給食で地中海風パスタが出てた人いますか?

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2016年5月10日(火曜日)
【インド】 ムンバイ






昼前に宿をチェックアウトした。


明日の早朝の飛行機で、インドを出る。













人の家の奥にある究極に分かりにくい宿、キングハウス。


インド人しか泊まってなくて、夜になったらマリファナの匂いが充満するどローカル宿だったけど、まぁまぁ楽しかったな。

誰にもオススメはしないけど。









これ宿ですか?

ただの廃墟の入り口にしか見えん…………








ちなみに一部屋の値段は550ルピー、900円。2人なので450円ずつだ。


安宿がほとんどないと言われるムンバイでは格安だったわけだけど、地元の若者たちに話したら、おいおい高いぜ!!と言われてしまった。




インド人のローカルたちはもっともっと安いところを知ってるんだろう。

一体どれくらい安い宿があるんだろ。



インドの物価は安いって外国人バッグパッカーは感じるけど、まだそれでもインドの安さの真髄には触れられてないんだろうな。



























大きな荷物を全部持っていつものバンドラにやってきた。

駅にはエスカレーターはないので担ぎ上げて階段を昇り降りする。



さらに道路には歩道がなく、あっても穴ぼこだらけの地震後みたいな地面をキャリーバッグを転がすのはかなり大変だ。


そしてオートリキシャーがクラクションを鳴らしながら洪水みたいに行き交っているので、気をつけていないとはね飛ばされてしまう。




でも、いつもそんな大混雑に拍車をかけるインド名物の牛がこのムンバイにはいなかった。

あの我が物顔で道路をノシノシ歩いている牛たちがこの町にはいない。少なくとも4日間滞在した限りでは見ていない。



大都市として規制してるのかな。


ちょっと物足りない気がしてる俺は3ヶ月でインドに慣れてきてしまっている。





















そうやって汗をかきながらいつものカフェコーヒーデイに到着。

すぐにiPhone4Sを起動して作業しているカンちゃん。



昨日なくしたiPhone6とは比べものにならないくらいスピードが遅いみたいだけど、まぁメールとかをする分には問題なさそうだ。


ただラインにログインするためにiPhone自体のバージョンをアップグレードしないといけないみたいで、それがうまくいかなくてイライラしている。


やはり古いiPhoneは時代の流れに完全に置いていかれてるみたいだ。

本体がついていかない。















その横で俺はとある人にメールを送る。

このインドに入る前、まだ確かシンガポールにいる時くらいにブログの読者さんからメールをいただいていた。


プネという、ムンバイから3時間ほど離れた町に在住されている日本人のかたで、もし良かったらお会いしましょうというお誘いをもらっていた。

加藤さんというかた。



加藤さんの一時帰国が重なってタイミングが合わずにプネでお会いすることは出来なかったんだけど、ちょうど今夜の便で加藤さんがムンバイに戻ってこられるということがわかった。


今夜俺たちも空港で朝まで過ごす予定だったので、それならばお会いできそうですねということになった。












加藤さんはご家族でインドに住んでおられるようで、今夜は空港近くのホテルに泊まるとのこと。

そのホテルのレストランで1杯飲みましょうと誘っていただいているんだけど、







なんとそのホテル、衝撃の5つ星。






今の俺たちの全財産、4万円。

5つ星ホテルでお酒とか身分が違いすぎる。

煮しめ食べたい。





ていうかホテルに入れてもらえるかもわからん。
こんなバッグパッカースタイルで。



加藤さんは、こちらからお誘いしましたのでお金のことは気にしないで下さいと言ってくださっているけど、申し訳なさすぎるのでせめてホテルに行く前にご飯は食べていこうねとカンちゃんと話した。











そしてもう1人、メールをもらってる人がいる。

齋藤さんというかたで、この男性もブログを読んでくださってるとのこと。

現在、半年かけて世界一周をしている最中らしく、今夜タイから飛行機でムンバイに着くということでお会いできませんか?という内容だった。


驚くことにこの齋藤さん、去年の世田谷でのライブに来てくださってたみたいで、こちらこそお会いしてお礼が言いたい。










どちらの読者さんもどんなかたか存じ上げないので、そこそこ緊張する。




めっちゃゲイとかだったらどうしよう…………

めっちゃ気難しい人だったら怖いなぁ…………



俺もちゃんと感じよくしないとな。




ていうか5つ星ホテルに入れるように1番綺麗な服を着ないと。

もう色々怖い!!






















やることやってメールも返信したらカフェを出て駅の方へ向かった。


3ヶ月滞在したインド最後の路上をやるぞ。







バンドラの駅周辺の道路の上を歩道橋が通っており、そこは歩行者専用の通路なので路上もやりやすいだろうと目をつけていた。


ただ、チャーチゲートや飲み屋街みたいにお金を持ってる人たちのエリアではないので稼げるかどうかはわからない。

暇人が集まってきて何してんだこいつ?って目でガン見されて終わりってパターンが目に浮かぶ。





それでもいい。


稼げなかろうが最後に歌わないとどこにも行きたくない。



















道路の上にあるのでクラクションがうるさくて相変わらず声がかき消されてしまうけど、それももう最後だ。

これからヨーロッパに向かえば静かな歩行者天国の通りで歌うことになる。





思いっきり声を振り絞って歌うと、ボロい歩道橋の上にちょこちょこと人だかりができ、少しずつチップが入っていく。


予想通り、暇人が前に集まってたむろしはじめたけど、今日はそんなの関係ない。


傾いた夕日が差し込み、カラスが街路樹に群がり、廃墟みたいな町を照らし出している。


下に見える民家の脇道の向こうで子供が駆け回り、袋を抱えたサリーのおばさんが見える。





ふと、胸がしめつけられる。


ああ、ここってインドなんだなぁ。


インドにいたんだなぁ。







「素晴らしい!一緒に写真を撮ってくれよ!!」



たくさんの人たちに囲まれ、みんなと写真を撮った。

この底抜けに優しくて、人懐こくて、壁のない人々とも、今日でバイバイなんだな。






あー、クラクションうるせぇなぁ。


本当、うるせぇ国だったなぁ。あらゆるものが。





1時間やってあがりは480ルピー。770円。

























荷物が多いので空港にどうやって行くか悩んだけど、ここは頑張って電車とオートリキシャーを乗り継いで行くことにした。


バンドラの駅で腕をプルプルさせながら荷物を持って階段を上がり、プラットホームへ。


仕事帰りの帰宅ラッシュ時間で、ホームはかなりの人で溢れていた。


こ、これは俺たち電車に乗れるか…………?











