インドですごい歓迎が待っていた

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2016年2月20日(土曜日)
【インド】 チェンナイ







納豆。


大豆を発酵させた日本独特の食べ物。


糸を引く豆に醤油を垂らし、かきまぜる。


ネギや辛子を入れるとなお良し。




充分にかき混ぜたらそれをご飯の上に乗せたり、ソバと和えたりして食べる。



水戸の一粒というブランド納豆はとても美味しかったけど、普通に家で家族と食べる納豆がいい。













なぜ納豆の話をいきなり書くのか。






飛行機の中に納豆の臭いが充満している。




これはなぜだろう不思議で仕方がない。





まさか機内食に納豆が出るとでもいうのだろうか。
このインド人しか乗っていない飛行機で。






どう考えてもおかしい。

まるで鼻の穴に納豆を詰め込まれているように逃れられない納豆臭。



この臭いが本当に納豆ならいいんだけど、この機内に納豆がある可能性は限りなく低い。




まさかこの隣に座っている鼻ヒゲで腹の出たクセ毛のインド人が納豆をこよなく愛する男だとでもいうのか。



頼む……………足の臭いではないと信じている………………







お、隣の鼻ヒゲで腹の出たクセ毛でまつ毛の長い彼が機内食を注文したぞ。



いい飛行機ではないのでどうやら機内食も飲み物も全部有料のパターンのやつだ。

10シンガポールドルをスチュワーデスさんに払っている。

何を頼んだんだろ。





お、来た。










うそだ、嘘だろ…………





目の前の光景が信じられない。








隣の鼻ヒゲで腹の出たクセ毛でまつ毛の長い哀愁のある目尻をした彼が注文したのは、なんとカレーだった。



今から数時間後にカレー食いまくれるというのに。

美味しそうにカレーを食べ終えた彼はおもむろに呼び出しボタンを押した。




そしてスチュワーデスさんがやってきた。



隣の鼻ヒゲで腹の出たクセ毛でまつ毛の長い哀愁のある目尻をした肌の黒いジャイアンは、こう言った。





「ウォーター。」





カレーを食べて喉が渇いたらしい。

俺も欲しかったけど我慢した。


なんか面白かった。




















半端ない納豆臭で一睡もできないまま飛行機は綺麗に着陸。




つ、着いてしまった……………

インド………………




前もってビザをとっていたので軽く質問されたくらいであっさりイミグレーションを通過。

荷物チェックもなんなく通ってついに戦いの地、インドに入国した。













建物を出るとむわりとした熱気が首筋にまとわりついた。

シンガポールの暑さとはまたどこか質の違う暑さ。

夜の黒がねっとりと体にへばりついてくるかのように不快だけど、きっとすぐに慣れるだろう。



とにかく今夜はすでに夜中の1時半。

このまま空港泊をして明日の朝から行動を開始するとしよう。







と思っていたら…………




「サー、チケットがないと中には入れませんよ。」




一旦外に出てしまったらもう中には入れませんよと警備員に止められてしまった。


ちょ、ちょっと待って。



今到着したところで、このまま朝まで待っときたいんですが………とお願いするが、ダメの一点張り。




ま、マジですか。


暑い夜の中で呆然としていたらそこにやってきたのは…………




あぁ………これだよ…………






「タクシー!?ユーウォンタクシー!?ホテル!?」



「タクシー!?バス!?バイク!?」



「タクシータクシー!!タクシー!!」




あまりの鬱陶しさに逃げるように急ぎ足で離れようとするが、インドの客引きはそんなもんで諦めてくれるほど可愛くはない。




タクシー!?ミスター!!マイフレンド!!ブロー!!タクシー!!と叫びながらどこまでもついてくる。


あああ!!もういやーー!!ダンニャワーー!!ってインドのありがとうを叫んで思いっきり逃げた。
















どうする。

とにかく、このチェンナイには友達がいる。


カデルというインド人で、もともとはショータ君の友達だ。



日本にカデルが来た時にショータ君たちとみんなでご飯を食べた。

そしてその時に俺がインドでストリートチルドレンたちに音楽教えようと思ってるんだよねーと話したら、それならうちの学校で教えればいいじゃん!とカデルが言ってくれた。


なんとカデルはインドで生徒を700人も抱える学校を経営する家庭の坊ちゃんだった。






それから話が進み、今回のインドになったわけなんだけど、俺の目的はあくまでストリートチルドレンに音楽を教えること。


カデルの学校に通ってるような金持ちの子供たちには俺が出来ることなんてない。


なのでカデルの学校では生徒たちと音楽をして遊び、日中はチェンナイの街に出てストリートチルドレンに音楽を教えようという計画を立てていた。



世界各地を放浪しながら作品を撮っている写真家のショータ君も、現在チェンナイに来ている。


去年の夏、2人で大きなコンサートをやった大切な仲間のショータ君。




このインドで再会なんて、本当面白いもんだ。














というわけで明日の朝にカデルが空港まで迎えに行くよ!と言ってくれていたので、とりあえず着いたよーのメールを送ろう。





えーっと、空港のワイファイは……………







うん、ないよね。


空港なのにワイファイないよね。







ないよねえええええええけえけあえあああえ!!!!!!

カデルと連絡とれねええええええええええ!!!!!!








ど、どうしようマジで。

空港といっても広いので、見つけてもらうなんて至難のわざだ。

それに連絡がとれないから迎えに来ずに学校で待っているかもしれない。


もー!!なんでワイファイないんだよおおおお!!!!









と、とにかく眠い…………


日中に雨の中駆けずり回ったので疲れおり、どっかで横になりたい。


しかしチャンギみたいな綺麗なベンチなんてあるはずもない。



ていうかインド人、そこらへんで寝すぎ。

お、俺まだそんなに強くないです……………









しかも野良犬がウロつきまくってる。

ここ空港ですよね?










しかも建物がボロすぎる。

空港なのにまるで廃墟みたいに窓にガムテープが貼ってあったり、ベニヤ板で封鎖されていたりしてる。


ゴミの山が通路をふさいでおり、泥まみれで、そこでインド人たちが普通に寝てる。


しかも2月だというのにものすごい数の蚊が飛んでいてすぐに身体中が痒くなってしまった。





ああああ!!

シンガポールからの振り幅がすごすぎて色々ついていかない!!!!























やることもないのでとにかく空港の前の石段に座って日記を書くこと数時間。

朝の4時半になり、ここから動くことを決めた。




どこに行けばいいかよくわからないけど、一応カデルの学校の住所はケータイに入っている。

この住所がどこなのかもまったくわからない。


前もってチェンナイのことについて調べてもいないし、ワイファイがないから地図を確認することもできない。




とにかくこの住所だけが唯一の手がかりなので、空港のスタッフにそれを見せた。


すると優しいインド人の男性が、これならアラコナムという町まで電車で行くんだと教えてくれた。

向こうに駅があるからと。


どうやって行けばいいかまったくわからない。

でもまずは1つ目の手がかりだ。












徹夜で疲れた体で重い荷物を持ち上げて歩き始めるとすぐに汗が吹き出してきて、そこにタクシーの運転手たちが群がってきて鬱陶しさに拍車をかける。


横を歩きながらタクシータクシー!とわめき立ててくるオッさんたちをふりきり、空港のスタッフに教えてもらった方向へと歩く。


この先に電車の駅があるはず。




しかしシンガポールの空港みたいにわかりやすい看板などひとつもなく、マジでこっちか?というひと気のない暗がりへ進んでいく。


廃墟みたいな大きな建物がそびえ、地面もボコボコの広場を抜けていくと、そこには立ち入り禁止みたいなバリケードが張ってあり、その隙間から人が入っていくのが見えた。





おいおい、マジでここか?



バリケードの先には廃墟の入り口みたいな黒いトンネルがポッカリ口を開けていた。




















そこに入っていく人の後ろについて中に足を踏み入れる。


真っ暗闇。


嘘だろ?
ここ電車の駅だよな?


なんで電気ついてないの?


インドってそこまでヤバい国だったっけ?


シンガポールがすごすぎたっていうかこれはさすがに怖すぎるぞ。

















足元を確認しながらゆっくり歩いて行くと、その先にかすかな明かりが見えた。

ぽつりと光るその明かりはチケット売り場だった。


金網の向こうに人が見えた。



「アラコナム、アラコナム!」



「アラコナム、25ルピー。」




25ルピーがどれだけの価値だったかも覚えていないけど、とりあえず800ルピーくらいは用意していた。


後から知ったけどたったの40円だった。

これがどれほど安い値段だったかは、それからの移動時間で思い知った。















暗闇の向こうからヘッドライトを光らせてやってきた前時代的な電車に飛び乗ると、ボロボロにもほどがある車内で数人のインド人たちが座っていてギロリと俺のことを見てきた。


この電車で行けるのかなとそれらの人たちにたずねると、みんな何か違う駅の名前を口にする。



え?パークステーション?

違う、俺はアラコナムに行きたいんですといくら言っても、パークステーションだとみんな言う。




あああ………この感じ。


英語が通じなくて謎の言語を聞き、単語や身振り手振りからヒントを得てイマジネーションで理解しないといけない。




話から推測するとパークステーションという駅で降りて道の反対側まで歩いて別の場所で乗り換えをしないといけないと理解した。

















インドの電車は入り口が閉まらなくて、スピードを上げて走る電車の車内は夜風が吹き荒れる。

髪の毛が巻き上げられ、汗が強引に乾かされた。



肌の黒いインド人たちに混じって少し緊張しているのは、前回インドの電車の中で全財産の入った財布をスラれたからだ。

あれはバッグから離れてしまった俺のミスだとはわかっているけど、やっぱりちょっと気が張ってしまう。




天井に取りつけられた古い扇風機は全然回っておらず、塗料のはげた手すりや落書きされた木製の椅子をぼんやり眺めていた。




















いくつかの駅に止まりながら走り、30分くらいして止まった駅で人々は雪崩のように電車を降りた。









俺も人々に何度も聞きながらここで降り、また何度も何度も道を尋ねながら歩く。


ボロボロの地面でキャリーバッグが転がりにくく、顔を上げればトタンで仕切られた細い通路をたくさんの人が歩き、その足元で人が寝転がったり、何かの物を歌ったりしているのが見えた。



呆然としながら歩いていると、物乞いなのか客引きなのかわからないオジさんが、モジャモジャのヒゲの中の口を動かして言い寄ってくる。









こんな早朝だというのにすでにインドの胎動は始まっており、無秩序な雑踏に紛れながら歩いていると今日1日がどれほどの激動になるかが簡単に想像できた。




道の向こう側に行けと言われていたので歩道橋を上がると、熱気に包まれるインドの夜空がうっすらと明るくなってき始めていた。


足を止めて歩道橋の上からインドの夜明けを見つめた。



燃える赤が夜の底を焦がし、建物のシルエットがエキゾチックに浮かび上がっていた。


ここから2ヶ月のインドが始まるんだ。































道路の向こうにあった中央駅から無事アラコナム行きの電車に乗り込むことができたころには空はすっかり明るくなっていた。

時間は6時45分ぴたりに発車した。





ここでも何度も人に住所を見せて尋ねる。

どうやら比較的服装の綺麗な人に尋ねれば英語がしゃべれるということに気づいた。


南インドは北に比べて教育が行き届いていると聞いていたけど、確かにそれが感じられた。




「座っていたらいいよ。アラコナムは最終駅だからあと1時間半はかかるよ。」



おお、そ、そんなに遠いのか………完全にチェンナイを出るんだな。


ていうか2時間以上も移動するのに電車代が40円てどういうことだよ。

だいたいチケットチェックもまったくないのでキセルし放題。
そもそもインド人にチケットを買うという習慣はあるんだろうかとすら思えてくる。















全然スリにあったことから荷物から離れることができず、ずっと入り口のところに立って開け放たれたドアの外の景色を眺めていた。


町を出て、牧歌的な風景が広がり、廃墟がポツポツと見える。


緑が嫌に綺麗で、手つかずの原野の生命力が静かに横たわっている。








生ぬるい風に吹かれていると、24時間眠れていないせいでウトウトしてしまい、膝がガクンと曲がってしまう。



いかんいかん、こんなところでフラついていたら開け放たれた入り口から外に落っこちてしまう。

インドでは走っている電車のドアが開いていることが悪いんじゃなくて、不注意でそこから落ちてしまう方が悪いんだってことは俺でもわかる。











眠気を覚ますのに効果的だったのは物売りの人たち。

駅に止まるごとに色んな物売りの人が乗り込んできてハリのある声で口上をのべ、食べ物や日用品を売って回る。


クッキーがすごく売れていた。



盲目の人や老婆が乗り込んできて、不思議なインドの歌を歌いながら回ると、結構たくさんの人たちがコインを渡していた。


その旋律がとても異国的で俺も2ルピーコインをお婆さんに渡した。






















電車はようやくアラコナムの町に到着した。

すでに太陽はかなり高く上がっており、2月のインドの大地を焼き始めている。


どこまでも続くレールの向こうは白くかすみ、インドの広大さを少し想像した。






汗をかきながらボロボロの階段を上がると、インド人たちの渦に飲み込まれた。
荷物を蹴られながらなんとか歩き、とにかくワイファイを探す。

今日チェンナイに到着することはカデルには言ってあるので、すでにたくさんのメールが送られてきてるはずだ。




早く連絡しないといけないのに時間はすでに9時。

しかしワイファイが拾えない。





チクショウ、と焦りながらアラコナムの駅を出ると、目の前に田舎の光景が広がり、炉端で人が何かを売っているのが見えた。

そして、牛もいる。



小さな礼拝所があり、原色のヒンドゥーのカラーリングが施された建物にはたくさんの神様の彫刻があった。








よほど日本人が珍しいのか、人々がジロジロこっちを見てくる。

アラコナムなんて確かに初めて聞いた名前だ。

観光地なんかではない小さな田舎の地方都市なのでアジア人すらほとんど来ないんだろう。



マジでチラ見どころではない。

ただの凝視。




暑さと睡眠不足でクラクラしてきて、その視線に笑顔を返す余裕なんてまったくない。




















人々の歩く方向になんとなく勘で歩いて行く。


いくつかの商店が見え始め、インドらしいコンクリートのボロい建物が並んでいる通りに出た。


視線が集中し、俺が歩くたびにどこからか声が聞こえ、建物の窓からもこっちを指差している人がいる。



まるで自分が別の生き物みたいに思えてくる。


アラコナムまで来たはいいものの、ここからどうやってカデルの学校まで行けばいいんだ……………

疲れたよ………………









合計30キロ以上ある荷物を引きずりヨロヨロと歩いて行く。

しかしワイファイはどこにもない。


観光客向けの欧米風レストランでもあればコーヒーを飲みながらすぐにワイファイに繋げられるんだろうけど、そんなもんまったくなく、雑然としたローカルな商店があるのみ。






マジかよ…………とうんざりしながらしばらく歩くと、目の前をものすごいスピードでバイクが駆け抜けた。

大きな通りに出てきたようだった。



そう、忘れていた。

ここはインドなんだ。









大通りはバイクとトゥクトゥクと車とトラックとバスが、けたたましいクラクションを鳴らしながら狂ったように行き交っていた。



まったくの無秩序。



車線なんてないし、あっても彼らは無視する。

走りたいように走り、目に動くものが入ったらクラクションを鳴らす。



道路の脇にはゴミが山のように散乱し、その横をフロントガラスがなくてガッポリと風通しが良くなってるバスが砂埃を上げながら走っていく。
運転手は布を顔に巻いてマスクをしている。


瓦礫の山の横で牛が歩き、痩せた野良犬が寝転がり、バイクが駆け抜け、音楽が流れ、人がうごめき、ああぁ………と声を出さずにはいられない。


インドだ…………………
















根性で歩いた。

クラクションと砂埃にまみれながら歩いて行くがどこにもワイファイが見つからず、もう体はへとへとだ。

人々の視線はやはり集中したままで、まるで動物園の中のペンギンみたいな人気者になった気分だ



「イヤッフー!!」



走り抜けたバイクに乗っていた若者が、横を通り抜ける時に俺の髪の毛をフワッと触ってきやがった。ニヤニヤしながらこっちに手を振っている。


ボケが!って思いながら汗を垂らして歩く。




シンガポールからこんななんの情報もないインドの地方都市に来て、住所だけを頼りに歩き回るなんてレベル高すぎるよ…………












そんな感じで30分くらい究極の雑踏の中をあてもなく歩いてみたけど、あまりにも疲れてしまい、テキトーにそこら辺にあったチャイ屋さんの前で荷物を降ろした。



「カレーカレー!!タージマハル!!」




眉間にインド人らしい赤い印をつけたオジさんが笑顔で声をかけてくる。

俺も力のない笑顔を返しながらチャイを1杯注文した。









カップを2つ使って、華麗に液体を入れ替えながら混ぜ合わせていくおじさん。


出来上がったチャイをすすると、甘い紅茶の香りとミルクの匂い、そして少しの生姜の匂いが抜けて、たまらなく、たまらなく美味しかった。











ご飯も昨日の夕方くらいから何も食べていなかったので、空きっ腹にその甘いチャイが染み渡って力が湧いてくるようだった。


ゴミが散乱して足にはハエがたかってくるけど、みんなその中でチャイを飲んでるんだから俺もそうしていたかった。



不思議な安心感が芽生えてくる。















そしてなんとなくそのチャイ屋のおじさんにiPhoneの中の住所を見せた。


するとおじさんはまたわからない言葉を言い、スタスタと通りに出てトゥクトゥクを止めてくれた。


何やら運転手と言葉を交わすと、トゥクトゥクがこっちにやってきた。

そしてチャイ屋のおじさんが指で70という字を書いた。





マジか、ここから70ルピーで行ける場所なのか?
100円ちょいだ。



選択の余地はない。

インドでトゥクトゥクに乗るということの意味はわかっているが、このチャイ屋のおじさんのことは信用できると思えた。


バイクが飛び交う道の上で荷物を積み込み、すでにたくさん集まっていた野次馬たちに手を振るとトゥクトゥクは勢いよくエンジンをふかした。


チャイ屋のおじさんに手をさし出すと、彼は親切をしたことを誇らしそうに握手してくれた。


























インドの地方都市がいかにボロボロか、走り出してからわかった。


アスファルトで舗装されているところはメインの道路くらいで、脇道に入った瞬間デッコボコの土の道になった。


トゥクトゥクは凹凸に飛び跳ねながらゆっくりゆっくりと進み、どんどん町から外れた方へ入っていく。








民家が少なくなっていき、牛がそこらじゅうで歩いて、やがて広大な原野になってきた。




こ、こんなところに学校なんてあるのか?


