても懐こくて、それに英語も喋れるのでコミュニケーションも楽だ。


日本から来たミュージシャンとして、みんなの中では有名人みたいな感じなのかな。

サインをして!と言ってくる子もいる。





「フミ、最初の授業はどうだった?」



「いやー、子供に音楽教えたことなんてないからどうやって教えていったらいいかわかんないよ。」



「もっと厳しくやっていいんだよ?フミは優しすぎる。」



「いや、あれでも充分厳しいって思われたんじゃない?」



「そんなことないよ。まるでテディベアみたいに優しいよ。普段もっと厳しく教えるものなんだから遠慮しないでやればいいよ。」





うーん、先生なんて初めてだもんなぁ。


世の中の先生の気持ちがほんの少しだけわかった気がするよ。


その上で思うけど生徒指導の体罰先生ってよくあんな乱暴なことを子供にできるよな。

俺にはとても無理だ。






男前やな!!
















昼ごはんもやっぱりカレー。






























午後にはなにやらインドの空軍の人たちが学校に来て、子供たちにスピーチをしてた。


本当、カデルの学校はアトラクションが多くて楽しそうだ。



































夕方前に生徒たちが下校すると、学校は一気に静かになる。

いつものように先生たちの宿舎に遊びに行くと、仲のいいみんなが、フミー!今日はどうだった!?と笑顔で聞いてくる。


これだけいたら半分くらいは気の合わないやつがいてもおかしくないのに、マジで本当に南インドの人たちって奇跡的にいい人ばっかりで、すでに全員もれなく仲良しだ。





「イエーイ!みんなで町に行こうぜ!!」





先生たちとみんなで学校を出て、夜の田舎道を歩いて町に向かった。










未舗装の暗い夜道をワイワイ喋りながら歩き、20分ほどするとクラクションが鳴り響くメイン道路に出てくる。


アラコナムは小さな町だ。

でもそれでも中心部はそれなりに雑踏があり、賑やかな活気がある。










屋台で揚げ物を買って食べ歩きし、あーだこーだ言いながら歩く。



「フミ、何か飲む?」



「あ、コーラ飲みたいな。」



「コーラ!!そんなポイズン飲むのか!?フミはもうすぐ死ぬぞー!」



「イエー!コーラとハンバーガー食べたいよー!!」



「アハハハー!!」





大笑いしながらみんなでクラクションの中を歩いた。


みんな先生だけど、俺も先生の1人になっていた。


南インドの夜空の星が、とても綺麗だった。

























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金丸文武
プロフィール
宮崎県出身。路上演奏の稼ぎのみで日本一周、世界一周を達成。今も世界のどこかを放浪中。

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