心配しているところに電車がやってきたんだけど、案の定、開けっ放しのドアから乗客が溢れ出てスーパーマンみたいにハコ乗りしてるインド人たち。


まだかなりのスピードで走ってるのに電車からプラットホームに飛び降りるインド人。半端なく危ない。


そしてそんなスピードの電車にタイミングを見てブバッ!!と飛び乗るオッさん。危なすぎる。





みんな命の危険をおかしてでも電車が止まるのを待たない。







いや、待たないほうがいいかも。




だって電車のスピードが落ちてくると我先にとインド人たちが入り口に突進し、降りる人を待たずに中になだれ込む。


降りる人たちももちろん必死に電車から出ようとするので、狭い入り口で掴み合いの怒鳴り合いの蹴り飛ばし合いだ。


ひどすぎる。


誰もが椅子に座りたがっており、そのために降りる人のことなんて1ミリも考えない。

降りる人は悠長にしてたら電車が発車してしまうので必死につき飛ばさないといけない。




もう老人に席を譲りましょうなんて概念存在するわけない。


なんでこんなことしてんだろ。

インド人頭いいのに。











目の前で繰り広げられる醜い争いに呆然としていると、電車は人を乗せきらないうちに発車。

加速する電車にまだ飛び乗って外の壁にへばりつく人たち。


こんな荷物で乗れるわけねぇ…………














しかしここはインド。

あんな人ごみの中にチャイ売りのオッさんがヤカン片手に突進していく光景をどれほど見てきたか。


昨日もオッさんがいきなり満員電車の中で風船を膨らませはじめ、それを離すとピュー!!とすごい音を立てて風船は暴れまくりながら飛び回った。

な、なにしてんだ!このオッさん!!と思ったら、はい風船風船ー!!楽しいよー!!と手に持った風船を売り始めた。




満員電車の中で。



シャレにならない。いろんな意味で。





遠慮してたらなにもできない。

そしてインドはどんなことでも受け入れてくれるもんだ。













意を決して次にやってきた地獄の満員電車に荷物を持って突撃すると、優しいおじさんたちが荷物を掴んで乗り込むのを手伝ってくれた。


早く乗るんだ!!もっと奥に入れ!!と腕を掴んで中に押し込んでくれる。


カンちゃんはさすがに女の子なので、オッさんたちもみんな体が触れないように気遣ってくれる。


みんな優しいんだよなぁ。

でもスリには本当に気をつけないといけないけど。





















120ルピー、200円で2人のご飯。







食後に出てくる口臭消しの謎のやつ。これを口に入れて店を出るという流れがインドの食堂。ただの洗剤みたいな味で口の中が終わる。












アンダリーの駅に着き、混雑する駅前の食堂でご飯を食べたらオートリキシャーを捕まえることに。


ここから加藤さんとお会いする約束をしてる空港のホテルまでは4キロないくらい。

100ルピーしないで充分いける距離だろう。180円。


ていうかこの前乗ったメーター付きのタクシーだったら50ルピーくらいのはずだ。




「ハロー、空港のラリトムンバイまでいくらですか?」



「フレンド!!350ルピーだ!!カモン!!」



「さようなら。」



「よおおおしわかった!!250ルピーでどうだああああああああ……………」




うんうん、この前は現地人のルチちゃんがいたから普通の値段だったけど、やっぱり俺たちだけだといつものインド人だ。

好き勝手言ってくる。




だいたいどのドライバーも200ルピーあたりで強引に押してくるけど、その中に120ルピーでいいよというおじさんがいたのでお願いすることにした。

なかなか良心的だ。



と思ったら、普通にオートリキシャーにもメーターが付いていて、ホテルに到着するとメーターには4キロ走りました、50ルピーです、という表示が出ている。



でも最初に交渉で120ルピーと言っている。

目の前のメーターには50ルピー。





もう口論するのも面倒くさいので120ルピーを払った。






















「お客様、私どもにおまかせください。」



いきなりオートリキシャーにスーツを着たおじさんがやってきて、俺たちの荷物を降ろし始めた。


え?な、なに?

捨てるの?

俺のバッグがそんなにゴミに見えるの?


どういうこと?





そう、ここはもう5つ星ホテル、ラリトムンバイのゲート前。

ホテルマンがやってくるお客さんをこうして待ち構えているのだ!!




「え、ちょ、ていうか僕ら泊まらないんですけ…………」



「お客様、ここで少々お待ちください。お荷物をお運びいたしますので。」





なにか重大な勘違いをされているんじゃないでしょうか?と言い出すタイミングを失い、オドオドしているとなぜか車が走ってきた。


そしてその車に俺たちの荷物を積み込むホテルマン。








「お客様、どうぞお乗りください。ホテルまでお連れいたします。」



「え、いや、ちょ、だからその、俺たちいつも1泊300円くらいの宿にしか泊まらないっていうか、ゆうべまで泊まってたキングハウスっていう宿の写真見ますか?」




と言い出せないまま車に乗り込むと、エアコンの効いた車はゲートから走ってホテルの前に到着。

その距離50メートル。





歩けるし………………
















「サー、こちらで荷物チェックをお願いいたします。」



エントランスの前には空港とかにあるX線の荷物チェック機械が置いてあり、そこにバッグを通した。



「サー、マダム、こちらが荷物カードになります。チェックインが済みましたらお部屋のほうまで荷物をお持ちいたしますので、どうぞこのままお進みください。」





だから僕たち全財産4万でさっき食べた晩ご飯も2人で200円だったしこんなとこ泊まれるけないじゃないですか?

驚くほど貧しいんです。






いや、ちょっと待てよ。

実は5つ星ホテルと言いながら実はそこまでラグジュアリーじゃないんじゃないのか?


本当は一部屋2000円くらいで泊まれるんじゃないのか?

キングハウスとそんなに変わらなかったりして!!

































あの宿キングハウスとか言ったらダメだよ…………


これがキングハウスだよ…………







呼吸するのもはばかられるようなウルトラ超高級ホテルでフナムシみたいに縮こまって加藤さんを待つ。



トイレに行くと、おじさんがドアをサッと開けてくれた。



そしてオシッコをしている俺の後ろで待ち構えているおじさん。



オシッコを終えて手を洗おうとすると、洗面台の蛇口をサッとひねって水を出してくれるおじさん。


呆然とする俺に、ハンドソープを差し出してくるおじさん。


なんかごめんなさいって思いながら手を洗うと、水を止めてくれ、サッとナプキンを差し出してきた。






ごめんなさいいいいいいいいい!!!!!!

俺ここ泊まってないんですうううううう!!!

殴らないでえええええ!!!!!








「カンちゃん、ここ怖いよ…………」



「うん…………あのトイレ、確実にキングハウスの部屋より快適だね…………」













あまりの豪華さにビビっていると、23時を過ぎたくらいにまだヨチヨチ歩きくらいの子供を連れた日本人のご夫婦がやってきた。

あ、あれが加藤さんだ。





「あ、どうも金丸さん。遅くなりまして申し訳ありません。」



とても物腰の柔らかい加藤さんと奥さん、それにぷにぷにの可愛い子供さんという素敵なご家族にホッと一息。

いきなりブン殴られなくてよかった…………







プネに駐在してイチゴ栽培をしているという加藤さん。

すでに5年滞在しているというから驚く。


お子さんももう何年もインドに住んでるようで、ちょっとヒンドゥー語も分かってきてるんじゃないだろうか?ということらしい。


英語も覚えるだろうし、こんな小さな頃に海外で成長するのって本当にいいことだと思う。


インドの子育て環境について奥さんに聞くと、かなり楽なんだそう。

やっぱりインド人はみんな優しいので、何かと面倒を見てもらえるという。





海外青年協力隊でアフリカのウガンダに行ってる時に出会ったという加藤さんご夫婦。


今はインドの田舎でインド人たちにまみれながら仕事の指導をしたりしてるとのこと。

インド人に仕事教えるのって難しいだろうなぁ…………




「ムンバイとかだと結構駐在さんって多いんじゃないですか?」



「そうですね。日本食屋さんも多いですよ。まぁものすごく高いのでとても行けないですけどね。」




面白かったのが、駐在カーストという言葉。

日本から派遣されてくる駐在さんと現地採用では、同じ日本人でも天と地の差があるんだそうだ。


駐在カーストの上のほうは商社とか外務省とか。この辺の人になると、日本から定期的に日本食が送られてくるらしい。


んー、すごい。

神のような生活をしてるんだろうな。













奥さんとお子さんが早めに部屋に戻られ、加藤さんと俺とカンちゃんで3人で飲んだ。

飲み物はビールからインドのワインに変わり、チーズを食べながら赤ワインを傾ける。



ここがインドであることを忘れてしまいそうになるラグジュアリーさ。









ていうか、今からこのホテルにやってくる齋藤さん。

一体どんな格好でやってくるんだろう。


俺とカンちゃんは前もって5つ星ホテルとわかっていたので出来る限りの綺麗な服を着てきたけど、齋藤さんにはただ空港近くのホテルで待ち合わせしましょう、としか伝えていない。



世界一周中でタイから飛んでくる齋藤さん。

これはマズい。


ズタボロのバッグパックを背負って汚れたザックカバーをかけ、ロン毛でなんならちょっとドレッドかましてて、ヒゲでターバンでタンクトップでタイパンツでサンダルで、バッグの横からテントの竿が飛び出してて、股間にティッシュがこびりついてたらどうしよう。


ものすごい勢いで知らんぷりをしてしまおうか。




「いやー、カンちゃん、ハンパない旅人丸出しな感じの人が来ちゃったらどうしようか?絶対このホテル見てビビるよね…………」



「それはありえそうやね……………ホテル見た瞬間、金丸さんバッグパッカーがやっていいことと悪いことがありますよ………って思われそうだね!」








加藤さんと3人でワクワクしながら血迷った男の到着を待ちわびていたら、向こうの方からバッグパックを背負った男性が歩いてきた。


背中に大きなバッグパック、前にサブバッグを持ち、シャツにハーフパンツという格好。




ぬぅ………つまらん!!なんて標準的なバッグパッカースタイルなんだ!!




もっとこう、バッグの下にくびり殺した鶏をぶら下げてて、え?これですか?明日の昼飯です、とか言うくらいの勇者を期待していたのに、いたって普通じゃないか。


ただの爽やかな男前の若者が旅で日焼けして、世界にもまれてたくましく成長しているその様子が眩しくてたまらなくてとりあえずカンチョーしていいですか?




「金丸さん!お会いできて嬉しいです!!いやー、すごいホテルですね!驚きました!」




ふふふ、そうだろうそうだろう。俺だってフナムシがタニシになるくらい驚いたんだ。

まだ大学生の齋藤さんはさぞかし度肝を抜かれたことだろうね。



多分青森の五所川原あたりの出身の齋藤さん。

世界で1番綺麗な建物は吉幾三のホワイトハウスだと思ってる彼からしたら相当なカルチャーショックだよね。わかるよ、俺だってこれだけ驚いたんだから恥ずかしがらなくていいよ。


立ちねぶたカッコいいよね!