トゥクトゥクのドライバーは住所を理解してるのか?


あの時、日本の渋谷で一緒にご飯を食べたカデルがこの原野の先にいるとでもいうのか?



















やがてトゥクトゥクは道の終わりで止まった。


荒れ果てた原野には木々がちらほらと生えて、牛が散らばるかなりのワイルドプレイスだった。



そこにこんなものを発見。























ウケる(´Д` )









マジか!!ここがカデルの学校だ!!!!!










あまりの状況に笑顔で立ち尽くしていると、敷地の中から警備員さんが出てきた。


看板に書いてる俺の名前を指差すと、すぐにフレンドリーな表情になって中に入れてくれた。



戸惑いながらも建物の中に招き入れられると、そこにはいかにもママって感じのぽっちゃりした可愛らしい女の人がいた。




「あなたがフミね!カデルから聞いてるわ!!ようこそタミルナドへ!!」




タミルナドというのはこのチェンナイ、アラコナムのある南インドの州のことだ。





「ありがとうございます、ところでカデルはどこにいますか?」




「カデルはあなたを迎えに空港に行ってるわよ。」




「ああああああ!!!!なんてこった!!!」






悪い予感が当たってしまった。

やっぱりカデルは俺と連絡が取れないまま、空港に向かい、今ごろあの広い空港で俺のことを探しているだろう。


カデルの可愛い妹が電話をかけてくれた。





「カデルごめんー!!もう家まで来たよ!!」



「そうなの!?よく行けたね!今から帰るからゆっくりしてなよ!!」



















荷物を降ろして椅子に座ると、全身の力が抜けてしまった。

天井で回るファンが乱暴に風をおこしている。

疲れた………………




するとママが食べ物を運んできてくれた。








どら焼きみたいな形をしているけど、これはブラウンライスで作ったものらしい。


ふわっとして、モチっとして、パサっとして、なんかそんな食感。



味は穀物の甘みに不思議な酸っぱさがあった。

イドリというタミルナドの食べ物らしい。




それにつけるものは、当たり前のようにカレーだ!!






「ゆっくり休んでね。しばらくしたら帰ってくるから。」



イドリをふたつとカレーをたいらげ、カデルの部屋に入ると、エアコンがきいていて体が冷やされた。

そしてベッドに倒れると24時間眠っていない体はすぐに動かなくなった。



























「フミー。そろそろみんなが帰ってくるから起きてー。」




ママに起こされて、チャイを飲み、家の外に出ると、学校の入り口のところで生徒たちが隊列を組んで整列していた。


先生らしき人が前に立って、そこ!もうちょっと右だ!と指示している。


太陽の日差しが大地を焼き焦がし、その下で生徒たちは精悍な表情で真っ直ぐ前を見つめている。







すると向こうのほうから車がゆっくり走ってきた。

あれだ。


隊列を組んだ生徒たちが手に持った楽器を構えた。

緊張が走る。









「あああー!!フミ君ーーーー!!!」



車から降りてきたのは日本にいたころより髪が伸び、日焼けして逞しくなったショータ君だった。


もちろんカデルもニコニコしながら降りてきた。



さらに後部座席から出てきたのは………カッピー!!!

そしてカッピーの彼女であるオペラ歌手のマキちゃん。



うおおお!!!!このメンバーがまた揃ったのがまさか南インドだなんて!!!!
















あれは俺がフランスのパリにたどり着いた時だった。

カッピーの紹介で、パリで活動する写真家の日本人と出会った。


それがショータ君だった。


パリという芸術の町で、1人で活動する新進気鋭の若手写真家。

カッコいい響き。









ショータ君と次に再会したのはおととし、世界一周から帰国した時だった。


東京のバーで3人で飲みながら話し、これから何をしようというところで、カッピーが大きなライブをやろうぜと言い出した。


俺の本の出版記念と、そしてショータ君が写真を撮りながらアメリカを横断するという出発記念。

プロデューサーはカッピーだ。






「おーい、世田谷区民会館、借りてきたからー。」



そうカッピーが言ってきたときはマジでビビった。

キャパは1200人。


そんなに客呼べるわけねぇだろ!?

ていうかそんなところで何をやるんだ!?








ライブが決まってから半年くらいか。

3人で東京を駆けずり回り、ラジオ局やらいろんなイベント会場に行きまくってライブを宣伝した。


みんなで朝まで飲みながらチケット作りをしたり、チラシをまきに行ったり、とにかく熱い日々だった。



旅人と、写真家と、音楽マネージャー。



東京でのあの戦いの日々は本当に楽しく充実したものだった。

















ライブが終わって、ショータ君はアメリカに行った。


俺も東京を離れて1人で日本放浪に出た。


カッピーは東京で2店舗目のお店を出し、業界人たちと関係を築きながら毎日忙しくしていた。


それぞれにやりたいことがあるんだからそれぞれの道を行くのは当たり前だ。

ずっと一緒にいることなんてできない。


でも寂しかった。




あの3人がまたこうして集まるのが、まさかインドの原野の中だなんて面白すぎるよ俺たち。













そんな感動的な再会なんだけど、学校の生徒たちのブラスバンドの演奏がど派手すぎて、なんだか浸ることもできなかった。


原野に太鼓とファンファーレが鳴り渡り、さらに小さな子供たちがちょこちょこ歩いてきて、俺たちにお花を渡してくれた。


まるで偉いゲストにでもなったかのような歓迎ぶりだった。









































「さてー!じゃあご飯を食べようか!」



最近のインド人らしく、ITを使いこなすカデルの左手にはアップルウォッチがある。

アプリでタクシーを呼び、アプリで星座を見、アプリで何でも買ってしまうITボーイ、カデル。




ランチはやっぱりカレーなんだけど、口に入れるとたくさんのスパイスの味わいが複雑に絡みあって、思わず何種類のスパイスを使ってるの?とカデルに聞いた。


なんと40種類以上なんだって。

そりゃ日本のカレーみたいな単純な味わいではないわな。






















ご飯を食べ終わると今度はみんなで学校の中へ。

ひとつの教室の中に入ると、ものすごい数の生徒たちが勢ぞろいしており、俺たちを見ると恥ずかしそうに歓声が上がった。

みんな興味津々な様子で俺たちを見ている。



ウェルカムミーティングを開いてくれるようだった。

















「それじゃあみんなで自己紹介をしよう。まずはショータから。」




マイクを使い、ひとりひとり生徒たちに自己紹介をする。


自己紹介が終わると、今度は質問タイム。




「インドのカルチャーについてどう思いますか!?」



「南インドは好きですか!?」





生徒たちはマジでめっちゃ頭が良くて、俺たちよりもよほど上手い英語を操る。

そしてみんなこの南インドに対して誇りを持っているように感じた。


インド、というより、このタミルナド州の人間だと自覚しているよう。

とてもスマートで賢そうな顔立ちだ。






「インドでは10ルピーくださいとよく言われます。10ルピーくださいって、10分くらい言われます。」





そんな賢い汚れのない生徒たちにニコニコしながら変なことを答えるカッピー。


か、カッピー、もうちょっとマシな答えを言おうよ(´Д` )

















カデルに演奏を披露してくれと言われ、疲れきっているけどなんとかみんなの前で1曲歌った。

喉がボロボロになっていてひどい声だった。


俺の後にはオペラ歌手であるマキちゃんも歌を披露。

インドではオペラ文化がほぼゼロらしく、マキちゃんのハリのあるソプラノにみんな圧倒されているようだった。






最後にこの学校の校長先生であり、カデルのパパであるセルバンさんからウェルカムの意味であるマレーという首飾りをかけてもらい、最大級の大歓迎に拍手が巻き起こっていた。






















どうしてこんなに大歓迎されているのか。

それはショータ君がカデルの大の仲良しであること、そしてカデルが日本が大好きだということのほかに、俺が学校に音楽を教えに来たということもある。



もともと俺はインドのストリートチルドレンにリコーダーを渡して音楽を教えるために来た。


でもショータ君つながりで仲良くなったカデルに、うちの学校で教えればいいじゃんと言われて、こういった流れになっている。





ここの学校の生徒たちは裕福な家庭の子供だ。
路上で金を稼ぐ必要なんてない。


俺がリコーダーを集めて持ってきたのは、明日の飯が食えない子供たちのためだ。




でもカデルの学校でも教えるという話はしてしまっているし、それもきっと面白いはず。


しかしストリートチルドレンのために時間がとれなかったら本末転倒だ。








これからどうなるのか。

カデルは完全に俺が先生になってくれると思っているし、すでにこんなにも大歓迎されていたら、この学校で何かしらのことをしないわけにはいかない。



















「バレーボールやろうぜ!!」



学校が終わり、カデルや他の先生たちが校庭に集まってきて、なぜかみんなでバレーボールをした。




ていうかインドでバレーて(´Д` )





バレーなんて何十年やってないんだ?ってくらいなので、まったくボールをうまく繋げられない。


俺だけじゃなく、ショータ君もカッピーもマキちゃんも、みんな文化系のアーティストなので、レシーブするたびにボールが変な方向にピューンと飛んで行ってしまう。








太陽が傾き、原野の向こうを真っ赤に染め上げている。

笑い声が寂しげな校庭にしみわたり、たまに上手くいくとインド人とハイタッチをした。




汗まみれになり、砂埃をかぶって、なんだかとても開放された気分だった。






影がのび、空が暗くなり、ふと不思議に気持ちになった。











俺はインドで何をするんだろう。

インドは、インドというただの国なのに。












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インドに行くのかああああああ!!怖え!!

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2016年2月19日(金曜日)
【シンガポール】 シンガポール







ぐおおおおおおお…………………



き、今日僕インドに行くんですか………?


インドってなんですか?




インドってなんですかああああああああああああ!!!!!!

アブドゥルウウウウウウウ!!!!!!!












はぁはぁ………怖い。

またあの鬱陶しい客引きとか嘘ついてくるやつとかとバトルしないといけないのか…………


牛とかいっぱいいるのか…………


臭くて汚くてボロボロでカレーでマリファナでカレーでカレーで、あぁココイチ食べたい。











日本からシンガポール。

これはもう快適そのもの。

ていうかシンガポール人って信じられないくらい行儀がよくてマナーの塊みたいな人たちだから、日本にいるときよりもさらに気持ちがいい。


みんな電車の中で席とか超ゆずる。


ご年配の方が来たら、どうぞニコリ、とすぐに立ち上がって席を超ゆずる。









でもインド人はあんまり譲らない。

お婆さんが目の前に立ってるのに平然とした顔で譲らない。

階段とかそこら辺に座るから通行の邪魔になってる。



つまりココイチ食べたい。


















嘆いたところでどうにもならないので、とにかく出発の準備をしないと。


フライトは夜の23時。

なので昼間は最後の路上をやろうと思っていたんだけど、外は朝から雨が降り続いており止む気配もない。


こりゃあ1日くらい休めってことかな。







シンガポール滞在9日のうち歌ったのは8日。


それで貯められたお金は生活費を抜いて11万5000円てとこか。



物価の高いシンガポールで結構普通に食べたいもの食べて毎日飲んでてこれなら悪くない。


これで安心してインドに行けるし、できることならインドでも路上をやってこのお金はなるべく減らさないで進んでいくぞ。












というわけで今日やらないといけないのは換金。


大量にあるシンガポールドルを今後のためにアメリカドルに替えておこう。



シンガポールで換金するならチャイナタウンかリトルインディアってのが一般的。

ど下町なのでかなりレートがいい。




ホテルなんかで換金しようもんならアホらしいほどレートが悪いのでやめたほうがいい。





どうせ路上もやらずにチャイナタウンに行くなら、換金ついでにマーライオンでも見に行こうかな。

まだ全然観光してないし。





ゆうべの酒が残っていて体がしんどいけど、今日はオフなので荷物を全部エッちゃんの部屋に置かせてもらった。


エッちゃんも今日は夜勤ということなので一緒にマーライオンを見に行くことにした。


最後の日にふさわしいな。






















チャイナタウンのピープルズセンターの入り口にある換金屋さんはマジでビビるレートだった。


iPhoneのレート計算アプリであらかじめいくらドルをもらえるか調べておいたんだけど、正規レートで840ドルだから、まぁ10ドルくらい減って830ドルくらいって感じかなーと予想していたら。



しかし驚くことに840ドルもらえた。


正規レートとまったく同じ金額。

どうやって儲けてるの?





「へい、兄ちゃん、歌いながら旅してるんだろ?」



「は?何で知ってるの?」



「この前バスキングしてるの見たぜ。クールボイスメーン。いい旅を!!」





そう言って窓口の中から札束を差し出してきた換金屋の兄ちゃん。


こいつ路上でだいぶ稼ぎやがったなって思われただろうな。


2ドル札が200枚以上あるとか、バスカー丸出しだ。



とにかくこれで換金は完了!!











































そこから電車でハーバーフロントに行き、マリーナベイサンズの中を抜けて、のんびりと湾沿いのデッキの上を歩いた。


ゴミひとつ落ちていない整備されつくした歩道を楽しそうに歩く観光客はほとんどが中国人だ。

チャイニーズニューイヤーもあって数日前まで凄まじい数の中国人がこのマリーナベイサンズに泊まっていたらしい。



観光客の数は1番が中国人、2番目がインドネシア人、4番目あたりに日本人が入るそう。





















「シンガポールに観光に来る人の気持ちってわかんないなー。」



そういうエッちゃん。

確かにマーライオンを見てチャイナタウンでご飯を食べて動物園に行ってオーチャードで買い物をするってのが一般的なルートらしいんだけど、それならシンガポールじゃなくてもできることがほとんどだと思う。



でもこうして治安もよく、言葉もある程度通じてご飯も美味しいシンガポールは、海外にあまりに行かない人にとってはとても身近な外国になるんだろうな。


俺はシンガポール大好き。




















みんなそれなりにお金を持ってる人が多いみたいで、このハーバーエリアでご飯を食べようものなら余裕で1人1万円はいく。

マリーナベイサンズの高い部屋は1日10万円以上なんてザラで、そこに家族で何泊かして、支払いが300万円になりますーなんて恐ろしすぎることも普通みたい。




でもマリーナベイサンズに泊まる人はだいたいミーハーな人たちで、本当のセレブたちはもっと格式の高いホテルに泊まるんだって。


ホーカーで3ドルのご飯食べてこいこのヤロウ!!!


