「あ、僕東京生まれです。」



「え………?テレビもねぇラジオもねぇ村から来たんじゃないの………?」



「僕受験って1回しか受けたことないんです。子供の頃のお受験ってやつです。それで慶應の幼稚舎から大学までエスカレーターで来てるんです。」



「へ、へぇー!そうなんだ!なかなかやるジャン!!俺なんか子供の頃に宮崎市のボンベルタに行ってあまりにも田舎者だから興奮してエスカレーターを逆走して登ろうとしたらコケて膝がえぐれたことくらいしかないね!エスカレーターって怖いよね!」



「ずっとお坊ちゃん学校で、給食はホテルニューオータニのシェフが作ってました。」



「はぁあああ!?なにそれ馬鹿じゃないの!?釣具屋の大谷君のお母さんが作ってたんじゃないの!?」



「毎週、地中海風なになにパスタとかが出てました。同じパスタが出たことはありません。」





信じらんねぇ。



カースト。


なにその格差。

給食でパスタとか出たことねぇし。

焼きそばで限界やわ。


青森ではつゆ焼きそばが給食に出てるんだぞ!!嘘!!知りません!!






宮崎では銀の箱に入ったご飯をクルクル回してオニギリー!!とか言ってました。鼻水たらしながら。


かたや齋藤さんの世界は黒い車が学校までお迎えにくるやつ。




「じゃあミルメークとか知らないの!?」



「え?なんですかそれ?ミル…メー……ク?それってどんなものなんですか?」



「ウヒョオオオオ!!ミルメーク知らねええええええ!!!!カンちゃん!!この男ミルメークを知らないよ!!よし!カンチョウしてやる!!」



「え?なにそれ?私も知らんよ。」



「大阪もなの!!???大阪もミルメークないの!?!?まず給食で牛乳の瓶があるやろ?ミルメークってのは袋に入った粉末で、それを入れたら牛乳がコーヒー牛乳になるというすごいやつ!!休みのやつがいたらミルメークが余るから奪い合いになってたやん!!」



「金丸さん、牛乳の瓶ってなんですか?」



「キョオオオオオオオオオオオ!!!あれか慶應はあれか!!?上からか!?牛乳瓶のフタを乾燥させてメンコにして集めてたやろ!?コーヒー牛乳瓶のフタはちょっとプレミアやろ!?」



「わからないけど面白そうですね!!やってみたいです!!」






な、なんて爽やかな男なんだ………



そりゃこんなホテルなんて別になんてことないですか?そういうことですか。


ビビってるのは俺とカンちゃんだけですか。


中流階級には目の毒です。




加藤さん、お誘いいただいて本当に本当にありがとうございました。

今度プネに行く機会がありましたらイチゴの収穫手伝わせていただきます!!

今度はまたゆっくりお話させてください!!




















インド最後に、とてもインドとは思えないこの世の贅の限りを尽くしたような空間に迷い込み、だいぶ酔っ払ってしまった。



ここには牛はいない。


ウケ狙ってるとしか思えない格好をしたババもいない。



オートリキシャーもクラクションも、飢えも、ストリートチルドレンも、荒野を吹き渡る美しい孤独な熱風も、大樹の下の小さなシヴァの祠もない。


慣れ親しんだ金と、ウェスタンカルチャーと、資本主義の世界。




いつかきっと、あのインドの風が恋しくなるんだろうな。おそらく早い段階で。















ホテルを後にして齋藤さんと3人で空港に向かって歩く。

もうターミナルはすぐそこに見えているのに、オートリキシャーが隣にやってきて、ターミナル?!ターミナルまで100ルピーでいいぜ!!と言ってくる。


すぐそこなのに。

最後までインドだなぁ。



おいおい、ターミナルまで8キロあるんだぞ!?歩くのは無理だから早く乗りな!と言うオッさんに笑顔でバイバイして、そこから歩いて5分でターミナルに到着した。












荷物があまりにも重くて、預け荷物20キロ、持ち込み荷物7キロを2人とも軽くオーバーして焦りながら中身の入れ替えをして調整した。


合計5キロ以上オーバーしていたけど、ギリ見逃してもらえた。



見送りに来てくれた齋藤さん、これから3週間のインド滞在、楽しんでくださいね。

地中海風パスタもいいけど、ギードーサも結構美味しいですよ。



















荷物チェックを通り抜け、イミグレーションゲートへ。

相変わらずどこでもそこでも座り込むインド人たち。
順番抜かしも最後までバリバリだ。








出国はあっさりしたもので、バングラデシュに行ったことを質問されただけですぐにスタンプをもらえた。















搭乗ゲートまで行くと、そこにいるのはほとんどがムスリムの人たちだった。

みんなターバンをし、白いストンとした服を着ている。





そうだ、俺たちはこれから中東に入るんだ。


まさかまたあのアザーンの鳴り響くアラビアの世界に行くことになるなんて。




はっと胸が高鳴るのを感じる。


前回世界を回って、1番旅を感じられたのが中東だった。

あのアラビアの世界がこれまでの日本の生活から1番離れたところだと感じたからだ。



砂埃、アザーン、そこかしこで祈る人々。

モスク、ミナレット、合言葉はインシャアッラー。









ゲートの前で加藤さんにいただいた日本からのお土産を出した。


そこにはコンビニのオニギリと納豆巻きが入っていた。




懐かしい納豆の匂いがする海苔巻きにかじりつき、目の前のイスラム教徒たちを眺めた。


新しい国だ。





















~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



バンコクのホテルを予約してくださったかたがいました!

美味しいトムヤムクン楽しんでください!

どうもありがとうございます!!







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2016年5月9日(月曜日)
【インド】 ムンバイ







「フミ君ー、今日の服どう?これヒラヒラしてるから楽でいいんだよねー。でもポケットがないんだけどね。」








★教訓No.1

【ポケットのない服を着るべからず】














「今日はカフェでパソコン作業するんだよね?」



「うんそうー。だからこの大きなリュックで行こうかな。」








★教訓No.2

【貴重品を使い慣れてない大きなリュックに移すべからず】














「このミニ肩掛けポーチどう思う?iPhoneしか入ってないんだけどね。」



「小さっ!!iPhoneしか入らないの!?本当女の子は謎の入れ物持つよねー。他のとこに入らないの?」







★教訓No.3

【女子のミニポーチを否定するべからず】
















さて、朝からiPhone紛失のための準備万端でルンルンで宿を出発。


いつものお気に入りのイスラム料理屋さんで店員さんたちに笑顔で挨拶し、チキン焼きそばを注文。


安定の美味しさでウヒョウ!!とご機嫌。さらにペプシで大喜び。












★教訓No.4

【イスラムの料理は美味しすぎる】















ご飯を終えたらアンダリーの駅に行き、スムーズにチケットを購入し、連絡橋を渡って4番ホームへ。



そこにやってきたチャーチゲート行きのエクスプレストレイン。





相変わらずムンバイの電車は混む。

しかもみんな入り口付近に立って頑なにスペースをあけないので、いつも乗り降りの時はラグビーのスクラム状態になる。


壮絶な押し合いを制するか、体にグリスかなんかを塗って滑り込む以外、ムンバイの電車で乗り降りする方法はない。



はよしろやボケエエエ!!!!てめー痛ぇんだよハゲ!!!という怒号が飛び交う中、俺たちも意を決してタックルに加わる。












★教訓No.5

【ワキガが臭い】


















電車の中はいつにも増して混雑していた。

男まみれで、女の子はカンちゃん1人。

しかも車内にはたくさんの大きな荷物が載っていた。













★教訓No.6

【間違ってバゲッジ車両に乗り込むべからず】


















「カンちゃん大丈夫?リュックに大事なもの入ってるよね?」



「うん、大丈夫だと思う。」



「それよりカンちゃんって丸顔だよね。」



「もー、やめてよー。そんなに丸くないもんー。」



「丸顔選手権で大阪選抜になったんでしたっけ?」



「ちゃうもんー。」
















★教訓No.7

【満員電車内でイチャつくべからず】




















10分ほどでバンドラの駅に着き、またもやタックルを繰り広げてなんとか電車から飛び出た。




「ふー、疲れたねー。電車乗るだけで疲れるわ。」



「そうだねー。でもカフェに行ったら涼しいところでワイファイ出来るね!」



「そうだね!よーし、ブログのアップして調べ物して麻美ゆまちゃんの動画をダウンロードしちょうぞ!!」



「あれ?…………………あれ……?」



「いやー、やっぱりジャンルは巨乳もので………でも恋人シチュエーションも捨てがたい……………いや!!やっぱりここは!!逆3Pかな!!」



「フミ君!!」



「ゆまちゃんの太陽みたいな笑顔に比べたら沖田杏梨なんてただのエロですよ。それじゃダメなんだよね。」



「フミ君、iPhoneない。」



「ゆまちゃんに対抗できるとしたらもうタベルトラベルさんくらいのもんだよね、今なんて言った?」

















★教訓No.8

【巨乳にまどわされるべからず】
















ここまでが紛失までの流れです。


★教訓No.9

【満員電車の中では荷物は前に背負うべし】



基本中の基本ですね。






iPhoneはバッグの横の小さなポケットに入れていました。


俺がついていながら、盗られたことに気づかなかった。

荷物大丈夫?って気を回すところまでは出来ていたのに、ツメが甘かった。




インド人みんな優しいからって完全に2人して油断してたなぁ。

前にインドの電車の中で財布盗られて全財産失った経験があるってのに。





一応カンちゃんの後ろに立っていたあのロン毛のインド人の顔は覚えてるけど、あいつが盗ったかなんてもはやわからない。

電車はすでに走り去っている。



どうしようもない。















呆然としながらベンチに座り、とにかくバッグの中をもう一度見直した。

しかしどこにもない。


カンちゃんによーく思い出してもらう。

ちゃんとバッグの中に入れていたのかどうか。




「もしかしたら…………お昼のイスラム料理屋さんに忘れてきたかも!!テーブルの上に置きっぱなしにしてきたような………気もしないでもない!!」



「よし!!行こう!!」




2人で焦りながらとにかくまたバンドラの駅から電車に乗り込む。

頼む、頼むからお店に忘れていてくれ…………




「ハーイ!君もしかして昨日チャーチゲートで歌ってなかったかい!?」



するとそこにインド人の兄さんが話しかけてきた。



「あ、はい、歌ってました。」



「だよね!!ワオ!!すごいぜ!!僕昨日君の演奏を見てお金入れたんだよ!!素晴らしい声だよ!!」



「あ、ありがとうございます…………」



「いやー、もしかしたらそうじゃないかなぁと思って、僕反対行きの電車に乗ってたんどけど、君のことを見て電車飛び降りてきたんだよ!!嬉しいよ!!日本のどこから来たの!?」



「あ、宮崎ってとこです………」



「それって大阪と東京のどっちが近いの?いやー、世界を旅してるなんてエクセレントだよ!!アメイジング!!」





カンちゃんと2人で超テンパってるのに興奮して話しかけてくるめっちゃ人の良さそうな兄さん。


ごめん!!兄さん!!

今超うっとおしい!!!




「なんだって!?iPhoneをなくした!?ちくしょう!!カレー野郎め!!インドではよくあることなんだ…………電車の中でバッグに入れていたのか。インド人のスリはプロフェッショナルだ。とにかく警察に行こう!!」




スリに盗られたのに警察に行ってもどうにもならない。

俺たちのことを心配してくれてるのはありがたいけど、今はほっといてほしい。



でもわざわざ俺たちと一緒に反対方向行きの電車に乗り込んできて、アンダリーの駅に着いてもずっと俺たちに着いてくる。


そしてイスラム料理屋さんに到着。


俺たちが話しかける前に兄さんがヒンドゥー語でことの次第を説明している。









そして結果は……………



















首を横に振る店員さん。












終わった。

わずかな希望も潰えた。



ガックリと肩を落としてうなだれる俺とカンちゃん。



「残念だよ。インドにはあとどれくらいいるんだい?ムンバイの前はどこにいたの?インドではどこの都市に行ったの?好きなミュージシャンは誰?」




どんよりと肩を落としている俺たちに空気を読まずに話しかけてくるインド人の兄さん。


すまん、俺もこんなことになってなければ昨日からの出会いで楽しく会話したいところ。

でも今はそんな状況じゃないよ。


タイミング悪すぎた…………





「ごめん…………2人にしてくれないかな………」



「そ、そうか…………とにかく警察には行ったほうがいいよ!力になれなくてごめんね!バイ!」




兄さんごめんね………………




















呆然としながらバンドラにあるカフェ、コーヒーデイにやってきた。

ため息をついて、とりあえずどうするべきかを考える。



俺もカンちゃんも、万が一強盗に襲われた時に差し出す身代わりのiPhoneを持ってきている。

昔使ってた型の古いやつなので、それを渡すことで強盗をやり過ごせるなら儲けもんだ。




ひとまず、そのiPhone4Sがある。


6を使っていたのでいきなり4Sになるとスピードとか機能とかで使いにくいだろうけど、とりあえずインターネットも写真撮影もそれでできる。


ていうか前回の一周はその4Sでやってたんだから、もちろんやれないことはないだろう。







次に保険だ。カンちゃんは楽天のクレジットカードを持っているので、その付随サービスの保険が使える。

遺失物保険が適用されれば、いくらかはわからないけど半額くらいは返ってくるんじゃないかな。


保険を申請するためには盗難を受けたというポリスレポートを現地の警察で発行してもらうことが必要になってくる。


ただカンちゃんは前回の一周中、カンボジアでiPhoneを盗まれた時に警察をたらい回しにさせられた挙句、ポリスレポートを発行してもらえなかったそう。

そしてその旨を保険会社に伝えたところ、ポリスレポート無しで保険が適用されたんだそうだ。



これは係りの人の判断によるものらしいので、やはりポリスレポートを取ることは大事だ。











というわけでバンドラの警察署に行ってみた。

街の中にある結構大きめの警察署。





まず警察官が英語が喋れない。

英語が喋れる人がものすごく多いこのムンバイで警察官が喋れないってどういうことだよ。

インド人にとって警察ってあんまりいい仕事じゃないのかな。




「トレインステーション。トレインステーションの警察署で発行して貰えるよ。」




まぁまぁ、そんないきなり取れるとはこっちも思ってない。


すぐに今度はバンドラ駅の横にある鉄道警察署にやってきた。











ここでも警察官は英語がほとんど喋れず、なんとか事情を説明していく。




「セロックスの店に行け。セロックス、セロックス。」




なに?セクロスがなに?

って最初意味がわからなかったんどけど、どうやらケータイ屋さんに行けという。


なに?新しいの買えってこと?そんなめちゃくちゃな対応あるか?




困惑していると、後ろにいた英語が流暢なインド人が通訳してくれた。


それによるとこうだ。










まずセロックスという、インドならどこにでもあるケータイ屋さんに行く。

そこで盗まれた端末の本体番号というやつを店員さんに伝え、何かわからんけど書類を作ってもらう。

その書類を持って警察署に行ってポリスレポートを発行してもらう、という流れらしい。





面倒くせ!!!

インドってマジでこういう手続きいつも面倒くせ!!


本体番号なんてどうやって調べるんだよ?







それにしてもさっきから警察やインド人たちに事情を説明してる時、彼らはみんなiPhoneをストールされた、ではなく、iPhoneをロストした、という言い方しかしない。


盗まれたのではなく、無くしたという言い方。


インド人たちの中では電車でiPhoneをスられるという出来事は、本人の不注意で紛失したという認識でしかないようだ。


確かにそうだけど、犯人の盗み行為をここまで受け入れているインドの人々の認識に軽くショックを受ける。












とにかく今はiPhoneを無くした旨を家族や友達に伝えようと、カフェに戻ってネットを繋げた。


4Sがあるのでそれを使えば買い直す必要もないので金銭的なダメージはない。

でも家族からもらったというiPhoneケース、そしてフィンランド人の友達にもらったというスナフキンのキーホルダー、その他のたくさんのデータがなくなってしまった。




アップル製品を熟知しているITボーイのカデルにメールしてみたけど、それはもうどうしようもないよという返事が返ってきた。

インドの電車で盗まれること、それはジャングルの中で物をなくすことだよ、と。







満員電車でバッグを前背負いしていなかったこっちの油断ではあるけども、やっぱり悔しい。

盗んだ奴は軽くインドの半年分くらいの給料をゲットしたことになる。



盗んだ奴が少しでもハッピーになるんだったらまぁいいかー。


なんて思えるわけない。


今日はバンドスタンドという海沿いのエリアに路上に行こうと思っていたけど、俺もカンちゃんもとてもそんな気になれなかった。





「あー、早い段階で無くしちゃったなー。まだ日本出てきて1ヶ月しか経ってないのに。」



カンちゃんが泣き出さなくてよかった。

これでシクシク泣かれたらどうしていいかわからなくなるよ。









もうこうなったらやることはひとつ。

























★教訓No.10

【ヤケ酒してさっさと忘れるべし】














この先頑張って稼いでiPhone7ゲットしようね!!!!



現在旅中のみなさんもどうかiPhoneや貴重品の管理にはお気をつけください!!