ただ歩いているだけで度肝を抜かれる景色が広がるこの人工ハーバー。


奇抜なデザインの橋がかかり、奇抜なデザインのビルディングが空にそびえている。


湾の向こうに見えるのはこの国の経済を支える金融街の高層ビル群。

目を疑ってしまうほどのスケールで、人間はこんなもんを作ってしまうのかっていうことにも恐ろしくなるし、このビルの中でコンピューターにまみれて働いてるエリートたちがいるってのもなんか恐ろしい。


いやー、シンガポールすげぇ国だなぁ…………













マーライオンさんお久しぶり。
















こっちの方がビビる。










スーパー観光客でひしめくマーライオンの横を通ってさっきの高層ビル群の森の中に入っていくと、すでに5時を回っており、ビルの足元の高級そうなバーでサラリーマンたちがワイワイとビールを飲んでいた。

みんなカッコいいスーツ姿で、バッチリ髪の毛をセットし、女の人もセクシーな服装で決めている。


なんとも優雅な光景。











いやー、ビール1杯15ドルとかするんだよなぁ…………


彼らエリートにとってはなんてことない値段なんだろうな。





















マーライオンも見て、シンガポールの街も最後に見られたことだし、これでもう思い残すことはない。


空港には21時には行けばいいから時間はまだもう少しある。


最後にある人に会う約束をしている。



日本人の駐在員の奥さんであるミエコさん。

この前路上を見に来てくださって、これからインドに行くなら要らなくなった子供服があるのでもしよかったら持って行きませんか?と言っていただいたのだ。



これからインドでストリートチルドレンたちに音楽を教えて、上手く路上パフォーマンスをできるところまでもっていけたら彼らに綺麗な服を着させたい。



路上パフォーマンスは物乞いではない。

ちゃんとした服装で礼儀正しくふるまうことがとても大事だ。


なので子供服をいただけるのはとても嬉しい。









本当はミエコさんにご飯のお誘いもいただいていた。

晩ご飯まだならご一緒にどうですか?と。


時間がなかったのはもちろんなんだけど、それ以上に気が引けた。



焼肉か、ムール貝でもどうですか?とシンガポール住まいのセレブなミエコさんは言うが、それがどれほど高価なものか俺にもわかる。



なかなかありつけないものだけど、だからといって餌につられてホイホイついていくなんてアホみたいなことしたくない。

ましてやまだここは1ヶ国目だ。






だったらちゃんとワリカンで行けばいいんじゃないかって思うけど、それはバッグパッカーの俺にはきつい。


でもそう言ったらミエコさんは、お金は気にしないでください!って言うと思う。






うーん………メールの返事難しいなぁ…………



ムール貝は魅力的だけど、悩んで悩んで、やっぱり時間がないので服だけ受け取らせてくださいとメールを送った。





















夕方を過ぎて暗くなりだすにつれ、さっきまで小降りだった雨が少しずつ強くなってきた。


エッちゃんは夜勤の準備があるからといって先に家に戻り、1人でミエコさんとの待ち合わせ場所で待っていた。



金曜日の夜、そして雨ということもあり車の渋滞がすごく、ミエコさんの到着も遅れているよう。


時間は刻一刻と過ぎ、飛行機の時間が迫ってくる。



ウィークエンドの浮かれた慌ただしさに街が沸き立っているようだった。




















「ごめんなさいー!遅くなってー!これ見て要る物だけ持って行ってください!」



足を骨折していて松葉杖をついているというのにわざわざ来てくださったミエコさん。

可愛いくてなつこい子供2人も一緒だ。




持ってきてくださった袋の中にはこの2人のお子さんの着なくなった子供服が入っていた。


Tシャツとかズボンとか、これなら子供たちにバッチリ着させることができるはず。


オモチャとか人形とかも持ってきていただいたんだけど、あまりたくさんあっても俺が持ち運びできないので申し訳ないが子供服だけ受け取らせてもらった。






ミエコさん!!マジでありがとうございます!!

今度はムール貝行きましょう!!!
ワリカンで!!

シンガポール高い!!!!


足、早く良くなることを祈ってます!!!!




















ミエコさんと別れたのが19時半。

ここから荷物を置かせてもらっているエッちゃんの家まで30分くらいだ。


シャワーを浴びさせてもらいたいので、もうゆっくりしている時間はない。


急いで地下鉄の駅に走った。








仕事帰りの人たちでごった返す地下鉄の構内は雨で濡れており、サンダル履きでは滑ってしまってなかなか早く歩けない。



人混みをかきわけて改札に到着。

ヨシ!!切符を買って早いとこ空港に行くぞ!!!















しかしそう簡単には終わらないのが僕ですね…………

ここからバタバタ劇の始まり。

















券売機の前で衝撃の事実が発覚。






ポケットの中のお金が80セントくらいしかない。



顔、青ざめる。


あ、俺お金ない。




さっきアホづらこいてコーヒー飲んだからシンガポールのお金がほとんどなくなっていた。


切符買えない。













あれ?どうしよう?














…………………………


















あぺええええええええええええ!!!!!!








「すみません!!アメリカドルで切符買えますか!?買えないですよね!?そうですよね分かってます!!死にます!!」



「外に換金所あるからそこに行って。」






猛ダッシュでそこら中探し回るが、こんな大都会のど真ん中で換金所なんて見つけられねぇ!!うおお!!やべええええ!!!!!

とにかく誰かに聞かなきゃ!!!




「すみません!!換金所どこですか!!」




「あぁ、もうこの時間は換金所はどこも閉まってるよ。」










終了。



なんなの?バカなの?


なんでコーヒー飲んだの?


なにがメイアイハブアイスカフェラテなの?










シャレになんねえええええええええ!!!!!

シンガポールドルがねえええええええええ!!!!!!












ドン!!!!






猛ダッシュでさっきミエコさんと別れた場所に走る!!

まだミエコさんがいたらドルと交換していただけるはず!!!


そこらへんの通行人にいきなりアメリカドルとシンガポールドル交換してあへえええ!!とか言っても連行されるだけなので、とにかくミエコさんしかいない!!







人をかいくぐり、迷子になりながらなんとか地上に出ると、マジ爆笑レベルの土砂降りスタート!!


ハンパねぇ!!なにこの雨!!!





びしょ濡れで雨の中ダッシュしてたら、実は反対方向に向かってダッシュしていたことに3分後気づいて叫びながらUターン。





ミエコさあああああああんん!!!!!!




ああああ!!!!

いた!!
ミエコさんいた!!!









「ど、どうしたんですか!?金丸さん!!?」



「すみません!!やっぱりミエコさんのムール貝をアヒージョにしてアヒーつって!!じゃなくてお金交換してください!!」




さっき爽やかにお別れしたところだったのに、びしょ濡れでゼーハーゼーハー言いながら落武者みたいなのが戻ってきたせいで子供たち若干引いてる。

わかるその気持ち!!







8アメリカドルを10シンガポールドルに換金していただき、また猛ダッシュ!!


ミエコさんマジですみませんでした!!!!
超助かりました!!!!


足が早く治るように念力飛ばします!!
















なんとかまた改札まで戻ってきたけど、帰宅ラッシュのこの時間なので券売機の前にはかなりの列。


テンポ500くらいの貧乏ゆすりしながら列に並び、ようやく俺の番になり、鬼の速さでタッチパネルを操作して10ドル札を投入!!




札が出てくる!!




投入!!




札が出てくる!!




投入!!!





3回繰り返したところで券売機が5ドル札までしか受け付けないことが判明。


死ね!!この券売機死ね!!!













後ろにあった駅員室で両替してもらって戻ると、また長蛇の列。

時間は20時。


ぐあああああ!!!!

時間ないからああああああああああああああいああ!!!!!!

















親指の爪がなくなりそうなほど爪を噛みながら電車に揺られて20時半にタナメラに到着。


爆笑レベルの土砂降りの中走って、エッちゃんの家に到着!!




「おかえりー!時間かかったねー!まだ大丈夫だからシャワー浴びてきて!!」



すでにお化粧もして仕事に出かける準備が終わっているエッちゃん。

猛ダッシュでシャワーを浴び、荷物をまとめてこれで多分忘れ物なし!!!





「ごめんね!私これで行くね!またシンガポールに戻ってきたら飲もう!1週間楽しかったー!!」



「エッちゃんありがとうー!!!!」





走り去るエッちゃんを見送り、俺も急いで電車に乗ってチャンギに向かった。
























いつもはただのホテルであるはずのチャンギも今日は空港というものに変貌。


ターミナル2に到着して、まずはギターのラッピングだ。

インドに行くんだ。
放り投げられるかもしれないから厳重に保護しないといけない。





「すみません!どこで荷物のラップはできますか?」



「ラップ?この下の階よ。」



「くっ!!」




なんでデパーチャーゲートにねぇんだよ!!チクショウ!!って思いながら下の階に降り、また人に聞く。




「すみません、ギターをラップしたいんですけど、どこですか?」



「ここ真っ直ぐ行って右よ。」





真反対まで大急ぎで歩いて、だいぶ外れたところにある窓口に到着!!!



よし!!

ここレフトバゲッジ!!!




オラアアアアアアアアア!!!!!

いくら俺の発音が悪くてもラップとレフト全然違うううううううう!!!!!!







「すみません!!ギターをラップしたいんです!!プロテクトです!!!」



「あー、上の階よ。」





発狂しそうになりながら上の階に上がり、どこ探してもまったくないのでもう一度そこらへんの人に聞いた。




「すみません!!ギターを、ビニールで、ラップして、保護したいんです!!!!どこですか!?」



「ターミナル1にしかないわ。」












2秒後に平然とチェックインゲートに並ぶアジア人1人。



「あ、どうもー、このギターは持ち込みますね。いやー、僕ギターが恋人なので片時も離れたくないんですよね、テヘペロ!」



「サー、ギターは持ち込みできません。預けてください。」




「ですよねーウケるー。」













ゴミ完成。







これを見てどれほど焦っていたかお分かりいただけると思います。




「壊れ物のシール、100枚くらい貼ってください!!」



「イエスサー。ではこちらにサインを。」





壊れても文句言いませんの書類にサインをさせられギターは預け荷物に消えていった。


頼む、死ぬなよ……………











ていうかもう時間40分くらいしかない!!

15分前にはゲートに行かないといけないのに!!!


猛ダッシュで出発ロビーに行き、長蛇の列に並んでイミグレーション突破!!


飛行機離陸まであと20分!!!







ぐおおおおおお!!!!



ていうかチケットにデパーチャーゲートのナンバーが書いてねぇ!!!


なんでだよ!!そんなことあるか!!??


ゲートがわかんねぇ!!









向こうにインフォメーションカウンターが見えたので猛ダッシュでカウンターにヘッドスライディングしたがタッチの差で中国人の団体に割り込まれる。



めっちゃいっぱいおる!!

なんなんだよ!!!!

買い物好きすぎやろ!!!!





カウンターに群がる大量の中国人。

何かわからないけど何かをくれと言っている様子。


すると受付の女の人が中国人たちにハウメニーパーソン?って聞いた。




「ハウメニー?」



「…………ハウメニー?」



「………………ハウメニーって………なに?」




どよめく中国人たち。




ハウメニーはハウメニーだコノヤロオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!

早くしやがれええええええええ!!!!!!




苛立ってる受付の女の人。
分かりやすく人数カウントしながらもう1度言った。





「だから……ハウメニーパーソン?!」



「……………あーあ!ハウメニーパーソン!!トゥエンティー。」







20人もいるのかオラアアアアアアアアア!!!!!!!


パスポートで太ももをバシバシ叩きながら待っている俺の前で1人1人何かのレシートみたいなものを受け取っている中国人たち。


チクショウ!!いい旅になるといいですね!!






「はい、次の人。」



「このチケットのゲートどこですか!!」



「えーっとね……………E1よ。」




猛ダッシュ!!
だからなんでチケットにゲートナンバー書いてねぇんだよ!!!!!!











そしてなんとか出発15分前にゲートに滑り込んだ。


ま、間に合った……………








飛行機に乗り込むと、乗ってるのはほとんどインド人。

あのギョロギョロした目で入ってきた俺のことを舐めまわすように見てくる。


うう………この感じ………

インドに行くんだ………………







そうだよ。これからインドに行くんだ。





そして旅はまだ始まったばかりなんだ。











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2016年2月18日(木曜日)
【シンガポール】 シンガポール








海外でお金を貯める、という今回の旅の計画。


この計画のために1番必要なものは、送金方法だ。



海外でそんな何十万円も現金で持ち歩きたくはない。



ではどうやって日本の銀行に送金するのか。









俺はクレジットカードを持ってないけど、他の旅人たちはみんなカードを使って世界中のATMでお金を引き出したりしているので、それと同じやり方で簡単にできるんじゃないの?と思っていた。


がしかし、海外では引き出しは簡単に出来るというのに、逆にお金を送金するとすごい手数料が発生するらしい。



1回4000円とか。


高すぎる(´Д` )






しかしだからといって大金を持ち歩いていて、万が一スリにでもあったら地獄の果てまでも犯人を追いかけて犯人グループたちのお尻の穴と口を縫い合わせてムカデ人間にして庭で飼う。












今までの俺ならきっとそのまま大金を持ち歩き、目をギラギラさせて近づいてくる人全員を極悪人と決めつけてバッグに触れてくるやつがいたら一瞬で発狂するような荒んだ旅をしていたかもしれないけど、今の俺には天才カンちゃんがいる。


ただのピグレットみたいな顔してるくせに実はとっても頭の回転の早いカンちゃん。

色々と調べて海外からの送金方法を教えてくれた。





それがマネーグラムってやつ。







「まずマネーグラムの取扱店に行くやろ。そこでSBIリミットっていうネットバンクにお金を振り込むの。私がSBIリミットにアカウントを作ったから、それをネットで受け取って日本の銀行に振り込む感じ。コードナンバーがすごく大事だからね!」




俺は猿だから謎の言語でしかないんだけど、カンちゃんが言うなら間違いないんだろう。


とりあえずちゃんとやれるかどうかシンガポールのマネーグラムに行ってやってみることにした。













というわけでやってきたのはタンピネスという町。








大きなショッピングモールがある駅なので、シンガポールの東側ではかなり賑わっている場所だ。


前にエッちゃんやイクゾーたちと来て回転寿司を食べた懐かしい駅。





























日差しが照りつける中、駅から歩いて5分くらいのところにマネーグラムを発見。

ただの換金所みたいな感じだけど、ここでネットバンクに送金ができるみたい。
手数料っていくらくらいなんだろ。500円くらいかな。


とりあえず50ドルくらい預けてみるかなーと窓口のお姉さんに伝えてパスポートを渡す。


するとビックリする返事が返ってきた。






「50ドルだったら手数料が25ドルかかるけどいい?」





はぁ!!!
た、高すぎる!!!

半分消えるなんて送る意味ねぇし!!!





「じゃ、じゃあ例えば300ドル預けるなら手数料いくらですか?」



「えーっと………35ドルね。」








そ、それでも高い……………


えー……それじゃあネットバンクを経由しないで普通に4000円くらい払って送金したほうがいいんじゃねぇか?


げんなりしてさようならと窓口から離れると、ちょっと待ってー!と呼び止められてパスポートを渡された。
いつもの忘れ物。















えー…………どうしよう。
カンちゃんが言うにはこのSBIリミットのネットバンク経由が1番手数料が低いってことだけど、それでこんなにかかってたらどうしようもねぇじゃん。

毎回こんな大きな手数料を払っていかないといけないのか?



ところでジャックVS本部以蔵がどうなったか気になりすぎてネットバンクどころじゃないんですけどどうすればいいんですか?

誰か日本の友達にページごとに写メ送ってもらおうかな。





ところですぎましたね。


















うーん、と頭を悩ませてショッピングモールの中でワイファイに繋いでみる。

何が1番安い方法なんだろ。


ゆうちょに振り込めるのかな?



えーっと…………





ああああ!!何から調べていいかわからん!!!!



ああああ!!!

アラミド繊維でジャケット作りたくねええええええええええ!!!!!!













ジャックVS本部以蔵の結果、絶対にメールしてこないでくださいね。

日本に帰ってから心頭滅却して読みます。
















ウエスタンユニオンってどうなんだろ?



海外でよく見かけるあの黒地に黄色の文字。

あの銀行ってヨーロッパ中にあるし、他の大陸でもよく見かけていた。


ていうかあれくらいしか海外の銀行の名前知らないので、とりあえず調べてみた。












ふむふむ…………これいいんじゃないか?


まずウエスタンユニオンって銀行じゃないんだね。

よくわからんけど海外送金とかによく使われているらしい。





まずアカウントを作る必要がない。

送金手数料がそこまで馬鹿高くない。

受け取り手数料がない。





ヨーロッパあたりでウエスタンユニオンの取扱店に行き、書類を記入して手数料を払ってお金を預ける。


そして日本の親か友達にウエスタンユニオン取扱店に行ってもらい、身分証と依頼書と預けナンバーを提示してもらえば受け取ることができるっていうめっちゃ簡単なもの。





ちなみに送金手数料は、


1万円以下で990円。

5万円以下で1500円。

10万円以下で3000円。

25万円以下で5000円。

50万円以下で7000円。

100万円以下で9000円。






ということらしい。
つまり一気に高額を送るほど最終的には安くあがる。


これいいじゃん。

ウエスタンユニオンならマジでそこらじゅうにあるからすぐに送れるし、アカウントを作る手間もないし、受け取る人に負担がないってのがとてもいい。



なんだー、いつも見てたあの黒地に黄色の看板がこんなにいいものだったなんてなー!



今度どっかで見かけたら送金してみよう!



















用事もすんだので、いつものラクサを食べてそのままタンピネスで路上をやってみようかと思ったんだけど、やっぱりここは路上激戦区。


といっても地元のオッさんたちが暇つぶしにやってるような感じのバスキングだ。






駅を出たらそのまま周りにショッピングモールがあるんだけど、3ヶ所ある出口のすべての場所でオッさんたちが何かしらのパフォーマンスをしている。




中国語の音楽を流しながらただ健康体操みたいなのを踊ってるオッさん。


ピッチのずれたサックスを吹いてるオッさん。


音楽を流して座りながら歌ってるオッさん。






マジでヨーロッパとかアメリカみたいなバリバリの路上パフォーマンス大国を回ってきてから見ると、はっきり言ってふざけてるんですか?みたいなパフォーマンスだ。



でもこれが彼らの文化だし、これが彼らの中でのバスキング。


俺のほうが上手いぞー!と割って入るなんてことは絶対にやってはいけない。






















とりあえずラクサ。
































というわけでタンピネスではやるスペースがまったくないので、前回もやったベドックでやることにした。


このベドックも駅前に大きなショッピングモールとホーカーセンターがあるので、今日もかなりの通行人で溢れている。



思い切って1番人が集まるバス停とショッピングモールの間のところでやってみた。


こんな人だらけのところでいきなり歌い始めるなんて日本だったらなかなか考えにくいことだけど、海外の路上は大胆になったもん勝ちってところもある。

尻込みしてたら稼げるもんも稼げない。





ただバス停の真横なのでエンジン音がうるさく、かなり声を張らないといけなさそう。


まぁとりあえずやってみるか!!
























30分で終了。


バスうるさすぎ。

ちょっと向こうの方で、耳に手をあてて聞こえないよ、というジェスチャーをされてしまった。


ぬうう………俺としたことが場所選び間違えた…………


ちゃんと自分に合った場所でやらないとな。




























駅前を離れ、少し歩いたところにあるショッピング広場にやってきた。

ここは安い日用品屋さんやスーパーマーケットなんかのお店が固まる下町エリア。


仕事帰りの人たちが歩くのんびりした場所だ。

ここでやるか。


















太陽が照りつける中、ギターを鳴らしながら歌う。

ポツポツと入るお金。


反応はあんまり良くない。



直射日光に照らされてクラクラしてくるけど、意識を保って歌い続ける。

頑張らないと。











長年ずっと歌っていると、自分の声の変化に気づきにくいものだ。

でも確実に昔よりも高音が出なくなってきている。





10代の頃はスタンドバイミーをCコードで歌っていた。

前回の世界一周の前半まではAでやっていた。

今はGだ。


どんどん歌い方が変わり、声の出し方が変わっていくことを悪いことだとは思わない。
それが良い方向に向かっていると信じている。





でも、やっぱりたまに疑心暗鬼になる。



俺はダメな方に向かっているんじゃないか。

どんどん歌えなくなっていってるんじゃないか。

喉を酷使しすぎて使い物にならなくなっていってるんじゃないか。




人によって一生のうちに歌える曲の数ってのは実は決まっていて、俺はもうほとんど歌いきってしまって底をつくんじゃないだろうか。











20代の頃のようなハリのある声は今は出せない。

これは成長ではなくて退化なのかもしれない。



今こうして新しい旅に出て、明日も、明後日もその次も、またずっと歌い続ける日々に飛び込んだ。

自分の声を信じられなかったら到底やっていけるものじゃない。


それに俺は耐えられるかな。








人によく、旅のモチベーションを保っていられるね、って言われる。


でも俺だって旅のモチベーションを保つのはすごく難しい。

1人で知らない街で歌って夜の中で眠るのは開放感に満ちた清々しいものだけど、たまにやってくる疑心暗鬼のモヤモヤだけは本当にどうしようもない。













今、ショッピング広場の中で1曲歌い終えた。


今の1曲の間にお金は入らなかった。




俺はちゃんと歌えているんだろうか。

不甲斐ない声しか出てないんじゃないか。


ああ、またずっと歌えるかな。














ちょっとへこみながらギターを置き、タバコを巻いた。


ふぅと息を吐いて、周りを見回した。


夕暮れの広場にはたくさんの人が歩いており、誰もが人生を生きている。


何を選ぶのか、何を捨てるのか、何から目を背けるのか。



生暖かい風が体をなでていく。
その体の中は感情の海だ。


誰もが帰るべき場所に戻っていく。



自分を信じることはとても大切。
自分を壊すこともきっと大切。




















もうちょっとだけ歌うかと、ギターを持った。


理想的な声はなんだ、俺の今1番の声はどれだ、それを探りながら声を出す。


もしかしたら、考え方によっては、今新しい変化の時期にあるのかもしれないな。大きくやり方が変わるのかもしれない。








頑張って1曲歌うと、1組の若者たちが足を止めた。

イエーイ!!すごい!!と盛り上がっていると、人々が足を止め始める。

そしてもう1曲歌うと、なかなかの人だかりが出来上がり、お金が入った。



素晴らしい!と言ってCDも買ってもらえた。






その2曲だけで、100ドル近く入ってしまった。




うーん、わかんねぇなぁ。

ツンデレだなぁ。



俺の1番の声ってどこにあるんだろうなぁ。




今日は2時間半やってあがりは192ドル。
























「いやー!フミさん!マイクとスピーカーを使ったらいいですよ!そしたらもっとたくさんの人に聞いてもらえますよ。」




路上後半にいつの間にか向こうのベンチに座って歌を聞いてくれていたチューさんがニコニコしながらそう言った。


今日は俺のシンガポール最後の夜。

なのでまたみんなで集まって飲もうということになっている。


チューさん、いつも来てくれてありがとうございます!!





ていうかマイクとアンプは持ち運びが大変だからやらない。

アコギの弾き語りは生でこそ魅力があると思ってる。

うるさい場所ではできないけどね。




もちろんマイク使ってる路上ミュージシャンを否定はしない。
確実にそのほうがたくさんの人に聞いてもらえるし、稼ぎも変わると思う。


あくまで俺は、アコギの路上は生が好きってだけ。























チューさんと一緒にエッちゃんの家にやってきた。

今日のパーティー会場はエッちゃんの部屋だ。



「よーし、今日は飲もうー!!思いっきり楽しもうよー!!」



仕事仕事で毎日忙しくしているエッちゃん。
そうだね!今日は楽しもう!!

































それからみんなで近くのホーカーに買い出しに行き、お酒と食べ物をゲット。

21時を過ぎた頃に仲良しのジェイクたちがやってきた。




「ハーイ!!フミさん!!明日行っちゃうんだねー!!寂しいよー!!」





ジェイク、デニカ、セル、ニンニン。

イマドキのイケてるシンガポールの若者たちだ。


みんな中国英語ではなく、綺麗なネイティヴ英語を喋る世代。


もうみんな美男美女!!




ちなみにこのレザーのイカしたウエストポーチと靴、ジェイクの手作り。












これをマリーナベイサンズの中のショップで売ってるらしい。

この天才め!!!







































ご飯を食べ、酒を飲み、ギターを弾いてみんなで歌った。


ジェイクやニンニン、それにセルも歌がすごく上手で、びっくりするほどいい声をしてる。


それぞれが歌うたびに拍手と歓声があがり、もちろん俺も歌った。


部屋に声が響いて、とても気持ちよかった。







そうかー、明日次の国に行くのか。

インドかー………

何があるんだろうなぁ。















「フミ、また帰りにシンガポールに寄ってよ!!またみんなで王様ゲームをやろう!」




話は尽きることなく、みんなでまったりしながら喋っていたらいつの間にか夜中の3時を回っていた。






外は雨が降っており、濡れながら歩いてみんなて近くのタクシースタンドに行き、そこで別れた。

テールライトが遠くに消えていった。



ずっと手を振った。

また会えるよな。





今夜で最後のチャンギ泊だ。



















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バスキングしてる旅人が増えましたね

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2016年2月17日(水曜日)
【シンガポール】 シンガポール







今日はちょっと場所を変えてみようとチャイナタウンに行くことにした。




昔イクゾーが開拓した町で、シンガポールの中でも英語が通じにくいかなりローカルな中国人エリア。



イクゾーはショッピングモールを繋ぐ連絡通路の上で歌っていたけど、チャイナタウンには他にも人の歩く通りはいくらでもある。


それに現在はチャイニーズニューイヤー。
たくさんの人で賑わっているだろうし、彼らはだれかれ構わずお年玉袋をバンバン配りまくっているのであがりも期待できる。








ジョジョ!?



























というわけでやってきたチャイナタウン。
















駅を降りた瞬間、あちこちに中国語の漢字が広がっており、究極の先進国シンガポールにあってとてもローカルな空気が漂っている。


街中ではスーツやドレスのイカした人々ばかりだけど、ここではラフな格好をしたオッさんおばさんが多い。


お店も漢方とか数珠とかそんな中国的なものが目につく。










とりあえずご飯食べようとショッピングビルの中のフードコートにやってきたんだけど、とにかく値段が安い!!



どれも3ドル以下のものばかりで、高くても5ドルくらいだ。

他のエリアに比べて2ドルくらい違う。




ワクワクしながらテキトーにオカズ指差しのお店でワンミートツーベジのプレートを注文。











唐揚げうまっ!!!


でも太いモヤシかなと思って指差したオカズが、なんかもにゅもにゅしたコンニャクみたいなやつで美味しくなくて食べられなかった。

オカズがめっちゃたくさんあるんだけど、味が想像できないからハズレてしまうことがあるんだよなぁ。

でもこれで300円。

















よっしゃ、早速やってるか!!とやってきたのはここ。










このモールとモールを繋ぐ連絡橋。


その名もイクゾーブリッジ。




別にどこでやってもいいんだけど、懐かしいしここでやってみるか。




なんか話ではあれからイクゾーがここで歌いすぎたせいか、地元の中国人のオッさんが来るようになって楽器演奏を始めてしまい、やれなくなったと聞いていた。


とりあえず今日はいないみたいだ。

2年も経てば色々変わるよなー。
















橋の真ん中でギターを取り出して歌った。

風が強くて楽譜がめくれてしまい、ようやく今回楽譜を止める洗濯バサミを持ってくるのを忘れていたことを思い出した。



洗濯バサミは路上には必須アイテム。

きっと他にもいろんなものを忘れているだろうな。


これからどんどん海外仕様に体も装備も整えて変えていかないと。




5000円のパールギターも1年以上ほったらかしていたせいでスネた音しか出してくれてなかったんだけど、最近になってようやく3弦が伸びるようになってきた。

今回の旅もよろしく頼むよ。















しかし、どうもお金が入らない。

人通りは申し分ないんだけど、まったくもって反応が悪い。

あれ、なんでだろ。
シチュエーションは完璧なはずなんだけどな。



ポツポツと入りはするが、これではどうにもならん。




んー、イクゾーが見つけたこのイクゾーブリッジ。
不動の稼ぎ場であって欲しいんだけどな。




やっぱり安定のドビーゴートに移動することにした。

























日差しが照りつけるドビーゴートの石段はやっぱり安定してお金が入る。

しかし面白いことに稼げる時間帯があって、だいたいこの場所では13時から17時までが反応がいい。


18時から仕事終わりの帰宅ラッシュが始まって人通りがドバッと増えるんだけど、こうなるとみんな足を止めなくなってしまう。



シンガポールは日中は暑いからパフォーマーたちもだいたいこの帰宅ラッシュの時間帯に合わせて路上に出ているようなので、みんな見慣れてしまっているんだろう。

毎日毎日路上パフォーマーを見ていたらよほど目立つ人でなければ風景の一部になってしまうんだよな。



俺もさすがに毎日ドビーゴートでやりすぎている。


ちゃんと場所を変えながら飽きられないようにやらないとな。

明日は違う町でやってみよう。













ていうか本当は今日も違う町でやってみるつもりだったんだけど、またドビーゴートにやってきたのはちょっとした約束があったから。

この前話しかけてきた若者が水曜日の20時にまた会いに来るよ!と言っていたのだ。
ザックっていうシンガポリアンの大学生。





そんなのほんの口約束。

こういう場合、来ないことがほとんどだ。

律儀に守る必要なんてない。

俺は旅人だし、気分で場所を変えるときもある。

ネットがないんだから連絡のとりようもないし。







よーし、そろそろ帰ろうかなー、とギターを置こうとする。


そうそう、来るかどうかわかんないやつを待っとくことなんてない。



でも、時計を見ると19時。

もうちょっとしたら20時か……………







どうにも気になる。




ただの口約束なんだから待つことなんてないんだよなぁ。
でもやっぱり気になる。

もしあいつが本当にここに来て、俺がいなかったら俺のことを約束を守らないやつって思うだろう。

それか何か用事が入ったんだろうなって想像してくれるか。





約束を守ることって難しいけど、なるべく守りたいよな。














「ハーイ!フミさん!!どうもです!ご飯買ってきたから向こうに座って食べましょう!!」




20時ちょうど、ギターをしまってそろそろ行こうかなと思っていたところにニッコニコしながらザックがやってきた。

手にお弁当の入った袋をさげて。



あー、よかった、さっさと帰らなくて。



















「僕は将来はアップルみたいな世界を変えるITの会社を作りたいんだよ!!」



大学でビジネスの勉強をしているというザック。
きっと優秀なシンガポリアンになってこの国の経済を支えていくんだろうな。



















それからチャンギに戻っていつものように今日のあがりを数えた。


今日はなかなか渋くて155ドル。




しかし気がつけば、毎日歌っていたことでいつの間にか財布の中のお金は10万円を超えていた。

日本から持ってきたのは2千円だったのに。




7日間で生活費を抜いてこれなら大したもんだよな。













本当に、これからバスキングの旅をしようと思ってる人に言いたいのは、いきなりシンガポールとかオーストラリアとか台湾とか、確実に、そして大量に稼げるのがわかっている楽勝な国から始めたらなにも面白くないってこと。

俺は今回はインド前の貯蓄という目的で来てるけど、これが世界一周の最初だったら、いきなり大金を貯められてしまって全然苦労がない。







いまやバスキング旅もかなり一般的になってはいるけど、みんな同じようなところにしか行かないのが見ててつまんないんだよな。


後進国に行ったらほとんど路上に出ないし。


ゾロさんみたいに、金がなくなったら稼げる国に戻ればいいやんー、っていう潔い考え方はもはや気持ちいいけどね。





村上ショーさんとか、1回動画見たけどめっちゃ上手い。歌もギターも俺なんかよりよっぽど上手いし、日本語の曲のみ、それもオリジナルメインで勝負してるってところは尊敬に値する。

あの村上ショーさんが中南米でどう歌うのか見てみたいんだけどな。







逆に40位くらいにぼっちシンガーっていう人がいるけど、その人はアフリカの、それも旅人が恐れて町に一切出ないと言われるヨハネスブルグとかダルエスサラームとかの超危険地帯で現地のアフリカ人に揉みくちゃにされながら路上をやってる。



すげぇっていうかここまでいくとよくわからん(´Д` )

今回俺もアフリカ行くけど危険だと判断したら絶対にやらんとこう。












やっぱり俺も路上パフォーマーなので、他のバスカーのブログは面白いので結構見る。


今俺が読んでて思う1番素敵な路上パフォーマーはシミ君。


路上漫画パフォーマンス。マジで新しい。
しかもそれが誰かの真似ではなくて、数々の失敗や模索、試行錯誤の上で確立されたスタイルだからこそ価値がある。


旅も攻めまくりで面白いし、あのブログがいつも30位前後なのが不思議でならんわ。















2人でふたりさんが帰国して、もう俺がいた当時の旅人さんはほとんどいない。

ダンボーさんも帰国してサラッと綺麗にランキングから姿を消した。



次はどんな面白い旅人が出てくるんだろうなー。











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シンガポールの学生たち

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どうもです!現在地、写真家のショータ君とバラナシです!!