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iPhoneなくした。悔しい。

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2016年5月8日(日曜日)
【インド】 ムンバイ







カンちゃんがiPhoneをなくしてしまった…………



この日記を書いてるのはこの日付けの次の日です。

2人して落胆してます。



とりあえずカンちゃんが前に使っていたiPhone4を予備に持ってきていたので金銭的なダメージはないですが、やっぱり高級電子機器をなくした心のダメージはデカいです。



カンちゃんはパソコンも持ってるので、俺ほどiPhone頼りではないのですが、写真もここ数日撮ったものは消えたし、色んなデータが失われました。



完全に油断。

完全に。




盗られた時のことは明日の日付けでまた書きます。

今は心を落ち着けて昨日の分の日記を書きます。


























「うっぴょおおおおおおおおおおお!!!!!!チキンティカ食べるひょおおおおおおおおおおおお!!!!」



「チキンティカ!!チキンティカのレシピを調べる!!いやあああああ!!!」



と、アホのテンションで宿を出て大好きなイスラム料理屋さんでチキンティカを食べて、ヤッバ!!ウッマ!!とか言ってた昨日の自分たちを殴りたいですね。



パン食っとけよと。

10万もするiPhone6なくすんだから。


そこ立てと。

人がフレンドリーなムンバイだからって油断こいてんじゃねぇぞと。





でもこの時はあまりのチキンティカロールの美味さに感激しながらペプシ飲んでました。

えーっと、






なんかペプシという言葉を面白くひねって自虐ネタで書こうとしてるんだけど、テンション落ちまくってる時にそんなこと書けませんね。

ペプシで何も思い浮かばない。


ペプッシーとかどうかな。ひどいですね。やめよう。


というわけで超暗い日記になりますので、つられて落ち込みそうな方はご遠慮ください。


















チキンティカロールでご機嫌になって駅に向かい、スムーズにエクスプレスの電車に乗り込む。

いつものように人は多いけど、もう慣れたもの。




そして10分でバンドラの駅に着いたら、昨日見つけたカフェ、コーヒーデイへ。


エアコンの効いた店内でコーヒーを飲み、サクサクのワイファイでネット作業に没頭。


周りにいるお客さんたちはみんなお金持ちそうな人ばかりで、インド人の顔をしてるのに英語で会話したりしてる。


ムンバイまで来て初めてインドが英語圏だということを実感できる。
















作業を終えたら初日に見つけた路上スポットのチャーチゲートにやってきた。





今日は日曜日。

海沿いの遊歩道はきっとたくさんの人で賑わっているはずと期待してやってきたわけだけど、予想通りウォークウェイにはものすごい数の人が集まっていた。

みんな沈んでいく夕日を眺めながらおしゃべりしたり、恋人との時間を楽しんでいる。











ここで路上をやるか?


人通りは申し分なし。

綺麗な景色と広い歩道、クラクションもそこまでうるさくない。
シチュエーションはバッチリだ。


でも、すでに石段に腰かけて景色を楽しんでる人たちがいるところで演奏を始めるのはなかなか抵抗がある。


俺が歌ってるところに歩いてきた人が足を止めるってのはいいんだけど、すでに集まってるところでやるのは押し聞かせになる。











うーんうーん、と悩んでいる俺の横でカンちゃんが見てる。


昨日歌えなかったので手持ちのお金はもうほとんどない。
今日稼がなかったらマジで晩飯抜きだ。


そして躊躇して今日はいいかー、なんてことをやってて、これから先本当に旅が続けられるのかカンちゃんに不安を与えてしまう。



カンちゃんは、ちゃんと歌って稼げ!!なんてことは言わないけど、やらなきゃ2人ともご飯が食べられないんだ。




見てくれを考えて悩んでる暇なんてない。

やるしかない。



















ウォークウェイの街路樹の下でギターを取り出すと、一瞬で30人ほどの人だかりが出来た。

そしてチューニングを終えたころには100人以上の人だかりが歩道を埋め尽くし、後ろのほうでは石段の上に上がって見ている人もいる。




す、すげすぎる……………

ちょっとしたライブ会場みたいになってる。


さすがに緊張するわ…………



そりゃここでやればこんな反応になるのはなんとなく想像できたけど、ここまでとは。




ふぅとひと息。思いっきりギターを鳴らした。



















1曲目を終えると拍手が起きたんだけど、誰もお金を入れに来ない。

お金を入れるものなのか?とみんな判断しかねているみたいだ。

そりゃこんだけ人だかりが出来てたら前にも出て来づらいよな。





そのまま2曲目を開始すると人だかりはさらに増え、すごいことになってきた。






すると2曲目が終わったところで1人の洋服を着たイマドキな女の子がスタスタと歩いてきて、素晴らしいわ!と言って10ルピーを置いてくれた。







そこからダム決壊。

聞いてくれてた人たちが我先にとチップを入れに来た。


おお!!いい感じこのまま行くぞー!!!








「ヘイ………ヘイ。」




後ろを向くと自転車に乗ったお巡りさん。

首を横に振っている。

そして自転車を降りてきて、ホラー!!散った散ったー!!と人だかりを蹴散らしてしまった。



うん、さすがにおおごとになりすぎたか。




お巡りさんが蹴散らしている間もチップを入れてくれる人は絶えず、たった2曲で200ルピー以上がたまっていた。



うーん、景色もいいし、ここでやれたらすごいんだろうけど仕方ない。

場所替え。
























ビーチからチャーチゲートの駅へと帰る通りにはオシャレなレストランが軒を連ねており、歩道も広くて路上にバッチリだ。

やはりここはいい。



それに昨日のバンドラみたいに朝まで騒ぎ倒すぜオラアアアアアア!!みたいなイケイケの若者たちの町でなく、上品な人たちばかりなのでとても歌いやすい。







早速路上を開始するとすぐに人だかりができ、コンスタントにチップが入っていく。そしてやはり単価がデカい。


しばらく聞いてくれていた親切なおじさんが、この近くに有名なクリシュナの寺院か遺跡があり、その前にあるカラゴダカフェという店がムンバイのリッチピープルが集まる店だから路上にバッチリだぜ!!と教えてくれたけど、まぁ今日はこのままここでいこう。






日曜日ということでレストランが行列用の椅子を出す時間も早く、19時過ぎには店の前にたくさんの待ち客が溢れかえり出した。





こうなったらもうフィーバー。


絶え間なく人だかりができ、待ってるお客さんたちもみんなお金を入れに来てくれ、ものすごい盛り上がりになった。


お店の人たちも別に注意してくることもなく、むしろ友好的だ。

やりやすいことこの上ない。










そんな賑わう週末なので、おとといの金曜日よりも物売りの人たちがかなり多い。

風船売りの若い男の子たちがやってきてハーイ!と手を上げてきてハイタッチをする。


俺たちがただ歩いているだけなら彼らは風船を売ろうとしてくるが、路上をしている時に彼らは俺たちをカモとは見ない。


商売仲間として、握手をし、少し会話をする。









そしておととい会った花飾り売りの少女たちもいた。

笑顔で、明るくて、どこにでもいる賢そうな女の子たち。


バッグの中から折り鶴を出して渡すと、めちゃくちゃ喜んでそれを空中で動かして遊んでいる。

他の花飾り売りの少女たちにもあげると、みんなサンキュー!!と言ってまた仕事に戻っていった。























人に囲まれ続けた2時間半。

前は1日に5時間くらい歌っていたのに最近ではこのくらいやると疲れてきている。


インドさえ出ればこのクラクション地獄ともオサラバなので、静かな中でゆっくり歌うことができる。


ヨーロッパに戻るまでにまた体力つけて、長丁場も頑張っていかないとな。


今日のあがりは2486ルピー。4100円。














やっとマトモに稼げてひとまず金欠からも脱出でき、アンダリーの駅に戻ったらいつもの酒屋でビールを2本、そしていつものイスラム料理屋さんでシャワルマを買った。









毎回愛想の悪いおじさんも、さすがにこれだけ通っていたら俺たちのことを見てニコリと笑顔を作ってくれるようになった。









インドの噛みタバコ。

洗剤食べてるみたいな味がするらしい。

















宿に戻り、バケツシャワーを浴び、部屋でシャワルマとビール。

一口ごとに2人で悶絶しながら最高のご飯を食べた。









「いやー!思うけど、食の趣味と金銭感覚が合うのってすごく大事だと思う!!フミ君って節約するところはするけど使うところはどんどん使うやん。一緒だよね!!」




本当この2つってすごく大事。

価値観が違うのももちろん新鮮でいいことだけど、やっぱり同じことに感動できると何かと便利だ。


このシャワルマも、ビールも嫌いって言われたらそれはそれでいいけど、やっぱりちょっと寂しいもんな。





この調子で少しでもムンバイで稼いでドバイに向かうぞ!!