インドはやっぱハンパじゃない!!!!








2016年2月16日(火曜日)
【シンガポール】 シンガポール






パパイヤズっていうファストフード屋さんでランチを食べてみた。



シンガポールは様々な人種が入り混じっているので色んな料理がある。


中華が1番ポピュラーだけどマレーフードも人気だし、インド料理も多い。


駐妻さんが多いので日本料理屋さんもいっぱいある。
ラーメンが1杯15ドルくらいするけど…………






そして若者の間でよく食べられるのはやっぱりウェスタンフード。

ハンバーガーとポテトとコーラだ。



ここのとこずっと中華とマレー料理が続いていたのでたまには欧米風のやつもいいかなと思ってたっていうか家系ラーメン食べてええええええええええええええええええええええええええて!!!!!!!!!!












すみません、心の叫びが出てしまいました。





そう、たまには欧米風の食べ物もいいかなと思ってパパイヤズっていうチェーン店でハンバーガーとポテトとコーラを頼んで、たった1ドルの追加でドリンクとポテトをLサイズにアップグレードできますよーって言われて、お、それなら是非アップグレードよろしくお願いしますっていうかラードの浮いたこってりスープにホウレン草の乗った家系いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!












あぁ、インドで家系とか無理だろうなぁ……………

ホウレン草カレーでも食べるか…………







パパイヤズ、普通だった。

ポテトは美味しかった。

















さて、ご飯を食べたら今日もいつものドビーゴートで路上。

安定のこの石段は誰にも注意されずにのびのびと歌うことができる。


ただ車道の音がうるさいので声を張りすぎてすぐに喉がへばってしまうんだよな。


根性根性………これくらいの騒音で喉潰してたらインドのあのクラクション地獄ではとてもやっていけないぞ。











「あー!金丸さーん!!はじめましてー!!」



日本語の声が聞こえて顔を上げると、向こうの方から松葉杖をついた女性が歩いてきていた。


あ、ミエコさんだ。














駐在員である日本人の旦那さんとシンガポールに来ていらっしゃるミエコさん。

シンガポールに来たら是非お会いしましょうと前回の一周中にご連絡をいただいていたんだけど、あの時は俺のメール不精のせいで会うことができなかった。

そして数年越しに今回初めてお会いしたんだけど、松葉杖て!!




なにやらちょっと前にこけて足を骨折してしまったんだそう。




そ、そんな大変な状況で来ていただいて申し訳ありません!!!





「いやー、飲み行きたいですねー。でも子供たちの習い事があってあまり時間がなくて………」





可愛い子供2人は学校帰りみたいで綺麗な制服を着ていた。

今はインターナショナルスクールに通ってるらしいんだけど、少し前までは現地の学校に行ってたんだそう。




「英語はしゃべれる?」




「うん!」




「中国語は?」




「ちょっと!」




そう元気に返事してくれる素直で可愛い子供たち。

8歳と6歳らしいんどけどこの歳で英語はペラペラ、中国語も多少イケる、しかも男前の帰国子女だなんてもう日本帰ったら激モテだろうなぁ。



ミエコさんは英語が苦手らしく、学校の先生と面談なんかがある時は子供たちが翻訳してくれるんだそうだ。
可愛い!!




「もし時間ありましたらご飯とビール行きましょうね!!はい、これチャイニーズニューイヤーのお年玉!!」





そう言って素敵な笑顔でまたタクシースタンドに歩いて行ったミエコさん。


うおお…………恐縮すぎる…………



本当にありがとうございます!!

こちらこそお時間ありましたら、ビール飲みながらシンガポールライフの話とか聞かせてもらえたら嬉しいです!!

早く足治るように祈ってます!!























それからも中華系の人たちからお年玉の赤い封筒をギターケースに入れてもらいながら歌い続け、太陽が沈んで汗をかかなくなったらラストスパート。


シンガポールは暑いので、日中よりも日が沈んだ19時くらいから人が増え出す。

現地のストリートパフォーマーたちもだいたいこのくらいの時間から路上に出て演奏を始める。


街灯がともり、シンガポールの洗練された奇抜な高層ビルディングがまたたき、光の造形が街を包むころ、東南アジアのねっとりとした夜風が肌を優しくなで始める。


女の人たちの美しい髪の毛、マレーシア人のスカーフが揺れ、インド人の民族衣装が怪しくたなびく。





セグウェイの進化版みたいなやつでスィスィ走っていくイケてる中華系の若者。
どこからか聞こえるチャイニーズニューイヤーのドラやシンバル、太鼓のけたたましい音。


なにか退廃的とも感じさせるこの夜風が東南アジアの不思議な夕暮れを満たしていた。



















「わお!!63ヶ国!!めっちゃクールだ!!すげー!!」



そろそろ終わろうかなと思っていたところに、現地の若者たちが話しかけてきた。

シンガポールの学生は日本の学生たちとは違い、俺みたいなバックパッカーに興味津々だ。













「フミさんはこのシンガポールをどう思いますか?みんな毎日同じように働いて、同じように生きている。こんな現代社会をフミさんみたいな自由に旅してる人から見るとどう感じます?」



結構、この質問をシンガポールの若者からされるのは、シンガポールも日本も同じストレス社会だからだろうな。

経済の発展にはこの影がつきまとうし、若者たちからしたらその歯車のひとつになることが正しいことなのか疑問なんだろう。






「羨ましいよ。幸せはどこででも見つけることができるからね。」




「んん……すごい!!自由に旅してる人なのに、あくせく働いてる人たちを否定しないんですね!!その答え素晴らしいです!!」






俺が浅はかに現代社会の歯車を否定していたら彼らはなんと言っただろう。


その反応も見てみたいと思ったけど、やめといた。


























ビールを買ってきてくれた彼らと石段に座ってお喋りし、しばらくしてから彼らと別れた。


さて、今日もよく歌った。

といっても3時間半くらいか。




今日のあがりは253ドル。とミエコさんにいただいたお年玉。

ここぞという時に使わせていただきます!!






シンガポール残り3日!!!

















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大学に攻めこもう

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2015年2月15日(月曜日)
【シンガポール】 シンガポール







チャンギのフードコートでこの写真を日本にいるカンちゃんに送ったら、発狂しそーーーー!!というメールが返ってきた。














バリにずっと住んでたカンちゃんはインドネシア料理が大好き。


これって何て料理なんだろ?
ナシなんちゃら?



カンちゃんが言うにはサンバルってやつみたい。






今回の2人旅は俺の大好きな場所に多く行くことになると思う。

後半でアジアに戻ってきて、カンちゃんの大好きなバリに行くかはわからないけど、もし時間があって可能なら、カンちゃんが暮らしていたバリのローカルを2人でバイクに乗って回れたらなんて素敵なことだろう。


カンちゃんが大好きなご飯をカンちゃんの行きつけだったレストランで美味しいでしょ!って自慢されながら食べてみたい。






2人とも海外を回っていた旅人。
持ってるネタはたくさんあるよな。


ヨーロッパに行ったらケバブいっぱい食べようねカンちゃん。

















さて、今日も新しい場所を開拓してみようとチャンギから電車に乗り込んだ。


やってきたのはドーバーという駅。










ここはシンガポール国際大学という1番大きな大学をはじめ、色んな学校が密集している学生エリア。


シンガポールで路上をやってみて思うのは、若者たちの好奇心がとても強いこと。



今や世界に大いに開けているこのシンガポールで、大学に行き、様々な人種と交流しているエリートの彼らは本当の意味での国際人だ。


海外のことにとても興味があり、路上をやっててもどんどん話しかけてきて、旅の話を興奮しながら質問してくる。




いつもやってるドビーゴートの石段もアートスクールの学生たちとの交流が楽しいんだよな。


というわけでユニバーシティエリアを攻めてみることにした。





























結果、ユニバーシティエリアはまったくダメだった。













ドーバーの駅を降りた瞬間、大学への連絡通路が始まっており、すぐに敷地内になる。


イメージでは駅の周りに大学生の集まるレストランとかショップが固まっており、大学生街が出来上がってるんじゃないかと想像していたんだけど、大学自体、かなり郊外にあって周りは道路が走っているだけの寂しい雰囲気。



なんにもない。


大学の中に入ってみればとても路上なんて出来るロケーションじゃない。












それでもどこかにいい場所があるんじゃないかと、すさまじく広大な敷地を歩き回った。


ここはシンガポール国際大学だけじゃなく、様々な種類の大学が密集しているユニバーシティタウン。


とにかくエリアが半端なく広大すぎる。

駅が3つくらいあるし、無料バスもあちこち走ってる。



















どっかに歌える場所ないかなぁと、ひたすら歩き回ってみるんだけど、まず学生たちがまったくいない。

今はまだ授業中なのか…………







かろうじて敷地の中に、巨体なアパートエリアを見つけた。

いくつものレジデンスがドゴンドゴンと建っている場所で、学生とか職員さんとかが住んでいるんだろう。


入り口の広場にはレストランが固まっており、おそらく夕方から学生たちで賑わうはず。


でもこんな敷地の中でバスキングなんて出来ないよなぁ。
セキュリティの見回りすっごい。











地図を睨みつけると、大学と大学をつなぐカレッジリンクロードって細い通りがあったので、ここは学生たちがいっぱい歩くはず!!!うおおお!!!頑張るぞおおお!!!と根性で汗だくになりながら歩いてって来てみたら、ただの車道。学生皆無。










いい加減疲れすぎて、ヘタヘタと日陰に座った。


いやー、まだ大きなキャリーバッグをエッちゃんの家に置かせてもらってるからいいものを、これで全部持って歩くのはきついだろうなぁ…………





なんか朝から右手が痛いし…………

肌が敏感になってて、風が吹くだけでも痛い。


勘弁してくれよ………

この2年くらい風邪ひとつひかないほど体調良かったのに……………





































それからも根性で歩いたが大学の敷地内にはやれそうな場所はなかった。


疲れ果てて駅にたどり着き、手ぶらで帰るわけにはいかねぇと、通路でギターを取り出す。

せめて50ドルは稼いでやらねぇと気がすまん!!


シンガポール病院って書いてる看板の前でギターを思いっきりストローク!!!










………しようとしてピックが6弦に触れた瞬間、警備員登場。




「ハーイ、ここでパフォーマンスしたらいけないよ。向こうに行ったら大学だからそっちでやるといいよ。」




「今行ってきました………やるとこないんです……………」




「そうかそうか、オーチャードの地下道に行くといいよ。あそこは他にもたくさんのパフォーマーがいるからね。」






おとなしくギターをしまって電車に乗り込んだ。


シンガポールの人たちはみんなオーチャードの地下道に行くといいよって言う。

あそこが1番の街のど真ん中だし、地元の人も観光客も多いからだ。


日本のデパートである高島屋があるんだけど、その地下にはかなり複雑な地下道が張り巡らされており、バスカーたちの激戦区になってる。




バスカーだけならいいんだけど、シンガポールでは身体障害者で路上活動してる人が多く、ティッシュを売ったりパフォーマンスとも言えない下手な楽器演奏をしている人がたくさんいる。


だいたいそういった人たちが街のいい路上ポジションを占領しているので、新参者は彼らの邪魔にならない所を探さないといけない。

彼らは自分たちのポジションか脅かされるのを極端に嫌うので、ソッコーで警察に通報されてしまう。








シンガポールの路上ポイントは他にもブギス、そしてクラークキーが一般的。

どちらも大道芸の割合が多く、日本人のパフォーマーも結構いる。




タンピネスやベドックなんかの郊外の住宅エリアでも、ショッピングモールの前にはだいたい地元のミュージシャンが陣取っていたりする。


俺が知らないだけで、他にもポイントはあるんだろうな。


なんとか新しい、いいポイントを開拓したいんだけどな。





















しかしあんまり悠長なことは言ってられない。

シンガポールの滞在はあと5日。

インドに向けてしっかり稼いでおかないとカレー屋にならないといけなくなる。



てか怖っ!!!インド行くの俺!?

今度はお金盗まれないように気をつけないとなぁ。















というわけで、急いでやってきたのはいつものドビーゴート。












わざわざ激戦区の中に生音で突入するなんてアホのすること。

自分の演奏が活きる場所でやるのが路上のコツだ。


ここは他のパフォーマーはいないし、注意もされないし、雰囲気もいい。


目の前が車道なので少しうるさいけど、人通りは多いし、後ろがアートスクールなのでクリエイティブなやつらと友達になれる。

本当にいい場所だ。
















17時からスタートし、19時まで。

夕方からだと気温も下がるので日中にやるよりだいぶ涼しかった。


持ってきたCDも売れて、とてもいい感じ。




「あれ!?もしかしてあなた、フジですか?」




横で聞いていたシンガポール人の兄さんがいきなりそう聞いてきた。





「え?違いますよ?」




「じゃあ、フジって人知りませんか?日本人で、2年前にここで歌ってたんです!!あなたみたいに!!」




「フジ………?うーん………わからないなぁ………イクゾーじゃないくて?」




「あ、フェイスブック知ってるから見せるよ!!この人!!」






そのフェイスブックページを見て納得した。


なるほど、アツシ君か。

フジイアツシだからね。





ていうかアツシ君ここでやってたんだね!!











思いがけない話が聞けて嬉しかった。


それにしても、このドビーゴートの階段。

いつも世界一周してるっていう日本人ギター弾き語りがいるよね?って思われてそうだな。



今日は2時間やってあがりは122ドル。

疲れた…………体力落ちてるなぁ。

























チャンギに戻り、路上で差し入れでもらった手巻き寿司を食べた。

日本にはないアボガドとかなめ茸なんかが入った不思議な味の手巻き。


残り4日。



どんな出会いが待ってるかな。











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弁当の中身はなんだろう

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2016年2月14日(日曜日)
【シンガポール】 シンガポール
















朝、ゆうべの酒がまだ残ったままチャンギで目を覚まし、そのままタナメラに向かってエッちゃんのコンドミニアムにやってきた。



シャワーを浴びさせてもらい、ゆっくりとタバコを吸って、エッちゃんと最近の生活について話した。







エッちゃんのコンドミニアムの部屋は最高に素晴らしいラグジュアリーな部屋なんだけど、3人とシェアして生活している。


シンガポールは鬼のように家賃が高い。

1人で1部屋を貸し切るなんて到底無理。





前回来た時はイクゾーたちと泊まらせてもらったんだけど、シェアメイトのフィリピン人の女の人が、知らない人を家に入れないで!とキレ、なんでよ!!とエッちゃんとバトルしてかなり気まずいことになって俺は部屋を出た。


ごめんねぇ、彼女かなり女王様タイプなのよーと言っていたエッちゃん。

エリート気質で、ハンサムな白人としか付き合わないフィリピン人の彼女。





そんな彼女が最近いきなり部屋を出て行ったんだそう。

理由は、もう1人のシェアメイトのフランス人に体臭があり、彼と同じ洗濯機で服を洗いたくないからというもの。


そして立て続けにフランス人の男性も部屋を出て行ってしまい、エッちゃんはこの広いコンドミニアムに1人になってしまった。






これは大変なこと。


1人だったら部屋の家賃を全部払わないといけない。






ちなみにこの部屋には3つの部屋があり、1番奥の洗面所がついてる部屋が1500ドル。
ベッドだけの部屋が1150ドル。

これに光熱費が加わるから、だいたい月15万円だ。



シェアして月15万とか恐ろしすぎる……………











今なんとかシェアメイトを探しているエッちゃん。

しかしみんなマナーのなってないインド人や、値下げ交渉をしてくる人ばかりでなかなか決まらないそう。


さらに不動産屋がいきなりお客さんを連れてやってきて、エッちゃんが部屋の中にいるのにこちらの部屋はどうですかー?とビューイングさせているらしい。




「本当わけわかんないよもー。私ここにまだ住んでるのにさー。」





今日も不動産屋がお客さんを連れてくるし、インド人のシェアメイト募集も来るし、部屋のオーナーもエッちゃんと契約の話をしに来るんだそう。


もし出て行くことになったら引っ越し先は街の中心部であるハーバーフロントになるみたいだ。


















俺は俺でゆうべの酒がまだ残っててかなりしんどいんだけど、シンガポール滞在は9日間。

1日も休むわけにはいかない。


今日は場所を変えてみることにしてベドックの駅にやってきた。



タナメラの隣の駅で郊外の住宅エリアなんだけど、シンガポール中に繋がる大きなバスターミナルがあることで人も多く、最近できたショッピングモールのおかげでたくさんの若者が集まってきている。










ショッピングモールを中心に、巨大なホーカーセンター、スーパーマーケット、小さな商店が集まったホコ天のエリア、裏手には大きな図書館もある。


全体がアパートの集合団地になっていて、その足元が全部マーケットプレイスになっているので、かなり下町の雰囲気が漂っていた。

















とりあえずホーカーで腹ごしらえ。

ナシなんちゃらっていうやつ。マレーシアご飯になるのかな?






