あー!!ビール美味しいーーーー!!!!














って、調子こいてるこの時の2人を廊下に立たせて、なめてんの?なに調子くれてんの?ってガン飛ばしたい。

そしてとりあえず校庭5周ねって言いたい。


ウンコ野郎めー……………





どうやってもなくならないiPhoneを開発してくれえええええええ!!!!









~~~~~~~~~~~~~~~



メルボルンのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!

オーストラリアのご旅行が素敵なものになりますよう願っております!

どうもありがとうございます!




どうかiPhoneの紛失には充分ご注意ください!!





特に電車で!!









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インドの最先端

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2016年5月7日(土曜日)
【インド】 ムンバイ






エアコン寒すぎる。

なんなのこの贅沢っぷり。



おとといまで暑くて死ぬとか言ってたのに、今は寒すぎて寝袋にくるまって寝てる。

エアコンの部屋とかありがたすぎるわ…………



ていうかムンバイってそんなに気温が暑くないからエアコン無しでも寝れるんだけどね……………



















さて、昨日路上をやりながら地元の人たちに聞き込み調査をしていたんだけど、やっぱりムンバイでのナイトスポットはバンドラウェストとのこと。


昨日歩き回って見つけられなかったんだけどなぁ…………



あとはバンドスタンドという海沿いがチャーチゲートみたいなビーチになっており、人の集まる場所。


その上にあるジュフビーチも人気のスポットとのこと。



あとはローワーパレルという駅の近くにムンバイを代表するオシャレスポットが何ヶ所かあるとのことだった。


今日はまずはローワーパレルから攻めてみることにしよう。



















道路の補修。

アスファルトは足で踏んで終わり。そりゃボコボコになるわ………












宿を出てアンダリーの駅に向かう途中に、シャワルマ屋さんを見つけたので懐かしくて入ってみた。

シャワルマとはイスラム圏の料理で、ケバブに似たラップの食べ物だ。


ムンバイはパキスタンが近いこともあってイスラム料理が多いのかな。




しかし店に入ると、まだ午前中なのでシャワルマはやってないと言われてしまった。

チキンティカなら出来るよという。




ぬー、シャワルマ食べたかったのになぁ…………と渋々チキンティカを注文したら、これがマジでビビるほど激ウマだった。









「う、うま!!なにこれうま!!!」



「ええ!!これうっま!!鶏肉の味付けが最高すぎる!!イスラム料理美味しすぎる!!」



「うま!!カンちゃん、これからトルコ行くやろ。トルコはケバブよりもミートパイが美味しいんだよ。そしてブルガリアに入ったら世界一美味いケバブが待ってる。バルカン半島のイスラム圏に行ったらチェパピっていう炭焼きのお肉料理があって、もうちょっと北上すればピザ祭り。」



「あああああ!!ヨーロッパ楽しみすぎて吐きそう!!!ていうかこのチキンティカ美味しすぎる!!」



美味しい肉料理をインドで食べられて大満足でお店を出た。





















アンダリーの駅から電車に乗ってローワーパレルにやってきた。

駅前はただの普通のインドのごちゃごちゃした町だ。食べ物やアクセサリーの屋台がところせましと並んで雑然としている。





しかしそのボロボロの通りの向こうにそびえるのはカッコいい高層ビルだ。


人々は経済の象徴であるビルの足元で蠢きながら暮らしている。










道を聞きながら15分ほど歩いて行くと、お目当だったフェニックスモールに到着した。

昨日話したルチちゃんが、ムンバイのイケてる人たちはみんなフェニックスモールに集まるし、かなりデカいモールだから中のどこかで路上できるはずよ!と言っていた。



モールの中で路上って………

できるわけねぇよな……………

アメリカではやってたけど……………



あの時は15分くらいは見逃してもらえたな。




まぁここはインド。現場を見てみないことには何もわからない。










というわけでスーパー厳重な荷物チェック、身体チェックゲートをくぐってモールの敷地に入った。


できるわけねぇし、こんな厳重なのに……………



































インドのラグジュアリーの全てがここに集結してるようなモールだった。


グッチやらジミーチュウとかあらゆる高級ブランド店がピカピカに輝きながら並び、レストランやカフェではスマホを持ったモデルみたいな人たちが楽しそうにお喋りしている。


あまりのきらびやかさにクラクラしてくる。


牛の横で、2日もてば上出来といった150円均一の服を売ってるオッちゃんたちは、このラグジュアリーな世界に来たことはあるんだろうか。


あまりの格差に驚くことしかできない。
























子供たちがアイスをなめながら走っている。綺麗な洋服を着て。


このアイスを舐められるかそうでないかで、子供の人生は天と地の差がある。


裕福な家庭に生まれた子供、路上の段ボールの上で生まれた子供、彼らはその違いなんてそんなに分からないだろう。

でもいつか大きくなり、お互いに存在の違いを感じるはず。





貧しい子供は、このあまりの不平等さをどう思うんだろう。


日本だったら、努力すればある程度のことは実現できる。
同和問題とかもあるけど、現代ならそれも努力次第で結構乗り越えられるものだと思う。


しかしこのインドではどうなんだろう。

あまりにも、生まれながらにして命の優劣がありすぎる。



路上の子供が、綺麗な服を着て、アイスを舐めながらスマホをいじれるようになるためには、どんな努力が必要なんだろう。
















予想通りモールの中で路上なんか出るはずもなく、そして期待していたワイファイもゲットできずにすごすごと退却。


うーん、宿にワイファイがないのでなんとかどこかにワイファイスポットを確保しないと困るんだけどなぁ。





駅に戻り、次にバンドラにやってきた。


昨日は発見できなかったけど、やはりこのムンバイの一番のナイトスポットはこのバンドラウェストだと昨日路上で会った人たちは言っていた。


いいポイントは一体どこにあるんだろう?あんまりアテもなく歩き回るとカンちゃんに申し訳ないんだよな。


ちゃんと下調べしてから動かないといけないんだけど。









そんな時に、バンドラの駅の近くにコーヒーデイというカフェを見つけた。

インドではよく見るチェーン店のファストコーヒー屋さんだ。






もしかして?と思ってワイファイを開いてみたら、なんとソッコーでフリーワイファイゲット。

しかもサックサク。めっちゃ早い!!





おお!!これはここしかない!!とお店に入るとエアコンガンガン。

ゆったりしたソファー席に座って美味しいカプチーノを飲みながら快適なワイファイ。


インドで贅沢すぎる!!!




ハンピのワイファイが遅すぎてこの数日間、作業がほとんど出来ていなかったので、カンちゃんと2人で没頭した。

ワイファイが早いのでめちゃはかどる!!




よーし、ムンバイで最高の作業場を見つけたぞ。





























夕方まで作業をしてから、いざバンドラの町へ繰り出した。

どこにクラブ街があるのかなーとウロチョロしまくっていると、なにやら雰囲気の違う通りを見つけた。


街路樹が多くて一見寂しい通りに見えるんだけど、その木々の間には大きなレストランが並んでいた。

さらにポツポツとバーやクラブもある。



ここかよ。結構駅から離れてたな。













このパリビレッジというエリア。

確かに飲み屋さんは多いんだけど、1本の通りだけでなく、その隣にもその隣にも飲み屋が分散しており、ここ!という場所がない。



しかも車の通りが多くてクラクション地獄な上に歩道がない。


路駐の嵐で道が塞がれており、とても路上ができる環境ではなかった。



今日は土曜日の夜。

まだ20時なのでこれからドンドン人が出てくるはず。
クラブがオープンするのは夜22時からだ。



きっとものすごいことになるはず。

でもやれる場所がない。ないもんはない。












現地のオシャレさんたちに大人気という雑貨屋さん。






















それからも周りをだいぶ歩き回ってみた。

昨日歩いたケンタッキー前の通りなんか、人で溢れかえってうだるような熱気に包まれていた。












女の子たちはみんなヘソ出しでダメージジーンズなんか履いたりして、夜用のセクシーなイケイケファッションで闊歩している。



物売りもかきいれどきで入り乱れ、一歩あるくといろんな人が声をかけてくる。


大騒ぎの渦。そんな人波にオートリキシャーがクラクションを鳴らしっぱなしで突っ込んでいき、物売りが叫び、やかましいことこと上ない。



確かにバンドラはナイトスポットだ。

でもここでは路上は無理だ…………







それに比べて昨日のチャーチゲートの場所はバッチリだった。

クラクションからは逃げられないけど、ある程度静かだし、歩道も広く、落ち着いたエリアなので歩いてる人たちもみんな上品だ。