これマジうめぇ!!!!
葉っぱに乗ってくるやつ初めて食べた!!

インドネシアとかでよくあるやつ!!


横の赤いチリソースがすごく揚げ物に会ってて食欲をそそる。

これで300円とかホーカー好き!!





















昼間はゆっくりと場所の下見をし、細々したものの買い物をしたりして歩き回った。


サンダルもゲット。


革靴だけでこんなクソ暑い中を歩き回るもんじゃねぇわ。




「私、歌ってるとこ見てていい?邪魔はしたくないから端っこで見てるからさ。」




エッちゃんがそんな遠慮がちなことを言ってくる。




「いやいや、もちろんいいし、できたら目の前で立ち止まって聞いててくれると嬉しいな。シンガポリアンってシャイだから1人立ち止まってるとドンドン立ち止まるんだよね。」






というわけで、今日は初めての町、ベドック。

おそらく稼げるけど、場所選びはとても大事。
そしてなるべく攻める場所からいって、注意されながら1番のスポットを探していくとしよう。












最初の場所はここ。








駅の地下通路。


ここはさすがに無理かなぁ。でもここで出来たら1番いい。
雨も、灼熱の太陽も気にせずにやれるのはストリートミュージシャンにとってめちゃくちゃ嬉しい。












人通りは最高。

ちょっと多すぎるくらいだけど、歌い始めるとすぐにお金が入り始める。

よし、いい調子だぞー、というところで警備員さん登場。


ここでやったらダメだよーと注意された。


わかりましたとすぐに荷物をまとめる。








ルールの厳しいシンガポールだけど、基本みんないい人だし、外国人ということもいきなり罰金だなんてそこまで非情なことはされることはない。



ただ注意されたことに腹が立って名前を聞かれても本名を言わず、パスポートの提示も拒否したりしてると国を強制退去になってしまいます。




そう…………あの人のように………………







ゾロさん、あれは面白かったです( ^ω^ )















警備員さんに、あそこなんてどうかしら?とオススメの場所を教えてもらって、ありがとうございますーと言って移動。


次に目星をつけていた、ショッピングモールの横の通路ですぐに開始。














ここでもたくさんの人が足を止めて歌を聞いてくれ、お金が入っていく。


老若男女、みんな笑顔で、一言二言の会話を交わし、子供の頭をなでなでし、学生風の若いカップルに飲み物の差し入れをもらい、気難しそうなオジさんがお金を入れてくれた瞬間、ニコリと笑う。


日本みたいにすぐ人のやってることを否定してくる大人なんてここにはほとんどいない。

日本の飲み屋街での路上は説教のオンパレードだ。






なので海外での路上はほとんどストレスがない。



みんなが心を開いてくれ、すぐに仲良くなれる。





「いやー、すごいよー…………初めて金丸さんの路上聞いたけど、めちゃくちゃいいよー………なんか私すっごい感動したよ。歌でみんなを笑顔にしてるんだもん。いやー、こんなにいいもんなんだねー…………」




そういえばエッちゃんに路上を見てもらうのは初めてだったな。

いいよね、路上。

音楽って偉大だよな。





















そろそろ部屋のオーナーが来るからということで帰って行ったエッちゃんを見送った。


それからしばらくして2ヶ所目でも注意されてしまい、最後に目星をつけていた場所にやってきた。












団地の中に伸びるショッピング広場だ。


夕方になり、太陽が沈んだトワイライトタイムに人々はラフな格好をしてゆったりと歩いている。

家族連れの子供がかけまわり、爺さん婆さんがベンチに座って夕涼みをしている。


周りのアパートの部屋を見るとどこも窓が開いており、中を人の歩くのが見えた。


気温も落ち着き、柔らかい夜風が肌をなでていく。




あぁ、綺麗だな。

ビューティフルナイトだな。


キーを落としてゆっくりと広場に音を滑らせた。













こんなところで?と住民の人たちは驚いた顔でこっちを見ている。


みんな手にスーパーマーケットのお買い物の袋を提げている。

アパートの部屋の窓からもこっちを覗き込んでいるお婆さんがいる。












どこだっていい。
路上はどこでだってできる。


夕暮れの広場に拍手が響き渡って、アパートの窓をチラッと見ると、お婆さんはプイッと部屋に戻って行った。



外灯がつき、中国系のお兄さんがフォーユアサパー!と言って手に持っていたお弁当を置いてくれた。


カントリーミュージックが大好きというおじさんが、ノリノリでホテルカリフォルニアをリクエストしてきた。


タトゥーだらけの悪そうなカップルがワンダフルトゥナイトで抱き合いながら体を揺らしていた。






















歌い終え、このままこの夜の空気に包まれていたくて、ベンチに座ってさっきもらったお弁当を取り出した。


どんなのが入ってるかなー。

別に謎の料理でもいいけど、できたら美味しそうなお肉料理がいいなぁ。








ワクワクしながらフタを開けてみた。

そして1人でワオ!って声を出してしまった。










手を合わせ、ゆっくりと口に運ぶとじんわりと嬉しかった。



また旅に戻ってきた。







今日のあがりは194ドル。












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シンガポールの人気のバーで王様ゲーム

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2016年2月13日(土曜日)
【シンガポール】 シンガポール







太陽がギラギラと照りつける真夏の気温のシンガポール。


そこにとても涼しくなるメールが届いた。


北海道の富良野からだった。



















雪原となっている農地の中に、雪に埋もれたバスがある。

旅人バスだ。













最初の日本一周をしていたときに北海道にたどり着いて、1人でこの旅人バスを作った。
22の頃だった。




無料、寄付金で泊まれるバスということで話題になり、富良野の観光マップやライダーズマップにも載るような場所になり、10年間、たくさんの旅人たちがこのバスに泊まってきた。


若い頃、やりたいことは強く願えば必ず叶うと信じ、そして実践してきた。








そんな旅人バスを撤去しなきゃいけなくなったとき、悲しかったとともに、簡単に諦められている自分がいた。


大事な大事なバスだったのに。


どんどんこうやって手放して、身軽になりたくなるんだろうな。








去年の夏、富良野に行って地元の人と一緒にバスを移動し、跡地を片付けた。

現在旅人バスは農家さんの農機具置き場兼休憩所となって生き続けている。

たくさんの旅人たちのメッセージとともに。







わざわざ写真を撮って送ってくださった磯江さん、本当にありがとうございます!!


また富良野にお邪魔します!!



よーし!!今日も気合い入れて行くぞ!!




チャンギでシンガポールの大衆料理、チキンビーフンを食べて電車に乗り込んだ。






















































汗だくになりながらドビーゴートの石段に座って歌う。


今日は新しいことにチャレンジしてみた。



それはCDの販売。




前回の一周中に、あなたのCDはないの?って何度聞かれたかわからない。世界中で。


なので今回はCDを売ってみることも視野に入れてみた。



幸いっていうか、切ないことではあるんだけど、まだ前回作った分のCDが家にあるのでそれを15枚くらい持ってきている。

路上の稼ぎの助けになるといいんだけど。










問題なのは値段設定。

いくらで売ればいいんだろ?




日本では1000円で売っていた。

普通CDってCD屋さんで買ったら3000円だけど、無名のアーティストのインディーズものならまぁ1000円が妥当なところだ。


これをシンガポールドルに換算すると12ドルくらい。

でもそれじゃあ半端だ。



15ドルか?
それとも頑張って日本から持ってきたんだから20ドルにするか?タバコが10ドル以上する物価の高いシンガポールならありえない数字じゃないと思う。


うーん、どうだろ。








とりあえず目の前に置いて歌っていたんだけど、早速日本好きのシンガポール人が食いついてきた。



「これあなたのCD?全部日本語の歌?ワオ!クールだよ!!いくら?」



15ドルと言ったらすぐに売れた。















おおお…………売れるやん……………

こりゃいい感じだわ。
15枚なんてすぐになくなってしまいそうだ。



でも日本からまた送ってもらうとして、送料とか持ち運びの重量を考えたらあんまりばらまくことも出来ない。
大事に売っていきたい。


売れるのは嬉しいんだけど運ぶの大変だよなぁ………………



















3日連続で灼熱の太陽の下で歌ってるとさすがに疲れがたまってきて声に張りがなくなってきた。

シンガポールには9日しかいないけど、どっかで1日くらい休みをとりたいなぁ。


あー、気合いだぞーと歌ってるところだった。


向こうの方に見たことのある顔があった。





「うおーーー!!ジェイクーーーーー!!!」



「うわああああ!!!!フミさーーーーーん!!!!」




思いっきりハグした。それは前回の一周中に仲良くなったシンガポール人の男前、ジェイク。


隣にはめっちゃ可愛らしい彼女も連れていた。













「ナイストゥーミーチュー!!フミです!!」




「デニカよ!あなたのことはいつもジェイクから聞いてるわ。ジェイクはいつもあなたの話をするの!!トゥーマッチミスユーなの!!」




「うおおお!!ジェイク!!俺もトゥーマッチミスユーやし!!」






このドビーゴートの石段で歌ってる時に出会い、よく路上を見に来てくれたジェイク。


イクゾーたちと一緒にみんなでホーカーに行って夜遅くまで大騒ぎしていたあの大好きなジェイクとまた会えるなんて。




「フミ!あれから日本に帰って本とかCDとか作って大きなライブもしたんだよね!フェイスブックで見たよ!ところでイクゾーは元気にしてる?」




「わかんない、あいつはいつもミステリアスだから。」




「ハハハー!!そうだよね!!イクゾーはいつもディスアピアだよね!」




「そう、イクゾー、サドンリーディスアピア!!」






サドンリーディスアピアて(´Д` )

面白すぎるわイクゾーのあだ名。



















現在21歳のジェイク。
めっちゃ若い。

今はマリーナベイサンズの中にある靴屋でオーダーメイドの靴を手作りしてるらしい。


ギターは上手い、ピアノの弾ける、アパレルのデザインしてる男前、遊び上手、



マジでただのモテ男。



こんなイケてるシンガポリアンと仲良くなれて嬉しいよ、ジェイク。





ジェイクがビールを買ってきてくれたので、もう今日は路上はこの辺にしとこうかと2時間ないくらいで切り上げて遊びに行くことに。


あがりは136ドル。


































近くにあるジェイク行きつけの楽器屋さんに行き、しばらく遊んでいたらエッちゃんからメールが来た。


今日はみんなで飲みに行こうと約束していたのだ。






ドビーゴートの階段で待ち合わせしエッちゃんと合流したら、これまたジェイク行きつけのご飯屋さんへ。


イケてる若者なので、ナイスなハンバーガー屋さんがあるんだけどどうだい!?と言われたけど、ここはやっぱりローカルフードが食べたいと言うと、ドビーゴートから少し歩いた古いビルディングの中にあるかなりマイナーな大衆料理屋さんに連れて行ってくれた。




















ここのこれが美味しいんだよ!と注文してくれたのは、フライドワンタンヌードル。


見た目は味濃そうだけど意外にあっさりしており、パリパリに揚げられたワンタンもすっごく美味しい。


これにテーブルに置かれている青唐辛子の酢漬けを乗せて食べると、シンガポールの暑さと相まって最高に美味しい。



「美味しいー!!」



「でしょー。このワンタンがいいよね!!」



「ていうかデニカってガッキーに似てるよね。」



「ガッキー?ちょっと調べてみる!!……………えー!!これは可愛いすぎるよー!!うふふ!!」




デニカ可愛いなぁ…………





















さらにそこに仕事を終えたチューさんからもメールが来て、またドビーゴートの石段で合流。




「オーケー!じゃあ飲みいこうぜ!!」




「ジェイク、どこかいいとこ知ってる?」




「任せてよフミ!!」







というわけでやってきたのはシンガポールの一大歓楽街、クラークキー。

度肝を抜かれる凄まじい飲み屋街で、きらびやかでけばけばした照明が入り乱れる中に無数のパブやクラブがひしめいている。


クラークキーのクラブとか行ったら1杯20ドルとかするらしい。
怖すぎる(´Д` )


マジでここはアジアの中でも世界の富豪が集まる異世界だ。








「フミ!こっちだよ!」



しかしジェイクが連れて行ってくれたのは、クラークキーの中心部から少し離れた静かなエリア。

こんなとこに飲み屋なんかあるのかと思ったら、ひとつのビルの角になんともイカしたバーがあった。










その名もスティッキーフィンガーズ!!!

うおお!!ジェイク、ナイスチョイス!!























薄暗いバーの店内はとても落ち着いた雰囲気で、お客さんもそんなに多くなく、若者たちが好きそうなラフなムードが漂っている。


店の壁に貼られている写真は全てローリングストーンズのもの。

いやー、テンション上がるよ!!








「フミさん、ぼ、僕あんまりこういうところに来たことないから何を飲めばいいかわからないです……………」



見た目通り、これぞシンガポリアンといった真面目で品行方正なチューさんがバーの雰囲気に落ち着かない様子だ。

それに比べてジェイクやデニカは遊び慣れた感じですぐにウィスキーのボトルとコーラ、グラスと氷をオーダーしてくれた。



チューさんもたじたじしながらソファーで笑っている。
























みんなで乾杯して盛り上がっていると、ジェイクの友達である女の子や男の子がやってきてどんどんお酒が進んでいく。


さっきまで静かだった店内はいつの間にかたくさんのお客さんで溢れており、真ん中にある小さなステージに置いてあるギターを鳴らして、お客さんの女の子がめちゃめちゃだけど楽しそうにギターを弾いている。




「ねぇねぇ!フミ!!俺の友達にイクゾーの話を聞かせてあげてよ!!イクゾーは本当にクレイジーなんだ!!」



「誰?イクゾーって?」



「イクゾーっていうのはね、東南アジアで滞在日数をオーバーしてしまって国境で警察に捕まったときに、警察にiPadを渡して切り抜けようとしたんだけど、そのiPadの中にイカれた写真がめっちゃ入ってて爆笑されてiPadを返してもらっておとがめなしで国境を越えたという男なんだよ。」



「アーハッハッハ!!クレイジーね!!」




「いえーい!!それじゃあゲームしようぜ!!」






こういった状況になると飲ませるゲームが始まるのは日本と一緒だ。

ジェイクがトランプを持ってきてくれ、早速ブラックジャックが始まった。



この前カンちゃんのお父さんにブラックジャックの必勝法を伝授された俺に叶うかな、このイケてるシンガポリアンたちめ!!




そしてものすごくカッコつけてカードを配ったはいいものの、綺麗さっぱり必勝法を忘れており、まったくいつもと変わらない運任せ勝負。


や、やっぱり練習が必要だよね………












次にジェイクがシンプルなゲームをしようぜ!!とテーブルにピラミッド型にカードを並べた。

そして下の段のカードを1枚めくる。



次の伏せてるカードが最近のカードの数字より大きいと予想したらビガー、小さいと予想したらスモーラーと宣言。

カードをめくって外れていたら酒を飲むという流れ。


ただ1番下の段は一口飲むだけだけど、2段目になったら二口、3段目になったら三口といった具合に飲む回数が増えていく。


さらにビガーでもスモーラーでもく、同じ数字のカードが出たら2倍だ。

つまり4段目で同じ数字が出てしまったら8口飲まないといけないという危険なゲーム。





「7だとおおおお!!!!うおー……………スモーラー!!!!」




「イエーイ!!9だぜー!!三口飲みなー!!!」




「イヤッフウウウウウウウウ!!!!!」





シンプルだけどめっちゃ盛り上がってガンガンお酒がなくなっていく。

このゲーム、世界中でやれるだろうな。











チューさん頑張れ!


「んんん…………スモーラーです!!!」



























「日本のゲームもやろうぜー!!!」



よーし、ここは10代の頃に飲み会キングと言われ、さらに20代前半に大阪でホストもやっていた俺の飲み会テクの見せ所。


紳士に振舞いつつ華麗に飲ませ、女の子を酔わせトイレに連れ込んで立ちバックだ!!


シンガポリアンガールに俺のマーライオンのデカさってやつを見せつけてやるぜ?








そしてお買い物ゲームスタート。




「セブンイレブンに行ってコンドームを買いました!!」



「コンドームとトゥースペーストを買いました!!」



「コンドームとトゥースペーストとシュガーを買いました!!」



「コンドームとトゥースペーストと、えーっと、わからん!!」



「フミ飲めえええ!!!!」



「イエーイ!!」






え、英語でお買い物ゲーム、難しい(´Д` )!!


覚えられん!!!



でもこのゲームがシンガポリアンたちにめっちゃウケて、叫びまくるくらい大盛り上がり。




「フミ、他にもないの!日本のゲーム!!」



「王様ゲームというものがありまする。」



「なにそれ!!」



「王様のカードを引いた人がなにを命令してもいいってやつ!!日本の若者はだいたい1度はやったことがあるよ!!」



「フォォウ!!なんだそのエキサイティングなやつは!!!!やろうぜ!!!」






よおおおおおおし!!見事な誘導!!!!

俺天才!!


ここで最初はマーライオンの真似をして口からカルピス吹き出すとかどうでもいい命令から始めて、氷の口移しとかいい感じにアレがアレでアレしてアレ!!














「よおおおし!!みんなカード引いたか!!誰がキングだーーーーーー!!!!!!!オッパイ揉ませろ!!」



「私がキングです。」



「おお!!チューさん!!じゃあなんでも好きな命令お願いします!!」



「わかりました!!それではナンバー2とナンバー5が…………」



「ナンバー2とナンバー5が!!??チューですか!?チューさんだけに!!」



「5回腹筋をしてください。」



「そんなチューさんが好きです!!!」






店の中で腹筋とか腕をクロスさせて酒飲むとかそんな健全なやつをしました。





























ビリヤードをしてポーカーをして親指ゲームをして外の植木にゲロ吐いて、

最高に楽しかった。





前回の世界一周で出来た友達が、これから世界中にたくさんいる。

全員のとこに行くことはできないけど、みんなと出会って別れてからの旅の話をみんなに聞いてもらいたい。

みんなにあの時助けてもらったから、こんなに素敵な旅ができたんだよ!って伝えたい。











旅は孤独を味わうのに最適だ。

そのために旅するといってもいいくらい、孤独ってのは美しいもの。



でもその中で知らない土地で友達を作ることも、同じくらい素晴らしい。








どんなに道に迷っても
いつかはたどり着くはずなのに
どうしてこんなに苦しくなってしまう
遠回りして帰ろう
知らない道を歩こう
思いがけない何かが待っているかもしれない










現地に溶け込む旅をするんだ。
もっともっと深いところに潜り込んでしまおう。

心から相手と向き合おう。







みんなありがとう!


植木にゲロ吐いてごめんね!!

ば、罰金とられないかな(´Д` )
シンガポール怖い(´Д` )





















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チューさんお久しぶりです!!

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2016年2月12日(金曜日)
【シンガポール】 シンガポール







チャンギ快適ーーーー!!!!って書いて、僕全然惨めじゃないですから強がりアピールをしているように見えるかもしれないけど、実際チャンギ超快適です。



今日もスッキリ目覚めてそのままベンチで日記を書く。



ワイファイに繋いでメールの返信をしたら荷物をまとめてトイレに行って身だしなみを整える。




そしてB2階にある大きなフードコートで美味すぎるご飯を食べて元気いっぱい。

生活できすぎ。

















シンガポールのご飯ってあんまり量が多くない。

みんな小さなお椀で麺料理をサッと食べるだけ。

日本みたいにセットのライスでお腹満パン!!ってことにならないのでこの2日だけで結構体重減ったんじゃないかな。



めっちゃ汗かいてるし。

荷物担いで歩き回ってるし。


ちなみにオナニーはまだしてません。




ていうか出発前に金谷さんにいただいたテンガエッグ忘れてきたしいいいいいいいいいい!!!!!!

エッグウウウウウウウウウウ!!!!!






まぁでもあれ持って来てたら間違いなく荷物チェックで晒されて、




「これは何だ?」




「え、えっと………卵の形をしたアレで………チンチンを…………」




「チンチンをなんだ?」




「うぐ……ひぐっ………チンチンを卵に入れるんです…………」




「そんなことをしていいと思ってるのか?」




「だ、ダメです…………うう……食べ物をそんなふうに扱ったら……ヒグッ………いけないと思います。」




「そうだろう。お前みたいな変態は入国禁止だ。」





って感じで変態扱いされて泣きながら日本に帰されてテンガで世界放浪が終わったやつというレッテルを貼られて一生悲しく暮らしていかないといけなくなっていたはず。



でもエッグ使いたかったなぁ……………
















てなわけで空腹を満たしたらシティー直通の電車に乗って今日もいつものドビーゴートにやってきた。




うおおお………………マジで暑い………

ヤバすぎるぞこれ……………


30℃近くあるんじゃないか?



昨日はまだ曇りだったから助かったけど、今日はバリバリに日が照ってる。

路上場所の階段広場って日陰がないから暑いんだよなぁ。



まぁ泣き言いってる場合じゃない。

こんなんじゃ灼熱のインドで路上なんてできないぞ。

あのころを思い出して頑張ろう。






















いつもの階段広場で2時間歌った。

今日は用事で場所を移動するのでちょっと早めに切り上げた。


すでに汗でビショビショだ。

さすがにこれだけ暑いと毎日シャワーを浴びたい。
あー、チャンギにシャワーがあったら言うことないのになぁ。





「古イ歌、シッテマスネ!」



ギターを片付けていると欧米人のおばちゃんが話しかけてきた。




「昔、日本二20年スンデマシタカラー。トウキョウトヨコハマ。」




話しているとかなりのツワモノ旅人で、若い頃から世界中の国々を回ってきたんだそう。

インドにも1年くらいいたらしい。


彼女はオーストラリア人。名前はマニ。
なのでどこの国に行ってもだいたい英語教師という仕事にありつけるんだそうだ。




「次ハドコニイキマスカ?シンガポールハツマラナイデショ?」



「まぁでもシンガポール好きですよ。次はインドです。」



「オー、ソウデスカー!インドオモシロイ。」



「あっはっは!!インドオモシロイて!!」



「インド、超オモシロイ。」





マニおばちゃんの晴れ晴れとした表情、バッグに可愛らしいお人形をつけている子供っぽさ。

人生を旅に捧げている人なんていくらでもいるんだよな。

こんな街角に座って交わした10分くらいの会話が、まるで小説の中の一節みたいに意味深な出来事のように感じられた。

























電車に乗り込んでやってきたのは郊外の住宅地であるタナメラの駅。


この町に友達のエッちゃんは住んでいて、あとで部屋にシャワーを貸してもらいに行く予定だ。

ただのシャワーがめっちゃ嬉しい。








そしてこのタナメラの駅で歌ってみようと思っていた。

タナメラは郊外の住宅地の駅なので、17時過ぎから人の通行が増えるからいいんじゃないかなとエッちゃんが言っていた。





というわけで改札を出てみたら、いい感じの地下道発見。

駅の北口・南口に分かれる通路があり、ひっきりなしに人通りがあった。



こいつはいいぞとすぐに路上開始。

監視カメラがジーッとこっちを見てるけど関係なし。
注意されたら辞めればいい。













折ね曲がらない!!

広告なんだからちゃんとしよう!!














んー、やっぱり地下道はいい。

音が響くので声を張る必要がないし、太陽に照りつけられることもない。

のんびり丁寧に歌っているとドンドンお金が入り、さっきドビーゴートで2時間やった分を1時間くらいでゲットしてしまった。



おお、こりゃすげぇな。


シンガポールは大都会。すべての駅にたくさんの人が住んでいるんだから、どこでだって路上をすることができる。

わざわざダウンタウンの路上パフォーマー激戦区で警察の目をかいくぐりながらやるのよりよほどストレスがない。


残りのシンガポール、いろんな駅でやりまくってみるのもいいな。











男前がお金入れてくれたから写真撮った。









そしたら俺も弾き語りやってて今夜ライブだから見にこないかい!?って話に。

お、楽しそうだな。

ブギスにあるバーで21時からやるそうなので、行けたら行くよと別れた。







いい出会いもありながら順調に稼いでいたんだけど、しばらくしてから警備員さんが来て注意されてしまった。

ここでバスキングしてはいけないよと。

すぐに荷物をまとめて地上に上がった。




今日のあがりは193ドル。





















巨大でラグジュアリーなコンドミニアム。

庭にバーベキューエリアがあり、さらに大きなプールがあるというすっごい場所にエッちゃんは住んでいる。



それはそれはカッコいいシンガポールライフを満喫しているように見えるんだけど、まぁシンガポールは死ぬほど家賃が高いので本当にやってけないよーと笑ってる。





シャワールームを見たら思わず声が出た。



そうそう、これこれ。


バスタブなんてなく、ガラスの囲いの中にシャワーがあるだけ。




外国人にとってお風呂は、ただ体を洗うだけの行為だ。全然重要なものじゃない。



日本人は湯船につかる。
とっても気持ちいいし、それで疲れがとれる。



いやー、懐かしい。
日本食もそうだけど、それ以上に湯船は当分お預けだな。


























エッちゃんは今夜は夜勤でお仕事。
明日またご飯食べに行こうねと約束し、駅に向かった。


さてー、まだ今日は終わらないぞー。


ここの改札で待ち合わせしてる人は……………






「あー!!チューさんー!!!」



「あー!フミさん!!」






駅の改札前で大声で握手をした。

チューさんは前回のシンガポールで仲良くなった人で、色んなところに連れて行ってくれた恩人だ。

いい人を絵に描いたらこうなりますっていういい人で、マジで虫も殺せなさそうな優しいシンガポリアン。




「フミさん、あれからどうやって日本に帰りましたか?」



「シンガポールを出てマレーシアに行って、タイからラオス、カンボジア、あ、タイでお金を盗まれたりしました。それからインドに行ってインドでもお金盗まれて、あー!!もう話すこと多すぎ!!」



「ホーカー行きましょう!!いっぱい話しましょう!!」






それから2人で電車に乗って隣町のベドックに行き、駅前の巨大なホーカーにやってきた。


ここのホーカー、めっちゃデカい!!!

お店がありすぎて選べないよ!!!











































こういうときは地元の人に聞くべし。


そこらへんでご飯食べてるおばちゃんに、辛くて美味しいものどれですか?って聞いたらニコニコしながらひとつのお店を教えてくれた。

おばちゃんありがとう!


そしてゲットしたのはこれ。












トムヤムスープ。

店員さんに言って激辛にしてもらった。


ちなみにホーカーみたいなローカルなところに来ると英語があまり通じなくなる。




「こういったお店とか工事現場とかで働いているのはシンガポリアンではなくて外国人ですね。中国人とかインド人とか。シンガポリアンはだいたいビルディングのエアコンのきいところで仕事してます。」




エリート思考が半端ないよなぁ。

でもその徹底した人材育成によってシンガポールは強靭な経済力を維持してるんだもんな。






「あ、そういえばチューさん。さっきバーに来ないかって誘われたんですけど、シンガポールのバーってだいたいいくらくらいですか?」



「そうですねー、ビールが1杯17ドルくらいですねー。」



「た、高っ!!!高い!!ビール1杯1400円!!」



「シンガポールはなんでも高いですねー。ホーカーは安いです。」




ヒディル、すまん……………

さすがにそれは高すぎるわ……………





「フミさん、これ美味しいから食べましょう。」



そう言ってチューさんが持ってきてくれたお皿には思いっきり牡蠣が盛られていた。



もうしばらく食べられんだろう、ということでこの前広島で吐くほど牡蠣食ってきたのに(´Д` )


でもシンガポールの牡蠣も悪くないね!!


























ホーカーを出て、夜風に吹かれながらマーケットの中をブラブラ歩き、チューさんとたくさん話しをした。


英語をだいぶ忘れているのでうまく喋れないが、まぁ言いたいことはちゃんと伝えられる。


聞き取れないところはちゃんとソーリー?って聴き直したら、チューさんも気を使って分かりやすく言い換えてくれる。





そんな、相手の心を気遣いながらのコミュニケーションがとても心地いい。


言葉がちゃんと通じない分、余計に通じ合えるものがある。















喉が渇いたのでコーヒーショップでコーラを飲み、23時前くらいまでずっとおしゃべりして、そこでチューさんと別れた。

また明日別のシンガポールの友達と会うので一緒にどうですか?と誘ったらニコニコしてシュアと言ってくれた。




チューさん、いい人だなぁ。っていうかシンガポール人は本当にいい人ばっかり。






老人がいたら当たり前に席をゆずるし、道を聞かれたら丁寧すぎるくらい丁寧に教えてくれる。



昨日駅に行った時に車椅子のおばさんが段差で困っているのを見かけたんだけど、その時おばさんが近くにいたチョイ悪そうなBボーイに助けを求めた。


茶髪でタトゥーバリバリだったので大丈夫かな?と思ったらそのBボーイ。




「オーケーメーン!!任せときなババァメーン!!」



と言ってゆっくり丁寧に車椅子を押して段差を助けてあげていた。


俺が親父ならあいつに娘やりたい。



どうやったらこんな奇跡的な国民性になるんだろうな。












確かにシンガポールはマニおばさんが言うように退屈なところかもしれない。

でも旅ってのは、絶景だとか秘境だとか世界遺産の教会だとかを見るだけではない。

むしろそこは上辺でしかない。



旅ってのは、そこに暮らす人たちの生活に混じって営みの臭いをかぐことにこそ価値がある。
だから俺はシンガポールが退屈だとは全然思わない。

こんなに色んな人間の臭いのするところ、なかなかないよ。





あー!シンガポール大好きだー!!!












~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







ちょっとお知らせ!!







前回の世界一周中にヨーロッパで死ぬほどお世話になった河内の紳士、植松さん。

この植松さんは大阪でフラワーというお菓子屋さんをやっている社長さんです。


へー、町のお菓子屋さんなのかー、って小さいお店を想像していたら実はすっごいパティシエさんで、フラワーは大阪でめちゃ有名なお店だった。





あのフラワーがついに!!




なんと!!





東京に出店です!!!!やべぇ!!