明日はあっちでやろう。




「カンちゃん、お金あといくらある?」



「800ルピーくらいかなぁ。晩ご飯どうしようか。」



「そうだねー。ご飯を150ルピーくらいですまして………ビール飲みたいなぁ。」



「でもビールが150ルピーだったら、明日のお昼ご飯と電車賃とかがなくなっちゃうよ。」



「うーん……………」






嫌だなぁ。こんなお金の心配しないといけないの。


今はインドだから仕方ないけど、それでもカンちゃんとこんなちまちま明日のご飯代の心配をしてるのが情けない。


早く稼げる国でちゃんと稼いで、お金の心配をしないで旅できるように蓄えないと。



ドバイどうかなぁ……………




















というわけでアンダリーの駅に戻ってきて、朝も食べたイスラム料理のお店に行ってシャワルマを注文した。60ルピー。100円。


酒屋さんで120ルピー、200円のビールを1本だけ買って、宿に持って帰って食べた。




「ぐおおおおおお!!!なにこれ美味っ!!美味すぎる!!」



「え………うそ………これ美味しすぎるんですけど…………シャワルマやばい…………」





チキンがたっぷり入ったシャワルマとビールを、カンちゃんと2人でベッドの上で食べた。


マジで感動するほど美味しかった。




明日は頑張って稼いでカンちゃんに美味しいもの食べさせてあげるぞ。















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ムンバイではどこで歌えばいいのか

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2016年5月6日(金曜日)
【インド】 ムンバイ





バスは大都会の中に入っていく。



17時間の移動で、時計はすでに昼前の11時。


遠く川の向こうに、霞む高層ビル群が見えた。



ついにムンバイに着いたぞ。
インドの経済の中心地だ。

















バスは町の中に止まって俺とカンちゃんを吐き出した。





相変わらずここでもけたたましいクラクションが道路を埋め尽くしている。



バス停にはオートリキシャーのドライバーが待ち構えており、さっき俺たちが降りる前にバスの中に入ってきて、ウェラーユーゴー!!カモン!!とか言って荷物を運ぼうとしてきたくらいアグレッシブだ。


そんな客引きたちを振り切って町の中を歩くと、あまりの都会っぷりに驚いた。





立ち並ぶビルディング、オシャレなカフェ、サリーではなく洋服を着ている女の人たちを見るとものすごい違和感だ。

今まで回ってきた地域がいかに伝統的なインドだったのかを思い知らされた。


やはりムンバイはインドでもっとも欧米化が進んでいる町みたいだ。













バンドラの駅に着いてさらに驚いた。













チケット売り場にちゃんと行列が出来ており、割り込み戦争が繰り広げられていない。

みんなちゃんと整然と列を作っており、横入りされないために前の人と密着する必要もない。


しかもなんとプラットホームへの連絡橋にエスカレーターがついている!!!

すごすぎる!!!!







いやぁ、こんなことに驚いてる自分がすごいよなぁ…………

車椅子の人なんて絶対インドは旅行できないよな。















プラットホームが多すぎてどれがどこ行きなのかひとつも分からないんだけど、そこは大都市ムンバイ。

そこら辺の人に尋ねればみんなに流暢な英語で親切に教えてくれる。



これから俺たちが向かうのはアンダリーという駅。

そこに予約してあるゲストハウスがある。




「すみません、アンダリー駅へはどうやっていけばいいですか?」



「アンダリーかい?僕も今からそっち方面に行くから着いてきて。心配しないでいいからね。」




大都市らしい人波の混雑をかきわけ、兄さんについてプラットホームへ。

そしてやってきた電車に一緒に乗り込んだ。



電車もまた新しくて綺麗!!!













電車の中で、ここぞとばかりに兄さんに色んな質問をしまくった。




「そうだね、ムンバイで人が集まる場所はまずチャーチゲートだね。そこはビーチになっていてたくさんの人が歩く。同じビーチでバンドスタンドっていうところもあるよ。ジュフビーチも人が集まるし、バーとかレストランが多いナイトスポットはバンドラ地区だね。」




たまたま声をかけたお兄さんがそうだったのか、みんなそうなのか、本当に丁寧に町のことを教えてくれた。

時間にして15分ほど。


しかしこの15分の間に貴重な情報をたくさんゲットすることができた。

















やがてアンダリーの駅に着き、お兄さんにお礼を言って電車を降りた。

結構大きな駅で、人の波に乗って駅舎を出ると、目の前にとんでもないものが見えた。




「うおおおお!!マクドナルドがあるうううう!!!」



「マクドナルドだー!!」








駅前のマクドナルド。それだけで大騒ぎ。

その横にはカフェがあり、オシャレな洋服屋さんがあり、もうどっからどう見ても都会だった。


大きい荷物を抱えてキョロキョロして、自分たちがただのお上りさんにしか見えない。



ハンピとかゴカルナがインドの最先端のムンバイっ子たちからしたら、いかにど田舎なのかよくわかった。






そういえば牛がいない!!!

道を我が物顔で闊歩する牛の群れがいない!!!



あー牛ね、そういえば他の町にはいるよねクスリ、とかってムンバイっ子の余裕すら感じる!!


いやー、これもまた新しいインドの一面だなぁ……………




















というわけでアンダリーの駅から歩いて宿に向かったんだけど、住所通りのところに宿が一切ない。


まったく影も形もない。







ボロい住宅地の間を歩き回るがどこにもない。


あー、面白いなぁ、どうしてホームページの住所に建物がないのかなぁ、不思議だなぁ。やっぱりインドだなぁ。



チクショウ!!どこだよコノヤロウ!!!






「あー?キングハウス?その通りを右だよ。」



「いや、そっち行きましたけどなかったんですよ。」



「いやそこじゃなくて、そこの細い通りを右。」
















絶対わからん。

看板も何もない。

絶対にわからん。


ただの人の家の中。










婆さんたちが洗濯をしている横を恐る恐る入っていくと、1番奥に隠れ家感出しすぎで誰にも見つからない秘密の宿、キングハウスがあった。



あ、怪しすぎる………………


本当にこんなところにフリーワイファイがあるのか……?


でも予約サイトにはフリーワイファイって書いてたからなぁ。それで選んだようなもんだし。





「ワイファイのパスワード教えてください。」



「ノーワイファイ。」





でやがった。必殺、嘘&開き直り。


予約サイトにフリーワイファイ有りと旅行者が飛びつく決まり文句を書いといて実際客が来たら、え?ないよ?何言ってるの?通りにネットカフェあるからそこ行けば?って平然と言ってくる。



マジでひどい。

詐欺もいいとこ。



こんなんインドだから許されることだよ…………

普通こんなことやったら下手したら訴えられるよ。








もはや他の宿なんか探す気力ないので、仕方なくチェックイン。


水飲む?サービスだから!ってドヤ顔でペットボトルの水を渡してくるけど、封が切られているので注ぎ足した水。

すみません、いりません。




そしてシャワーはなく、バケツで水をかぶるパターン。

トイレはウンコまみれで世紀末状態。


お客さんがほとんどローカルのインド人なので汚し放題のゴミ撒き散らし放題。






すげーとこ来ちまったな…………と思うけど、エアコンがあるのが救いだ。


ズゴオオオオオオオ!!って轟音をたてるけど、ちゃんと冷たい風は出てくる。



これで1泊1人450円なんだから文句言ったらいけないな。























バケツシャワーを浴びて一息ついたら早速ギターを持って町に出かけた。


手持ちがかなりヤバいことになっているので、このムンバイで稼げなかったらマジで飯抜きだ。


なんとしても稼がないといけない。


そのためにさっき電車の中の兄さんに色々と教えてもらっている。









ウルトラ大都会のムンバイ。

人の集まるポイントはいくらでもあるはず。


その中からベストの路上ポイントを見つけ出すには日数が短いが、まぁなんとかなるだろう。





















まず電車に乗ってやってきたのはバンドラ駅。

このバンドラの西側、バンドラウェストが若者たちが集まるエリアだと聞いている。


あてはないけど、とにかく歩き回った。






















確かに若者向けの洋服屋さんや高級そうなブランド店、オシャレな雑貨屋さんなどがポツポツと点在してはいる。

でもそんなに人がいないし、ここがそうなのか?と疑わしくなる寂しさだ。


これがムンバイの全力なのか?


















結局1時間以上バンドラウェストを歩き回ったけどそれらしい路上ポイントは見つけられず、汗だくになって終了。


ハンピという灼熱地獄からやってきたのでムンバイの気候がめっちゃ穏やかに感じるんだけど、それでも35℃くらいだ。

すでに水とコーラを何本も飲んでいる。




後ろをついてきてくれているカンちゃんに申し訳ない。




「いいんだよー。っていうかお互いのやるべきことなんだから私に謝らないで!」