以下カッピーのフェイスブック抜粋。






~~~~~~~~~~~~~~~~




四軒茶屋、mondeに続き、大阪で有名な洋菓子屋のパティスリーフラワーの焼き菓子を東京で販売いたします!!!


大阪では10店舗ほどありますが、
フラワーにとっては、初の東京進出!!

2月28日(日)三軒茶屋駅から徒歩30秒の立地でオープンです!!!!!!!!(よんちゃとは別)



とんねるずの食わず嫌い王でも、菅野美穂さんが大好きなお土産として紹介するくらい、芸能人がお忍びでよく買っていたり、

大阪空港のお土産ランキングで二位になっていたり(最近知った笑)
期間限定で、銀座の松屋にも出店したりしていました。

とにかく、誰にお勧めしても美味しいと感想をいただける素晴らしい商品力を持っています。



なぜそんな洋菓子屋さんと僕みたいな呪われた人間が!?

ことの発端は、金丸くんを通して、パリで社長と出会ってから。

社長とは初対面だったのにも関わらず、随分とお世話になってしまいました。

そして帰国後、パリでの御礼のために、フラワーに伺い、商品を食べさせていただいたら、美味しすぎる!

あまりに美味しすぎたので、お土産として東京で配りまくっていたら、いつの間にか社長から「関東営業部長」と冗談で呼ばれるようになり。


先月急に、

「大阪の中心地にもう1店舗増やすから、その勢いで東京にも、進出しようと思います。東京全然知らんから、物件探し手伝って」と、お声がかかり、お世話になったご恩を返すチャーーンス!!!

と思い、自由が丘など、東京の激戦区を中心に探し始めました。






そして、、、

今でも忘れません。



社長と電話しながら、自由が丘をブラブラしてたとき、ボソッと、



「三軒茶屋なら僕が隙間時間にお手伝いできるんですけどねぇ~」



と、半分冗談で言ったつもりが、

「あっそれ助かるね」

の一言。笑



不動産のプロの方なら、三軒茶屋が未知すぎるし、フラワーのようなお店があのカオス地帯に??という見解になると思います。笑

ましてや、僕はそっちの世界は完全なる素人。笑笑笑


しかし、社長のあまりにも簡単に決めてしまった「英断」により、三軒茶屋を自分の足でまわり、テナント募集の札がかかってる不動産屋に電話して条件を聞き出し、その辺りの歩行者の数をカウンターで、調べたりして、調査しました。

まさに、究極のスピード決定。笑


「2月28日オープンすることは決まってるねん。それ過ぎたら東京では、やりません」


という謎の縛りの元、物件も決定。

まさか、こんなことになろうとは。。。。


そして、こういうときに限って、

金丸の大手メディア出演のオファーをいただいたり、
某企業が業務提携を持ちかけてきたり、
銀座で80年の会社の会長が、孫娘を勧めてきたり。笑


次から次へと、大波がきます。

どうなってまうんやろ???




というわけで、絶対美味しい自信があります!!ぜひ一度食べに来てください!!

一階路面店なので、オープン祝いのお花も、さりげなくお待ちしてます。笑笑笑



よろしくお願いいたしますー!!!!!!!!!!






~~~~~~~~~~~~~~~~~~








カッピーがお菓子売るてどんなことになるんだ(´Д` )




とにかく、僕は植松さんが大好きだけど、それ差し引いてもフラワーのお菓子は美味しいです。

お土産で持って行ったらみんなビビります。うわっ!うま!なにこれ?って。





みなさん、東京の三軒茶屋に行ったらフラワーを探してみてくださいね!


カピバラがお待ちしてます!!

たまに植松さんもいるかも!!










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シンガポールの麻薬のような夜

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2016年2月11日(木曜日)
【シンガポール】 シンガポール






いやー、快適すぎる。












程よいエアコンの涼しさ。

フラットなベンチ。

近くでタバコも吸えるし、トイレもある。


慌ただしい空港の中でここだけとても静かで人通りが少ない。




このベンチにマットを敷いて寝転がり、バッグを枕にして寝袋をかぶればもうただのホテル。

30ドル払ってゲストハウスのドミトリー泊まるよりはるかにまし。







まぁこっちもドミトリーだけど。

年季の入ったオッさんが寝袋かぶって快適そうにスヤスヤ寝てるし、向こうでは欧米人のヒッピーがタイパンツ履いてiPhoneをいじってる。





シンガポールの定宿、チャンギの朝はとてもとても清々しい目覚め。




















「わー!!元気にしてたー!?全然変わってないねー!!」



寝袋から出てボケーっとしてたら向こうの方から歩いてきた女の人が笑顔で声をかけてきた。



エッちゃんだ!!





「あー、懐かしいよねー。イクゾー君たちとみんなで飲んだのが2年近く前とは思えないなー。楽しかったなー。」




前回の一周中にシンガポールですごくお世話になったエッちゃんは、こっちでバリバリに働くキャリアウーマン。


VIPの世話をするような重要な仕事をしてるのに、俺みたいなフナムシのためにわざわざチャンギまで来てくれるなんてありがとうね!!







「よし!ホーカー行こ!何食べたい?」



「シンガポールって言ったらあれしかない!!めっちゃ大好きなやつ!!!!」




というわけで荷物をまとめて空港の中にある職員食堂にやってきた。











うおー!!!これこれ!!

懐かしすぎる!!!!




雑然と並べられた無数の机と椅子。

その周囲にグルリと色んな料理のお店が取り囲んでおり、自由に好きな料理を注文して席で食べるこのスタイル!!



あー、シンガポール来たっていう実感が少しずつ湧く!!!






「この中から6品選ぶんだって。」









ひとつのお店を選び、バットの中にたくさん盛られた具材を6つチョイスして店員さんに渡す。

揚げ物はここからもう一度揚げなおしてくれ、それをスープに入れて完成。


値段は4.2シンガポールドル。340円。









これだよ…………………




大好きなやつ…………………










ラクサーーー!!!!!!!!










「うっま!!なにこれうっま!!え、ちょっと待って………………うっま!!!!ウケる!!」



「ラクサ美味しいよねー。ここのちょっと辛いね。」





ココナッツミルクの甘さと唐辛子のピリ辛具合が最高に食欲をそそる!!ずびっ!!


あぁ、シンガポール。



日本に帰国してよく聞かれる質問に、どこの国のご飯が美味しかった?というものがあるんだけど、いつもそれにシンガポールと答えていた。


あとはメキシコとかアルゼンチンとか。



でもやっぱりこのシンガポールの食の幅広さは他を圧倒してるわ。


















「明日はVIPの相手で忙しいから、13日に会おうよ。それでホーカー行って飲もうね!」



さすがにいきなり海外に来ると心細さもあって、知り合いに会えたことがすごく嬉しかったんだけど、俺はシンガポールに稼ぎに来てる。


日本人同士でワイワイやってるだけじゃなんも面白くない。
せっかく外国に来てるんだから。





きっちりやることやって、現地の人たちの生活を覗きにいくぞ。




エッちゃんまた明後日ね!!

また会ってくれてありがとう!!




















エッちゃんにリコーダーなんかの大きな荷物を預かってもらって身軽になり、久しぶりのシンガポールの電車、MRTに乗ってシティに向かう。










相変わらず先進国丸出しのピカピカ電車の中にいるのは、中国系、インド系、マレーシア系、欧米系の多国籍な人たち。


電車の中の表記も、中国語、ヒンドゥー語、マレー語、英語の4つで書かれている。


















窓の外に見える郊外の住宅地の風景。

緑が多く、大きなアパートメントの隙間の公園では、人々が椅子に座ってのんびりと井戸端会議をしてるのが見える。



Tシャツに半ズボンを履いたラフな格好をした人たちが日傘をさして歩いており、昨日まで大阪にいたのにと、不思議な気持ちになった。






この旅は記憶を辿る旅なのか。
新しいものを見つける旅なのか。

もちろんどっちもだ。















電車を乗り換えてドビーゴートの駅に降り、きらびやかな駅ビルを出るとむわっとした熱気が体にまとわりついてきた。










ぐおお………暑い………


一瞬にして汗がふきだして髪の毛が首にはりついた。


昨日まで真冬でヒートテックの上下を着込んでたっていうのに、こんなに気温が変わると赤道ってやつの存在を感じるなぁ。









近くのビルのトイレで思いっきり顔をバシャバシャ濡らして気合いを入れたら、さぁやることはひとつ。

歌うぞ。



わき目もふらずにやってきたのはドビーゴートの駅から南に少し歩いたところにある階段広場。


ソタというアートスクールの前にある大きな石段だ。









ここはオーチャードストリートに面してはいるが、歩道が広がっているおかげでそこまで車の騒音に苦しむこともない。


学生もサラリーマンも観光客もほどよく入り混じって歩いているし、なにより街のど真ん中のオーチャード駅周辺みたいに他のパフォーマーがひしめいていたりしないので独壇場でパフォーマンスができる。


目の前にベンチもあるので聞きたい人はゆっくり座って聞いてもらえるし、警備員も全然歩いていないし、完全に地元の人たちのエリア。




ここだよー。

シンガポールで路上やるならここしかない。






つっても、ここは前回シンガポールに来た時にオーチャードからやれそうなところを探していろんなところで歌い、注意されながら場所を変えて歩き、たまたま見つけた場所だ。


あえてここを選ぶってのはまずないローカルなポイント。


シンガポールは国全体が街みたいなもんなので、きっと他にもやれるところはいくらでもあるはずだけど、そんなに新規開拓で歩き回ってる時間もない。




ちょっと気になるのは、あれから日本人のバスカーがこの階段広場に大挙して毎日のようにジャンジャカやりまくっていたことで警備員に怒られる場所になってしまったという話を聞いている。

せっかく見つけたいいポイントだったのになぁ。




まぁとりあえずやってみるか。


あんまりうるさくならないようにやって、注意されたらまた違う場所を探そう。













ていうか緊張する!!!!!!


海外での路上演奏は1年半ぶり。

あんなに世界中でやりまくっていたけど、1年半も日本の路上でやっていたから、海外の感覚が完全になくなってしまっている。





えっとー…………何歌おう…………

山谷ブルースか……?

それともおきざりにした悲しみか?

酒と泪と男と女………………




だ、だめだ、日本のネオン街の感覚が抜けねぇ。











おそるおそるギターを取り出すと、シンガポールのカッコいいオシャレなシティーボーイシティーガールたちが横目でチラチラ見ながら通り過ぎていく。


うおお………俺よくこんな中で演奏してたよなぁ…………



最初の最初はロシアのウラジオストクなんて謎の町の駅前だったよな………………


あそこに比べたらシンガポールなんて隣町みたいなもんだ。







とにかくやろう。やりながら感覚を取り戻そう。






ふぅ、と深呼吸。



さぁ!!行くぞ!!




















と、その前に路上看板の国数を書き直しましょうか。







まだ50ヶ国目のままだったからな。

よしよし。






じゃあ気を取り直して、ギターを思いっきりストローク!!!!!
















の前に、そうそう、今夜の晩ごはんのメニューを考えなくちゃ。

えーっと、麻婆豆腐にしようかな。


辛いやつにしよう!!作り方をクックパッドで調べて!!………あ、ネットなかったや。てへ。






いやああああああああああああ!!!!!!!!!

緊張するううううううううううう!!!!!!!!!!!


ゾロさああああああんんん!!!!!

























































超楽しい。

外国の路上、超楽しい。



みんなどんどんお金を入れてくれ、話しかけてくれ、写真を撮った。


学生さんが大学のレポートに使うからインタビューさせてくれと言ってきて、普通に旅のこと話したんだけど、1年半喋ってなかったのに英語がペラペラ出てくる。


うん、まだ結構喋れるやん。










そして子供に折り鶴をあげるのも忘れずに。









フランスのランスから始めたこのアクション。

親に渡されたお金を入れてくれた子供にこの小さなお返しをすることで本当にたくさんの笑顔を生むことができた。


この折り鶴のお返しは今回もやっていこう。

1人だからなかなか写真を撮ることはできないけど。














あー、いいなぁ路上って。

こんなにもすぐに地元の人たちの懐に入っていける。


路上でギターを弾いて歌ったら、その瞬間から俺は観光客ではなくなる。

みんなとても素敵な笑顔で話しかけてくれ、コミュニケーションが生まれる。


友達がたくさんできる上にお金も稼げて、あー、マジで路上演奏の旅をしてきてよかったと思う。



今、こうして路上で稼ぐバスカーとして旅をしてる人がすごく増えたけど、きっとみんなこの楽しさに病みつきになってるだろうな。






いやー、シンガポールの女の子、マジで可愛い!!

その太ももで俺のマーをライオンにしてもらいたい!!




















久しぶりに黙々と歌いまくったことで指が痛くなってきて、さらにいきなり真冬から夏の暑さに変わったことで予想以上に疲れてしまい、ヘトヘトになって切り上げた。

いきなり飛ばしすぎかな。


いや、もっとガンガンいかなきゃな。

インドはこんな生易しいもんじゃないもんな。







めっちゃ久しぶりの海外での路上。


初日のあがりは!!






190ドル!!15600円!!

うん、微妙!!




いや、上出来か。
最初だもんな。どんどん外国用にシフトしていかなきゃな。



あ、こんなんもらった。









現在シンガポールはチャイニーズニューイヤーで日本で言うところのお正月中。

この赤い封筒はお年玉袋みたいなもので、中に5ドルとか10ドルを入れて、親類だけじゃなく店のウェイターやホテルのスタッフとかそこらじゅうの人にあげまくるんだそうだ。





















さて17時にギターを片付けたら一目散に電車に乗り込んだ。

歌ってるときからソワソワしてたまらなかったのはあそこに行きたかったから。




電車を降りる。

降り立ったのはチャイナタウン。



















ガヤガヤした喧騒が包み、怪しげなお店が並び、腹巻き姿でオッさんとかがぶらぶら歩いている下町だ。

シンガポールは中心部は洗練された雰囲気だが、下町に来るとここが東南アジアなんだってことを思い出させてくれる。











はぁはぁ………………

オッさんどいてくれ……………





早く………早く…早く…早く…早く……………





行かなくちゃ………………君に会いに行かなくちゃ…………金がない…………








うおーーーー!!!!!

ホーカー死ぬほど好きいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!


























な、なに食べよう!!!

お店がいっぱいあってどれも美味しそうで決められない!!


とりあえずなんでもいいや!!と2ミート1ベジタブルのプレートを注文。

美味しそうな料理がバットに盛られて、選ぶのが至難!!


好きなんだよなぁ、この指差しで料理を何個か選ぶやつ!!










ご飯をゲットし、ビールもゲット。

しめて9ドル。









ビールが6ドルなのは結構驚いた。まぁめっちゃ大瓶で500円なら悪くない。

てかご飯がこれで240円ってどういうことですか?優しさのかたまりなんですか?











ふうぅぅぅぅ……………と深く深呼吸。



そしてここ最近で1番のいただきますを繰り出してスプーンで肉を口に運んだ瞬間、着ているロンTを引き裂いて上半身裸でテーブルの上に上がってバルセロナアタックをする時のバルログみたいな絶叫。


「ヒョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」



ニコニコしてるおばさんが可愛くて思わずハグをすると見せかけて後ろに回ってバックドロップ!!!







ぎゃああああああああああああああ!!!!!!!

八角の甘さが今日は許せるううううううううううううう!!!!!!

お米は日本のものが最強だけど、このパサついた感じがたまらんーーーーーー!!!!!!





そしてビール瓶を手に取り、冷えたビールを思いっきり流し込んだ。












終わった。










マジ終わった。











もう少しで愚地克巳並みの瓶切りをかましてしまうところだった。



裏拳で瓶の胴をスカッ!!ってやってしまいかけた。








この夏の気温のシンガポールで1日歌って汗をかきまくり、ヘトヘトになってからのビール。

これはもう本気で麻薬だわ。

頭ぶっ飛ぶくらい美味い!!!!




「う、うっま!!!うっまいし!!なにこれバカじゃないの!?え?ちょっとなんなの?楽園なの?うっま!!」



テーブルで1人で足バタバタさせながら大興奮でご飯を食べてビールを飲む。

美味いよおおおおおお!!!!!シンガポールのご飯大好きーーーー!!!!!
















プレートのご飯を片付け、ふぅと一息ついて顔を上げると、ホーカーの中の喧騒が耳に飛び込んできた。

シティーにいるようなスーツとドレスを着た人たちはここにはおらず、オッさんとおばさんたちが大声で喋りながらビールを飲んで、麺をすすっている。










新聞読みながらジュースを飲んでる爺さん。


オッさん2人で肩を抱き合いながら飲んでる人。


何かわからない将棋みたいな盤面ゲームをしてるオッさんたち。




汚れた床、食べ残しの食器、大声で叫んでるお店の呼び込みの声。


辛そうな匂いが鼻をくすぐり、薄着の女の人たちの肌に浮かんだ汗が光る。



















喧騒に包まれたアジアの空気をすーっと吸い込むと、たまらない開放感が全身に行き渡った。

頭の中がクリアーになっていく。



海外に来る喜び、それは自分のいる世界の外を見に行ってそこに共通点を見つけることだ。

外国は物珍しいものがいる動物園ではない。
自分と同じ人間が暮らし、みんなそれぞれに愛する人を持ち、必要とされながら生きている。


人に優劣なんかなく、みな同じ価値の命を持っていて、それを楽しんでいるんだ。











あー、まだ感覚が鈍いな。

やっぱいきなり東南アジアは楽勝すぎて研ぎ澄まされない。


これからどんどん心の深いところを覗き込みながら旅して行くぞ。






シンガポール初日、という旅初日。

平凡だけど最高のスタートだ。














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金丸文武
プロフィール
宮崎県出身。路上演奏の稼ぎのみで日本一周、世界一周を達成。今も世界のどこかを放浪中。

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