優しいカンちゃんに励まされながら、次の候補地に向かった。

























電車に乗って南にくだり、ムンバイのある半島の先っぽの方までやってきた。


チャーニーロードという駅で降り、線路を越えて歩いて行くと、ぱっと視界が開けてビーチが広がった。












かなり長い砂浜が弧を描いて続いており、その先には高層ビルのシルエットが見える。


さながらマンハッタンの摩天楼。



ゴミの落ちていない綺麗なウォークウェイがビーチ沿いにのびており、そこにたくさんの人たちが腰かけていた。




そして腰かけているほとんどがカップルだった。

インド人のイケてる若者カップルが肩を抱き、寄り添い、ほっぺにキスしたり、耳を噛んだりしてじゃれあっている。


マジで欧米風。



人前でそんなこと、はしたない!!みたいなインドの村で生活していたので、ムンバイの若者たちのオープンさに驚いてしまう。





さらにはジョギングしてる人までいる。

裕福の象徴、ジョギング。



カッコいいスポーツウェアを着て、ランニングシューズを履き、アイポッドかなんかで音楽を聴きながら走っている。


そんな中に犬の散歩組もいる。







痩せこけて病気で皮膚がただれて、ゴミをあさっている犬しか見たことのないこのインドで、血統書付きのビーグルやパグが歩いている。


インド人たちはだいたい野良犬を邪魔者扱いしかしないので、綺麗な飼い犬を可愛がっている様子が結構違和感がある。


ムンバイは本当に他のインドの町とは違った国のようだ。




夕日が摩天楼の向こうに沈んでいき、空が黄金色に染められるとカップルたちはさらに距離を縮めて抱き合っていた。































そんなビーチからチャーチゲートという電車の駅に続く道に、たくさんのバーやレストランが並ぶ通りがあった。



よし、やっと見つけたぞ。ここが路上スポットだ。


でも不思議なことにこの19時のディナータイムに人があまり歩いておらず、どのレストランもお客さんがほとんどいない。


おかしいなと思いながらも、ここがベストスポットだ。

レストランの前の歩道で早速ムンバイ最初の路上を開始。


















他の町みたいな爆発力がないのが最初の印象。

コルカタとか他の町だったらソッコーでものすごい数の人だかりができるのがインドの路上だけど、ここではみんな足を止めて歌を聴き、サッとお金を入れてウィンクなんかして去っていく。



みんなすごく上品だ。


歌ってる最中に真横まで近づいてきて、ぬぅっと楽譜を覗き込んでくるような下品な人はここにはいない。



おかげでチップを入れてくれる人の数は多くはないけど、ただ単価が高い。


おばさんが1人で200ルピー入れてくれた時には驚いた。320円だけど、インドではかなりの金額だ。



話しかけてくる人はみんな流暢な英語を喋り、着ている服も高そうなものばかり。

こうした人たちがインドの経済を支えてるんだろうな。

















そんな人たちのエリアなので、もちろん物乞いもいる。

いつものように俺の周りに集まってきて、じーっと演奏しているのを見てくる。


まだ小さな子供である彼らは、俺がコルカタで見てきたストリートチルドレンたちと同じ年恰好だった。




「音楽は好き?」



「イエース!」



「もし一緒に歌いたかったら教えるよ。」



「うーん……………いいかなー…………」




微妙な反応をする汚れた服を着た女の子。

やっぱりここでも子供たちはそこまで音楽に興味がない。



こういうこともあるだろうと、バッグの中にはリコーダーを入れてきていた。

チラッとバッグのほうを見る。






ここでこの子たちにリコーダーをあげるのは簡単だ。

きっと大喜びして笑顔になってくれるだろう。



しかしコルカタでのことがある。

あげたとしてもそれまでで、そこから練習をして一緒に演奏するところまではもっていけない。


ではいきなりあげるんじゃなくて、昼間の彼らの仕事時間以外に、彼らの住んでる場所にリコーダーを持って行って教えることはできないだろうかと考える。


しかし興味がないと言ってる子たちに無理やり教えるのも違うんじゃないかと躊躇してしまう。







それに彼女たちの手にはジャスミンの花飾りが握られていた。

インドの女の人たちが髪に飾る花だ。とてもいい匂いのする天然の香水だ。


俺も大好きで、何度もカンちゃんに買っている。



この子たちはこの子たちでちゃんと物を売ってそれを対価にして稼いでいる。

立派な商売だ。



音楽を教えるよりも、素直に彼女たちから花を買うことが1番の助けなんじゃないだろうかって思えてくる。



ウダウダ考えていたら女の子たちはキャッキャと笑いながら、また次のお客さんを探して歩いて行った。

















21時を過ぎてから目の前のお店のスタッフさんがなにやら店の前に椅子を並べ始めた。


なんだ?と思ったら、次第にお客さんが集まってきて、すぐに満席になってその表の椅子に座って行列を作った。


ムンバイではどうやらディナータイムが遅いらしく、21時過ぎからが賑わう時間帯のようだった。


そんな行列を作ってる人たちが目の前に大量にいる中で歌っていると、どんどんチップが入る。



そして言葉は違うけど、タミルで覚えたネンジュックルペイディドゥムはやはりウケた。

知らない言語でもインドの歌だということは分かってもらえるようだった。




















「ハーイ!!待った!?それじゃあ行きましょ!!」



21時半になってルチちゃんがやってきた。

1時間前に話しかけてきて、俺たちが旅してるということに興奮してすぐに仲良くなり、路上が終わったらご飯行きましょ!!ということになっていたのだ。



というわけで路上は2時間で終了。


あがりは1330ルピーと1ドル。計2300円。









生粋のムンバイっ子で、イケイケの23歳というルチちゃんは体のラインの出た洋服を着たオシャレさん。

お酒が大好きでクラブが大好きで、インド人ってあんまりお酒とか飲まないのかと思ったよと言うと、そんなのブルシットよ!!古臭いインドよ!!と言うようなイマドキな女の子だ。


俺が歌ってる間でもカンちゃんが相手をしてくれるのでかなり助かる。



















そんなルチちゃんが連れて行ってくれたのは、ビーチにあるローカルの屋台街だった。





海の家というか、ビーチに様々な軽食の屋台がひしめいており、暗い砂浜がこうこうとライトで照らし出されていた。


さっきの優雅なレストラン通りとは違い、ミドルクラスの人たちがワイワイと夜のビーチで時間を過ごしていた。

まるで夜祭の賑わいだ。




「私は結婚はしないわ。結婚は女性にはリスクが高いわよ。子供を作って家を買って生活に追われて。私はバリバリ働いていたいわ!」




かなり先進的な考えをもったルチちゃん。でもこれもまたインドの現実の一面なんだろうな。

カデルのところのような田舎の文化とは大きく違うんだろう。日本でもそうであるように。
























簡単なインディアンピザを食べ、それから波打ち際まで行って、ゴザレンタルのおじさんにゴザを敷いてもらって砂浜に座り、ルチちゃんといろんな話をした。


この弧を描くビーチの夜景は、クィーンズネックレスと言われていて、夜の闇に浮かび上がるネックレスのような光の連なりがとても綺麗だった。


潮風が気持ちいい。










すると、そこにまた花飾り売りの少女が近づいてきた。

その子は花を売るというよりも、お金を恵んでくれと言う切ない目をして俺たちの前から動かない。


ルチちゃんがムンバイの言葉で何かを言うと、少女はまたどこかへ歩いて行った。




「あの子たちはなにもしてないわ。フミはパフォーマンスをして稼いでる。お金がないからとか、お腹が空いたからというだけでは私はお金をげたくないわ。花を売るのはいい仕事だけどね。」



「そうだよね。俺、あんな子供たちのために日本から笛を持ってきたんだ。音楽をやって稼げばいいんじゃいかと思って。」



「フミ、ダメよ。彼らに笛をあげても捨てるか売るかで終わりよ。それよりも孤児院とか盲学校とかそういうところに寄付したほうがいいと思うわ。盲の子供は音楽の感覚が優れてるしね。」







きっと、どこの国でも人々は同じようなことを考えるはず。

この貧困や格差をどうすればいいのか。


どうしてもわからん。

なにが1番正しいことなんだろうな。












「あ!もうこんな時間だ!!帰らないと!!」



話し込んでいたらいつの間にか時間は24時前になっていた。

急いで駅に向かい、電車に乗り込む俺たちを最後まで見送ってくれたルチちゃん。



電車の中にはこの時間でもたくさんの人が乗っていた。

東京の最終電車のように。





ムンバイ、初日から濃いな。









~~~~~~~~~~~~~~~~~




ミャンマーの宿をアゴダでとってくださったかたがいました!

素敵な旅になることを願っております!

ありがとうございます!








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金丸文武
プロフィール
宮崎県出身。路上演奏の稼ぎのみで日本一周、世界一周を達成。今も世界のどこかを放浪中。

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